2025/11/27　MaNaMaNa、文坂なの、CUBΣLIC、ピューパ!!、可愛いって言わないと呪う！　原宿 RUIDO

木曜夜の「Great Hunting Night vol.108」。お目当ては文坂なのさん。立ち位置はフロアのほぼ中央、センター4列目あたり。たまたまだがステージの0番がきれいに見通せたのはありがたかった。CUBΣLICの時はファンが一気に増えたのでいったん下手端まで移動。その後は再びセンター後方で。

○「MaNaMaNa」　ライブを見るのは約半月ぶりで8回目。1人でのステージ。セットリストは、「私がお金持ちになっても」「やめたいッ！」「タイムトリップ」「LO-OK」「ORANGE VIBES」「ゆらめきヘジテイション」…の全6曲。（公式SNS参照）
賑やかな盛り上げナンバーと聴かせる感じの曲が半々。リリースされたばかりの新曲「タイムトリップ」は後者。モダンなクラブサウンドのミディアムナンバーでラップパートも。続けて歌ったR＆Bっぽい「LO-OK」も彼女の声質、歌唱力が生きている。全体に一曲あたりが短めでどんどん次へいくテンポのいいステージ。途中で「これってショートバージョン？」と思ったくらいだが、実際にそうだったのかはよくわからない。最近の傾向としてもともと短い曲が多いということなのかな。約22分。

○「文坂なの」　ライブを見るのは5日ぶりで70回目。1人でのステージ、セットリストは、「ブルー・リライト」「ため息さえも」「初恋と呼ぶくらい」「ハイファイ・スタイル」「LATE SHOW」「AYASAKA」…の全6曲。
4枚目のEP「CITY」リリース翌日のライブ。新作から聴けたのは2曲。まずオープニングで「ブルー・リライト」。ライブでは4回連続、サブスクも配信開始となったので自宅でも超リピート中。前回「聴けば聴くほど好きになる」的な感想を書いたけど、この日もそんな魅力があふれていたね。もはや「CITY」のリード曲ではないかと思ってしまうくらい。2曲目以降もその余韻を受けて、"夜"をイメージさせるミディアムナンバーを中心に。その中でアクセントになっていたのが、もう1曲のEP収録曲「初恋と呼ぶくらい」だろう。ライブ前、SNSに「今日のセトリお気に入り」と投稿していた文坂さん。全曲聴き終わって、そう言いたくなるの「わかるわ〜」と思った。ラストの「AYASAKA」で空気が一気に変わるところまで完璧に計算されてたんじゃないかな。
衣装は、彼女らしい花模様がプリントされたワンピース。緑＋金色の花…に見えたのだが、翌日通常の照明下で見たら、実際は青＋ピンクの花だった。どっちにしてもきれい。ロンググローブとストッキングがメッシュで統一されてるのもポイント。
MCでは「ついに上京しました！」と東京に拠点を移したことも報告。前日SNSでも発表してたので、多くのファンはもう知ってた感じだったね。最近は月の半分くらい東京にいることもあったので機は熟していたのかもしれない。今はいろんな意味で気合も入ってるはず。ますます注目していきたい！ 約25分。

○「CUBΣLIC」　ライブを見るのは約2カ月ぶりで13回目。メンバー4人でのステージ。セットリストは、「多分maybeおそらくきっとそう」「BABY!BABY!」「のってけエクスプレス」「晴レトキドキ」「Flip-Flop」「微レ存ガール」…の全6曲。（公式SNS参照）
前回、「下手端、意外とさーたんポジかも…」と書いたのだが、この日見たのも下手端。特に意識したわけではなく、ペンライトを持ったCUBΣLICファンが一気に増えたフロア中央を避けて移動しただけだったのだが…。いずれにしても、またしてもさーたんこと朝美咲那さんを近い距離からたっぷり見ることができた。ビジュアルも動きもかわいすぎた。あと、かわいいといえば黒川音さんのボブヘアーも。ちょっとイメージ変わったよね？ めっちゃ似合ってた！ ステージは全曲ノリノリの楽しいナンバー。動員もたぶんこの日いちばん多かったのではないだろうか。約24分。

○「ピューパ!!」　ライブを見るのは約10カ月ぶりで7回目。メンバー3人でのステージ。セットリストは、「It's too late」「Apricot!!」「淡い嘘のアクア」「Vanilla」「maboroshi」「ぼくらのおやつ」…の全6曲。（公式SNS参照）
ちょっとインターバルがあいた間にメンバーでいちばんなじみがあった瞬こやさんが脱退。現在は3人体制となっている。ピューパ!!といえばギターポップ…というイメージがあったのだが、最近は徐々にダンサブルなエレポップやシンセポップ、クラブサウンドなどにシフトしていっている印象。この日も中心になっていたのはそっちのタイプの曲だった。とはいえギターポップ的なエモーショナルなナンバーも中盤で聴けたね。ここは振り付けも個性的で印象に残った。約25分。

