2005/05/07　鈴木友美　新宿 HMVサウス

4月リリースのアルバム「Logic」のプロモーションイベント。開演前に店内をひやかしてたら、なにやらカワイイ女性が「鈴木友美のイベント見て行って下さい…」といってチラシを配ってくる。珍しいパターン。これは彼女と同じ事務所のモデルの人たちで、この日は応援に来ていたのだそうだ。イベント前後の司会も彼女たちがやっていて、なんか一所懸命な感じが良いです。(^v^)

この日はピアノ弾き語りでの演奏。セットリストは、アルバムから「ロジック」「はじまりはいつ」…と続くんだけど、後半は記憶が曖昧。最後は「どこにも行けない」だったかな。計4曲だった。ボーカル、演奏ともにしっかりしていて、メロディーが良いので聴き飽きない感じ。フックがものすごくキャッチーとか、そういう特別に強い個性があるわけじゃない、ごく普通のポップ曲なんだけど、なんとなく気持ちよくさせて、そして何度か聴いているうちにファンになってしまう…そんな雰囲気の磁場を持っている人ではないだろうか。個人的には、アコギ＋パーカッションくらい加えてやったら、もっと変化が出ていいので…なんて気もしたんだけど、当面のライブは弾き語りでいくみたい。すっきりして的確なMC、小柄だけどイマドキっぽくキリッとした容姿なども好感度が高いので、弾き語り系女性シンガーの中では人気は出てくるんじゃないだろうか。

終演後は、CD即売＋サイン会あり。この日、CDを買うとPV（DVD？）をくれるという特典があったのだけど、すでに購入済みだったので涙を飲む（←大袈裟だな）。短時間だったけど、彼女の魅力は十分感じられたライブだったように思った。

開演17時→終演17時20分。

2005/04/29　中ノ森BAND　台場 フジテレビ前（特設ステージ）

なんと2週連続の「中ノ森BAND」となりました。前週のチェルシーホテルのイベントでは、ほとんどステージを見ることが出来なかったので、まあここは「リベンジ」ということで…。(^v^;;

この日は、フジテレビの毎年恒例ゴールデンウィーク・イベント。今年のテーマは、「お台場学園」ということで、学園祭のステージに見立てた舞台での演奏となる。中ノ森BANDはこのイベントのテーマソングを歌うご縁での出演だ。天気は快晴。夏のような暑い陽射しの中のライブは気持ちよく見られそう。気分も盛り上がってくる。
2回ステージの1回目は13時から。開演10分前位に到着してみたら、すでにステージ上ではメンバーが楽器のセッティング中。お客さんはまだ少なく10数人が集まっている程度だったので、すかさず2列目あたりの場所をキープ。前週と違ってステージが手にとるように見える位置だ。それでも開演の頃には、そこそこの集客となった。
オープニングは「TOY」。そして2曲目に「ラズベリーパイ」。調子が出てきたところで、「New World」「レンアイ・エクスプレス」「ソラ」…とアップテンポな曲で飛ばしていく。このあたりは、サウンド的にはギターのリフを使った曲があったりして、けっこうハード系のカッコいいアレンジ。しかも、メロディーのポップ度がけっこう高く、ガールズバンドらしい華やかさも手伝って、楽しくノッて聴ける感じ。思わず体が揺れてしまう。一曲ミディアムの曲をはさんで、5月リリースの新曲「Whatever」へ。ここでは、背後の大型モニターにPVの映像が映し出されるのだけど、これがなかなかカッコいい（楽しい）出来ばえ。新曲、PV付でリリースしないかなあ…と期待してみる。続いて新曲のC/W曲「センチメンタル・プレイス」、そしてラストは「ダツマンネラー」。細かいところは記憶が曖昧だけど、どうも前週のチェルシーでのライブのダイジェスト版という雰囲気のセットリストだった。※ちなみに、未発表曲のタイトルは耳で聞いたまま。表記違いの場合はお許しを。
約40分のステージ。9曲演奏というイベントでのライブにしてはボリューム的にも十分で、満足度の高い内容だった。聴き所は、やはり素晴らしいパワフルな歌声、そして存在感もある中ノ森文子さんだろうな。前週の感想と同じようになってしまうのだけど、ややハスキーな声質の良さ、ばーんと歌が前に出てくる力強さ。アップテンポの曲からブレイクなしでミディアムの曲を歌っても、ほとんど息が乱れていない。ピッチも正確だし、歌に艶があるというか、感情もしっかりと届けてくる的確さ。また、MCになっても実に堂々としていて、まだデビュー半年とは思えない落ち着きで、テキパキとステージをさばいていく。そう、この仕切りのテンポの良さもとても重要。だいたいインディー系のバンドはMC下手が多すぎる。ぜひ中ノ森さんのMCの切れ味を見習ってほしいものだ。
あと、気づいたといえば、そろそろ「ラズベリーパイ」はステージ上の楽器だけでのバージョンも聴いてみたいところ。この曲だけ（たぶん）バックトラックを併用していたので、テンポもそうなんだけど、テイスト的にほかの曲と大きく異なっているような気がしてしまった。

