2016/08/28　Doll☆Elements　錦糸町 タワーレコード（インストア）

9/14リリース予定の9thシングル「エクレア 〜love is like a sweets〜」の予約イベント。もうけっこうあちこちでやってるわけですが、比較的行きやすくてタイミングもよかったこの日に行ってみました。

会場到着はけっこうギリギリで定刻5分前。そのため良い位置で見ることはあきらめて、ほぼ最後列に位置どる。それでもタワレコ錦糸町店はステージがわりと高いので、メンバーの上半身くらいはなんとか見通せる。すぐにリハーサルが始まり、ほぼ定刻通り本番スタートとなった。
バックトラックを使ったメンバー5人でのステージ。衣装は新曲バージョンの水色がベースになったワンピースだ。9月リリースの曲だけど、デザインや配色はとても夏っぽい爽やかなもの。さらに全員花冠をつけてるのもポイントかな。セットリストは、「エクレア 〜love is like a sweets〜」「Dress up girl」「そしてI LOVE YOU」「I WILL BE」「君のコト守りたい！」…の全5曲。
まずは新曲の印象から。曲自体はYouTubeで公開されているMVで聴いて知っていた。アッパーというよりは、わりとゆったりしたかわいいポップ曲。アレンジにはユーロビート/エレクトロっぽいテイストも入っている。オープンな場所よりも音響のいいライブハウスなどでやった方が映えそうだ。この日、若干気になったのは生歌のボーカルだろうか。キメのフレーズをいずみん、落ちサビを権ちゃんがソロで歌うんだけど、どっちもピッチがふらふら。けっこう耳に残る重要なパートだし、この2人の出来次第で新曲の印象もずいぶん変わってくるのではないだろうか。頑張ってほしい…。
2曲目の「Dress up girl」は新曲のC/W曲。この日が初披露とのこと。わりとシャープな印象のナンバーかな。初披露にもかかわらずファンはしっかりMIXを入れていた。イントロにそういうポイントがちゃんとつくってあるのは、イマドキのアイドルの曲らしい。もう1曲のC/W曲「しゅがーれす」はもうお披露目済みだそうだけど、この日は聴けなかった。
後半は定番曲で盛り上げ。「I WILL BE」では、いずみんのソロパートがあまりにもハスキーボイスすぎてお客さんも思わず笑ってしまう。前夜遅くまで収録か何かの仕事があったせいらしいので気の毒ではあるんだけど…。全体的には5月のワンマン以来、久々に見られてよかった。るなぽん、髪伸びたなあ。全5曲、約32分。

最後の「君のコト守りたい！」を聴きながら思ったのは、この曲と「君のハートに解き放つ！」の公式MVが、今のイメージと全然違うんだよね…ということ。実は少し前に改めて見てびっくりしてしまった。いずれも（メジャーデビュー直後の）初期曲なのでメンバー構成からして違うしね。新しく撮り直すのはたぶん無理だろうから、ライブ映像を編集するとかして、新MVとして更新することはできないものだろうか。今もレパートリーとして生きてる曲だけに、ふとそんなことを考えてしまった。

開演12時01分→終演12時33分。

2016/08/17　GALETTe　西新宿 ReNY（ワンマン）

「GALETTe 3rd Anniversary One Man Live!! 〜RISING SPECIAL〜」。タイトル通りの3周年記念ワンマンライブ。8月になってからチケットを買ったわりには整理番号がやや若いな…という気はしてたけど、入場してみると、やはり満員という感じではなかったかな。ただ、エプロンステージも設けられてたし、見る側からすれば臨場感を持ってゆったり見られる環境だったかも。その張り出したステージの先端あたりに位置を決めて開演を待ちました。

定刻よりほんの少しだけ早くオープニングムービーがスタート。節目のライブということで、デビュー曲からこれまでにリリースしたシングルを紹介していくような内容。ここだけですでにフロアはけっこう盛り上がっている！ 映像が終わるとメンバー登場。ソニックファイター・バージョンの青い衣装。そのまま最新ナンバーからのオープニングとなった。
セットリストは、「ソニックファイター」「G」「SELFISH PARTY」「Brand-New Style」「neo disco」「BEAUTIFL LOVE WORLD」「She is WANNABE!」「LET ME DANCE」「Pink Cootton Flower」「ナチュラルスウィートな空気」「Candy Pop」「至上の愛」「新曲」「Let's Get Loud」「JUMP! for a dream」「ダンスフロア☆フィーバー」「じゃじゃ馬と呼ばないで」、アンコールで「G -2016 Version-」「Believe」、ダブルアンコールで「新曲（再）」「ソニックファイター（再）」…の全31曲。全曲バックトラックを使ったメンバー4人でのステージ。