○「可愛いって言わないと呪う！」　ライブを見るのは約1年ぶりで2回目。メンバー6人でのステージ（1人休演）。かわのろのプロデューサーは、2010年代に何度か見たことのあるバンド「ぽわん」の中心人物だったメイビーモエさん。グループ名はぽわんの代表曲「かわいいっていわないと呪う」から。ぽわんはアイドルをモチーフにした曲が多かったし、モエさん自身エリボンのサポートをやっていたこともあるくらいなので、とても自然な流れでこうなっている感じ。この日も中華風の派手な衣装、ハイテンションな楽曲＆パフォーマンスで盛り上げてくれたね。まさに令和の王道路線！ もっと大きいステージで映えそうなスケール感もある。メンバーでは白の舞白ゆきだまさん、ピンクの櫻羽もちさんに注目。約25分。

前半はソロ2組。中盤以降はグループ3組。それぞれの良さがあったね。ファンが多かったのはCUBΣLIC、次いでかわのろ…みたいな感じだったかな。どっちも勢いがあった。平日の夜ではあったが、最終的にはほぼフロアが埋まるくらいのお客さんが集まっていた。

開演18時45分→終演21時02分。

2025/11/24　Ange☆Reve、Jewel☆Garden、Gran☆Ciel　秋葉原 AKIBAカルチャーズ劇場

「ArcJewelコンフィズールLIVE!」。AJの3グループが出演。チケットは一般で30番台。三連休最終日の夜帯…というタイミングのせいもあったのか、下手側ステージ前の女性専用席はお客さん少なめ。そのすぐ後ろ（3列目）の席を取れたので見通しは最高によかった。

○「Gran☆Ciel」　ライブを見るのは約1カ月ぶりで32回目。メンバー5人でのステージ。しえるをカルチャーズ劇場で見るのはおそらくはじめて。彼女たちらしい紺ストライプワンピースのシルエットを間近に見ることができた。セトリは、序盤にわからない曲もあったけど、3曲目以降が「Answer」「ちいさな夢」「We Can」「シキサイ」…みたいな並びだったかな（全6曲）。
しえるは、半月ほど前に麻乃愛可さん、松谷祐果さんの年内一杯での卒業を発表している。前回「小林夢叶さん＋麻乃愛可さんのツートップの形ができた」と感想を書いた直後だけに、少なからず驚かされた。この日はそのニュースを知ってからはじめて見るステージでもあった。SNSなどでは「年末の現体制ラストステージまで全速で駆け抜ける」と表明しているメンバーたち。ライブ前半はやや硬さも感じられたが、エモーショナルな「ちいさな夢」以降の後半は、しえるらしい爆発力を感じさせてくれるステージとなった。告知された最後のライブは大晦日。いろんな都合で行けないファンもいるかもしれないと思うとちょっと切ない。約30分。

○「Jewel☆Garden」　ライブを見るのは約1カ月ぶり。ジュエガ6人＋ジュエガスプラ4人でのステージ。セットリストは、「ギュッとSTAR!!」「Jewel」「Garden Dream」「MI☆RA☆I☆へ!!」「ロケットパラダイス」「いくぞ革命GIRL」「HIGH JUMP!!」…の全7曲。
最初の2曲はスプラの4人だけで。中盤からの5曲はジュエガ（Lily）の6人＋スプラからのアンダー2人…の8人で。衣装はおなじみのミントグリーン。最初から最後まで勢いのあるパフォーマンスを見せてくれた。というかこれ、「セトリがずるいわ〜」と言いたくなるくらいわかりやすい沸き系ナンバーの連発なのである。特に終盤のるーじゅ曲「いくぞ革命GIRL」は久しぶりでテンション上がったし、ラストの「HIGH JUMP!!」はもう鉄板という感じ。途中MCなしのノンストップで爽快感もあったね〜。みんなステージに食らいつく気迫があって、それが見てる方にも伝わってきた。約30分。

