2007/12/08　池上ケイ　西新井 アリオ（センターコート）

11月にオープンしたばかりのショッピングモール「アリオ西新井」で行われた池上ケイさんのフリーライブ。どこにでもある感じの郊外型巨大モールだけど、イベント会場は広々としてて、椅子席だけで200以上ありそう。開演10分前くらいの到着で、ステージではちょうどリハ中。すでにかなり多くのお客さんが集まってましたね。

たまたまセンター2列目の席が空いてたので座る。この日は2回ステージ。まずは15時からの回。アコースティックギターでの弾き語りで「Grow」「Everlasting Snow」…と続ける。冒頭から、やっぱイイわ〜。歌声に艶（つや）があるというか、弾き語りという最もシンプルなスタイルで歌ってるのにもかかわらず、本当に華やかさをかんじさせる歌だと思ってしまう。特に、新曲の「Ever…」。女性らしくかわいらしい曲調なんだけど、ただ甘いだけじゃないきりっとした空気感とのバランスが聴いてて気持ちいい。3曲目は、クリスマスが近いですよね…と「ラストクリスマス」（ワムのカバー）。もちろん歌詞は英語で。このへんは、初見の人にも楽しめる選曲を…って気配りかな。そして、ラスト1曲だけは、ピアノに移って、やはり弾き語りでの「壊れかけのRadio」だった。この日のケイさんの衣装は濃いブルーのワンピース。よくお似合いでした。ライブ終了後のCD即売＋サイン会も、たくさんのお客さんが並んでたみたいで一安心（毎回書いてるけど、すでにCDを買ってしまってるので）。

2回目は17時から。セットリストは1回目とまったく同じだったんだけど、その分よりじっくり聴けた感じ。実は、この日は13時からも川口でフリーライブがあったそうで、彼女にとっては、これが3ステージ目ということになる。この日のファイナル…ということで、「Grow」の終盤でのフェイクとか、けっこうノリが良かったような気も。伸び伸びと歌ってる感じが聴き手にも伝わってきて、楽しかったですよ。それと、ギターとピアノでは、やはりギターの方が自在に弾きこなしてる感じはあるよね。全体的には曲数少なめだったけど、聴き応えのあるライブでした。

1回目終了後、私の方はモール3階のレストラン街で遅めのランチを食べたりして2回目に備えました。2回目も1回目ほどではないものの、椅子席の半分以上は埋まってた感じでしょうか。各回ともに4曲、約25分。1日3ステージ、お疲れさまでした。

1回目：15時→15時25分。 2回目：17時→7時25分。

2007/12/08　大山百合香　渋谷 SHIBUYA@FUTURE

「MUSIC ON TV」の公開生番組「MAKE ON THE HOLIDAY」。大山百合香さんからのメールニュースで知り、共演に「中山うり、Rie fu」とあったので、「おっ、なんかおもしろそうな顔合わせ…」と思って観覧に申し込んでみました。
で、無事抽選に当たって当日。現場に行ってはじめて知ったんだけど、この番組、必ずしも出演者全員がライブで歌うわけではなく…むしろトークが中心の番組だったんですね。ガーン。自宅では「MUSIC ON TV」の視聴環境がないため、「ライブ番組」だとなぜか勝手に思い込んでたよ。トホホホ…。しかし、まあせっかくなんで…と観覧していくことに。幸い天気もよく、12月にしてはそれほど寒くなかったしね。出演は、中山うりさん、大山百合香さん、Rie fuさん…の順でした。

○「大山百合香」　3人の中で彼女だけがライブで1曲歌ってくれた。12月にリリースされたばかりのアルバム「6 tear drops」から、「木枯らしに抱かれて」（小泉今日子のカバー）。サポートはアコースティックギター、パーカッション、アコーディオン。4人でのライブ。なんだかんだいって、やはりこれは良い曲。しかも、有名曲のわりに歌い手を選ばない曲だと思う。素直に聴けた感じだろうか。せっかくの機会だったので、オリジナル曲も聴いてみたかったけど、生番組だし仕方ないかな。その後のトークでは、「ケンタッキーフライドチキンを初めて食べた時に感動した…」という話で、「あれ、白いご飯によくあうんですよね〜」と発言して、会場全員ひっくり返る。MCのパックンマックンにも思いっきり突っ込まれてましたね。ま、そんな素朴なところが彼女らしいわけですが。(^v^;;

