2012/04/09　bomi　新宿 タワーレコード（インストア）

2月にリリースされたタワーレコード限定ミニアルバム「OH MY POOKY!!!」のプロモーションイベント。もともとは3月に予定されていたのですが、bomiさん自身がインフルエンザにかかったため、この日に延期となっていました。ちょっと早めに到着してみると、ちょうどリハ中。この時はまだお客さんも少な目だったのですが、定刻頃になるとけっこう増えてて、ステージ前のスペースがほぼ埋まるくらいのいい雰囲気になってましたね。

彼女のライブを見るのは約2年ぶりで2回目だけど、現在の「bomi」名義になってからは初めて。この日は全曲バックトラックを使っての1人でのステージ（普段のライブはバンドと一緒になっているそう）。セットリストは、「PPP...」「Mu・Zi・Q」「Willy Wonka」「iYo-Yo」…の全4曲。アルバム「OH MY POOKY!!!」に収録されている5曲のうちの4曲ということになる。
オープニングは、ちょっと緊張気味だったかな。歌声の端々に若干の硬さが感じられた。明るくてフロアのお客さんの顔もすべてまる見えのインストアは、やっぱり普段のライブハウスなどでのステージよりも緊張するものなのかも…。でも、2曲目ぐらいになると、かなりほぐれてきて勢いがついてくる。前半の2曲はエレクトロビートを使った曲なので、トラックによるステージもわりと自然な感じだったし、お客さんの方もクラップなどで徐々に身体が動き始めるというかね。3曲目「Willy Wonka」は、サビのところで「Hey！」と拳をあげるフリでお客さんと一緒に盛り上がる。「チョコレートの曲なので、普段のライブだといつもチョコをばら撒くんですよ…」。でも、タワレコは店内で食べ物を撒くのは禁止なんだそう。そして、ラストはアルバムのリード曲「iYo-Yo」。このへんになると、もう硬さはまったくなくなってて、改めていい声だなあと思わされた。サビでバーンとくるところとか、生のバンドで聴いたら絶対カッコいいだろうな。全4曲、約21分。

写真などで見るbomiさんは、眉毛の上で短く切った前髪がトレードマークって感じですが、この日はその前髪が伸びてわりと普通になってましたね。関西アクセントのMCも一曲ずつタイトルを紹介する丁寧なもの。ヴィジュアルや曲調からなんとなく「尖ってる」印象がある彼女ですが、けっこう気さくなキャラという一面も持ってるみたいです。

開演19時→終演19時21分。

2012/04/08　バニラビーンズ　原宿 KDDIデザイニングスタジオ

リリース日（4/11）が間近に迫ってきたシングル「チョコミントフレーバータイム」予約プロモーションイベント。この日は1日3回のトリプルヘッダー。前日にも秋葉原と錦糸町で合計3回やっていて、まさにイベントラッシュという感じです。前日行かなかった分、お昼から夕方まで全部つきあってみました。

1回目。時間帯がやや浅め…ということもあってか、いつもはほぼ埋まるKスタの座席にも若干余裕がある感じ。定刻から少し押してイベントスタート。いつものようにメンバー2人でのステージ。セットリストは、「エルスカディー」「チョコミントフレーバータイム」「ドクター、お願い」…の全3曲。
オープニングの「エルスカディー」のあたりでは、まだなんとなくエンジンがかかりきってない印象。レナさんは、自分でも「布団から出きってない感じ…」と言ってたし、このあたりでは完全なお目覚めモードにはなってなかったようだ（「早く出て出て！」と突っ込むリサさんもナイス！）。でも、新曲の「チョコミント…」での振り付けのシンクロ率などは、改めて見ても感心させられる。あれ、ちょっとでもズレだら大変だから、相当練習してるんだろうな…。
恒例自己紹介MC。レナさんはいつものいちおしアイドルではなく、この回は「使ってるスマホ」。もちろんauで機種はHTC。「Wi-Fi付きですごい便利なんですよ…」。リサさんは好きな街で、「パリとニースと原宿！」。曲数も少な目だったし、全体的には暖機運転（？）という雰囲気の1回目のステージだったかな。約22分。

2回目。この回は「ミニトークショー」をメインにしたステージ。そのためセットリストは、「ベイビィ・ポータブル・ロック」「チョコミントフレーバータイム」…の2曲だけ。
2曲歌い終わったところで、椅子とテーブル、手書きフリップなどを用意してトークスタート。話題その1は「Kスタ周辺おすすめランチスポット」。実はバニラビーンズの事務所はKスタのすぐ近く。そのため「事務所で取材受けた日とかには、けっこうこの近くでランチしてますよ…」とのこと。紹介してたのは和食、スープカレー、ちゃんぽん、テイクアウトのお弁当…などなど。もちろんリサさんの行きつけ「うかい亭」も。気になるお値段はレナさんおすすめキーマカレー弁当500円に対して、うかい亭のいちばん安いランチコース6830円（WEB参照）。
話題その2は「心理テスト」。3問あって、レナさんには敵が8人いること、リサさんが自由度150％であること…などが判明する。けっこう長めだったけど、そこはフリートークならおまかせのバニラビーンズ。まったく飽きさせない。客席とのやりとりも適度にあって楽しい時間となったのだった。
ちなみに、冒頭の自己紹介MCでのレナさんのいちおしアイドルは「TGSのひーちゃん、めいちゃん」。リサさんの好きな食べ物は「フォアグラ」。いずれも定番で。約36分。

