2008/09/23　多和田えみ　渋谷 タワーレコード（STAGE ONE）

2ndミニアルバム「LOVE＆PEACE」購入者を招待してのイベントライブ。この種のイベント、いつもは開演直前に入ることが多いんだけど、この日は珍しく整理番号が良かったので、「たまには前の方で見るか…」と開場時間きっちりに行ってみました。すると…開場を待ってるお客さんが20人くらいしかいない！ まあ最終的には100人以上は入ってたと思うんだけど、意外な展開ではありました。ちなみに立ち位置はおかげさまで2列目ゲット。

この日のサポートバンドは、アコースティックギター、ピアノ、ベース、ドラムス…からなる「アコースティック・ソウル・インフィニティー」。5人での演奏。ステージは定刻ぴったりにスタート。最初にセットリストを書いてしまうと、「ゆらゆら」「Naturally」「eternity」「FLOWERS」「CAN'T REACH」、そしてアンコールに応えての「Desperado」（英語でのカバー）…の全6曲だった。
オープニングは1stミニアルバムからのレゲエナンバー2曲を続けて。多和田さんのライブを見るのは2回目だけど、前回はやや遠めからだった。この日は間近に聴けたことで、そのボーカルの力強さとともに繊細さもより感じられた気がした。ハスキーな声質なのに、歌い方とか気持ちの込め方…などをトータルすると、とても爽やかでキュートなのが彼女の最大の魅力だろう。実際、近くから見ると小柄でとてもかわいいしね。ストレートのロングヘアもとっても「ナチュラリー」。それでいて、これだけ歌が上手いんだから、追っかけみたいになる人の気持ちも分かる…ってもんです。(^v^)
中盤は2ndミニアルバムからの2曲。アッパーな曲で夏らしい気分がよみがえる。MCでは、「この夏はけっこういろんな場所で歌いましたよ…」とプロモーションで回ったツアーの話など。彼女が話してる間、バンドはジャズっぽい即興BGMでバッキングするなどチームワークもばっちりだ。アンコール前の「CAN'T REACH」は、「最後は私が初めて作った曲です…」と紹介して歌いだす。この曲、けっこう好きなので聴けてうれしかったな（流れからすると最後はカバーの「潮騒」？とか思ってたので）。
アンコールで歌った「Desperado」も雰囲気があってとても良かった。この曲の女性アーチストによるカバーもいろいろ聴いたけど、多和田さんのこのバージョンは一番素直に良いなと思えるものだった。欲を言うなら、途中のブレイク後の歌い出しあたりがきれいにキマると本調子なんだろうね。ウワサによると彼女、あまり喉が強くないらしい。ひょっとしたらハスキーボイスももともと喉が弱いせいなのかもしれないので、大事にしてほしいものだ。

生バンドだったし、曲数もそれなりに歌ってくれたし…で、けっこう満足度の高いイベントでしたね。それと、やはりステージ近くで聴けるのっていいわ〜。すっかりファン度がアップしてしまいました。(^v^)

開演14時30分→終演15時15分。

2008/09/22　シギ、ラヴァーズソウル、光岡昌美、玉置成実　渋谷 O-EAST

女性ボーカルのアーチスト4組出演の「GIRLS ENTERTAINMENT VOL.1」。チケットを買ったきっかけはラヴァーズソウルでした。定刻10分前位に入場すると、この会場にしては珍しく椅子が出ています。出演者の顔ぶれ的には当然オールスタンディングと思ってたので、ちょっと意外でしたね〜。たまたま空いてたセンター4列目で。

○「シギ」　ライブを見るのは約8カ月ぶり、3回目。オープニングの1曲はアコースティックギターでの弾き語り、そして2曲目以降はバンド（ギター、キーボード、ベース、ドラムス…の4P）を従えての5人での演奏だった。この日は何といっても、このバンドバージョンでのサウンドが最大の聴きどころだったのではないだろうか。
ハードブルースというか、大人っぽい骨太なロックサウンド。これが溜めに溜めた情念を一気に爆発させるような、エモーショナルで圧倒的なエネルギーを放つ彼女の歌唱との相性がばっちりなのである。アコギでの弾き語りで前面に出ている彼女の尖った部分が良い意味でマイルドになり、それでいながらより深い味わいや力強さを生み出している。MCによれば、「バンドでのライブは今日が初めてです…」とのことで、記念すべき日に聴けてラッキーだった。今後もバンドでのライブは要チェックだな…と思った。ちなみにセットリストは、11月リリース予定のミニアルバムからの曲が中心だったかな。「思いのまま」「白い闇」「ハナレバナレ」「僕の太陽」…などを紹介していた気がする（記憶が曖昧なので、もらったフライヤー参照）。ラストナンバーはデビューシングル曲の「証明」。どの曲も聴き応えたっぷりで、早くアルバムを聴きたくなった。間違いなく「買い」でしょう。
さてもう一つ、シギさんといえば個性あふれるMCも印象的なんだけど、この日は口調はいつもの感じながら、内容は非常にまともなもの。今後の音楽性については、「私はサウンドに凝るよりも、人間の本質をつきつめる言葉を大切にしていきたいです…」としっかり宣言。とはいってもサウンドも非常に充実したもので、注目度急上昇のこの日のステージだった。全5曲、約30分。

