2019/12/11　READY TO KISS　錦糸町 タワーレコード（インストア）

12/18リリース予定のNEWシングル「その先の未来へ」の予約イベント。ライブはこの日が初見。きっかけは前週見たニコラバ定期公演。そこでカバーしていたレディキスの曲をSpotifyで聴いているうちに、他にもけっこう良い曲がたくさんあることに気がついた。スケジュールを調べるとちょうどタイミングよくインストアイベントの予定が。これは一度ステージも見ておきたいな…ということで。

定刻10分前に会場着。その時点でお客さんは4〜5列くらい。せっかくなのでセンター付近で見ることに。比較的見やすい位置。開演直前やスタート後に来た人も多かったようで、終わって振り向いたら、イベントスペースがほぼほぼ埋まっていた感じだったかな。
オーバーチュアとともにメンバーが1人ずつ登場してくる。赤をベースにしたGS風というか、ミリタリー調の衣装。メンバー8人でのステージ。セットリストは、「フェアウェル・チョコバナナ・パンケーキ」「秘密のシンデレラ」「タピオカ・ストリート」「秒シミュレーション」「（特定できず）」「その先の未来へ」…の全6曲。

新作収録の4曲をすべて披露。リリースが1週間後に迫っているとはいえ、出し惜しみしない思い切りの良さは好印象。2曲目の「秘密のシンデレラ」は、年内でのグループ卒業が決まっているオリジナルメンバー、千葉咲乃さんのソロ曲。この時は他のメンバーはいったんステージからはけ、1人でのパフォーマンスとなる。新作の表題曲「その先の未来へ」も、タイトルに彼女の名前が織り込まれていて、曲自体も前向きな卒業ソングといった雰囲気だ。初見ではあったが、グループが大きな節目を迎えようとしていることが伝わってきた。
といってもステージ自体は賑やかで明るいもの。ポップでアイドルらしいメロディー＋ノリのよいロックサウンドというレディキスらしい楽曲の楽しさを体感できたね。振り付けはわりとゆったりめ。バッキバキのダンスというノリではない。それもまたグループの持ち味なのだろうが、インストアではない大きなステージではどんな感じになるのか、もっと見てみたい気もした。
メンバーそれぞれについては、グラビアもやっている「きすみん」こと天羽希純さんを知っていたくらい。当然、この日は彼女中心にステージを見ることに。ただ、そういうファンはけっこう多いようで、撮影OKだった「その先の未来へ」の時に、前のお客さんのスマホ画面を見てみると、きすみんを撮影している人ばかり！ 帰宅後、SNSをチェックしてもあがっている写真はきすみんが圧倒的だ。グラビア効果だけでなく実際かわいいので、まあファンが多いのも納得かな。彼女以外では、背格好がちょっと似ている弓川いち華さんが印象に残った。すらっとしてスタイルがいい。他のメンバーはこれから覚えたい。

MCでは数日前まで行っていたという台湾遠征の土産話などがおもしろい。1月にはタイでのライブ出演も決まっているそうで、海外での活動にも力を入れているようだ。インストアにしては曲数も多めで、見に行ってよかったと思えたイベントだった。全6曲、約36分。

開演19時→終演19時36分。

2019/12/04　ニコニコ♡LOVERS　秋葉原 AKIBAカルチャーズ劇場（ワンマン）

「ニコラバカルチャーズ撮可ライブ」。約1カ月ぶりのニコラバ定期公演。ただ、この日は、西條真未さんが学業のため、桃音あんなさん、小針小枝さんは体調不良のために休演することが発表されていた。そのせいかお客さんは平日公演としてもやや少なめ。いつもの上手側3列目の席も余裕で座ることができた。

○「にこにこ♡きゃんでぃ」　メンバー5人でのステージ。前回の定期公演（この時は見てない）でお披露目されたえんじ色がベースになった新衣装で登場。セットリストは、「君との5センチメンタル」「叶わない関係」「Doggy Boogie」…の全3曲。
新衣装は秋らしい色あいに加えて、生地やデザインがクリスマスをイメージさせるかわいいもの。みんな似合ってた中で、やっぱり注目は麦乃あさひさん。三つ編みにした髪を両サイドのお団子にまとめていて、またまた激キャワだったね。MCでは、12月にはライブが5回もあること、「ニコグルリクエストアワー」の中間発表で「Doggy Boogie」が1位になっているのでこのまま逃げ切りたいこと、次週発表の新曲は餅月ゆいりさんが作詞・作曲していること…などが話題に。にこきゃんは短い時間の中でも、比較的トークを入れてくれるのがうれしい。ニコラバもこれくらいはやってほしいな…と思ったり。約20分。

