2025/09/26　Ange☆Reve、Jewel☆Garden-Sprout!!　秋葉原 TwinBox GARAGE（ワンマン）

金曜夜の「Ange☆Reve単独公演〜平日えんじぇる〜」。チケットは優先と一般があったが、オールスタンディングでエリア分けはないみたい。迷わず一般で。ゆっくりめの入場だったが下手寄り3列目くらいの立ち位置を確保できた。ステージがけっこう近く、見通しもまあまあよかった。

○「Jewel☆Garden-Sprout!!」　オープニングアクト。ライブを見るのは約3カ月ぶりで8回目。メンバー4人でのステージ。セットリストは、「ミラクル☆エレメンツ」「Kiss me Happy」「Jewel」…の全3曲。
この日は7月末に加入した新メンバー2人に注目してみた。一人目は望月彩乃さん。ステージでの表情がすごくいいね。自然に目が引きつけられるというか、ふと気づくと彼女の存在を探してしまう…そんな魅力がある。二人目は立花なつみさん。小柄でめっちゃキュート。現在高1でスプラでは最年少。あとでプロフィールを見たら誕生日が同じ！ 勝手に親近感をおぼえている。ふたりともアイドル経験者みたいで、すでにグループに溶け込んだ、しっかりしたパフォーマンスを見せてくれていた。短いステージではあったけどかなり好印象。約15分。

○「Ange☆Reve」　ライブを見るのは約1カ月ぶりで96回目（現体制では3回目）。メンバー4人でのステージ（月野澪香さん休演）。セットリストは、「絶対リメンバー」「リトルピ」「勇敢な恋のセレナーデ」「堕天使の心モヨヲ」「Reality」「キミエモーション」「Starry Light」「イトシラブ」「恋愛☆下剋上!」…の全9曲。
1カ月ぶりのあんじゅれ定点観測。この間にけっこういろんな動きがあった。まず、新メンバー2人の加入が発表されている。9/28のお披露目ライブから7人体制になることに。一方、数日前から体調不良で休演している月野さんについては、回復まで活動休止扱いとなり、その間はジュエガとスプラからアンダーメンバー3人が交替で応援に入ることとなった。無理に急いで復帰させるのではなく、ちゃんと治した方がいいという判断だろう。アンダーも28日からなので、4人でのライブはこのタイミングならではのレアなステージとなった。
単独公演なのでセトリの曲数も多め。はじめて聴けた曲も4曲あったね。「リトルピ」「堕天使の心モヨヲ」は代表曲なので当然くるよね…という感じだけど、「キミエモーション」「Starry Light」あたりはもう少し先になってもおかしくないと思っていた曲。早々にレパートリーに組み込んでくれたのはうれしかった。1人少ないステージにもかかわらず、パワー不足は感じさせなかったね。2曲連続でやった堕天使ナンバーもいい雰囲気。「イトシラブ」のセリフ「大好きなの！」はゆったんこと優木ゆうなさん。ラストナンバー「恋愛☆下剋上!」の長ゼリフも続けて担当。
この日は「歴代衣装の中から各自が着たいものを選ぶ」という企画。なので見た目はバラバラなのだが、個人の好みが出てておもしろかった。初季さんは推しメンだという小泉かのんさんのピンク衣装でうれしそう。梓奈ふゆこさんは安藤笑さんのラベンダー衣装で「布が少ない」みたいな感想。他にMCでは、特典会の最後尾札が当たる抽選会など。約55分。（アンコールなし）

メンバーが一新された現体制のあんじゅれ。楽曲は同じでもグループとしてはまったく別物なので、名前に何か区別できる要素を加えてもよかったかも…とふと思った。ももクロの「Z」みたいなもの。今そうしてないということは、今後もこのままなのだろうが。7人での新体制もできれば早めに見たいね。

開演19時→終演20時11分。

2025/09/25　なんちゃらアイドル、彼女のサーブ＆レシーブ、文坂なの、牛山もも　下北沢 mona records

木曜夜の「LOLIPOP」。お目当ては文坂なのさん。入場順は遅めだったので、この日も最初は立ち最前狙い。ところが、ふと見ると通路際のいちばん後ろの席があいていた。この会場の通路際＝最下手はステージに対してほぼセンターになる。そんなわけで椅子席4列目（下手端）で。見やすさはまずまずかな。

○「なんちゃらアイドル」　予備知識なしでの初見。メンバー2人でのステージ。衣装は赤＆青のちょっとクラシックなラインのワンピース。楽曲はギターポップ的なロックがメインで、曲によって軽快なラテン、音頭っぽいリズムなどで変化をつけてくる感じ。持ち味はノリがよくてくだけた雰囲気のキャラクターやゆるっとリラックスしたパフォーマンスかな。ジョーク多めのおもしろトークやファンとのやりとりなども、どことなく芸人っぽさを感じさせる。プロフィールを見ると活動歴はもう10年以上。この日も常連と思われるお客さんがしっかり盛り上げていた。全6曲、約28分。

