2012/03/17　バニラビーンズ　中野 TSUTAYA（インストア）

4月リリースのシングル「チョコミントフレーバータイム」の予約プロモーション・インストア。この会場はトマパイで何度か来たことがあるけど、その他のアーチストではお初。トマパイ以外もやるんだ〜とけっこう新鮮でした。この日は朝からあいにくの雨。でも1Fのイベントスペースにはほどよい人数が集まり、その中には（この会場の）ご近所在住という掟ポルシェ氏の姿も。完全に一般客モードでの参加です。

メンバー2人でのステージ。…といっても、この日は一段高くなったいわゆる「ステージ」は設置されていない。お客さんと同じ平面上で歌うパターン。以前のトマパイの時にはステージがちゃんとあったんだけど、バニビは背が高いからいらない…ということだったのかな。
セットリストは、「イェス？ノウ？」「気まぐれなパレットタイプ」「ニコラ」「チョコミントフレーバータイム」…の全4曲。前週のKDDIとの曲目のダブリは、新曲以外では「ニコラ」だけ。毎回見に行く常連さんにとってはありがたい心配り。実際、「今日初めて新曲を聴く方は…？」と手をあげてもらったらほんの数人しかいなかったしね。
自己紹介MCでのレナさんのいちおしアイドルは、「3/14に新アルバム『Limited addiction』をリリースした東京女子流のみなさん！」。広報担当らしく新作もきっちりアピール。一方、リサさんの好きな街は、「モナコと中野！」と定番のご当地ヨイショパターン。モナコと中野…ちょっと響きが似てるような気も。
その他のMCでは、「いつもは晴れ女なんですけど雨降っちゃいましたね〜」「でもこの季節の雨は三寒四温で少しずつ暖かくなるからね〜」的な気候の話。さらに、リサさんが「今朝は5時起き…」というと、レナさん「マジ？私がリアルに寝たぐらいの時間だわ…」と2人の生活パターンの時差が明らかになる。さらに、新曲紹介、今後のイベントスケジュール、この日の夕方からのラジオ番組（Ustでも同時配信）の話題など。全4曲、約24分。

イベント開始10分前ぐらいの到着だったわりに、けっこう視界のいい位置から見られてラッキーでしたね。この日のバニビちゃんもかわいさ爆発してました。ちなみに掟ポルシェ氏は懐かしの「セーラーズ」のトレーナーを着用（例の水兵のイラストのやつ）。さすがです。

開演13時03分→終演13時27分。

2012/03/14　Fabbit、ジ・アジナーズ、Merpeoples、RED SUN、mig　三軒茶屋 HEAVEN'S DOOR

女性ボーカルのバンド5組出演の「White or Black day？」というイベント。ホワイトデーということで、会場のあちこちに食べ放題のマシュマロが置いてあり、それをいただきながらビールをぐいっと飲んで素敵なバンドの演奏を聴く…という趣向でした。お目当てはマーピープルズ。それ以外の4組は初見。いちおうロックのカテゴリではありますが、それぞれタイプの異なるバンドで新鮮でしたね。

○「Fabbit」　「ファビット」。女性ボーカル/キーボード、ベース、ドラムス…の男女3人組バンド。楽器編成からもわかるように、一言でいえばピアノロックという感じだけど、1曲まるごとピアノレス、つまりベースとドラムスの伴奏だけで歌い切る曲もあるなど、聴かせるサウンドはけっこう幅広い。チョッパーベースのダイナミックなロックから歌謡的なソウルを感じさせるブルースまで…楽曲ごとにそのカラーが異なっているうえ、曲の構成も起伏に富んでいて、高い音楽性と演奏力を印象づけられるものだ。ボーカルは、ちょっと榎本くるみさんを思わせるような声質。でも、くっきりメリハリがあって、パワフルなバックのサウンドにまったく負けていない。かなりカッコいいバンドではないだろうか。全6曲、約31分。

○「ジ・アジナーズ」　ボーカル/ギター、ベース、ドラムス…の女性3Pバンド。メンバーのうちボーカル/ギターは扇愛奈さん。彼女のソロでのCDは以前聴いたことがあったりするけど、ライブを見るのはソロ/バンド通して初めて。けっこう小柄なんだな〜。現在はこっちのバンドを中心に活動中みたい。サウンドはラウド系ロック。非常に高速な曲もあり、ボーカルも早口言葉みたいに畳みかける感じ。ただし爆音なので何を歌ってるのかはほぼ聴き取れない。MCでも、お客さんが拍手するタイミング（「CDリリースが決まりました〜！」みたいなところ）で扇さんがギターをジャ〜ンと鳴らすので拍手がまったく聞こえない…など、とにかく爆音で耳キーンが印象に残った。普段あまり聴かないジャンルなので良し悪しはよくわからなかったけど勢いは感じたね。全5曲ぐらい、約27分。