中山うりさん、Rie fuさんはトーク＆PVのみ。トークは、やはりパックンマックンが、おもしろいネタを引き出してて、けっこう楽しく聴けたね。パックンは、まだ日本に来て14年だそうだけど、並の日本人芸人より全然おもしろいと思うわ。それと、もう一人のMCである岡田茉奈さんを生で見られたのはラッキー。以前、「めざましTV」の早耳ムスメのコーナーで、カワイイ子だなぁと記憶に残ってたので。リアルで見れてうれしかったです。(^v^)

開演12時→（途中抜け）13時40分位。

2007/12/03　宮川 愛、Candy、スズキマイコ、水野佐彩、辻 詩音　表参道 FAB

早いもので、もう師走ですよ。2007年最後の「Jewel League（ジュエルリーグ）07」。とうとう12回皆勤しちゃいました。客席を見わたすと、やはり常連の皆さんがずらり。熱心なジュエルファンの期待に応えるべく、この日は出演者もほぼベストメンバーって感じでしょうか。最後にはスペシャルイベントまであって、豪華な年の瀬です。

○「辻 詩音」　10月のレコ発イベント以来の彼女のライブ。この日はアコースティックギター弾き語りで。セットリストは、「Sky Chord」「Seventeen」「CANDY KICKS」「The first cut is the deepest」「Melody」…の全5曲。4曲目の「The first…」は、「ロッド・スチュワートのカバーやります…」と紹介したあとで、「ところで、ロッド・スチュワートって知ってます？」（客席うなずく）「ふーん、知ってるんだぁ。私、知らなかったんですよ。シェリル・クロウのカバーを聴いて覚えたんです。ロッド・スチュワートって有名なんですか？」…と詩音節全開。たしかに、ロッドが主に活躍したのは彼女が生まれる前ではあるんだが…。(^v^;;
全体的には、いつものペースで歌ってくれたんだけど、トップバッターだったし、まだちょっと会場が温まってない影響はあったかも。それと、一度バンドで聴いてしまうと、やはり弾き語りでは物足りなく感じるってのもある。でも、次回のバンドでのライブは年末（12/30）。日程厳しい…。約30分。

○「水野佐彩」　おなじみの3Pバンド（ギター、ベース、ドラムス）を従えてのライブ。オリジナルの他に、カバー「君の瞳に恋してる」を英語詞で。ロック仕様のバンド編成なわけだけど、意外に頑張ってこのダンスポップサウンドを再現してたと思った。また、水野さんの声質も、毎回書いてるけど、ロックよりもポップ向きなので、これはけっこうおもしろかったかも。MCでは、「8年前の10歳の頃から応援してくれてる方もいるんですよ…」みたいな話も。当時はタレントスクール生だったそう。その頃から目をつけてた人は、目ざといというか粘り強いというか…。本当にファンってありがたいものです。全5曲、約30分。

○「スズキマイコ」　サポートバンドは、ギター、ベース、キーボード、ドラムス。こちらもおなじみのメンバーかな。5人でのステージ。1〜2曲目は明るいアップテンポのナンバーを連発。でも、こういうハジける感じの曲は、彼女の声質の軽さを際立たせてしまうような気もした。声質が軽いから、曲も軽い方がいい…とはいえないところが難しいものである。個人的には、しっとり聴ける3曲目「ブルートレイン」、4曲目「おもうよ」などが素直にいいなと思えた。あと、やはりMC。これは絶品。もう天然というか…本当にポケポケした感じで聞いてるだけで楽しくなってくる。別に不思議ちゃんじゃないし、内容はちゃんとした話なんだけど。話し方がおもしろいのだろうか。和（なご）めました。全5曲、約30分。