○「彼女のサーブ＆レシーブ」　ライブを見るのは約1カ月半ぶりで7回目。メンバー2人でのステージ。セットリストは、「STILL BE SHINE」「MUSIC IS MAGIC」「カノサレの！気楽にいこうぜ」「Cheerio!」「光速サテライト」「さよならサンセット」…の全6曲。（公式SNS参照）
おなじみの気持ちいいサウンドと爽やかな笑顔でのパフォーマンス。それだけでもう満点！ 衣装はダークグレイのテニスウェア。白文字のストライプがお洒落。ふたりのスタイルのよさを際立たせてたね〜。セトリ自体は、前回、前々回のライブとほぼ同じ選曲。たまたま曲がかぶった日にあたったのか、最新アルバムからの数曲＋代表曲…という組み合わせだと必然的にこうなるのかはわからないけど、欲をいえばもうちょい違うパターンも聴いてみたかったかも…。そこは次の機会に期待ということで。約30分。

○「文坂なの」　ライブを見るのは約半月ぶりで62回目。1人でのステージ。セットリストは、「新都市遊泳シルエット」「私以外の王子様」「俯かないで」「mermaid story」「ハイファイ・スタイル」「だけど、わたし、アイドル」「シャカリキ飲料」…の全7曲。
持ち時間めいっぱいに曲を詰め込んでくれた聴きごたえ十分のライブ。秋の訪れを感じる季節、さらに夜帯のステージ…ということで、全体にしっとり大人っぽい雰囲気のセトリだったね。前回見た生誕ライブの続きみたいな印象も。その中でもややインターバルがあいて新鮮だったのが「ハイファイ・スタイル」。4月以来なので約5カ月ぶりかな。この曲は、彼女のライブを見はじめた直後にリリースされたEPの表題曲でもある。いわばファンになりたてのいちばん熱い時期の記憶がよみがえってくるサウンドだ。間奏で客席に語りかけるパートも健在。あらためてエバーグリーンな魅力が感じられた。
ラストは最新曲「シャカリキ飲料」。メロウな流れから一転、まさにアンコール的な一曲！ 生誕でのお披露目に続いて2回目だったね。初回ではいかにも佐々木喫茶作品という感じのスピード感と奇想天外な歌詞が圧倒的だったのだが、再度聴いてけっこうイメージが変わった部分も。これ、基本的なノリは1920〜30年代あたりのクラシックジャズなのでは？ ホットジャズ、あるいはジャンプブルースっぽいビッグバンドを高速化してデジタル化した感じ。単に明るい曲というだけでなく、文坂さんの音楽の幅を大きく拡張するナンバーにもなってるのではないだろうか。これは早く音源でも聴きたい〜。衣装は生誕でマナマナさんに貸し出してた赤の花柄ワンピース。本家の着こなしはやっぱ素敵。約29分。

○「牛山もも」　ライブを見るのは約半年ぶりで2回目。1人でのステージ。セットリストは、「Family」「Shine on」「No.6」「散歩」「Loveable」「STARS」…の全6曲。（公式SNS参照）
前回は「歌のおねえさんみたい」といった感想を書いたけど、この日はずばり「清楚系ソロアイドル」の印象。ビジュアルもセトリも大きくは変わってないと思うのだが、なんか華やかさが一気に増していた。もとより歌のうまさや振付師としても活動しているダンスの腕前は確かなもの。ダイナミックなブラスがきいた「No.6」でも、バックのサウンドにまったく歌い負けしない。彼女が「みそ汁ミュージック」と名づけた、フォーク調で温かみのある「散歩」「Loveable」も、ポップ曲とはまた違う魅力が感じられた。クオリティの高いソロアイドルのライブとして聴きごたえ十分だったね。MCでは「今はわくダン、ごいっぷる…などユニット活動の方が多くて、ソロライブはけっこう久しぶり…」みたいな話など。約30分。

4列目とはいえセンターゼロズレの席。文坂さんの時には正面に向けた指差しとかがばんばん飛んできておいしかったね〜。ただ、この会場の椅子はけっこう固いので終盤になると若干すわっているのが辛くなることも。スタンディングで足が疲れるのとどっちがいいか、究極の二択。

開演19時15分→終演21時30分。

2025/09/21　EMOE、CUBΣLIC、原宿眠眠、異国のルミナリア　下北沢 近道

EMOE主催イベント「カガクハンノウ Vol.62」。お目当ては原宿眠眠。その他の出演者も対バンで出てたらうれしい…という感じのラインナップ。オールスタンディングで下手端2列目あたりの位置で。最前のお客さんがわりと間隔をあけてたのもあって見やすかったね。