全体的な印象としては、ダンス＆ボーカルユニットとしてのGALETTeの実力を堂々と前面に押し出した、ストレートでとても見応え、聴き応えのある充実したライブだったと思った。2015年末に行ったZepp ダイバーシティ東京でのワンマンなどに比較しても、はるかに引き締まった内容で、彼女たちらしい楽曲をこれでもかとぶつけてくる気合いの入ったもの。アンコールに入ってからはトークに比較的時間を使ったり…ということもあったけど、少なくとも本編に関しては、これまでに見たGALETTeのワンマンの中でもベストといってもいい内容だったのではないだろうか。
ただ、それだけに非常に惜しかったのが、衣装が直近の新曲プロモーションイベントでずっと着ていたバージョンでかわりばえがしなかったことかな。3月末の渋谷でのワンマン（WWW）でお披露目した衣装なのでそろそろ5カ月。しかも、この日は記念すべき「3周年ワンマン」でもあるわけだし、やっぱり新調してあげてほしかった…。衣装が新しいとビジュアル的にも華やかさが倍増するし、メンバーの気分だってさらに上がるはず（もちろんファンも）。何かの都合で間に合わなかったのか、それとも予算的なものなのか…。考えてると暗くなるのであまり突っ込まないけど、メンバーがすごく頑張ってただけに、画竜点睛を欠くという気がしてとてももったいなく感じたのだった。

以下、印象に残った部分をアットランダムに。
■この日はメンバーそれぞれにかくし芸というか、見せ場が用意されていた。序盤4曲が終わったところで披露されたのが、野田さんのバレエと藤田さんのヒューマンビートボックス。どっちも特技、個性を生かしたもので良かったんだけど、欲をいえば、それっぽい衣装にチェンジしてやるくらい凝ってればさらに最高だっただろうね。
■中盤ではののこさん。彼女は振り付け、すなわちコレオグラフィーに挑戦。メンバー4人による「ダンスリミックス」1曲分をまるまる担当する。GALETTeの曲をハードコアにリミックスしたトラックにあわせて、キレッキレのダンスを見せてくれた！ これまでの曲の振り付けをいくつもサンプリングすることで、GALETTeの歩みを表現する「3周年」らしいダンスにしたそう。「あっという間だから瞬き禁止ですよ」と言われたので目を皿のようにして見たよ！
■古森さんは新曲の作詞にチャレンジ！ タイトルはまだ決まってないらしく言わなかったけど、スケール感のあるミディアムナンバーにポジティブで力強い歌詞をつけていた印象。「メンバー3人への気持ちを歌詞にした」そうだ。作曲はおなじみの筑田浩志氏。アンコールでももう一度歌ってたけど素直にいい曲だと思った。それにしてもみんないろんな才能持ってるね〜。ちなみに歌詞の英語の部分を、「LINEを使って英訳した」というのはイマドキの子っぽい。
■セットリスト的には、4〜5曲くらいをセットにして連続で歌っていくスタイル。GALETTeの音楽性がダイレクトに感じられる正攻法なステージングでとても良かった。ReNYの広いステージとの相性もばっちり。やはりGALETTeは小さいライブハウスよりも、ある程度の規模感のある会場の方が映える気がしたね。さらに、この日印象的だったのが「ボーカルグループとしての力強さ」。アッパーからミディアムまで、しっかり歌いこなせるメンバーが複数いるから、歌でステージにグルーヴを作り出せる。フロアのコールにも負けてなかった。その意味でも、今のGALETTeの実力がたしかに感じ取れるライブだったと思った。
■そんな彼女たちならではのグルーヴ感がもっとも感じられたのは、アッパーとミディアム、バラードを交互に歌う形になった、「Pink Cootton Flower」「ナチュラルスウィートな空気」「Candy Pop」「至上の愛」…あたりの流れ。現在の4人のメンバーでは初披露だったという「ナチュラル…」も良かったし、気持ちの入った「至上の愛」も聴き応えあったよ。
■個人的に初めて聴いたのは、ういたん作詞の新曲以外では「Let's Get Loud」だった。タオル回しで盛り上げるラテンフレーバーの効いたナンバー。後で検索したら6月に初演した曲のようだ。2016年に入ってからのこの新曲の増加ペース。とてもいいね。あとアンコールでやった「G -2016 Version-」もわりとレアものみたい。リミックスバージョンという感じかな。
■代表曲ではなぜか「air summer」を歌わなかったね。季節的にもぴったりだったと思うんだけど…。アンコールで2回目やった曲が（「G」も含めると）3曲もあったので、ちょっと不思議な気も。
■本編終盤、「ダンスフロア☆フィーバー」のところでフロアに色とりどりの大量の風船が投下される。こういう演出はアイドルらしくてイイネ。ぽんぽん弾んで楽しい。そしてこの日は女の子のファンがアンコールを発動！ これまたかわいらしい。
■アンコールの衣装は1回目が黒Tシャツ、2回目が白Tシャツ。最後にこの日の感想と4年目への思いをテーマにしたトークを一人ずつ。けっこう時間をたっぷり使って話してたんだけど、思い切り要約するとこんな感じ。野田さん「加入して1年。これからも進化していきたい」、藤田さん「言葉で伝えるのは得意じゃないから、パフォーマンスで伝えていければ」、古森さん「新曲に今の思いを込めた。もうメンバーを増やしも減らしもしない。このメンバーでやっていく」、ののこさん「これまで紆余曲折あったけど『伝える』ということは変えない。スーパーすぎるスターになる」…。話を聞いてると、やはりたった3年で何度もメンバーチェンジやスタッフの交代があったことは、グループにとって大きなトラウマになっているようだった。でも、ういたんのGALETTe愛あふれる言葉などを聞いたら、ファンも引き続きGALETTeを推していこう！という気になったんじゃないかな。こういうメンバーの本心を聞けるのもワンマンならではだから、これはこれで良かったと思った。
■あかりんが言ってた「私は皆さんの笑顔が見たい。苦労話をしても笑顔にはならないと思うからしません」というのは、いい心意気だと思った。
■最後にお約束のフォトセッション。カメラの準備ができるまで思った以上に時間がかかり、せっかくのライブ終わりのいい余韻がややグダグダに…。思わず苦笑だけど、まあ。全21曲、約2時間40分（アンコール2回含む）。