○「Candy」　この日は新曲「Pleasure in the sky」をお披露目します…という告知があったので、かなり楽しみにしていた。オープニングは、「I'm Star」「Promise」の2曲。ここはバックトラックを使って。定番曲だけど一気に彼女の世界にもっていく力はさすが。3曲目からはアコースティックギターでの弾き語りで。「みんなの願いが叶いますように」「街並涙」。いずれも以前、このジュエルでも歌ったことがある彼女のオリジナル曲だ。弾き語りもいいけど、ここではサポートのギターをつけてもらって、歌専念のCandyを聴いてみたくなった。そして、5曲目にお待ちかねの新曲「Pleasure in the sky」。ここからは再度バックトラックに戻る。成田空港のキャンペーン「クリスマス・チャリティー・フェスティバル」のテーマ曲。しかも、彼女の自作。タイトルを直訳すると、「空の上の楽しみ」となるので、楽しいノリの良い曲かな…と勝手に予想してたのだけど、聴いてみると…スケールの豊かさを感じさせるバラードナンバーだった。クリスマスを意識したイントロのアレンジには厳かな雰囲気があり、サビ以降のメロディーは、番組のエンディングなどで使いたくなる感じ。「I'm Star」みたいに、歌いこんでいくに従って良くなっていきそうな気がする。ラストは、これも新曲で「Candy Party」。「みんなで騒げる曲を作りたかったんですよ…」と、客席もオールスタンディングでのエンディング。こっちは理屈抜きで楽しめるアッパー曲だ。「Candy Party」っていうのは、彼女が「Candyとその仲間で盛り上がろう〜！」みたいな時によく使う言葉。たぶん、年末のワンマンライブもこの曲で…。(^v^) 全6曲、約35分。
※この日のCandyは、パールホワイトのドレッシーなミニワンピース＋ワインカラーのスパッツ。髪は下ろしてたな。「Pleasure…」のPV撮影から直行してきた…そうなので、PV用の衣装みたいです。

○「宮川 愛」　2007年ジュエルリーグの大トリはこの方。オープニングは、「Here I am」「JOKEなKISS」の2曲をバックトラックで。中盤はピアノ弾き語りコーナー。ここは彼女のチャレンジコーナーというか、修行コーナーでもある。「けっこう拷問なんすよね〜」と言いながら、自作曲「Tonight」「SAYONARA」、そして12月の新作「Baby Love」…と3曲続けて。この日の印象は、たしかにピアノ弾き語りのテクニックはまだまだだけど、曲自体はけっこう良いんだよなぁ、というものだった。特に、以前も聴いたことがある曲は回数を聴くごとに良くなってくる。案外、彼女はシンガーソングライターとしては、スルメ系の持ち味があるのではないだろうか。
MCでは、「最近、リアルな歌詞が書きたくて、古内東子さんとか女性シンガーの方の曲を聴いて勉強してるんですよ…」とのこと。その流れで、古内東子曲をアカペラで軽く歌ってくれたりもする。歌詞の勉強なら、いわゆるプロの作詞家の作品も参考にしてみてはどうだろう。オススメは阿久悠、阿木燿子、松本隆…あたり、いいんじゃないかな。ちょっと古すぎかね？(^v^;; ラストは、再度ハンドマイクに持ち替えて「明日が来るまで」だった。全6曲、約35分。

さて、ここからは年末スペシャルのコーナー。宮川さんが、「クリスマスにはちょっと早いけど、今日はサンタさんが来てるそうですよ。すぐ呼んできますから…」とステージからはける。客席は、「サンタ、サンタ！」のサンタコール。(^v^)
登場したのは、宮川愛＋CandyのWサンタ。上着だけだけど赤のサンタ服。いや〜、サンタって萌えコスの基本だね。やっぱイイわ〜。1曲目「恋人たちのクリスマス」（マライヤ・キャリーのカバーを英語で）。宮川さんは以前歌ってくれたことがあったけど、Candyバージョンはもちろん初めて。しかも、ジュエルが誇る2大歌姫の豪華共演だ！ 単純にウレシイし、パフォーマンスも強力。両者ともにR＆B系のジャンルでメジャー経験があるわけで、まさに火花の散るセッションではありませんか！ここは正直ゾクっときた。
トークでは、「初共演、うれしい！」「じゃクリスマスには、2人カラオケでオールどうよ？」みたいな話で盛り上がっている。仲良さそうな2人に、お客さんもみんなニコニコ。まさにジュエル・ファミリーな気分。2曲目は「LOVE LOVE LOVE」（ドリカムのカバー）。一足早い素敵なクリスマス・プレゼントでありました。

考えてみたら、今まで「ありそうでなかった」のがジュエルリーグでのセッション。同じFABでの「フラワーボイス」とかでは毎回お約束であるのに…。客席後方にはスズキマイコさんや辻詩音さんも残ってたので、どうせなら全員バージョンも見たかったものです。次回、お正月には「初夢セッション」やってみます？(^v^)

開演18時35分→終演22時05分。