2014/04/25　バニラビーンズ　中野 TSUTAYA（インストア）

前々日（4/23）にリリースされた10thシングル「ワタシ…不幸グセ」のプロモーションイベント。今回はリリース前日の渋谷2.5D、当日の新宿タワーレコードなど、要所となるイベントにも行けなかったので、もっとも近場である中野はなんとか行きたい！…とスケジュール調整した結果、どうにか間に合いました。

平日、しかも都心とはいえない中野にもかかわらず会場にはけっこうな数のお客さん。メンバー2人でのステージ。セットリストは、「プリーズミー・ダーリン」「妄想カフェテリア」「ワタシ…不幸グセ」「恋のスナイパー007」…の全4曲。
この日初めて聴けたのは、新曲のC/W曲「恋のスナイパー007」。数字の部分は「ダブルオーセブン」と発音する。タイトルから予想できる通りのスパイ歌謡＋サウンド的にはテクノ風味のロックをミックスした感じの曲かな。表題曲「ワタシ…不幸グセ」も、ムード歌謡的な歌詞＋モータウンサウンドというハイブリッド楽曲なわけだけど、C/W曲にも同じ構造を持たせてるということだろう。曲調は盛り上げ系というよりは聴かせる感じ。バニビちゃんたちにしてはけっこう動きのある振りつけも見どころになっている。スナイパーだから指を拳銃に見立ててる感じとかね。また、北欧サウンドやバブルガムポップ路線とは少し違う曲を聴かせる…という意味では、前回の「プリーズミー・ダーリン」に対する「Night on the Earth」に近い感じもありそうだ。この曲もバンドアレンジで聴くのが楽しみな感じ。
前半の2曲は安定のパフォーマンス。メインの「ワタシ…不幸グセ」ではこの日も振りつけ講座あり。けっこうみんなやって盛り上がってたんじゃないかな〜。手首クルリのところは省略して手を振ってるだけの人も多かったけど…（自分も含めて）。

さて、この日は「社長とか偉い人が来てないので…」とMCはかなり伸び伸び＆たっぷり。「今日は花金、そして25日の給料日ですよね！」という振りはレナさん。つい先日、薄給や貧しい食生活を暴露したツイートでネットニュースにも取り上げられたのを受けての発言だ。「お給料出たのでちゃんとさっきもご飯を食べてきましたよ。ご心配なく…」といわれても、ツイートしてた給料の額じゃいつまでもつのか…とファンも微妙に苦笑い。
さらに、中野イベントの名物、掟ポルシェ氏とそのご子息との絡みトークも。毎回「ママとレナちゃん、どっちが好き？」ときくと「レナちゃん」と答えてたご子息、この日は「どっちも」と回答してレナさんショック！ もう5歳だそうなのでそろそろ自我が芽生えてくる頃。しかも、どっちもというのはなかなか良い落としどころでもある。さすがやね。その流れで、「女は25歳から！」といった話、「最近トークショーとかやってないし、またやりたいね」といった話（掟さんも「やりましょう！」と頼もしいお言葉）、さらにCDの特典映像で高尾山に登った話…などなど。前回の池袋では抜歯の後遺症でやや元気のなかったリサさんもこの日は完全復調。久々にバニビのおもしろMCをたっぷり聴けたイベントだった気がした。全4曲、約34分。

「ワタシ…不幸グセ」のプロモーションイベント、この日が折り返し点だそうで、翌日からの週末には1日4回ステージが続く…という怒涛のスケジュール。アイドルの薄給とその割にハードスケジュールという問題、なかなかすぐには答えが出ないわけですが、頑張っていただきたいものです。

開演19時35分→終演20時09分。

2014/04/19　野佐怜奈とブルーヴァレンタインズ　新宿 dues

「レコードストアデイ」に開催されたこの日リリースの1stシングル「星降る丘」購入者を対象とした招待制イベント。会場の「dues」は新宿東口中央通りにあるディスクユニオン（いちばん駅寄りの地下に昭和歌謡館があるビル）4Fにあるイベントスペースです。オールスタンディングでの定員60人というコンパクトな内部は、ステージ前2列くらいに椅子が出ていたので、たぶん40人くらいで満員になる感じ。この日もかなりぎっしりでしたが、運よく非常に視界のいい立ち最前で見ることができました。