○「地獄まで30センチ」　メンバー2人でのステージ。久しぶりに月城かなむさんいるな…と思ったら、この日は遊馬りかさんがお休み。3人しかいないのになかなか全員そろわないねえ…。衣装はちょっと早めのクリスマス。かなむんが青、みおさんが赤のサンタ衣装だ。セットリストは、「BiSH - 星が瞬く夜に（カバー）」「Candyきゃっと」「サイケで理論」…の全3曲。
ボーカルは最近取り組んでいるらしい生歌。ただ仕上がりはまだまだ。カバーだけでなくオリジナルでも2人の呼吸が微妙にあわなかったり…。歌い終わって「お見苦しいところがあり、すいません…」と謝ってたけど、歌詞を覚えるとかいうのは基本の基本。しっかりしてほしいところ。約15分。

○「ニコニコ♡STREET」　メンバー5人でのステージ。セットリストは、「運命なんてニャニャニャニャーン」「Happy Morning」「転生ネコファンタジア」「ハッピーニューイヤーおもち」「世界共通言語ネコ語計画」「マタタビ」「パンパカパーン」「レモンちゅーハイ」「ときめきキャッチャー」…の全9曲。
解散まであと1カ月を切ったニコスト。残りライブも数えるほどになってきたところで、なんと新曲を投入してきた！ それが「パンパカパーン」。このタイミングでこのタイトル？という感じだが、MCによると「（9月の）1stワンマンで披露する予定だったのだが振り付けなどが間にあわなかった」という事情で今になったのだそう。初ワンマンで一気に上昇気流に乗るはずだった時期に企画されただけに、楽曲も振り付けもめっちゃ元気で楽しいものに仕上がっている。スカっぽい能天気なリズムとネコの運動会に題材をとったキュートな歌詞。解散することなんか忘れてみんなで踊り狂いたくなるようなゴキゲンなナンバーだ。作詞作曲はRenn Saitoさん。「おもち」に匹敵するまたまた名曲ではないだろうか。ラストナンバーがしっとり系ではなく、ネジがはずれたようなにぎやかで楽しい曲なのもなんとなくニコストらしい。このまま最後までアッパーに駆け抜けてほしいな。約40分。

○「ニコニコ♡LOVERS」　雨宮ういりさん、白石凛さん、山内ゆあさんが出演。人数が少ないためかオーバーチュアも先代のバージョンに戻っていた。セットリストは、「夢見る恋ウサギ」「Catch me!」「タピオカサンセット」「恋してサマー!」「Summer Magic」「Yua Your World」「STAR LIGHT（カバー）」、アンコールで「伝説のうさ耳ティアラ」「らびらびにゅー!」…の全9曲。
2日前の「GIRLS BOX」で見た4人でのステージよりもさらに少ない3人バージョン。ところが、新宿BLAZEとカルチャーズ劇場のステージの大きさの差も多少はあるのかもしれないが、意外にも絵柄的な寂しさはあまり感じず、むしろまったく別物という感覚で非常に新鮮に楽しく見ることができたね。「3人」というのもよかったのかもしれない。フォーメーションが常に三角形になるので安定感がある。どのメンバーがどこにいるのかもすぐにわかるし、1人ずつをいつも以上にじっくり見る余裕もできる。これは思いがけない発見だった。3人休演と知った時に、一瞬「どうしようかな」と思い、すぐに「これはかえってレアなんじゃないか？」と思い直したのだけど、見事に正解だったね。たしかに、めったに見られないグループで休演者が多いとがっかり感もあるのだろうが、けっこう頻度高く見ている場合は、ちょっとしたアクシデントもかえって楽しめる要素に変わるのかも。いつも以上に集中して見ることができた気がする。

