2018/04/26　APRIL　台場 ダイバーシティ東京プラザ フェスティバル広場

前日リリースの日本デビューシングル「Tinker Bell」のプロモーションイベント。昼間は晴れていたのだが、夕方になると急速に曇ってきた。この会場は屋外でステージになる部分を照らすちゃんとした照明設備がない。「暗くて見づらいかも…」と思いながらイベントスタートを待った。

人気エリアのお台場とはいえ平日18時。会社勤めのファンにとってはなかなか厳しい設定。そんなわけで動員に関しては前日の池袋サンシャインシティよりもやや減らした感じだっただろうか。若干押してのスタート。メンバー6人でのステージ。セットリストは、「Tinker Bell」「April Story」「YES SIR」、最後にアンコールっぽく「Tinker Bell」をもう一回…の全4曲。

ステージに登場してすぐ気づいたのは前日とは違う衣装。さくら色の妖精みたいなワンピース。いかにも「ティンカーベル」らしくてかわいらしい。華やかでとても良かったね。セットリストも前日とは変えてきていた。韓国語で歌う曲を「Muah!」から「April Story」にチェンジ。これはやっぱり「日替わりセトリ」ということなのだろうか？ 翌日からのイベントにもますます目が離せなくなってきた！ ちなみに「April Story」でのレイチェルさんのターン。この日も見事に決めていたね。
そして、「YES SIR」の後、ジンソルさんがセルフアンコールを発動！ この日2回目の「Tinker Bell」披露となる。デビューシングルのリリースイベントとすれば表題曲2回は十分ありだろう。3曲は短いよというファンの声が届いたのだろうか。ちょっとずつでもイベント内容が良くなっていくのは素晴らしいこと。内容に関しては満足度アップのイベントになったんじゃないかな。

■内容は良かったのだけど、やはりイベントがスタートした頃からどんどん暗くなっていくステージ。照明がないのに背景となる階段にはLEDが埋め込まれているので、メンバーの姿がちょうど逆光の中の影みたいになってしまう。せっかくの表情やかわいい衣装もよく見えない…。会場の特性とはいえすごく惜しかった。
■曇ってきたと同時に気温も下がり、風まであったね。露出度高めの衣装だったし、メンバーはかなり寒そうだった。一人ずつの挨拶も、おそらく昼間の天気が良かった時に考えた内容が気候の変化でちょっとちぐはぐになってしまったり…といった影響が出ていたね。
■終演後の特典会もすっかり夜になった広場で。歌の衣装のままだったし寒かったかも…。お疲れさまでした。全4曲、約21分。

ステージまでの距離は前日と同じくらい。高さもあるので視界はばっちりだったね。それだけに天候のせいもあって暗くなってしまったのが本当に悔やまれた。なかなかうまくいかないものだ。

開演18時11分→終演18時32分。

2018/04/25　APRIL　池袋 サンシャインシティ（噴水広場）

日本デビューシングル「Tinker Bell」のリリースイベント。デビューイベントとしては4日前（4/21）にも「ショウケース」と「ファンミーティング」がいずれも豊洲PITで行われているのだが、ファンクラブ会員を対象とした招待制だったので不参加。後にCDを予約すれば会員以外でも応募可能になったようだが、知ったのが遅かったこともあって結局行ってない。…そんなわけで、日本デビュー当日のイベントはぜひ見たい！ということで。

この日は2回ステージ（13時・16時）。平日の昼間ということもあって集客はほどほど。CD購入者が入れる優先エリア以外は、定刻20分前の到着でも最前列がとれるくらい。もちろん、優先エリアの後ろなので足元まできれいに見通せるわけではないが、まあまあの距離感で見ることができたね。

1回目は、音響機器の調整に時間がかかり、多少押してのスタート。こういうイベントの場合、司会による呼び込みやSE（出囃子）があるのが普通なのだろうが、この日はメンバーがいきなりステージに歩いて出てくる。ファンの歓声や拍手はあったけど、それ以外は意外に静かなオープニング。バックトラックを使ったメンバー6人でのステージ。セットリストは、「Tinker Bell」「Muah!」「YES SIR」…の全3曲（1回目・2回目とも）。
「Tinker Bell」と「YES SIR」は日本デビューシングルの収録曲なので日本語詞。K-POPの日本語化については賛否両論あるわけだけど、この日聴いた印象では「どっちでもそんなに変わらない」という感じだったかな。純粋な新曲はなく、ファンにとってはおなじみのナンバー中心。全体に安定感はあったね。タイトル曲「Tinker Bell」の振りつけは2年前のオリジナルとは少しだけ変えている。メンバーの成長にあわせて子供っぽいところをカットして、全体に洗練させた感じだろうか。
比較的近い距離で見られたので、一人一人の表情や振りつけの細かい動きなどもはっきり見ることができて、もうあっという間だったね。APRILの魅力である「きゃわわ感」はばっちり伝わってきた。欲をいえば、もう2曲増やして5曲でのステージだったら満足感いっぱいだった気がする。出し惜しみしてるわけでもないんだろうけど、3曲はやっぱりちょっと短かった…。