せっかくなので2回目も見ようと、ビールなど飲みつつ15時のステージを待つ。天気が良くて外にいると一日で日焼けしてしまいそうな勢いだ。ちょっとした「夏フェス気分」も味わえる。(^v^)

2回目のステージ（15時）も1回目と同じセットリスト。でも、いいボーカリストの歌というのはリピートに耐えますからね。楽しませていただきました。また、メンバー（特にギター、ベースのフロントメンバー）はビジュアルも重視で選んでいるようで、美少女といっていい人たち。いいですね。音だけでなく目も楽しませるステージとなっていたんじゃないだろうか。

1回目開演13時→終演13時40分。
2回目開演15時→終演15時45分。

2005/04/23　中ノ森BAND　渋谷 チェルシーホテル

応募者を招待してのライブハウスでのシークレットイベント。私もサクッと当たってしまったので、なんとなく油断があったのでしょうか。家を出るのが遅れて、会場に到着したのは開演予定時刻を10分もオーバーした時間…。ライブハウスってなぜか10分押しのことが多いから、ギリギリ間に合うかな〜と思ってたのだけど、そんなに甘くなかったですね。(^v^;;

会場に入ってみたら、やはりすでにステージは始まっていて「ラズベリーパイ」を演奏中。まあ、それはいいんだけど、参ったのは超満員でドアのところまで人がぎっしり詰まっていることだった！ なんとか会場内に入ったものの、そこから一歩も前に行けない状態。私もけっこうライブハウスには行く方だと思うんだけど、ここまで混んでいるライブハウスはおそらく初めて…というぐらいの超絶大混雑。移動出来ないどころか、身動きもままならない。爪先立ちして、なんとか人の頭の隙間から前方を見ようと試みるが、ギターのTOMOEちゃんがたまにチラッと見える程度。すごい人気なのか、無料だからとりあえず見に来たという人（自分もですが）が多かったのか…。
しかたないので、ここはステージを見ることはあきらめて、サウンドに神経を集中して楽しむことにする。すると、音はなかなか良い感じ。アレンジが洗練されているのと、キーボードが一台加わっているせいで、同年代のインディー系ガールズバンドに比べるとガレージ感みたいなものはなく、かなりメジャーなサウンドになっている。中ノ森文子さんのボーカルも良い。まず、声質がとても魅力的。ちょっとだけハスキーでチャーミングだし、歌詞が明瞭でバックのサウンドに負けないパワーもあるから歌がきちんと伝わってくる。MCも余裕があるし、いいステージさばきではないだろうか。他のメンバーにも適当に話を振って、ユニット全体の雰囲気も盛り上げている。
ライブハウスでのイベントということで曲数もたっぷり。これだけあるということは、アルバムなんかの準備も進んでいるんだろう。最後は5月リリースの新曲も披露。前作よりもややスピード感の増した曲。今回も外国人ミュージシャンを起用。そして、お約束のアンコールは、デビュー曲のC/W曲「ダツマンネラー」。お客さんも盛り上がってましたね。約1時間、イベントとしては聴き応えのある内容だったのではないだろうか。

ちゃんとステージが見えたら、満足度高い内容だったような気がしましたね。

開演（たぶん）17時→終演17時55分。