2002/08/31　井手麻理子、dream、HΛL、WI☆TH、キーヤキッス、フルーツポンチ　お台場 ヴィーナスフォート（パレットプラザ）

エイベックスの夏の大型イベント「a-nation」。お台場の特設会場ではビッグネームが出演する有料ライブが行われたわけですが、同じ時間に、「a-nation meets Venus Fort」というフリーイベントも行われていました。個人的には、中堅〜新人中心のこっちの方がおもしろそうだったので行ってみました。
パレットプラザ（屋外の広場）の開演まで時間があったので、まずは屋内の教会広場のイベントへ。この日は、PAがちゃんとセッティングされていたので、前週の松下萌子さんの時にくらべると、音響はそうとう改善（当然か）。

○「井手麻理子」　ギター、ベース、パーカッションの3人のサポートメンバーを従えての演奏は、かなり洋楽テイスト。それもアメリカ南部的、野性的な味わいのあるもので、けっこう新鮮でしたね。4曲のうち2曲が洋楽カバー。ボーカルも貫禄。パワーも十分で、雰囲気としては、最近だと玲葉奈などが近い。エイベックスというイメージからは、ちょっとはみ出すサウンドでしょうか。ライブは久しぶり…とか言ってましたが、もったいないよ。ライブハウスで聴きたい人です。約20分。

この後、佐田真由美も出演…ということで見たかったのだけど、外のステージが始まってしまうので、やむなく移動。この日の天気は快晴。夕方6時過ぎ、ほどよく暗くなっていて雰囲気もGoodでした。

○「フルーツポンチ」　トップバッターは「おはガール」。中学生5人組で元気いっぱい。9月デビューのシングルから2曲でしたが、振りつけもきっちりしてあり、バトンをくるくる回すところなんか、カワイイのなんのって…。(^v^)　あっという間に終わったのが残念。約10分。

○「キーヤキッス」　激しいメンバーチェンジを経て、現在は4人で活動中。オレンジ系のへそ出し衣装で、音楽もダンスビート。いきなり“大人の時間”って感じっす。大山ルミさんも頑張ってるみたいだな〜。ライブで見るのは8年ぶりくらいか…？ 3曲で約15分。

○「WI☆TH」　こちらも女性4人のユニットで、同じくヘソ出し系衣装ながら、真っ白で若さ＆フレッシュさをアピール。この秋デビュー予定のシングルから2曲。…で、なんか見たことのあるコがいるなあ〜と思っていたら、「イマドコ」でおなじみの伊織さんじゃないですか！ 派手目なルックスのメンバーの中で、一人清楚系。でも、そこがいい。音楽的にはパラパラ系正調ユーロビート。かなり激しい振りつけのダンスを全員しっかり踊っていたのが印象的。約10分。

○「HΛL」　一転、スローナンバーでしっとり聴かせてくれましたね。キーボード、ギターのサポートメンバーがいたのもこのセットだけだし、たぶん生歌っぽかったのも彼女だけ（まあ、リップシンクロもひとつの芸なので、いいんだけど…）。全4曲、うち2曲がミディアム〜スロー系の曲。MCでは、「みんな元気ないねー」などと言ってましたが、普段とは客層違ってたかもね。(^v^;; 約20分。

○「dream」　この春まで3人ユニットで活動していた dream が、1人脱退＆6人増員…という、なんかやぶれかぶれなことになって登場。星条旗をデザインした、おそろいのタンクトップの衣装でずらっと並ぶと、さすがに迫力はあります。でも、基本はオリジナルメンバー2人＋バックダンサーという趣きかな。まあ、新メンバーは全員中学生みたいだし、キャリアも違うので仕方ない。次々とフォーメーションを変えながらの3曲。約20分。

それぞれ2〜3曲というショウケース的なイベントでしたが、楽器セッティングが必要ないので、インターバルもほとんどなく、スピーディーな展開で楽しめました。たまにはダンスもいいもんです（って踊ってたわけじゃないけど）。8月最後の日、個人的にはこの夏唯一の屋外イベント。

