2002/04/28　MABLE TONE　渋谷 タワーレコード（STAGE ONE）

ビーイング系アーチストのライブイベントは珍しいなと思って、気に留めていて見てきました。当然初見。渋谷タワレコ地下のイベントスペースで、約35分で6曲という内容でした。

オープニングは、2ndシングル収録の2曲「Life is」と「RESTART」から。やっぱ、このへんの曲のイメージが“MABLE TONEらしさ”…という感じかな。1曲目などは、多少録音も併用していたけど、基本的にはバックの男性による3Pユニットの演奏。けっこう密度のあるサウンドは、どこか切迫感・哀愁味があって、ボーカルの雰囲気とともに、個人的にはけっこう気に入ってます。
ボーカルの美南トモは、小柄ながらパワーもあるし（若さだよね）、この日は、久しぶりのライブということで、やたら気合いが入ってました。衣装もヘソ出し系で。(^v^)　最初、ちょっと緊張していたかな、という感じだったけど、2曲目からは、ほぐれてきて声もよく伸びるようになってきた。ただ、飛ばすアップチューンに比べてミディアム系の曲は、まだまだ修行が必要という印象もある。

終演後は、「メンバーが出口でお見送りします」という小劇場風のサービスあり、ようするに握手会です。しかし、こういう男女混成バンドの場合、男性のメンバーが男の客に握手するのって、あんまり気が進まないんじゃないかな…とは思ったものの、ホールゆえ握手せずには出られない構造になっており、私も握手して帰りました。(^v^;;　ま、最後がトモさんだったから良かったけどね。

2002/04/25　bice　新宿 タワーレコード（インストア）

平日の夜のイベント…ということで、仕事場を抜け出して駆けつける。新宿は近いので、こういうことも出来るのです。アルバムのプロモーションだから、当然、終わったあとに「サイン会」もあったのですが（しかも参加券ももらってた）、ちょっとそっちは断念。

さて、ステージの方は、3人のサポートメンバー（ギター、ベース、パーカッション）を加えてのもので、かなりちゃんとしたバンドという感じ。bice自身もキーボードとギターを持ち替えながらの演奏でした。まあ、ステージが狭いので、ドラムスではなく“パーカッション”という感じのセットでしたが、ベースはちゃんとウッドベースで、前回SHELTERで聴いた時と、けっこう近い雰囲気。アルバムから5〜6曲演奏しました。ギャラリーは70〜80人くらいかな。biceさんの衣装は、上が生成りっぽい色のシャツ＋下はデニム系のロングのスカートでした（←ちょっと不確か。近くでは見れなかったので…）。

開演19時→終演19時30分。

2002/04/17　Swinging Popsicle、Hicksville、bice　下北沢 SHELTER

ポプシクル・プレゼンツのイベント「Add Some Music to Your Day Vol.4」でした。個人的には、bice が見たい〜というので行ったわけですが。(^v^)　18時30分OPEN〜19時STARTの予定でしたが、19時前に到着してみたら、まだ店の前で行列状態。結局、45分押し開場→30分押しで開演…という感じでした。

○「bice」　ちょうどこの日は、2ndアルバム「let love be your destiny」のリリース日。というわけでレコ発ライブとなったのでした。サポートは、ds＋g＋kyd＋b(w)の4人。bice自身もキーボードとギターを持ち替えながらの演奏で、出演者が3組と時間的に余裕があることもあって、約40分で9曲（くらいだよね？）と、聴き応えのあるステージでした。演奏したのは、当然のことながらニューアルバムからの曲。
ウッドベースは、biceのライブではお馴染みみたいですが、やっぱ彼女の音楽の空気感にあっている。ほとんど宅録＆ちょっとメランコリックな気分でつくった…というアルバムの雰囲気を再現する演奏は、微妙に繊細なもので気に入りました。SHELTER…というより、やっぱアストロとかFABが似合いそうな気がする…なんて思ってたら、4月末から5月にかけて、その両所でライブがあるのだった。行くしかないか…な？(^v^;;　それにしても、biceさん、カワイすぎです。

○「Hicksville」　セットチェンジになぜか30分もかかり、お客さんの足がちょっと疲れてきたところに登場。しかし、演奏が始まるなり、その有無を言わせぬ音楽の魅力で、店の空間すべてをワシづかみ！…なんかそんな感じでしたね。女性ボーカル＋男性2人のアコースティックギター2台、というシンプルなトリオ編成。しかし、繰り出すサウンドは、変幻自在とはまさにこのことか、という実に深く広大な音空間を作り出していきます。体型もカンロク十分のお姉様による、ソウルフルでパワーにあふれ、なおかつ暖かみも感じさせるボーカルの見事さ。そして、男性2人のギターの強烈なうまさ！　なんていうのか、渋すぎる！　ビジュアル的には、ごく地味なだけに、その落差もまた楽しいし、すっとぼけた感じのMCも笑える。実に余裕を感じさせるステージングでした。個人的には初見だったのですが、大変よいものを聴かせていただいた、って感じでした。

○「Swinging Popsicle」　この日のホストバンド。女性ボーカル、ギター、ベースの3人＋サポートのドラムスの編成で登場。最初、レゲエ〜4ビートのひねりの効いた曲からスタートし、しだいに持ち味だと思うポップな曲へ…という構成でした。サウンド的には、わりと正統派のTOKYOスタイルポップという感じですが、ベースのメロディックなアプローチはけっこうポイントになっているのでは。そして、ボーカルも、この日は本当に三者三様というか、ウィスパー系のbice、ダイナミックなHicksville、そしてどこか泣きが入ったメロディー（←そこが、TOKYOスタイルならでは！）をうまく表現するポプシクル…と個性がきわだって楽しめました。biceとはまた違う意味でキュートだったしね。

最後は、恒例ということで「ジャムセッション」。「ヴィーナス」を3組勢ぞろいで演奏。Hicksvilleのギターの人は素晴らしいショーマンシップでした。(^v^） 全体的には、3組とも、そこそこリリース実績のある出演者だったため、かなり見応えのあるイベントでしたね。プロらしさを随所に感じられました。約3時間の大充実イベントでしたが、時間がたつのを忘れて楽しませていただきました。

開演19時30分→22時30分。