2002/05/25　moo-Chies、bice、HOW　表参道 FAB

HOWプレゼンツ企画だったのですが、個人的には biceさん目当てで行ってきました。いずれも女性ボーカルバンドということで、いい感じです。

○「moo-Chies」　ピアノトリオで“お散歩ミュージック”という自己紹介だったので、ゆったり＆のほほん系サウンドかと思っていたら、意外と多彩な音楽性を持ったバンドで、すっかり気に入ってしまいました。キーボード（弾き語りボーカル）＋ドラムスが女性で、ベースのみ男性という3人組。ボーカルは、裏声っぽく軽く歌っている感じながら、地声はわりとドスが効いているので、歌にパワーが感じられる。キーボードに時折まぜるブルーノート系の音が気持ちよく、粘りのあるベース、軽いタッチのドラムスとのコンビネーションもまとまっていて、とっても私好みでした。非常にセンスの良さを感じましたね。バラード曲なども、ずっしり重くなるのではなく、じーんとさせる要素とさらっとしたクールさのバランスが良く、かつての佐藤聖子などのバラードを思い出してしまった。この日はデモCDも購入。まもなく正式デビュー盤も出るみたいで楽しみです。約25分。

○「bice」　春のライブラッシュも5月でいったん終了。この後、5/30（eggsite）もあるのですが、個人的にはその日は行けないので、しっかり聴いてきました。(^v^)　サポートメンバー（g＋b＋ds）は、若干の入れ替わりがあったものの、サウンド的にはそれほど変化はなく、約40分間のステージ。お楽しみのファッションですが、この日はオレンジのワンピース（細かい水玉模様？）で、さわやか初夏系でしたね。最後は、キーボードの弾き語りでしたが、これがなかなか雰囲気Good！　個人的には、表参道〜原宿というのは、けっこう bice サウンドのイメージに合っている気がしていたので、先日のアストロ、この日のFAB…と聴けて満足でした。

○「HOW」　女性ボーカル（キーボード弾き語り）＋男性メンバー（ds、b、ag、eg）という5人組。この日のホストバンドで約40分のステージ。初見だったのですが、まずは全員の演奏力の高さが第一印象。特にドラムスは、メリハリのついた音、ピシッと決め所を押さえるタイト感がとっても気持ちいい。それ以外のメンバーも負けず劣らずで、かなり達者。軽くファンク系の入ったナンバーでは、疾走するグルーヴィーなノリがいいし、楽しんでやってる感じが伝わってくる。かつての“イカ天系バンド”的な空気感を強く持ったポップグループ…という感じでしょうか。ボーカルは、見た感じ派手さはなく清楚系のルックスなのですが、よく通る声で哀愁味もあり、聴かせます。ただ、全体にわりと似た構成の曲が多く、メロディーのおいしさ…という点でもっと改善の余地がありそうな気はするかも。

それぞれ充実した内容だったので、けっこう楽しめたイベントでしたね。

終演21時30分。

2002/05/25　はやしいと　新宿 タワーレコード（インストア）

NEWアルバム「フレアー」のイベント。音源の感じからすると、ウィスパー系ボーカルによるスローナンバー中心だったので、いかにも線の細い少女っぽい人…というイメージだったのですが、実際のいとさんは、かなり豪快系の、なんていうか中央線沿線の居酒屋とかで飲んでそうなタイプの方でした。(^v^)　MCもザックバラン調だしね。とはいえ、音楽のほうは、やはり少女性を強く感じさせる繊細なもので、この日は、ベース、ギターの2人のサポートを従えてのステージ。曲により自分でも小さなキーボードを演奏。特徴としては、メロディーにはあまり起伏がなく、淡々とした癒し系サウンドという感じ。約25分で6曲ほど。この傾向の音楽が好きな人にはいいのかと思ったけど、個人的には、もうちょっとエンターテインメント性に振れたサウンドの方が好きなんだよね〜、という印象が残った感じでした。

2002/05/25　organs cafe　原宿 Cafe NOLITA

アルバム発売記念のカフェライブ。CDはけっこう好きで聴いてたのだけど、なかなか生で見る機会がなく、この日が初見でした。会場は、原宿のカフェ（ルイードのすぐ近く）。ビルの2階でオープンテラスのある明るい店でした。

演奏はまず男性メンバー4人（g、b、kyd、perc）による「イパネマの娘」のインストでスタート。土曜日の午後のカフェに静かなエレピの音が流れ出すのは、なんとも気持ちのいい瞬間。この日は天気も良かったしね。そして、加藤沙果菜さん登場。白地に淡い花柄のワンピース…という、らしいスタイルでマイクの前に立ち、歌い始めます。「カカリア」「Nothing to Declare」「夏の匂い」など6曲。バックのメンバーは非常に余裕のある演奏だったし、また沙果菜さんの歌も柔らかくていい感じだったんじゃないでしょうか。
最近のシングル曲はなくて、時間も短かったので、終わった時に“もうちょっと聴きたい”感が残ってしまう。まあ、聴きたい人はアルバム買ってね…というフリーイベントだから、そのくらいでちょうどいいのですが。最後の2曲は、わりとテンポの速い曲だったためか、終わって引き上げる時に、ちょっと息をはずませて上気してたのがカワイイ！(^v^)　少しだけあったMCも控え目でいい感じでした。6月にも、代官山〜渋谷とあるのですが、なんか行きたくなってしまったよ。

ところで、Cafe NOLITA は音楽をやるための会場ではないので、やや死角があったのが残念。PAや照明のちゃんとした会場でも見たい…と思ってしまった。深キョン似のかわいい店員さんがいました。（^v^）

開演14時→終演14時25分。