開演17時30分→終演19時30分。

2002/08/29　竹仲絵里　渋谷 タワーレコード（STAGE ONE）

この日のイベントは、前回に続きタワレコですが、渋谷「Stage One」ということで、サポートメンバー2人をつけた3人での演奏。入り口では、階段の上の方まで人が並んでおり、やはり集客力はけっこうあります。

1曲目は「my duty」。やはりここから入るのが正解でしょう。リズムボックスも使っていて、まさしくバンドでの演奏そのもの。期待していたグルーヴ感も十分あり、CD以上の充実感。2曲目「みずいろ」は、前回横浜で聴いたときはギター1本だったせいか、軽いサワヤカ系の曲…というイメージだったのだけど、やはりバンドでやると雰囲気も変わってくる。延々とうねるようなリズムが続く感じが良い。3曲目は、ライブ初出しというブルース系の曲で、意表を突く感じが新鮮で気に入りました。続いて「I need to be in love」、ラストは「ありがとう」。アンコールは、いちおう用意してあったみたいで、ギター弾き語りで「泣ける場所」でした。
全体に音に厚みがあったため、かなり迫るものがあり、ぜひ今後もこういうスタイルで聴きたい気がしましたね。ライブハウスへの出演時は、ぜひバンドで！ サポート陣も、ギターの人が曲によってはピアノを弾いたり、ベースもウッドとエレキを持ち替えたりして、けっこう変化に富んだサウンドだったしね。…で、ボーカルのことに触れてませんが、問題なくよかったんじゃないでしょうか。この日感じたのは、竹仲さんの場合、弾き語りよりも絶対バンドの中での歌の方が映えるタイプだっていうこと。細かいニュアンスよりも、ストレート感で勝負するかんじ。バックがバシッと支えると、より情感が増すような気がします。本編5曲＋アンコール1曲で約35分。

さて、衣装ですが、ジーンズ＋赤と黒の模様がついたノースリーヴ、髪はけっこう複雑な編み込みになってました。観客の中には、熱心にメモを取りながら聴く人が複数。コアなファンがついてるな〜。ちなみに、私は会場ではメモせず、外に出てから思い出すタイプです。(^v^)

開演19時15分→終演19時50分。

2002/08/25　松下萌子　お台場 ヴィーナスフォート（教会広場）

ヴィーナスフォート3周年記念イベントでのライブ。実は、ヴィーナスフォートには初めて行きました。(^v^;;　ようするに、ラスベガスなんかにあるような屋内テーマパーク型のショッピングモールなんですね。

松下萌子さんのライブは初見。エイベックスではアイドル的な存在ですが、実はbiceさんが数曲提供していたりして、ちょっと注目してました。歌もわりと上手いんじゃないか…と。この日は、1曲目「卒業」をはじめシングル曲全部を歌い、セットリストはかなり充実したものでしたが、問題だったのはPA環境でしょうか。もともと屋内で音がこもるような構造の会場なのに、この日は、ちゃんとしたPA設備をまったく組んでない状態。はっきりいって、私のイベント観覧史上でもワーストに数えられる音響の悪さでした。したがって、彼女にはけっこう気の毒な状況であり、個人的にもビジュアルを楽しんで終わるという結果となりました。
…で、そのビジュアルですが、この日は、ベージュ系のジーンズに、フリンジ付きのノースリの白Tシャツという夏らしいスタイル。写真で見るとそうでもないのだけど、実物を見て思い出したのは、渡辺満里奈。目が似てるのかな？　カワイイ女の子なのに、どこか少年の目。というところが良いですね。視線にやられました。歌っているとき、マイクを持ってない左手を胸元に当てるクセあり。集まったファンは約100名弱って感じでしょうか。次回はちゃんとしたPAの環境で聴きたいものです。全7曲で約40分。

ところで、「卒業」はどう考えても彼女のイメージに合わない。不思議な選曲だとしかいえません。

開演14時30分→終演15時10分。