○「Merpeoples」　ライブを見るのは約半年ぶりで10回目。ボーカル/ギター、ベース、キーボードのメンバー3人＋ドラムスはサポートだけどもうずっと不動のまなさん。さやかさんといくこさんは髪にカスミソウの飾り（MCによると生花だそう）。セットリストは、「シャーマン」「ma moon」「（新曲）」「CallCallCall」「きみのすべて」「スローモーション」…の全6曲。
ちょっとインターバル空けて聴いたわけだけど、みんな元気そうでいい感じ。やっぱりマーピープルズのライブは楽しいな。新曲はタイトルを言ってたような気もしたんだけど聞き逃してしまった。彼女たちらしいダンサブルなノリが感じられるナンバー。新曲以外だと「きみのすべて」がわりと久しぶりに聴いた感じだったかな。この日は2011年末に行ったカナダツアーのオーガナイザーさん御一行が見に来てたみたいで、上機嫌のシャルロットさんのMCは終始英語まじり（ルー大柴みたいなやつね）。オープニング、おなじみの「シャーマン」なども、ちょっとアレンジ変えてるような気がしたけど、このあたりもカナダ仕込みなのかも…。ライブ告知はいくこさん中心。3月後半は下北沢が続くということと6月に自主企画ライブ（3マン）が決まったことなど。ドラムスのまなさんのバンド「虚弱」のCDがリリースされたという話も。シャルさんのギターは新しくなってたのかな。全6曲、約27分。

○「RED SUN」　「レッド・サン」。女性ボーカル＋男性ギターの2人組ユニット。PCからのバックトラックも併用。ダンサブルなテクノサウンドが基調だけど、ディレイの効いたギターの存在感がかなり大きく、その分全体の印象としてはロックになる感じかな。ピコピコしてるというよりは骨太な音。アッパーな曲中心で、ボーカルはしっかりした中音域に個性がある。MCによると、この日からしばらくライブ活動をお休みして、次回はドラムスを加えた3人編成で再始動します…とのことだった。節目のライブということもあってかフロアにはファン多数。たぶんこの日いちばんお客さんが多かったのが、この時間帯だったのではないだろうか。全6曲、約32分。

○「mig」　「ミグ」。男女4人組バンド。編成的には女性2人がダブルボーカルとベース、シンセサイザーなどを担当。男性2人がギター/シンセとドラムス…という感じ。曲によってはドラムス以外の3人が全員シンセ（80年代とかのオールドタイプのやつを愛用してるそう）にかかりっきりのインストナンバーとかもある。…こんな説明をすると、テクノっぽいと思うかもしれないけど、サウンドは完全にロック。ポストパンクとかそういう感じかな。1分程度の高速ナンバーもあり、ひたすらノイジーなギターに英語詞の女性ボーカル…ということで、海外のガレージ系ロックマニアに受けそうな印象。実際、MCでも「国内よりも海外狙いで動画を作って配信している…」みたいな話をしていた。たくさんの音が入り乱れてるわりに、聴くと意外にすっきりしたサウンドでもあり、バックトラックを併用したダンサブルな曲などもかなりいい感じ。このバンドの時間帯にはお客さんがかなり少なくなってたんだけど、聴かずに帰ったのはもったいなかったんじゃないかな。ちなみにバンド名はロシアの戦闘機が由来らしい。全8曲ぐらい、約21分。

ピアノロック、ラウド、ニューウェーブ、エレクトロニカ、ポストパンク…この日の出演バンドを独断で強引にジャンル分けしてしまうとこんな感じでしょうか（やってる人との意識の差は当然あると思いますが）。女性ボーカル系バンドを詰め合わせた「幕の内弁当」という感じで、幅広い音楽が聴けて楽しかったです。

開演19時07分→終演22時21分。

2012/03/10　バニラビーンズ　原宿 KDDIデザイニングスタジオ

4月11日リリース予定のNEWシングル「チョコミントフレーバータイム」の予約プロモーションイベントVol.1。楽曲とそのPVはすでにYouTubeなどで公開されていますが、ファンの前でライブを披露するのはこの日が初めて…ということで楽しみにして出かけました。しかも会場は最高に見やすい原宿KDDI。ダブルヘッダーでしたが、2回ともとても見やすい席を確保できました。

