2009/04/18　Tomato n' Pine　新宿 HMVタカシマヤタイムズスクエア店（インストア）

デビューシングル「Life is beautiful」のプロモーションイベントツアー最終日。定刻10分前くらいの到着で50人くらいのお客さんでしたが、イベントが始まると立ち止まって見る人も増え、最終的にはその倍くらいの人が見てたかもしれません。最終日らしい盛り上がりはあったのではないでしょうか。

セットリストは、「Life is beautiful」「Unison」「今日ゎ帰りまぁす」の全3曲。進行役のお笑い芸人さん＋DVDの監督さんとの絡みで進める構成も前回とほぼ同じ…で内容的な新鮮味はなかったんだけど、それでも楽しく見られたのは「勢い」というものかもしれない。個人的には、曲数のわりにイベント時間（=トーク時間）が長く、もうちょっとコンパクト（30分くらい）にした方が引き締まるのにな…と感じる部分もなかったわけじゃないけど、まあインストアイベントは、彼女たちのことをまったく知らずに見た人にもアピールしないといけない場だから仕方ないともいえる。
曲はやはりユル目の振り付けが楽しい。「Unison」で交互に前に出てくるところなんか、なかなか良いと思う。この日は、この振り付けをした幼稚園の先生（マイ先生）も見にきててステージから手を振ったりしていた。MCの内容も盛りだくさんで楽しかったけど、細かすぎて書くのが大変なので省略させていただきます。約48分。

ちなみに会場の「HMVタカシマヤタイムズスクエア店」は、少し前まで「HMV新宿サウス」といっていたのと同じ店。改称したみたいです。

開演17時→終演17時48分。

2009/04/11　清家千晶、辻 香織、しらいしりょうこ、ハセガワ ミヤコ、日本松ひとみ　表参道 FAB

「flower voice scene.44」。今回から清家千晶さん＋玉城ちはるさんのWホスト…という予定でしたが、直前に玉城さんが過労でダウン。急遽、かつてホストを務めたこともあるハセガワミヤコさん、辻香織さんがピンチヒッターで登場しました。といっても、個人的にはお目当ては清家さんだったので普通に聴いてきた感じです。

○「日本松ひとみ」　「にほんまつ・ひとみ」さん。予備知識なしでの初見。ピアノを弾きながら歌うソロのシンガーソングライター。この日はサポートにベース、ドラムスを加えた3人での演奏だった。MCによると、このバンド編成が標準で、たまに弾き語りも…というスタイルのようだ。音楽性は、単純なジャンル分けが難しいタイプ。ロック、ポップス、フォークなどが渾然一体となったオリジナリティーの高いもので、メリハリの効いたシャープなアレンジ、サポートメンバーとの自由で有機的なアンサンブルにも惹きつけられる。アップテンポの曲、ミディアムテンポの曲、いずれもテンションがピシッと高く、音楽好きの人にウケそうな感じではないだろうか。ボーカルは起伏に富んでいて力強く、同時にしなやかな声質で聴きやすいのが持ち味だろう。歌詞も個性的で印象に残った。MCは関西訛りでちょっと不思議な感じ。でも、それも魅力の一つかも。機会があればまた聴いてみたいと思った。全5曲、約33分。

○「ハセガワ ミヤコ」　代打その1はハセガワミヤコさん。自身のピアノの他に、サポートで玉城ちはるさんのバンドのパーカッションの人が参加。2人での演奏。「はなうた」など4曲を歌ったのだけど、個人的には「まだCDになってない最近の曲です…」と紹介して歌った「通り雨」が印象に残った。メロディーとかけっこう大人っぽい曲。初期のナンバーである「はなうた」などと比べると違いがはっきり分かる。非常に新鮮に聴けた。4曲目はお休みの玉城さんの曲をカバーで。ちなみにステージ後は別のライブに出演するために移動…という大忙しのハセガワさん。お疲れさまでした。約28分。

○「しらいしりょうこ」　自身のピアノ＋サポートでベース、ドラムス。3人での演奏。しらいしさんというと、ピアノ弾き語りのイメージが強く、この編成だけでもかなり新鮮である。さらにそのサポートの顔ぶれを見ると、なんとドラムスが野口カオル、ベースは森重卓（モリッシー）の両氏ではないか。フラボではおなじみ、SHUUBIバンドの強力リズムセクションだ。実は2008年12月にリリースした最新アルバムにも参加したというご縁でのこの日のステージだったようだ。この日、5曲演奏したうちの最初の2曲はこのリズムの力強さを生かしたアッパーな曲、後半3曲は彼女の代表曲でもある「ライラックの花」などミディアムナンバーという構成だった。特に印象的だったのは、やはり前半のアッパー曲だろうか。ぐいぐいドライブするリズムセクション。特にドラムス。「おしとやか」「お嬢さまっぽい」といったイメージがあった彼女の新たな一面が聴けて楽しかった。また、後半のミディアム曲もやはり弾き語りとは全然違うダイナミックさがあった。こっちでは「ライラックの花」が良かったかな。全5曲、約30分。

