2005/06/03　植村花菜　新宿 タワーレコード（インストア）

日曜日に続いての植村花菜さん。今度は金曜夜のタワーレコードです。会社帰りとおぼしきスーツ姿の男性ファン多数。年齢層も若くはないなあ〜（まあ、他人のことは言えないわけですが…）。平日ということで、前回よりも若干少なめの動員だったようで、比較的近くから見ることが出来ました。

内容的には、前回とまったく同じといっていいイベント。ただ、セットリストの4曲目が、前年のインディーズ盤「花菜」からの曲、「虹色の風」に差し替えられていた。「去年、まだ全然無名の新人だった私のCDを置いてくれたて、さらに試聴機にまで入れてくださったタワーレコード新宿店さんに感謝を込めて…」ということで、そのCDからの曲を選んだのだそうだ。確かに、あの試聴盤がなけれな、私も彼女のことを知ってなかったはず。タワーレコード新宿店、さすがの目の高さです！
で、この「虹色の風」は軽ろやかなボサノバ風の曲。この日も一曲目に歌った「あしおと」などとともに、広がりを感じさせるとても開放的なナンバーだ。亀田氏作曲の「大切な人」なども悪くはないのだけど、個人的な好みからいえば、ゆったり伸び伸びとした植村さんの自作曲の方が、なんとなく彼女の持ち味をよく伝えているような気がして、好感度大なのだった。一曲だけだけど、曲が差し替わったことで、全体のバランスが良くなったような気がした。気持ちよく聴けたイベントだった。

日曜日は緑色のTシャツ。そしてこの日は黄色…と明るいカラーが似合う植村さん。ビジュアル的には、小泉今日子似…ですかね？ あいかわらずMCのテンポもよく、テキパキと進めるステージが好印象でした。終了後、CD即売＋サイン会あり（この日はポスタープレゼントだった）。

開演19時30分→終演20時。

2005/05/28　植村花菜　新宿 HMVサウス（インストア）

シングル「大切な人」のプロモーションイベント。開演予定の5分前くらいに到着してみたら、ステージ周辺には、もうすでにかなりの数のお客さんが集まっていた。最終的には100人くらい？ 前年の夏に川口で見たときには、目当て客はほんの数人…という状況だったのだが。まあ、いいことですよね、盛り上がりは。(^v^)

この日のサポートは、アコースティックギター（パーカッション）奏者が一人つくだけ。1曲目を除き植村さん自身もギターを弾きながらのステージだ。最初の曲は、シングルのC/W曲で「あしおと」。ゆったりとして開放的なミディアム〜スローの曲なんだけど、生ギターだけの伴奏で歌い始めると、思わず「ハッ」としてしまうほどの声のきれいさに驚かされる。基本的にはさらっと歌っている雰囲気。柔らかくナチュラルな響きのボーカルが、高音部では自然な感じでファルセットに移っていく。音域を広く使っているのに、声を張り上げているような印象ではない。包み込まれるような歌声だ。「こんなにきれいな声だったか…」。前回は屋外のステージだったから、微妙なニュアンスというよりも、元気さや明るさの方が勝っていたのかもしれない。改めて、この一曲目で新しい植村花菜を感じさせられた。
続いて「その先の思い」、MCをはさんで新曲（ですよね）も2曲。このあたりは、ギターを弾きながらの演奏で、比較的普通のポップ曲という印象。4曲目にやった曲は、サポートの人がギターをスチール風にボトルネックを使って弾いていて、いいアクセントをつけている。このあたりはアレンジも良い。最後は、今回のシングルのタイトル曲「大切な人」。この曲は自作ではなく亀田誠治氏の曲なんだけど、さすがにメロディーの作り方とかが、プロっぽいな…という感じだろうか。植村さんのボーカルは、最後まで丁寧で良かったと思った。

歌の面では、ずいぶんきめ細かくなった…という印象で、ある意味、大人っぽくなったともいえるのだけど、MCでのキャラはまあ基本的にはそう変わってないようです。4月から東京暮らしを始めたこと、レギュラーで出ているラジオ番組のこと…など語ってましたね。関西弁（神戸弁？）がカワイイ。ヴィジュアル的にも、ちょっとスリムになって美人度アップ…という感じかな。男性ファン、増えそう。(^v^)
終了後、CD即売＋サイン会あり。この日は特典で「フォトブック」がもらえたみたい。でも、もう他店で購入済だった〜。残念。

開演18時→終演18時30分。

2005/05/27　Le 3　新宿 タワーレコード（インストア）

デビューCD「Le 3」（レ・トレ）のプロモーションイベント。平日（金曜）とはいえ、19時30分という比較的遅めのスタートだったので、なんとか駆けつけることが出来ました。お客さんもほどよい人数が集まっていたようです（40〜50人でしょうか）。

予定から約10分押しでのスタート。ボーカルの山本さん、キーボードの松本俊行さん、パーカッションの松本浩一さん。楽器の男性メンバー2人はいずれも松本さんなのだった。メンバー3人での演奏だけど、バックトラックのサウンドも併用。デビュー盤の中から4曲＋カバー曲で「どうぞこのまま」（丸山圭子かあ〜）…というセットリスト。ボサノバらしいリラックスした雰囲気の中に、つくりこんだ緻密さも感じさせる音で、そのバランスによって、単なるボサノバというフォーマットをなぞっただけの音楽になっていないところがいい。十分、現代のサウンドに仕上げられているという感じ。バックトラックを使っていたため、アレンジなどは基本的にはCDと同じで、ライブならではの意外性というものはなかったのだけど、初めて生で聴けてよかったと思った。
山本さんのボーカルについては、どっちかというと雰囲気で聴かせるタイプだろうか。まあ、こういう音楽の場合は、歌い上げられても困るわけで、ユルイ感じがいいんじゃないでしょうかね。この日は、60年代風のお洒落なワンピースで、それにあわせて結った髪とか長手袋とか、ビジュアル面でも楽しませてくれた。背が高くてスタイルがきれいだし、かなりの美人だよね〜。(^v^) 「MCはあんまり得意じゃないんで…」といって、HPやライブの告知はパーカッションの松本さんに振ってたのは愛嬌かな。

短い時間でしたが、楽しめたイベント。今後は月2くらいのペースでライブもやっていくとのことなので、また機会があれば、ぜひ聴いてみたいものだ。でも、こういうジャンルのアーチストの場合、普段私が行かないような店（カフェとか…）でやることが多いからな〜。よろしくお願いしますよ。終了後、CD即売＋サイン会あり。

開演19時40分→終演20時05分。