2002/04/30　bice、MIKIKO、ROCKDALE　原宿 アストロホール

アストロホールの定例イベント「up-to-the-minute」ということで行ってきました。この企画は、チケットが500円（！）と超格安なのが魅力です。

○「MIKIKO」　オープニングアクトという感じで4曲、約25分のステージ。ソウル（一般的にはR＆Bとくくられてますが、やっぱコンテンポラリーソウルでしょう）系のバラードを歌う20歳のソロシンガー。バック演奏はキーボード1人＋打ち込みの音でした。一言でいうと、歌はかなり上手く声もいいので、すごく気持ち良く聴ける…という感じかな。ただ、それ以上の何があるのか、となると似たようなR＆B系女性シンガーは多数いるため、差別化するのが難しいジャンルなのかな〜、という気がしてしまう。メロディーもサウンドも非常に似た感じだし、ある意味で「演歌」のメロディーやサウンドがどの曲もほとんど同じ…というのに近い世界？　せっかくうまいのに惜しい気がしてしまった。

○「bice」　うーん、なんか完全に bice追っかけになっている自分がいたりするのですが…。(^v^;;　この日は、約45分のステージ。けっこう曲数も多く、少し前のSHELTER（下北沢）でのステージとほぼ同じ雰囲気でしたね。サポートメンバーも同じ顔ぶれで固めてましたし。この日の biceさんは、シンプルなグリーンのワンピース（ノースリーヴ）でかなりフェミニン系な衣装。髪もちょっと赤っぽかったような…。前の出演者が終わってセット替えの時には、自分でキーボードや譜面台を一所懸命にセットしていて、なんか妙にカワイイ気がしました。(^v^)
ところで、このところよくライブで聴いているわりに、いまいちスカッとしないので、なぜなんだろうと考えてみたら。それは、やはり新しいアルバムの収録曲ばかり演奏しているからかな、という気がしてきた。全体的に、やっぱメランコリックなテイストの曲が多いですからね。そう思うと、前作「Nectar」のカラフルな感じの曲も聴きたくなってきた。5月のライブは、セットリストも変わるみたいなことをMCでも言ってたので、ちょっと期待しちゃいます（…って、まだ追っかけるつもりらしい）。

○「ROCKDALE」　男性2人ユニット（Vo＋ag）＋サポート2人（kyd、eg）のステージ。チャゲアスから屈折とメロの良さを引いたような、やたらマッチョなだけの体育会系ロック。音楽的に特筆すべきことはないような気がしたけど、ゴメンなさい、好みじゃなかっただけです。

…というわけで、来月は我那覇美奈、伊藤サチコも出演予定とのこと。これまた楽しみです。

2002/04/29　るり　吉祥寺 伊勢丹新館屋上（吉祥寺音楽祭）

ゴールデンウィークの吉祥寺を彩るイベント「吉祥寺音楽祭」の催しのひとつとして、タワーレコード吉祥寺店の仕切りで行われました。伊勢丹の新館屋上は初めて行ったのですが、けっこうちゃんとしたステージがあり、花壇もきれいで良いイベントスペース。この日は天気も快晴…で、ついつい軽装で出かけたら、夕方から風が冷たくなってきて、凍えながら聴いてましたが。(^v^;;

さて、るりさんはCDの試聴とかで知ってはいましたが、ライブは初見。アコースティックギターの弾き語り＆サポートにキーボード＋バイオリンの3人でのステージでした。ある程度は知ってはいたものの、演奏が始まると思わず笑っちゃうくらいの（失礼！）暗〜いフォーク調の曲。70年代、中央線…というイメージそのままで、哀愁を帯びたバイオリンの音色が、かつてのかぐや姫やグレープを思い出させます。ボーカルは、これまた森田童子をややナチュラルにしたような澄んだトーンで、いっそう悲しさがつのってくる。オリジナルアルバムのタイトルが「セツナカゲロウ」というくらいで、「切ない」＋「かげろう」（←儚いものの代表）のミックスなだけに、もう確信犯なのですね。
ステージは、50分で9曲くらい演奏し、かなり聴き応えのあるもの。MCは、意外にも関西弁で訥々としたトークです。曲のなかには、リズムのしっかりした曲もあり「ボクノホシ」「ワンピース」などは、切ないだけでない要素も感じさせてました。全体的には、暗いけどイコール悪いという印象はなく、こういうジャンルの音楽として趣向は楽しめた…という感じかな。ちなみに、生のるりさんは、暗い曲が好きなわりには、切れ長の目が印象的な、かわいらしい感じの人であります。

2002/04/28　12.ヒトエ　原宿 アストロホール（ワンマン）

前の日にネットでチェックしたら「当日券もあり」と出ていたので、前月に引き続いて当日券での参戦となりました。この日は、2ndシングル「レントゲン」のレコ発ライブ。
この「レントゲン」が、TBSの昼ドラのテーマ曲になっているということで、取材関係もかなり入ってのお披露目ステージという感じかな。なにしろ、2曲目がいきなり「メンバー紹介」で、これが「会員番号の歌（by おニャン子クラブ）」じゃないけど、一人一人を紹介していく曲になってたりする。しかも、メンバーが12人だから、2曲目が終わった段階で開演から30分近くが経過してたりして…。それとは別に、メンバートークのコーナーもあるのだけど、これも時間がかかりますよね。でも、このグループの場合、MC担当のボーカル2人のかけあいが大変おもしろいので、けっこう楽しめます（特に、はなちゃんの天然っぷりは素晴らしい！）。演奏した曲自体は、わりと先月と同じというか、やはりこれだけメンバーが多いと、パートも複雑だし新曲を増やすのも大変なのかもしれない。75分のステージ。

終演後、帰ろうとしたら「お帰り前にメンバー全員で握手会をしま〜す」ということで、ぬわんと同じ日に渋谷タワレコで見た「MABLE TONE」に続いての握手会参加（ホールだから出口は1カ所しかないから勝手には帰れないしね）。皆さん、ライブ後にお疲れさまでした。