○「異国のルミナリア」　「Dr.Usuiプロデュースグループ」ということだけは知っていたが、それ以外の予備知識なしでの初見。メンバー3人でのステージ。セットリストは、「異国のイノセンス」「革命∴黎明のヒロイン」「異国のエトランゼ」「異国のハオチーグリーティング」「絶対相対アイドル」…の全5曲。（公式SNS参照）
ステージはグループ名のファンタジーっぽさを体現するような詩？の朗読でスタート。最初の曲もまさに異世界ファンタジーもののゲーム音楽みたいなサウンドだ。2曲目からはそこにエレクトロなビート感、グループアイドルらしい沸き要素などが加わって一気に楽しいノリになる。MCの第一声は「コマンタレヴー！」。西洋風だけじゃなく、振り付けにキョンシーダンスをとりいれたチャイナ風の曲もあったりしてファンタジー解釈の幅広さも感じさせた。メンバーは3人とも健康的な元気キャラ。「この秋から新メンバー候補生6人がお披露目になります」と展開も大胆。コンセプチュアルでありながら尖りすぎない親しみやすさとのバランスがいいと思った。約24分。

○「原宿眠眠」　ライブを見るのは1週間ぶりで46回目。1人でのステージ。セットリストは、「私たちの魔法」「よいこのうさぎ」「bubbles」「タイムマシンはいらない」「東京は夜の七時」…の全5曲。
パステルカラーのキャンディー衣装。前半はみんみんさん本人もSNSで書いてたように「クラシック原宿眠眠」的な選曲。でもステージでのパフォーマンスは、リリース当時とは完全に別人！としか思えないほど大きく進化している。フロアのファンと目線やポーズでコミュニケーションしながら楽しそうに歌うみんみんさん。見てるとこちらもどんどん楽しい気分になっていく。この日も隙のないステージだったね。MCは半月後に迫ったアコースティックワンマンの告知など。この日はワンマン前としては最後のライブだったようだ。ラストナンバーは「東京は夜の七時」。この曲もアコースティックワンマンで聴けるのだろうか。純粋に1人での弾き語りなのか、サポートメンバーも加えてバンド編成でやるのかでアレンジも変わってくるだろうだが、希望をムチャ振りするとすれば、野宮真貴さんがライブ盤でやってるようなジャズアレンジなんかぜひ聴いてみたいところ。妄想が止まらない…。約23分。

○「CUBΣLIC」　ライブを見るのは約1カ月半ぶりで12回目。メンバー4人でのステージ。セットリストは、「シュガビタ」「DISCOHOLIC」「インターフェース」「TOKYO PLANET ΣARTH」「シーサイドタイムマシン（REMIX）」「ウェザー・リポート」「いえないっしょん」…の全7曲。（公式SNS参照）
オープニングからラストまでMCなし、曲間なしのノンストップライブ。それを2列目というこれまででもっとも近い距離から見ることができた。やっぱストレートに楽しい〜。このところ注目してるメンバー、さーたんこと朝美咲那さんも何度も近くまで来てくれたね。下手端、意外とさーたんポジかも…。このところCUBΣLICのライブの感想では、さーたん、さーたんとしか書いてない気がする。最近見てるかわいい系アイドルの中ではさくまるさんと二強かもしれない。このふたりのコラボユニット、どこかで実現したりしないものだろうか…。MCは全曲終わったあと。黒川音さんの「さっき楽屋でEMOEのさくらさんに衣装（のほつれ）を縫ってもらったんですよ…」という話など。約26分。

○「EMOE」　ライブを見るのは約1カ月半ぶりで5回目。メンバー3人でのステージ。セットリストは、「Scar」「Invisible」「燃える夜」「レラリンルンリンラン」「予防接種のすゝめ」「1秒間」「ぎゅーってしてあげるね」…の全6曲。（公式SNS参照）
前日がお披露目だったという新衣装で登場。シルバーと透明素材の組み合わせが未来的。同時にあちこちに飾りがたっぷりついたロマンティックな要素も。メンバーカラーも淡い色使いで上品な仕上がりだ。きれいな衣装なのだが、オープニングからエモーショナルなダンスで魅せていくEMOEなので、「ひっかかって壊れたりしないかな…」と少し心配にもなってくる。実際に衣装が破れたりすることはよくあるそうで、「すぐなおせるように針や糸を常に用意してるんです」とさくらさん。直前のCUBΣLIC・黒川さんの衣装をなおしてあげた…という話にちゃんとつながっているのだった。ライブはいつものようにパッションを感じさせる密度の高いもの。最新曲「1秒間」も聴くことができた。約28分。

この日の会場・近道の内装。ステージ上の照明器具などがライブハウスというより、モナレコなどカフェ的な店の雰囲気に近くていいよね。それでいてスポットもちゃんとあって明るさも十分。モナレコの上位互換といった趣きでけっこう好きかも。4組で長すぎず、短すぎずのいいイベントだったね。

開演11時45分→終演13時34分。