2014/08/17　Cupitron　渋谷 タワーレコード3F（インストア）

9/17リリース予定の1stCD「ユニコーンパレード」の予約イベント。現地到着がギリギリ（というよりもう始まっててもおかしくない時間）だったので後ろで聴くだけかな…と思っていたところ、スタートが多少押したことで全部見ることができました。位置も意外といい場所にスペースがあってラッキー！

ライブを見るのは約1カ月ぶりで2回目。メンバー3人でのステージ。衣装は新曲に向けた新しいもの。それぞれ赤・青・緑がキーカラーになっている。セットリストは、「First Contact」「サマーカイジュウ」「ユニコーンパレード」…の全3曲。
オープニングはインストナンバーを使った短いダンスパフォーマンス。前回duoで見た時にはまるまる1曲分くらいの長めのものだったけど、この日はショートバージョンになっていて、いわばオーバーチュアがわり…といった感じかな。曲はティーザー映像で使われていたやつだったと思う。
3曲目の新曲「ユニコーンパレード」はこの日が初見。デビュー曲が配信オンリーだったので、彼女たちにとっては初めてのCDリリースということになる。一言でいえばミドルティーンアイドルらしい、ストレートな楽しさに振ったナンバーじゃないかな。後半のどんどん高揚していく感じも、「パレード」が進んでくるイメージで印象に残る。広い会場で聴いてみたいと思った。盛り上がりそう。衣装もカラフルでかわいい雰囲気になり、配信デビュー曲「サマーカイジュウ」の時の未来的でクールなコスチュームに比べて、格段に親しみやすくなっている。
前回よりも近い距離で見ることができ、またインストアで照明も明るかったので、メンバー1人1人についても個性がよりはっきりつかめた気がした。タイプの違う3人だけど、バランスはいいんじゃないかな。ただし、MCは簡単な自己紹介と曲の紹介くらい。ボーカルはリップシンクロだったと思うけど、まあこれは仕方ないところだろう。フォーメーションを変えながらのダンスはしっかりしていた。全3曲、約17分。

開演15時05分→終演15時22分。

2014/08/12　早乃香織、伊藤桃、シブヤDOMINION、アイリス、WHY＠DOLL　渋谷 Glad

「Girls Storm 〜ワンコインBOMBER!!〜」。ビクターのアイドル専門レーベル「VERSIONMUSIC（バージョンミュージック）」主催のイベント。出演者はレーベルに所属してたり育成中だったりするアイドルが中心なのかな。「ワンコイン」というのはチャージが500円ということで、ドリンク代込みでも1000円。敷居の低いライブとなっています。お目当てはアイリス＆早乃香織さん。タイムテーブルも事前に公表されていたので4組目の早乃さんの出番前を狙って会場入り。

○「早乃香織」　ライブを見るのは約4カ月ぶりで3回目。夏らしい色合いのワンピースの衣装。バックトラックを使った1人でのステージ（この日は全組バックトラック使用）。セットリストは、「FIRE BIRD」「リナリア」「女神の追憶」「Betelgeuse Beat」…の全4曲。
短い持ち時間の中にアッパー3曲＋バラード1曲という配分。やっぱり安定して上手いわ〜と改めて感じさせられる。アッパー曲の場合、フロアのお客さんをけっこう煽っていくんだけど、別に煽りなしでも十分聴き応えがあって楽しいだろうな…と思えるくらい。2〜3曲目は7/30にリリースされたばかりの4thシングルの表題曲とC/W曲。圧巻は3曲目「女神の追憶」かな。リリカルなスローバラード。お客さんもフロアに腰をおろし、かけ声なども一切なしでじっと聴き入っている。曲の後半、ステージのいちばん前で膝をついて歌うシーン。情感あふれるボーカルとスポットライトの中に浮かび上がる早乃さんの横顔…。全体的にいえることだけど、歌っている時の身のこなしがとてもきれいなのも彼女の魅力の一つだろう。ラストは再度アッパー曲で盛り上げ。よかったです。全4曲、約20分。