■基本的にリップシンクのニコグル。感心するのは、この日のように休演者が出た場合もソロパートがきっちり代役メンバーの声に差し替えてあることだ。どういう仕組みなのかわからないけど、なかなかお見事といえる。
■ただ、メンバー的には、普段とは違うパートだとうっかりしてしまうこともあるようで、この日もマイクを離しているのに声だけ流れる…という場面がたまにあったかな。まあ、お客さんもわかっているのでニヤリなのだけど。
■ソロ曲ではまたしても「Yua Your World」（山内ゆあさん）を聴くことができた。毎回かわいすぎて震える。ただ、前回の行けなかった定期公演でも歌ったようなのでコンプリートは終了。
■雨宮ういりさん＋白石凛さんコンビはソロ曲ではなく、READY TO KISSの「STAR LIGHT」をカバー。振り付けもばっちり決まってたし、何より選曲が良かったと思った。ニコラバにはあまりない雰囲気の曲でめっちゃ新鮮。でも、こんなニコラバがあっても楽しいなと思えるくらいしっくりなじんでもいる。ラップパートもばっちりキメてたしね。またいつか歌ってほしいな。
■アンコール前の動画は「ニコストちゃんねる」。小鳥遊めるさんが赤城高原、青山夢音さんが伊豆にそれぞれのファンと一緒にツアーに行った時の映像。他には新グループメンバー募集のお知らせなど。
■終演後のチェキ会などの流れが若干変わっていた。これまでやっていたホール内ではなくロビーを使う方式になったようだ。ただ、スペース的にはかなり狭くなるのでけっこう混雑していた模様。
■全9曲、約47分（アンコール含む）。

終演後には、お休みしている桃音あんなさんの生誕イベントもかわりに告知。当日までに全快して楽しい催しになってほしいね。また、「リクエストアワー」については、「今年こそニコラバ全体曲で上位に入りたい」という話も。上位だとお寿司＆焼き肉オフ会ができるかららしい。(^v^)

開演19時15分→終演21時17分。

2019/12/02　sherbet、Jewel☆Rouge、ニコニコ♡LOVERS、アキシブproject、2o Love to Sweet Bullet、あっとせぶんてぃーん、アイドルカレッジ、ワンダーウィード、神使轟く、激情の如く。　新宿 BLAZE

「GIRLS BOX VOL.131」。アイドルグループが持ち時間20分で次々と登場する対バンイベント。お目当てはニコラバ。このタイプのイベントには普段あまり行かないのだが、この日は以前から一度見たいと思っていたグループがけっこうまとまって出演していたので足を運んでみた。イベント自体は全15組出演で16時開演だったが、見たのは後半9組だけ。それでも3時間以上の長丁場となった。

○「sherbet」　グラビアアイドル7人によるユニット。リーダーの犬童美乃梨さんをはじめ、橋本梨菜さん、青山ひかるさん…などけっこう有名どころも参加している。楽曲はメジャー感のあるポップなもの。ボーカルやダンスもしっかりしていて、予備知識なしで見たら普通にお姉さん系のアイドルグループと思っただろう。メインボーカルはソロパート多めの犬童さん、橋本さんの2人かな。衣装はグラドルらしく露出度高め。どうしても知っているメンバーに目がいくものだけど、笑顔がキュートな有村瞳さん、大人っぽい色気のある佐藤望美さんあたりも印象に残った。全4曲、約20分。

○「Jewel☆Rouge」　アークジュエルの7人組ユニット。あんじゅれがきっかけでAJのユニットをいろいろチェックしていた時に、ルージュのメンバー、星野白花さんのファンになり、それ以来ずっと見てみたいと思っていたグループだった。セットリストは、「☆U☆」「君と僕のJEWEL」「いくぞ革命GIRL」「A」…の全4曲（公式ツイート参照）。
楽曲はどれもガールグループらしい華やかさがあっていいね。赤を基調にした衣装の雰囲気にもぴったりあっている。楽しさでいちばんだったのは「君と僕のJEWEL」。星野白花さんがセンターでソロパートを歌った「いくぞ革命GIRL」もよかった。ビジュアル的には、とりあえず最初から最後までしろちゃんばかり見てた感じ。どこから見ても、どんな表情でもかわいい。ますますファンになってしまった。約18分。