1回目。春っぽい新しい衣装で登場。この段階でかわいさ爆発。ライブは、いつものようにメンバー2人で。セットリストは、「サカサカサーカス」「トキノカケラ」「恋のセオリー」「エルスカディ」「チョコミントフレーバータイム」…の全5曲。恒例の自己紹介MC。レナさんのいちおしアイドルは「東京女子流の新井ひとみちゃんと庄司芽依芽生ちゃん！」、リサさんの好きな街は「ロサンゼルスと原宿！」。
オープニングの「サカサカ…」は、かわいい新衣装に似合う曲という観点での選曲かな。たしかに2曲目に歌った「トキノカケラ」みたいな切ないマイナー系メロディーだとちょっと…という雰囲気はあった。この衣装（いわゆる私服）は、既製服をベースに襟をつけたり丈を縮めたりといったリメイクを施したもの。前から見るとすごくかわいく清楚な雰囲気なんだけど、実は背中が大きく開いてたりする意外性もある。この日も、「後ろはこんな感じ…」と見せると、会場のお客さん「おおお〜〜〜」。そして、タイツの色は流行の「シャーベットカラー」だそう。勉強になるわ〜。
この日の注目は何といっても新曲「チョコミントフレーバータイム」。ポップでカラフルなオールディーズ調サウンドに、渋谷系なスパイスも軽く効いてる感じ。素直に楽しくて、振り付けもけっこう凝ったもの。「バニビ史上最高に踊ってます！」というだけあって、3分強の比較的短い時間はあっという間。お客さんも手拍子で盛り上げる。この手拍子、「本来はウラなんだけど、オモテで叩きたかったらそれでもいいですよ…」みたいな感じでけっこう適当。結果的には大体ウラ打ちになってたかな。随所にはさむMCでの2人の呼吸もばっちり。この回は、バニビがレギュラーを務めるチバテレビのカメラ3台も入ってて、ライブ中心の華やかな雰囲気のうちに終了。約32分。

2回目。この回は前半がトークショー、後半がミニライブという構成。この日2回目の自己紹介MC。レナさんのいちおしアイドルは、TGSの2人に加えて「北乃きいちゃん！」、一方リサさんの行きたいところは「ニースとモナコ！」。
トークショーは椅子に腰かけて。以下内容を軽くメモ。■新曲「チョコミントフレーバータイム」の作詞は前作に続いて木の子さん。歌詞の内容はバニビのこれまでの5年間を詰め込んだもの。ぜひ歌詞にも注意して聴いてみて。■その木の子さんからのメッセージメールをレナさんが読み上げる。歌詞にある「寸前」という言葉の「ゼン」のところの歌い方がすごく良かった…みたいに細かいところにまでこだわってるのが特徴。さすが作詞家。繊細です。■PV撮影秘話。史上最高に踊ってるので疲れたし、激しすぎてレナさんの靴が壊れた（今履いてるのは2足目）。■最後のアイスを手づかみで食べるところは、クリームを顔中に塗りまくる…など体張ったのに結局ボツに。ボツといえば風船割りシーンやリサさんのローキックなども。手間をかけてそろえた素材から厳選するからいいPVになるんですね。■リサさんの身長が公称から1センチ伸びて173センチに。■「チョコミントフレーバータイム」ジャケ写2パターンを本邦初公開。初回盤ではなんとバニビが「笑ってます！」。■リサさんは「カプリコ」を食べたことがない。この後の撮影会で初めて食べます！…などなど。この他にも小ネタいっぱいで書き切れない。ほとんどフリートークでここまでしゃべれるのってすごいよね。
ライブ前には一度下がって、テーマ曲で再登場。セットリストは、「東京は夜の七時」「ニコラ」「チョコミントフレーバータイム」…の3曲。マイクスタンドが逆になってるアクシデントで再び笑いをとってしまう。裏話をいろいろ聞いた「チョコ…」はいっそう楽しく聴けたよ。短い曲なのに終わった後、息が切れてるレナさん。最高に踊ってる…に偽りなしですね。約42分。

トークショーではお客さんからの質問も受け付け。時間調整も2人だけできっちり出来るし、バニビのトークは本当に安心して聞けますね。曲も良いし踊れるし、さらにかわいさにも一段と磨きがかかったバニビちゃん。リリースに向けてイベントもどんどんやるということなので、さらに楽しみです。

1回目：13時04分→13時36分
2回目：16時04分→16時46分。