○「伊藤桃」　「いとう・もも」さん。ライブはこの日が初見。音楽活動を始める前にもグラビアアイドルやタレントをやっていたので、名前や顔はかなり前から知っていたけど、ライブアイドルとしてはまったく予備知識なしで聴いた感じ。前半はスピード感のあるポップ/ロック的なナンバー。ミディアム1曲をはさんで、後半はトランスっぽい感じのダンスビート曲へ…という展開。けっこう大きな振り付けや勢いのあるダンスもあり、お客さんと一緒にタオル回しする曲なども。十代のアイドルとそんなに違わないパフォーマンスを見せてくれる。ライブアイドル活動を始めたのが大学卒業後…という意味ではゆっふぃーなどの先輩にあたるような存在だけど、年相応みたいなことはまったく考えずに攻めてるところはすごい！ 道重さゆみ系の童顔っていうところもいいんだろうな。MCもけっこう自然体。全6曲、約30分。

○「シブヤDOMINION」　こちらもこの日が初見。8人組ダンス＆ボーカルアイドルユニット。見てる時には中学生メインくらいかな…と思ってたのだけど、フライヤーによると「平均年齢16.4歳」だそうだ。年間400本（！）もライブを行っているというまさにライブアイドル。全曲アッパーで4つ打ちっぽい曲からロックっぽい曲まで。どんどんフォーメーションを変えながら踊る元気いいダンスが見どころかな。前半2曲はライトスティックを持って踊る振り付け。ファンもメンバーとおそろいのライトを振って盛り上がっている。9月リリースの新曲が売上5000枚に達したら、2015年春にメジャーデビューとのこと。全4曲、約20分。

○「アイリス」　ライブを見るのは約4カ月ぶりで3回目。メンバー3人でのステージ。衣装は白でデザインが1人ずつ違うパターン。リオさんはミニワンピース、ユキノさんはショートパンツ、モモカさんはスキニーパンツ＆へそ出しの短いトップス。色が白というところはアイドルっぽいけど、デザイン自体はけっこうお姉さん系かな。セットリストは、「feeling of a girl」「プリズムレター」「juicy box」…の全3曲。
いずれもライブで聴くのははじめての曲。最初の2曲は、8/8にリリースされたシングル「プリズムレター」のC/W曲と表題曲だ。印象としては、ディスコクラシック風だった前作の質感から、よりクールでイマドキっぽいクラブミュージック的なサウンドに変わったといえばいいのだろうか。CDでは、はっきりいってあまりピンときてなかったのだけど、重低音がしっかり響くライブハウスで聴いて、いい方向にイメージが書き換えられた気がした。ダンス（振り付け）も以前とは少しタイプの違う切れのいいもの。「juicy box」後半では3人のダンスソロのパートもあって、ユキノさんが側転をばっちり決める！ 3曲だけ、MCなし…というコンパクトなステージだったけど密度は高かった。
ただ、11月に予定されているメジャーデビュー後もこのサウンドが引き継がれるかどうかはわからない。そういう意味では若干過渡期なのかも。この日は3人の魅力を改めて確認できたのが大きな収穫という感じ。約14分。

○「WHY＠DOLL」　2人組ユニット「ホワイドール」。ライブはこの日が初見。もともとは北海道・札幌で活動していたローカルアイドルで、現在は拠点を東京に移し、9月にはメジャーデビューも決まっているそう。
この日はそんな彼女たちの勢いが感じられるステージだった。前半はスピード感のあるポップ/ロックナンバーを連発して盛り上げる。ボーカル、ダンス、お客さんに対する煽りなど…全体的なバランスがとてもよい。ぱっちりした目が印象的な青木さんと、親しみやすくて癒し系な浦谷さんの組み合わせもなかなか。ファンもかなり熱い。MIXとかサークルとかタオル回しとか…。
ラスト2曲となったところで、メジャーデビュー曲「Magic Motion No.5」を披露。それまでとはタイプの違うディスコ調のナンバーで、ゆったりめのグルーヴが気持ちいい。そして、ラストはしっとり聴かせるロッカバラード曲「ひまわり」で締める。これはC/W曲になるのだろうか？ いずれもメジャーらしい良く出来た楽曲だと思ったけど、同時に前半大いに沸いていたファンの人たちがあまり盛り上がれずにおとなしく聴いていたのも印象に残った。たしかにメジャーに行けば楽曲のクオリティは上がる。しかし、それがインディー時代を支えたファンが好きな曲と必ずしも一致しないこともある…というのが、その場面を見ていてリアルにわかった気がした。でもまあ、いいユニットなのは間違いないと思う。全6曲、約31分。

