2003/12/13　星村麻衣　渋谷 HMV（インストア）

ニューシングル「ビリーヴァー」のリリースを受けてのプロモーションイベント。個人的には、星村さんを見るのも初めてですが、なんとこの会場（渋谷HMV）でのイベント参加も実は初めて。これだけあちこち行ってるのに、今まで縁がなかったのがちょっと不思議…。

楽曲的にはバンドのイメージが強い彼女だけど、インストアなどイベント関係は、基本的にピアノ＋サポートのアコースティックギター1人というシンプルな編成で出演しているとのこと。この日もそんなアコースティック・バージョンでの演奏だった。最初は「A day in the life」。わりとしっとり系のすべりだし。続く「GET HAPPY」は会場のお客さんも手拍子で参加。これが今のところの彼女の代表曲だろう。そして、新曲「ビリーヴァー」はスウェーデンでレコーディングしてきたというミディアム系の曲。最後は1stアルバムから「ストーリー」を演奏していた。
この日は、おそらく90〜100人位のギャラリーが集まっていて、かなりの動員力。しかも、男性ファンが約9割…ということで、開演10分前くらいに到着した私なんかは、ほとんどステージが見えず、もっぱらモニターの映像を見るのが精一杯だった。そのせいもあるのかもしれないけど、個人的な感想としては、いまひとつだったかも。声質はとてもいいと思うのだけど、曲（特にメロディー）にひっかかりが少なく、なんとなく流れてしまうようなところがある。もちろん、大部分のお客さんは楽しんでいたので、完全に好みの問題なのですが。
MCはキビキビしていて印象良。イベント中はよく見えなかったので、終了後のサイン会の時にステージ前まで行って近くで見てみたら、ヴィジュアルもGoodですね。

開演17時10分→終演17時30分。

2003/12/07　柳田久美子、TRAP CHAIR、ANATAKIKOU　渋谷 Eggman

「東京コネクション Vol.3」というイベントで、女性ボーカル系アーチストは柳田久美子さんのみ。基本的にはロックバンド系の企画みたいでした。インターバルにはDJ＋VJ。

○「柳田久美子」　この日はオープニングアクトの次（2組目？）に登場。サポートは、いつものヒックスヴィル木暮晋也氏（ギター）を中心に、ベース・ドラムス・キーボードという布陣。柳田さんもアコースティックギターを弾く。
この日のポイントは、なんといってもこれまでに聴いた彼女のライブの中では、もっともロック色の強いサウンドになっていたことだろう。とにかく、1〜2曲目「スモールワールド」「両手に星を」のアップナンバーで、いきなりかなりのドライブ感。以前と違ってドラムスが男性プレイヤーになっているのも大きいかもしれないし、全体のアレンジ自体も色が濃くなっているような気がした。これまでもイントロの印象的なフレーズに特色があったのだけど、この日はさらに強力にパワーアップしている。「両手に…」などがいちばんそのカラーが出たナンバーだろう。
一転して、中盤の3〜4曲目「恋」「絵になるうた」は、比較的押さえたミディアムナンバーのコーナー。彼女独特の美しいメロディーがいっそう光るパート。そして、最後の5〜6曲目「蛍の夜」「秘密」は、再度パワーアップした柳田サウンドを展開。この日は、他の出演者がいずれも男性バンドだったから、テイストをそろえる意味で、こういった力強いアレンジになったのかもしれないけど、いつもとはちょっと違った雰囲気で、また彼女の別の一面を見れた気がした。6曲構成で、緩急をうまくつけた組み合わせになっていたと思う。ただ、ボーカル的には、サウンドの勢いに押されて、その独特の歌い回しの繊細さを味わう…という要素が薄れてしまうのは課題かもしれない。約35分。
※この日は柳田さんの「今年のライブ収め」。MCで「終わりよければすべてよし…にしたいです」と言ってたんだけど、実はラスト曲「秘密」で小さなミス発生。それまで順調だっただけに、最後に惜しかったところです。楽屋に帰って「バカバカバカ！」って感じだったかも…。それもカワイイけどね。(^v^)