最初、野佐怜奈さん1人がステージに登場して軽く挨拶。その後、メンバーを一人ずつ呼び込んでいく。ボーカル、ギター、ベース、ドラムス。4人でのステージ。セットリストは、「ランブルスコに恋して」「白い小鳩」「スペースカメラ」「悪い女」「星降る丘」…の全5曲。
オープニングはソロアルバム「don't kiss, but yes」からのナンバー。その中ではもっともGSっぽさを感じさせるナンバーだろう。3月に見た時にはやってなかった曲だけど、やっぱりこのメンバーだと映えるわ〜。メロディーのよさ、カッコよさがビシビシ伝わってきて、冒頭からいきなりつかまれる。続く2曲目もGS風ナンバー。知らなかったけど、後で調べたら朱里エイコの曲のカバーだったみたい。作詞・山上路夫、作曲・都倉俊一による1974年作品。やはりこの路線がブルーヴァレンタインズということなんだろう。
3曲目「スペースカメラ」は前回にもやってたスカっぽいオリジナル。MCでは「ちょっと宇宙っぽい曲を聴いてください…」と紹介してたけど、別にテクノだったりピコピコしてたりするわけではない。この日はMCは少なめ。どんどん曲を演奏していく。
終盤はデビューシングルの両面を続けて。まずはGSっぽさ全開の「悪い女」から。メロディーをよく聴いてると意外にもモーニング娘。の初期の曲などにもありそうな雰囲気だったりもする。「乙女の心理学」とか…。でも仕上がりはシャープでよりカッコよくなっている。となると、何となく聴いたことがあるようなメロディーの「星降る丘」にも当然何か元ネタがあるんだろうな。でも、その元ネタをうまく料理してよりよいものができてればOKなのがポップスというものだろう。耳について離れなくなるサビのフレーズ。野佐さんの声質にもあってるしとても気持ちよく聴けた。
バンドの演奏も良かったな〜。終始ノリノリ、自分でも歌詞を口ずさみながら笑顔でギターを弾く菊池ともかさん、対照的にクールにリズムを送り続けていたベースの横山由佳里さん、そして曲調の華やかさをしっかり支えていたなかじまはじめ氏のドラムス。「ブルーヴァレンタインズとしてのライブは今日でまだ3回目です…」と言ってたけど、これからがさらに楽しみになってくる感じ。まずはオリジナルを増やすのが先決かもしれないけどね。コンパクトなスペースでとても臨場感を感じられたライブだった。全5曲、約23分。

女性メンバー3人の衣装は前回同様で縦ストライプのおそろいのワンピース。レコードのジャケットでも着てるやつですね。MCはもう少し何かあってもいいかな…という気もしたんだけど、終演後のサイン会にほとんどの人が列をつくってたので、その時間も計算してたのかもね。短めだったけど聴き応えあるステージでしたね。

開演19時20分→終演19時43分。

2014/04/19　バニラビーンズ　池袋 サンシャインシティ（噴水広場）

4/23リリース予定の10thシングル「ワタシ…不幸グセ」の予約イベントも兼ねた「サンシャインシティ×新星堂 iPop Monthly Festival」。バニラビーンズがマネジメントを委託しているレプロ所属のベイビーレイズとの合同イベントだけど、私が見たのはバニビが出演した部分だけ。彼女たちのライブを見るのはちょうど「80回目」という節目イベントでもありました。

1回目：最初のステージはバニラビーンズ単独でのライブ。少し早めに行ってみると、端の方ならまだ最前列でもスペースがある感じ。せっかくなのでいちばん前で見ることに。定刻になると噴水が盛大に吹き上がりバニビちゃん登場。メンバー2人でのステージ。セットリストは、「ニコラ」「ベイビィ・ポータブル・ロック」「ワタシ…不幸グセ」「チョコミントフレーバータイム」「ノンセクション」…の全5曲。
この日の注目はなんといっても新曲「ワタシ…不幸グセ」だろう。この曲のリリースイベントに参加するのは初めて。ネットなどでも聴いてなかったので、ライブのステージでその第一印象を確認することとなった。曲はアナウンスされていたようにモータウン調。60年代ガールグループみたいなコーラスが入るノリのいいポップ曲だ。サウンド的にはこのところ継続しているバブルガムポップ路線といっていいだろう。しかし、その楽しげなメロディーに乗せて歌われる歌詞は意外にもムード歌謡調！ 「ワタシ…不幸グセ」というタイトル通り、ダメな男にひっかかってしまう女の気持ちを歌った歌詞（たぶん）で、サビのコーラスも「♪アンタ〜」だったりする。まあ一種のハイブリッド仕様の楽曲ということなんだろうけど、若干の違和感がないわけでもないかな…。
この新曲ではお客さんにも簡単な振りつけを指導。一緒に踊って楽しむ。この振りつけの説明も含めて、MCは大体レナさんがしゃべってた感じだったかな。というのも、リサさんは数日前に抜いた親不知の痛みがまだ引かないそうで（ツイート参照）、明るく振る舞って頑張ってはいたけど、全体にちょっと元気がなかった気がした。その分をレナさんがうまくカバーしてたみたい。このへんのチームプレイはさすが。
新曲以外はどれも定番曲ということもあり安定して楽しく聴けた。最後の「ノンセクション」ではステージのいちばん前まで来てくれる。途中で位置も交替してくれたりね。かなり間近で見ることができた。新曲の衣装、やっぱりかわいかったわ〜。全5曲、約26分。

2回目：この回はバニラビーンズとベイビーレイズのステージが連続で行われる…ということで、ステージ前にはかなりの数のベビレファンが集結。そのため比較的後方から見ることに。1回目に最前で見ておいてよかったよ。セットリストは、「東京は夜の七時」「サブカルガールまどか」「ワタシ…不幸グセ」「プリーズミー・ダーリン」「ジュエルメモリーズ」…の全5曲。1回目とは新曲以外すべて違う曲。こういう気配りはありがたいよね。
この回のMCでは、「たぶん今日はじめましてのお客さんも多いと思うので…」と簡単なバニビの紹介の後、「最近、バニビ姐さんって呼ばれることも多くて…」みたいな話など。1回目とあわせて9曲聴けたし、バニビちゃんらしい温かみのある良いイベントだったんじゃないかな。全5曲、約25分。

この後、続けてベイビーレイズが登場したはずだけど、次の予定があったのでバニビ終了と同時に移動。「ワタシ…不幸グセ」、この日聴いた感じだけだとまだちょっと慣れてないけど、ノリのいい曲なのでバンドスタイルでのライブではけっこう映えそう。そっちは5月の対バンイベントに期待という感じかな。

1回目：開演16時→終演16時26分。
2回目：開演18時→終演18時25分。