アンコールの4曲とトークだけで約1時間。逆にいうと本編は18曲で約1時間40分…というスピーディーな展開だったことに。本当に一気に見せられたワンマンだったと思います。4年目に向けたメンバーの意気込み、気合いもばっちり感じられたし、終わった後とても充実感がありましたね。できたら新しい衣装で見たかった…（もういいって）。

開演18時58分→終演21時38分。

2016/08/07　SHE IS SUMMER　新宿 タワーレコード（インストア）

8/3リリースのデビューCD「LOVELY FRUSTRATION E.P.」のプロモーションイベント。彼女のステージを見るのは5月のお披露目ライブ以来…ということで楽しみにして出かけました。イベントがスタートする頃には、もうスペースに入りきらないくらいのお客さんが。幸い少し早めの会場着だったので、前方から4列目くらいのわりと良い位置で。表情などまでしっかり見えてよかったです。

バックトラック（カラオケ）を使った1人でのステージ。セットリストは、「とびきりのおしゃれして別れ話を」「ナイトブルー」「君のせい」…の全3曲。
普通のバックトラックではなく、わざわざ「カラオケ」と書いたのは、この日使っていたのが本当にカラオケのような機材だったから。ステージに登場したMICOさん、1曲目を歌う前に軽くMC。「今までにやったライブはバンドと一緒だったんですけど、今日はバンドを連れてこられないし…ということで、私専用の『カラオケ』を作って持ってきました！」とのこと。ステージ上にモニターが置いてあり、タブレットのような端末で操作して曲を入れる仕組み。もちろん、カラオケ同様にMVの映像と歌詞が出てきて、歌っている部分の色が変わっていく…という本格的な仕様。最後には「消費カロリー」まで表示される！ あいかわらずおもしろいことやってくれるなあ。
この日のMICOさんは、赤のブラウス＋ピンクのスカート。ステージには「SIS」マークの入った箱が4つ置いてあり、お立ち台のようにその上に立って歌ったりもする。彼女は小柄な方なので、後ろの方のお客さんにはありがたかったはずだ。
曲はEPに収録されてる4曲のうちの3曲。どうせなら全曲聴きたかった…という気もしたけど、ふぇのたすとはまた違う新しい魅力が感じられるサウンドで、とても新鮮に聴くことができた。歌ってたMICOさんの表情もすごく良かったんじゃないかな〜。
MCでは、「ナイトブルー」で参加した「MOOSIC LAB 2016」の映画の紹介や渋谷LOFTでの怪談イベント（！）の告知、さらには「1カ月以内に失恋した人」といった条件にあてはまるお客さんへのシールプレゼントなど。トーク多めでとても和やかな楽しい雰囲気のイベントだった。ちゃんとしたライブはまだ1回しか行けてないけど、また機会があったらぜひ…と思わせられた。全3曲、約26分。

開演18時01分→終演18時27分。