○「ラヴァーズソウル」　女性ボーカルにCandy改め「CHIHIRO」さんをフィーチュアした男女2人ユニット。当初はこの日がお披露目ライブ…という話だったのだけど、実はその後に決まった（と思われる）8月の表参道FABでの初ステージの方も見ている。従ってこの日は2回目のライブである。メンバー2人（ボーカル、ギター）の他に、サポートでベース、ドラムス、キーボード、オペレーター。さらにほとんどの曲で女性ダンサー2人も加え、総勢8人でのステージ。
全体的な印象としては、今風でダンサブルなサウンドなんだけど、ベースになってる音はロック…という感じだろうか。その上で、ボーカルに軽くエフェクトをかけた曲（オープニング曲）があったり、ラップを導入したR＆Bがあったり（「ハッピーソウルミュージック」）、もろCandyっぽい歌い上げるバラード曲があったり、60年代ロックのカバー（「GIMME SOME LOVIN'」）があったり…といろんな要素を取り込んだミクスチャー、まさにチャンプルー的な多彩さが印象に残った。また、サウンドも前回FABで聴いた時よりもはるかにシャープになっていたような気がした。PAの違いもあるかもしれないけど、ロックを基調にしながらもダンサブル…と感じたのは、このアレンジによるところが大きいかもしれない。
ボーカルのCHIHIROさんは、基本的にはいつもの彼女だったと思った。ラスト2曲ではギターを弾きながら歌う。広いステージにもしっかり対応してたし、終始楽しそうに歌っていたのは良かった。ただ、サウンドもそうなんだけど、いろんな要素を詰め込んでるため、何がラヴァーズソウルなのか…がいまいち分かりにくかった気もした。全体のレベル、クオリティーは高いと思うんだけど、この音楽が好き？…と訊かれたら、今のところは「微妙…」という感じかも。とりあえず、この日から3曲入りのシングルをライブ会場及び通販限定で売るようになったので、さっそく買ってきた。しばらく聴き込んでみようと思う。全7曲、約30分。
追記：CHIHIROさんのブログにセットリストが出てたのでメモ。「COSMIC LOUNGE」「ショコラ」「ハッピーソウルミュージック」「Love actually」「永遠に咲く花」「Gimme Some Lovin'」「ぐっでぐった」。

○「光岡昌美」　ライブを見るのは1年4カ月ぶり、2回目。サポートにキーボード、ギターを加えた3人でのステージ。バックトラックも併用。1〜2曲目はアッパーでシャープなナンバー、3〜4曲目はじっくり聴かせるミディアム曲。そしてラストは「ロード」（THE 虎舞竜のカバー）だった。前半はかなり吹っ切れた感じで歌ってるな〜と思いながら聴いてたのだけど、やはりもともと力強さで押すタイプのボーカルではないし、かといってテクニックもあるわけではないので、全体を通して聴くとかなり厳しい。ビジュアルはまさに美少女という言葉がぴったりで、ロックテイストの衣装も似合ってるんだけど…。最後のカバーも意味不明。うーむ。全5曲、約30分。

○「玉置成実」　女性ダンサー2人を従えてのステージ。全曲バックトラック使用。たぶんダンスナンバー連発なんだろうな…と予想して、ドリンクを取るついでに後方の立見スペースに移動。結果的にはこれが大正解。椅子席もほぼオールスタンディングになってたし、ビール片手に楽しく聴かせてもらいました。(^v^) 特にオープニングから3曲目まではエネルギー全開の曲。中盤2曲はミディアムナンバー。最後は「Fortune」だったかな。「一緒に踊ってねぇ〜！」という感じで盛り上げ。ダンス、ボーカル、ステージさばき、さらにはMC…と平均点高いなと素直に思った。「今度レーベルを移籍することになりました…」とSONYからの卒業宣言もあり。キャリア6年目にして、まだ20歳なんだよね…。ある意味すごいよ。全6曲、約30分（アンコールなし）。

出演者的には、なんとなくジュエルリーグの拡大版（？）という感じのイベントでしたね。個人的には、シギさんのバンドバージョンでのステージが非常にインパクト大。ラヴァーズソウルは要経過観察…って感じでしょうか。

開演19時05分→終演21時40分。

2008/09/20　Aira Mitsuki　新宿 タワーレコード（インストア）

1stアルバム「COPY」のプロモーションイベント。他のCDを買う予定などもあったので、やや早め、開演30分前くらいに到着してみると、ステージ前にはすでにものすごい数のお客さんが。しかも、みんな背が高い！（男性が圧倒的ということです） そのためステージを直視することは諦めて、ほぼ100％モニター観覧となりました。

女性ダンサー2人と一緒に3人でのライブ（サウンドは全曲バックトラック使用）。セットリストは新作アルバム収録曲で、「GALAXY BOY」「Darling Wondering Staring」「カラフル・トーキョーサウンズ・NO.9」…など全4曲だった。やはりインストアイベントということで、音のボリュームは絞り気味。重低音も響いてこないけど、まあそれは仕方ないだろう。大型モニターを通じて、ステージ上で行われてることは大体分かったので、それほどストレスを感じずに見ることができたイベントだった。
実は、この日は彼女の「10代最後の日のライブ」でもあった。MCによると、「明日が20歳の誕生日なんです！」とのこと。お客さん大拍手。まったく知らずに見に行ったんだけど、この日の動員がものすごかったのは、ひょっとしたらそういう理由もあったのかもしれない（終演後の握手会の時にプレゼントとか渡した人もけっこういたのかも…）。
内容について書くと、個人的には「カラフル・トーキョーサウンズ・NO.9」とかのハジけた感じがやはり好きかな。同時にいつも書いてるんだけど、ボーカルにかけるエフェクトをできるだけ少なくする方向の方が、もっと思い入れを持って聴けそうな気がする。まあ、これはオヤジのタワゴトかもしれんけどね。(^v^;;

この日の動員に関していえば、「2年前のPerfume」（1stアルバムリリース前後）は抜いてるのではないだろうか。ただ、彼女の場合、ソロなので、掛け合いでMCができるPerfumeと比べると、ステージの楽しさ…という点ではやや不利になってしまうかな。

開演17時→終演17時30分。