以下、この日見た男性ボーカル系アーチストにも簡単にコメントしておくと。

○「TRAP CHAIR」　「トラップ・チェアー」。オープニングアクトで4曲。男性4Pバンドで、ボーカルはアコースティックギターを演奏。一見、ミスチル's チルドレン…という雰囲気だけど、1〜2曲目のリズムなんかは80年代風だったりする。でも、本領発揮は3曲目のミディアム曲のセツナさ、そして最後に演奏した「スマイル」での4ビート＆メジャーブルースな味付けだろう。前半はイマイチだったけど、後半は個性がみられてよかったと思った。約20分。

○「ANATAKIKOU」　「アナタキコウ」。グループ名の由来は不明。ツインボーカルのギター2人を中心とした4Pバンド（ベースが紅一点の女性）。ファンクっぽい味わいの入ったロックで、大阪からの出演だ。さすが大阪だけあってMCは笑わせるし、音楽それ自体にもなんとなく笑いの要素が入っている。サウンドは別だけど、ふと昔の「セメントミキサーズ」などを思い出してしまった。約30分。

この後、2組が予定されていたのですが、いろいろあってこのあたりでおいとま。

開演18時30分→3組目終了20時50分。

2003/12/07　チコチェアー　東京 丸の内ビルディング1F マルキューブ

すっかり人気スポットとなった「丸ビル」は、12月になってクリスマスムード一色。しかもこの日は、NTTドコモのイベントでのゲストライブだったので、会場に着くとサンタクロースやトナカイのコスプレ（？）衣装のイベントコンパニオンのお姉さんがいっぱい。もう、顔を引き締めるのに一苦労でやんす。(^v^;;

まずはステージ上の大型モニターに「トリコロール」のPVが流される。これは初めて見たんだけど、テンポも良くて楽しいつくり。なかなかいい出来ばえだ。その後、MCのナレーターさんが簡単にチコチェアーのプロフィールを紹介。そして、いよいよメンバーがステージに登場する。
この日は、丸ビル（丸の内）というロケーションに合わせて、ドラムスはシンプルなセット（パーカッション並）＆ギターもアコースティック…という感じ。オープニングは「トゥナイト/ミッドナイト」から。アコースティック・バージョンなんだけど、意外なくらいノリはいい。これは期待できそうだ。続いて「バンビ」「プラタナス」と、ややテンポを落とした曲でしっとり感たっぷり。ここでは、ボーカルのチカさんもピアニカを演奏する。基本的には、4日前にリリースされたアルバム「ハチミツダーリン」からの選曲だ。
曲間でのMCも快調。ほとんどチカさん一人でしゃべってたんだけど、メジャーデビュー後はいろんなプロモーション活動もこなしているせいか、とっても度胸も良くて、丸ビルというあまりなじみのない会場にもすぐ対応してしまっている。主な内容は、もちろんアルバムのプロモーションです。
続いて後半は、まず「トリコロール」で盛り上げ。最前列のお客さんあたりは、ちゃんと「振り」もマスターしてるようだ。これは翌週（13日）のワンマンライブが楽しみになってきたな〜。そして最後のナンバーは、ジュンスカ・トリビュートアルバムで演奏していた「白いクリスマス」（ジュンスカのカバー）。これはライブでは初披露ということなので、けっこう貴重なイベントだったかもしれない。ただ、ライブで歌いこんでいる他の曲にくらべると、やっぱちょっと苦労してた感じかな。演奏終了後、MCの方によるミニインタビューコーナーあり。バンド名の由来、結成のきっかけ、クリスマスの過ごし方…なんて話題でした。

この日のチカさんの衣装は、濃いグリーンの上着＋黒系のスカート＆ブーツ…。ステージの床が真紅なので、ちょうどクリスマスカラーになるという、なかなかお洒落なコーディネートでした。男性メンバーは、わりと普通だったかも…。

開演16時5分→終演16時35分。