○「Ange☆Reve」　ライブを見るのは約1カ月ぶりで99回目。メンバー5人（星みのりさん休演）＋アンダー1人（ジュエガの宮瀬みかさん）…6人でのステージ。セットリストは、「Kiss me Happy」「リトルピ」「黄昏抱いて、君ヲ想フ」「Reality」「運命的％」「恋愛☆下剋上!」…の全6曲。
萌木色の「Lovely!」衣装で登場。言われても「たぶん見たことないな…」というくらいのレアビジュアルだったね。転換に若干時間がかかったのは、アンダーの宮瀬さんがジュエガからの連投で、衣装チェンジが必要だったためのよう。2グループ11曲に出演。この日のMVPだったかも？
ビジュアル面ではゆったんこと優木ゆうなさんのボブヘアーも印象的だった。SNSの写真などでさかのぼると、前回見た時にはもう切ってたみたいだけど、その時はハロウィンのコスプレに気を取られてて記憶がない。この日あらためて見て「いいわ〜、似合ってるね！」となっている。今のあんじゅれには他に髪の短いメンバーがいないし、ゆったんのはっきりした顔立ちとボブの相性はめっちゃいいと思った。ボブ好きは要注目やね。
セトリでは「黄昏抱いて、君ヲ想フ」を現体制ではじめて見た。全体を通して三丸結愛さんのボーカルの存在感にも気づかされる。歌の面で重要なメンバーになっていきそうだ。ラストの「下剋上」でこの日タイトルを叫んでたのは梓奈ふゆこさん。思い切りがよかった。本来の7人体制での公演できてない状況が続いてるけど踏ん張ってほしいな。約30分。

AJ定点観測にちょうどいいイベント。三連休の楽しい締めくくりになったね。いちおう指名がいちばん多かったグループはカルチャーズ劇場で単独公演ができる…という企画でもあるのだが、前年秋の同じ企画も結局どこが勝ったのかわかってなかったり…。

開演18時30分→終演20時05分。

2025/11/22　星野みちる　渋谷 タワーレコード6F（インストア）

「星野みちる『20 Colors』リリース記念インストアイベント」。11/19にリリースされた20周年ベストアルバムのリリイベ。会場は6Fのアナログレコード売り場に併設されたイベントスペース。観覧のみはフリーとなっている。定刻10分前に到着するとすでにお客さんぎっしり！ 上手側後方のわずかな隙間にすべりこんだ。ステージはチラッと見えたり見えなかったり…。

前半は、星野みちるさん、サリー久保田さん、佐藤清喜さんの3人によるトーク。進行役はサリーさん。楽曲のプロデュース、ジャケットデザイン、アレンジ…など、さまざまな面で星野さんの作品づくりをサポートしてきたふたりがゲストだけに、いろいろと貴重な裏話が聴けたね。
「20周年。こんなに長く歌い続けられると思ってなかった」「ベストアルバムにはAKB時代のソロも収録。でも五井道子の曲は許可が出なくて断念」「VIVIDの1枚目『い・じ・わ・る・ダーリン』はスリーヴだけ。予算がなかったのでは」「初期の宇宙人の衣装は何だったのか」「1stアルバム『星がみちる』のジャケットは宇宙人なのに高尾山で撮影」「転機になった曲は『夏なんだし』と『東京ディスコナイト』。注目された実感が」「ベスト盤収録の新曲『No Music, Yes Music』は候補曲の中から7inchにできそうな曲を佐藤さんがチョイス」…などなど。まだまだあったけど、覚えきれないし書ききれない。「普段音楽聴かないし、CDもすいぶん買ってない」みたいな話をタワレコでさらっとできるみちるさん最強！ 長い時間じゃなかったけど中身は濃かったね。約20分。

後半はミニライブ。バックトラックを使った1人でのステージ。セットリストは、「No Music, Yes Music」「ディスコティークに連れてって」「You've got mail」…の全3曲。
新曲2曲は、8月のワンマンでも歌っていた。でもその時はピアノ弾き語り。音源化するにあたってアレンジを一新し、「No Music…」がディスコ調のダンスミュージック、「You've got…」が爽やかなポップスに仕上がっている（アレンジは佐藤清喜さん）。どっちもめっちゃいいね。音楽をほとんど聴かないのにこんな素敵な曲を自分でつくってしまえる…やはり天才なのでは？ ちなみに「You've got…」は近くリリースされるシングル「No Music…」のC/Wになる予定だそう。約15分。

星野さんの衣装はグレーのトレーナー＋赤チェックのパンツ＋ベレー帽。リラックスしたスタイル。同じコーデの写真がワンマン入場特典のアクキーになる模様。終演後はちょっとした撮影タイムあり。さらにアンコールを求めるファンに応えてステージに戻った星野さん、「♪アンコールはないよ〜」みたいな即興のメロディーをアカペラで歌ってくれる。トークコーナー、ライブ中のMCも含めて彼女らしい楽しい空気感にあふれたイベントだった。

開演14時→終演14時40分。