2015/12/12　WHY＠DOLL　新宿 タワーレコード（インストア）

12/9リリースのメジャー3rdシングル「clover」のプロモーションイベント。WHY＠DOLLは2014年8月に一度見ていて、いいグループだなという印象はあったのですが、その後なかなかライブで聴く機会がありませんでした。この日のイベントに行くきっかけになったのは、少し前にネットで見た新曲のMV。良さそうだったので、久しぶりに聴いてみたいな…ということで。

定刻15分前くらいで5〜6列目という感じ。ところがそこからあっという間に人が増えて、開演する頃にはイベントスペースがぎっしり満員になっていた。けっこう人気出てるのね〜！ 直前に簡単なリハーサルがあって、21時ぴったりにイベントスタート。バックトラックを使ったメンバー2人でのステージ。セットリストは、「Ringing Bells」「ベクトル」「曖昧MOON」「clover」…の全4曲。
前回見たのはメジャーデビューがすでに決まっていたタイミング。つまりメジャーデビュー前。セットリストもインディー時代の曲が中心だった。しかし、この日は新曲とそのC/W曲（計3曲）をはじめ、すべてメジャーデビュー後の曲。「シティポップ的なアイドルポップス」という路線をブレないで続けてる印象。本格的なシティポップというよりも、あくまでも「その香りのするアイドルポップス」という感じかな。例えていうなら、Negiccoがやってるような曲調にかなり近いんじゃないだろうか。自分も含めて、あのへんが好きな人ならけっこうハマるだろうな…という気がした。
ボーカルは生歌。ちょっとあやしい時もあるんだけど、頑張ってるのは伝わってくる。2人の声質のバランスもとても良い。1曲目「Ringing Bells」はハンドベルを持って歌う振りつけ。この曲に限らず、立ち位置をどんどん交換したり、ユニットとしては最小限の人数なんだけど、視覚的にも楽しませてくれるパフィーマンスで好印象だった。お客さんをやたらに煽らないところもいいし、ファンも手振りやクラップくらいで落ち着いて見守ってる感じ。でも、熱心に聴いてるのはよくわかったし、うるさいだけの現場に比べて好感度高め。
MCでは、「clover」のリリースイベントがタワレコ新宿店で2回目、トータルだともう50回以上…といった話など。しかも、全イベント皆勤のファンもいるとか！ 文字通りの「おまいつ」だね。トークに関しては、顔立ちのはっきりしてる青木さんがふわっとした雰囲気、一見癒し系な浦谷さんがチャキチャキ仕切る…とこれまたおもしろいバランス。いや〜、WHY＠DOL改めていいですね！ 全4曲、約28分。

開演21時→終演21時28分。

2015/12/06　Rei　新宿 タワーレコード（インストア）

11/4にリリースされた2ndミニアルバム「UNO」のプロモーションイベント。どれくらい人が集まるのかわからなかったので、少し早めに行くとすでにけっこうな数のお客さんが。開演直前くらいだともうイベントスペース最後方だったんじゃないかな。おかげさまで4列目くらいの位置で。

Reiさんのステージを見るのは約半年ぶりで2回目。前回はまったく予備知識なしで聴き、「これはなかなかのもの…」と思って、その後すぐに1stミニアルバムを買ってみた。今回の2ndミニアルバムもすでに入手済み。なかなかタイミングがあわずライブこそ行けてないけど、この日はけっこう楽しみにしてイベントに臨んだのだった。
アコースティックギターでの弾き語り。曲によりブルースハープも演奏。1人でのステージ。前回は腰かけて歌うスタイルだったけど、この日はスタンディングで。前半3曲は英語詞のナンバー。アコースティックギターとはいえアンプリファイされたそのサウンドが出た瞬間、いきなり彼女の世界に連れて行かれる。パワフルでいながら細かいニュアンスまでも表現するそのギタープレイ。そして女性らしい瑞々しさとブルースならではの力強さが共存するボーカル。やっぱいいわ〜。英語の発音もネイティブでとても聴きやすい。
後半はオリジナル。「We」「BLACK BANANA」「JUMP」…だったかな。ゆったりとしたフォーク調の「We」では広大な世界を感じさせ、終盤2曲はダイナミックなギターとともにスピードたっぷりに駆け抜ける。「最後の曲です…」みたいなアナウンスも特になく、曲終わりと同時にさっと一礼してステージを降りていく潔さ！ カッコいい。MCは中盤に告知関係中心に。1月にレコ発ワンマンを予定しているとのこと。この日の短いステージとは一味違った内容になりそう。これは楽しみだ。全6曲、約24分。

聴けば全員納得という感じの彼女のステージ。この日もお客さん多かったし、けっこうじわじわきてる感じでしょうか。フロアを見渡した印象だと、若い人もいたけど平均年齢はやや高め…だったかな。オジサンたちは購買力あると思うので、まずはそのへんに起爆剤になってもらいましょう。

開演18時→終演18時24分。

2015/11/28　カネコアヤノ　新宿 タワーレコード（インストア）

11/11リリースの2ndアルバム「恋する惑星」のプロモーションイベント。定刻20分くらい前に行ってみるとリハーサル中。歌ってたのは「スイミング」など1stアルバムからの曲。どうやらイベント本編ではやらない曲をファンサービスの意味も含めてやってた感じかな。お客さんもけっこう集まってて、スタッフの指示で少しずつ前に詰めたり。

カネコアヤノさんのステージを見るのは約9カ月ぶりで6回目。新しいアルバムはまだネットで一部を試聴したくらい。この日はライブではどんな感じか聴いてみたいな…と思って参加してみた。
アコースティックギターでの弾き語り。1人でのステージ。セットリストは、「マジックペンと君の名前」「コンビニ」「恋文」「キスをしよう」「ホームシックナイト ホームシックブルース」「週明け」…の全6曲。
全体的な印象からいうと、アコースティックギター弾き語りというシンプルなサウンドが、彼女らしい楽曲のカラーをより際立たせていたのではないだろうか。アルバムをざっくり試聴した限りだと、バンドサウンドで「なんとなく普通っぽくなったかな…」というイメージを持ってたのだけど、この日のステージはその印象をいい意味で裏切ってくれるものだった気がした。
演奏したのはすべて新作アルバム「恋する惑星」に収録されている曲。しかし、紹介されるタイトルをきくと、以前のライブでも歌ってたな…と記憶に残ってるものがけっこうあった。1stアルバムから1年半の間にライブで徐々に練り込んできた楽曲がメインになっているということだろう。その楽曲をとてもよく響く声でしっかり聴かせる。飾らない素直な歌声の中に少女らしい真っ直ぐな気持ちが込められている。歌そのものに存在感がある。弾き語りのアレンジもありがちではなく、「ホームシックナイト ホームシックブルース」や「週明け」でのベースラインのようなギター伴奏などおもしろく聴くことができた。やっぱりライブじゃないとわからないことがあるもんだなと感じさせられたステージ。全6曲、約29分。

この日の衣装は白っぽいワンピースで、以前よりもスタイリングも洗練された印象。アルバムのジャケット写真が、まったく飾らない雰囲気の前作からちょっとおしゃれっぽい新作へ…と少し変化しているのに対応してる感じかな。かわいくなってました。

開演15時03分→終演15時32分。