○「辻 香織」　代打その2は辻香織さん。アコースティックギター弾き語り。イントロダクションに彼女がホストを務めてた時の「フラボのテーマ」をワンフレーズ。続いて「Day by day」などオリジナル3曲＋ハセガワさんと同じく玉城さんの曲のカバー1曲。この最後のカバー曲のみ玉城さんバンドのパーカッションの人がサポートで入る。沖縄音階が入った曲でなかなかいい感じ。全体的に安定してて独自の世界をきっちり作っている。SHUUBIさんなどと一緒に出てるとどうしても天然キャラが強調されてしまう辻さんだけど、この日はいちばんしっかりしてたかも。素晴らしい代打っぷりだった。約30分。

○「清家千晶」　トリでの登場。サポートは最近おなじみのレギュラーバンドで、アコースティックギター、キーボード、アップライトベース、ドラムス。5人でのステージ。セットリストは、「Afternoon」「この体」「オルゴール」「呪文」「Electric Sense」「スミレ」…全6曲。オープニングの「Afternoon」はカッコいい4ビートのアレンジが冴えまくる。それまでの会場の空気感をがらっと変えてしまうような圧倒的な支配感が素晴らしい。2曲目が終わってのMCでは、それまでの堂々とした歌いっぷりとは別人のように、ちょっと照れながら曲紹介。この落差も何ともいえない感じだ。「オルゴール」のイントロは、各楽器の出すノイズのような音が次第に波の音のようなオルゴールの響きに収斂していくこれまたシブいアレンジが印象的。「呪文」の濃いカラーにも惹きつけられる。ラストはちょっと久々かな…という気がした「スミレ」だった。まさにライブで聴くことに意味があると言いたくなるようなボーカルとパフォーマンス、彼女らしさが良く出たステージだったのではないだろうか。曲の間、ステージ上を歩き回りながら、ダンスのような不思議な仕草を繰り返すところも良い。バンドとの一体感もますます強くなっている。次回以降、SHUUBIさんみたいにフラボを私物化した（？）1時間以上のステージとかやってくれないだろうか。今後も楽しみだ。約35分。

アンコールは恒例のセッション。曲はフラボのために清家さんが書き下ろした新曲「エミリー」（表記不明）。全員で歌うことを意識した明るいサビが特徴だけど、それでも随所に彼女らしさが感じられるナンバーだ。ハセガワさん以外のゲスト全員参加。演奏は清家さんバンド。いい感じのエンディングだったのではないだろうか。ちなみに新テーマ「エミリー」のタイトルの由来は、「妖精の名前」とのこと（by清家さん）。アンコールのみ約15分。

いきなりの単独ホストで仕切りを一人でやることになった清家さん。すごく頑張ってたんじゃないかな。ただ、やはり苦手なものは苦手なわけで…。アンコールの最後での出演者の再紹介、FABスタッフへのお礼…といったところは、見るに見かねた（？）辻香織さんが代わりにやってくれてましたね。辻さんが「頼れるお姉さん」に見えました。まあ、次回（6/13）からは玉城さんが戻ってくるのでそのへんは安心して任せられるでしょう。ある意味で非常にレアな回が見られたのかも…。(^v^;;

開演18時40分→終演22時30分。

2009/04/11　Tomato n' Pine　中野 TSUTAYA（インストア）

デビューシングル「Life is beautiful」のプロモーションイベント。この日は合計5回行われるイベントツアーの3日目。「中日」に当たります。会場に着いたのは定刻10分前位。最初はちょっとお客さんが少ないかな…という感じでしたが、最終的には50人以上は集まってたみたいで、いい感じに盛り上がってたのではないでしょうか。

進行役の若手芸人さん（2人）の前説に続いてトマパイ登場。今回のプロモーションツアーは、この芸人さんコンビとのやりとりで進めていくパターンみたい。セットリストは、「Life is beautiful」「Unison」、そして個人的にはこの日が初見だった「今日ゎ帰りまぁす」…の全3曲。いずれもデビュー盤に収録されているナンバーだ。ライブで歌った回数は、「Life…」「Unison」「今日ゎ…」の順で多いということになり、当然何度もやっている曲の方が歌にも振り付けにも安定感がある。この日がたぶん3回目だった「今日ゎ…」あたりだと、ちょっとフラフラしてた印象だったけど、まあそのうち慣れてきて良くなるんじゃないかな。振り付けは、最前列あたりの常連ファンも一緒にやっている。2人が両手を合わせてぐるっと位置を換えるところも同じようにやったりして、ステージ上のトマパイの2人も思わず笑っていた。(^v^)
MCでは、曲の歌詞は大体2人の実体験がベースになっている…という話など。一緒にディズニーランドに行ったエピソード、授業を抜け出してお台場に気分転換に行ったら学校や事務所から携帯に電話がガンガンかかってきてそれどころじゃなかった…とか。持ち歌が3曲しかないのでトークはけっこうたっぷり目。ユル楽しい感じ。

自己紹介で、「トマト担当の小池唯です」「パイン担当の奏木純です」というところに何か印象に残る振り付けを考えよう…という話も出てましたね。ちなみにこのユニット、表記がけっこう特殊なんだけど、「Tomato n' Pine」の「n'」は「and」の略。つまり「トマト・アンド・パイン」を続けて発音すると「トマトゥンパイン」…というわけです。

開演17時05分→終演17時42分。