お目当ての2組だけさくっと聴ければいいかな…くらいの気分で出かけたのですが、なんだかんだで真剣に聴いちゃいますよね。この日、大人数だったのは1組だけで、あとはソロか2〜3人の小編成ユニット。今後はやっぱりこういう感じのアイドルが増えていくんじゃないかな〜。楽しく聴けました。

4組目スタート19時03分→終演21時02分。

2014/08/10　キャラメル☆リボン、ワンリルキス　新宿 タワーレコード（インストア）

キャラメル☆リボンとワンリルキスの合同インストアイベント。どっちもTパレットからのリリースというつながりですね。キャラメル☆リボンは7/31から続けてきた首都圏キャンペーンの最終日。お客さんもわりと多め。どっちかというとキャラメルのファンの方が多かったのでしょうか。

○「キャラメル☆リボン」　イベントを見るのは東京初日だった中野、前週の渋谷…に続いてこの日で通算3回目。皆勤するようなファンの人には遠く及ばないとはいえ、自分ではけっこう見ることができた気がする。メンバー3人でのステージ。セットリストは、「なにわ食いしんぼ横丁」「スタートリボン」「ファーストシークレット」「恋のmusic」「七色の虹の向こうに」…の全5曲。
オープニングの「なにわ…」は前回もそうだったけどワンコーラスだけ。大阪のユニットだということを印象づけるテーマ曲みたいな感じかな（デビューのきっかけになった曲でもあるしね）。2曲目はTパレット移籍第一弾の「スタートリボン」。過去2回のイベントでは歌ってなかったのでライブで聴くのは初めて。そもそもキャラメル☆リボンに興味を持ったのはこの曲が気に入ったから…ということもあって、イントロが出た時には、「あ、初めて聴ける！」と素直にうれしくなった。生で聴いてもやっぱりいい曲！ 4曲目に歌った「恋のmusic」も初めて聴く曲。フュージョン風サウンドの軽快なR＆B調ナンバー。ラップっぽいパートもあったりする。キャンペーン最終日にもかかわらず、どの曲でもとにかく元気いっぱいで楽しそうなところが彼女たちの魅力だな〜。
MCでは、前回も話題になっていた「あまたろうさん」が登場。ようするに天音さんがヒゲをつけて、父親の体でやるコントなんだけど、このゆるさが絶妙。聖奈さん、葵さんの突っ込みも効いている。最近あまりやってなかったというこのキャラ。ファンにとってはおなじみみたいでお客さんもみんなニヤニヤ。「このくだりで1曲歌えるくらいの時間とってるで〜」と言うように約5分、たっぷりやっていた。最後はそれぞれサインボールを客席に投げ込み。3人ともおもしろいけどやっぱりあまちゃんがボケ担当なのかな。けっこう天然も入ってるっぽいけど…。キャラメル☆リボンの魅力が多くの人に伝わった11日間の首都圏キャンペーンだったのではないだろうか。全5曲、約33分。

○「ワンリルキス」　ライブを見るのは約10カ月ぶりで2回目。メンバー4人でのステージ。セットリストは、「ワンリルキス」「まる・さんかく・しかく」「ダンシング・セブンティーン」…の全3曲。
最初の2曲は8/5にリリースされたばかりのシングル曲とC/W曲。「ワンリルキス」はグループ名がタイトルになってるけど、ぱっと聴いた感じいわゆる自己紹介ソングではないみたい。「まる・さんかく・しかく」はお客さんと一緒に振り付けをやる。後で公式サイトを見たら「ポンキッキ」の曲のカバーだそう。でも、サウンドは童謡じゃなくちゃんとポップス的なものに仕上がっている。ラストは鉄板曲で盛り上げ。
MCでは、前日もキャラメル☆リボンと一緒だったそうでその話題、さらに告知いろいろ…という感じ。楽しそうな雰囲気は良かったけど、3曲だけだとあっという間に終わってしまうな〜というのが正直なところ。ちゃんとしたライブに行けばいいんだろうけど、それにしてももうちょっと聴き応えがほしかったかな…。全3曲、約14分。

演劇ファンは同じ公演を複数回見る場合、「初日・中日・楽日」を押さえるのが基本なわけですが、今回のキャラメル☆リボンの一連のイベントは、ほぼそのパターンで見ることができましたね。今度はインストアイベントではないちゃんとしたライブも見てみたいものです。

開演18時→終演18時49分。