3回目。お客さんは2回目くらいからは満席でお立ち見の人も。昼からずっと見てる人もいていい感じに温まってきている。この回はライブメイン。セットリストは、「イェス？ノウ？」「トキノカケラ」「恋のセオリー」「チョコミントフレーバータイム」「東京は夜の七時」…の全5曲。
「トキノカケラ」「恋のセオリー」と続けて歌ってレナさん息切れ。「顔テカってません？」。さらに追い打ちをかけて「チョコミント…」、ラストに「東京は…」とノリのいい曲が続いて、お客さんもクラップや振りコピで盛り上がる。最終曲前、レナさんが「さて今、何時ですか？」と訊くと、客席からは「7時！」の声。もうお約束ですよね。いい感じでのイベントの締めとなったのだった。
さて、3回目の自己紹介MCでのレナさんのいちおしアイドルは、「ひーちゃん、めいちゃん」に加えて「さくら学院の菊地最愛ちゃん、吉川友ちゃん」と増員パターン。「みなさん、推しは増やすものですよ！」。一方リサさんの好きな食べ物は「フォアグラとチョコミント！」。この他のMCでは、各回共通で新曲紹介、イベントやワンマンのスケジュール、終演後のじゃんけん大会の段取り説明…などなど。普通スタッフがするような特典の説明なんかも自分たちでやっちゃうところがバニビですね。約28分。

3ステージで合計11曲（重複除いても9曲）。2回目、3回目はお客さんも増えていい感じに盛り上がってましたね。この週末だけでイベント6回とお疲れさまでした。ところで、原宿が事務所というのはもともと公表されてる情報なわけですが、Kスタの近くと聞くと、改めてこの会場がバニビにとっての「ホームグランド」みたいになってる理由がわかる気がしましたね。

1回目：13時08分→13時30分。
2回目：15時39分→16時15分。
3回目：18時08分→18時36分。

2012/04/06　平賀さち枝　下北沢 ヴィレッジヴァンガード（インストア）

4月4日リリースの2ndミニアルバム「23歳」のプロモーションイベント。ヴィレッジヴァンガードでのインストアは初めて。ステージは店内の一番奥。売り場の一部が少し高くなった場所にPAがセッティングされています。すでにお客さんは通路にあふれるほど。開演前にスタッフから注意。「今、この上（本多劇場）でお芝居をやっているので、スピーカーの音量は少し絞らせていただいています。拍手もかなり響くので気持ち控えめでお願いします…」。そんなわけで、ちょっと秘密めいた雰囲気のイベントに。

この日の平賀さんはアコースティックギター弾き語り。1人でのステージ。セットリストは、「目黒川」「江の島」「希望にあふれた雨雲でいっぱい」「今は帰らない」「恋は朝に」「春が来そうでさびしいだけ」「眠ったり起きたり」「パレード」…の全8曲。
オープニングの「目黒川」を歌った後、ステージ前のお客さんが近すぎて落ち着かないのか、「マイクごとちょっと下がってもいいですか…」とセッティングを変更。たしかに、1メートルも離れてない距離でお客さんがぎっしり取り巻いているのだから当然かもしれない。その様子を見ていたお店のスタッフが、「できたら前の方はしゃがんでいただけますか？」とお客さんに提案。その結果、ステージ前の大勢のお客さんが腰を下ろしてくれて、後方にいた人にとっては非常においしい状況となった。私も人垣の間からまさに「垣間見て」いたんだけど、視界が急激に広がってストレスゼロに。ヴィレヴァンスタッフのナイスプレーでした（逆に腰を下ろした人の中には無理な体勢で苦しかった人もいたと思う）。
この日歌ったのは、新作に収録されている6曲のうち5曲＋1stアルバムからの3曲。新作で省略されたのはタワーレコードの歌でもある「No Music, No Life」。まあこれは当然の配慮かな。「春が来そうでさびしいだけ」は、いつもタイトルがわからなくて、レポでは「♪ギターもマイクも…」と書いていた曲。ようやく正式タイトルが判明してすっきり。そして、個人的に（たぶん）初めて聴いたのは最後の「パレード」。もともとバンドアレンジを意識して作った曲だそう。アコースティックギターでの弾き語りパターンは、これからこなれてくる感じだったかもしれない。
その他のMCで話してたことを軽くメモ。「私はギターの弦を年に1回ぐらいしか張り替えないんですけど、ちょうど昨日張り替えたんですよ。ですから今日はちゃんとチューニングして歌います…」。新作アルバム「23歳」については、「普段こんな感じの弾き語りで歌っているので、今度はバンドアレンジをやってみたいなと思ってつくったアルバム。春にぴったりの作品になりました…」。そのため6月に決定したレコ発ワンマンはバンド編成でやるという話。これはかなり楽しみ。そして、この日の会場であるヴィレヴァンの印象。「この店でしか売ってないマンガがあって、それをよく買います。店頭で流れてるビデオをずーっと見てたりすることもあります…」。
いつものように、一曲一曲ていねいに歌う平賀さん。お客さんもとても熱心に聴いていたと思う。そこに集まってた全員が一音も聴き漏らすまいとステージに集中してる…そんな感じのライブだったのではないだろうか。全8曲、約39分。

この日の衣装は、薄いパープル系の長袖Tシャツ＋サーモンピンクのスカート＋黒のタイツ。上下とも春らしく淡いシャーベットカラーというんでしょうか。何気ないんですけど、いつもかわいいスタイルで目を楽しませてくれます。レコ発ライブまで、イベントやライブもいろいろあるようなので楽しみが続きますね。終演後はサイン会。お客さんけっこう多かったから、かなり時間かかったんじゃないかな。

開演20時→終演20時39分。