■衣装はマリンカラーをベースに全員デザインの異なるかわいいもの。チェギョンさんの袖口についている飾りのリボンが解けて、隣のレイチェルさんに結んでもらっている様子とか…イイネ。
■シングル収録曲以外で歌ったのは「Muah!」。21日の「ショウケース」では「The Blue Bird」を歌った…とネットで見ていたので、「ひょっとしてリリイベでは一回ごとに曲を変えてくる？」と期待したのだが、この日に限ってはそうではなかったようだ。ただ、翌日以降もイベントは続くので、「日替わりセトリ」の可能性はまだ残っている。
■MCはすべてメンバーによるもの。司会兼通訳みたいな人を立てていなかった。ジンソルさんをはじめけっこう日本語でも対応できるメンバーがいるからかな。
■最初のMCでは、一人ずつ自己紹介するのだが、これが早口でおそらく初見の人には何を言ってるのかわからないだろう…というのは日本のアイドルにも共通していえること。本当にアピールしたいならもっとゆっくり正確に言わないとね。
■2回目の「YES SIR」を歌い終わり、全員で挨拶しようという時に、チェウォンさんが「ちょっと待って！」と言い出す。「これで終わりは寂しいと思いませんか？」。ファンはアンコールくる〜！ということで一気に盛り上がるが、期待に反して曲はなく、メンバーがそれぞれ「好き」という言葉を日本語の方言で言ってくれるという企画だった。「好いとうよ」（博多弁？）と言った直後に思い切り照れるナウンさんとか。まあ、これもレアなのでおもしろいけど、できたらもう1曲聴きたかったわ〜。
■各回全3曲、1回目約16分、2回目約18分。

イベント中は撮影OK。その日のうちにSNSにはそれらの写真が見切れないくらいアップされていた。みんな推しメンの良い写真撮るし、動画なんかはイベントの復習にも使える。ありがたい。この一連のリリイベ、翌日以降もできる限り行ってみたいね。

1回目：開演13時16分→終演13時32分。
2回目：開演16時03分→終演16時21分。

2018/04/24　WHY＠DOLL　渋谷 Glad（ワンマン）

「WHY＠DOLLレギュラー公演 〜はる色に染めて〜vol.43」。見たのは「第二部」のみ。ちょうど1カ月前の全国ツアーファイナルのワンマン（白金高輪SELENE b2）ぶりのほわどる。ほぼ月2ペースでやっている定期公演なので客層はコアなファン中心だろうか。フロアにも余裕があるので2列目あたりで。

バックトラックを使ったメンバー2人でのステージ。この日は一部・二部ともに「ちはるんプロデュース公演」。青木さんがすべての曲目・構成を決めたそう。これは初の試みのようだ。
そんな第二部のセットリストは、「曖昧MOON」「ベクトル」「shu-shu-star」「シグナル」「ラブ・ストーリーは週末に」「Show Me Your Smile」「GIVE ME UP」「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」「菫アイオライト」「Tokyo Dancing」「LOVERS on EARTH」、アンコールで「恋なのかな？」…の全12曲。

青木さんプロデュース公演…といっても代表曲はきちんと押さえているので、基本的にはいつものダンサブルで楽しいほわどるのライブ。ただ、細かいところに実際にステージに立っている人ならではのこだわりを感じさせる内容になっていたんじゃないかな。
オープニングパートから最初のMCを挟んで続く、「shu-shu-star」から「Show Me Your Smile」までの4曲は「ミュージカルっぽい流れ」。たしかに緩急が効いていて起承転結を感じさせる。後半のカバー曲「GIVE ME UP」から「Tokyo Dancing」までの4曲は「ダンスフロアゾーン」。フロアとのコール＆レスポンスなども含むアッパー曲をインターバルなしで連続して畳みかけていく。ここはお客さんも完全燃焼できたんじゃないかな〜。
本編最後の「LOVERS on EARTH」も最近あまり歌っていなかった曲だそう。アンコールの「恋なのかな？」もそうだけど一緒にやる振りつけが楽しいナンバー。やっぱりメンバー的にはこういうファンと一体になれる感じの曲がやってて充実感あるのかもね。ステージの前ぎりぎりまで出てきて煽る様子がまたかわいくていいね〜。けっこう密度の高いステージだった気がした。

■衣装はツアーファイナルの「昼の部」で着たもののようだ。ストライプのシャツとタイトなミニスカを組み合わせたスポーティーな雰囲気。ちはるんが赤、はーちゃんが緑のコントラストも鮮やか。
■カバー2曲は以前にもやっている持ち歌。「GIVE ME UP」はコール＆レスポンスあり、途中ブレイクからの再開あり…と時間も長めで、エクステンデッド・バージョンといった趣き。続く「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」もけっこう速めのBPMのダンス・バージョン。こちらの歌詞は英語のまま歌う。どっちも80年代の雰囲気が濃厚（「CAN'T〜」の原曲は60年代だけど）。考えてみたら彼女たちが生まれる前の曲だ。一周まわって新鮮…みたいな感覚なのかな？
■お知らせでは、ゴールデンウィーク明けから6月リリースの新曲（タイトルはまだ非公開）のリリイベが始まるよ…という発表など。ただいま振りつけの最中だそう。
■全12曲、約1時間12分（アンコール含む）。

MCでは、そのうち浦谷さんプロデュース公演もやりたいね…といった話など。これは確実に実現しそうだ。ほわどるの場合、振りつけがとても凝っているので、ぱっと思いついて「あの曲やろう！」というのが難しいとは思うのだけど、いつもとはちょっと変わったライブが見られる可能性があるという意味では楽しみだね。しかも、比較的ゆったり見られる定期公演、おすすめです。

開演19時30分→終演20時42分。