○「ニコニコ♡LOVERS」　桃音あんなさん、西條真未さん休演のため4人での出演。セットリストは、「ONLY MINE!」「半分魔法少女」「らびらびにゅー!」「夢見る恋ウサギ」…の全4曲。
これまで5人バージョンのニコラバは見たことがあったけど4人でのステージは初めて。正直、絵柄的にはやや寂しさはあったかな。この日見た全グループの中でも4人は最少。でも、まあそれは仕方ない。パフォーマンスは代表曲を中心にきっちりまとめた感じ。休演メンバーのパートを歌うのは誰だろう…的な興味もあって、もうあっという間だったね。やや端ながら2列目で見ることができたので、距離も近く臨場感はばっちり。特に山内ゆあさんはステージから落ちそうなくらいギリギリまで前に出て目線を送ってくれる。笑顔に癒された。約17分。

○「アキシブproject」　8人組ユニット。名前はけっこう以前から知っていたものの、予備知識としてはニコラバがカバーした「真夏のセレナーデ」を歌っているグループ…というくらい。ほぼ真っ白な状態で見た。1曲目はオールディーズを現代風にアレンジした感じのポップナンバー。2曲目はピコピコサウンド。それぞれが渋谷、秋葉原のイメージなのかな…と思っていると、後半はハードでアッパーなテクノにがらりと変わる。最後はメジャー感のある曲。衣装は紺ベースのわりとシックなもの。「アキシブ」とは何なのか、この日の印象だけだと、若干とらえどころがなかった気もした。全4曲、約18分。

○「2o Love to Sweet Bullet」　5人組ユニット。楽曲はすべてアッパーな4つ打ち。フロアで聴いていても身体がビリビリ震えるくらいの重低音が効いているのが特徴だろう。曲自体はアイドルらしいポップソングなのだが、このアレンジによって非常に強力な個性が生まれている。聴いてるうちに自然にテンションが上がってくるのだが、たとえばこれがワンマンなどで1時間、2時間と続くとどうなるんだろう…という気がしないでもない。ビジュアル面ではメンバーのスタイルの良さが目についた。特にすらりと長身の大空美月さんは、同じ名前のモデル、山本美月さんを彷彿とさせるルックス。MCでは5人のうち新メンバーが2人…という話も。メンバーチェンジがあった直後のようだ。全6曲、約21分。

○「あっとせぶんてぃーん」　秋葉原のメイド喫茶「＠ほぉ〜むカフェ」のメイドさんによるユニット。＠ほぉ〜むカフェがアイドル活動に取り組んでいるのは、同じビルにあるAKB48劇場に通っていた2000年代中頃からよく知っていたし、近年ではカジヒデキ氏プロデュース楽曲のすばらしさも印象に残っていた。この日は選抜メンバー8人でのステージ。セットリストは、「Begining」「永遠メイド主義」「summer time」「あいこめフォーエバー」…の全4曲（公式ツイート参照）。
1曲目はマイナーの4つ打ちアッパーチューン。「あら、なんか普通のライブアイドル楽曲だな…」と思ってしまったのだが、2曲目以降はおそらく定番のメイドグループらしい楽しいナンバーを連発。いずれもカジヒデキ楽曲ではなかったのが残念といえば残念だったけど、聴きながら「やっぱりこれでしょ！」と思わせられた。もちろん衣装は色とりどりのパステルカラーのメイド服。見てるだけで幸せな気分になれる。有名メイドのかげとらさんも間近に見られて大満足だったね。約19分。

○「アイドルカレッジ」　10周年を迎えたアイカレ。立ち上がったばかりの頃、1期生のCDを友人から配布してもらったことがある。なので存在はずっと知っていたのだが、ライブはこの日が初見。12人でのステージ。公式サイトではメンバー総数21人となっており、これでも少人数でのライブなのだそう。
そのパフォーマンスは、演劇的、あるいはミュージカル的といえばいいのだろうか。最初はステージ上の人数が多すぎてごちゃごちゃしている印象だったのだが、スケール感のあるナンバーにあわせて展開される力強い群舞を見ているうち、いつの間にか惹き込まれてしまっていた。横一線に並ぶとマイクを持ってないメンバーもいる。ダンス要員ということなのだろうが、そんなメンバーも含めた全員が一つのストーリーを表現するために一体となっている。短い時間なのに、確かにアイカレの世界と呼べるものがそこに出現していた。ミュージカルやレビュー的なものが好きなファンならかなり気に入るのではないだろうか。全4曲、約18分。

○「ワンダーウィード」　5人組ユニット。楽曲はロックというか、実際にこういう曲をやるバンドありそう…と思えるくらいバンドサウンドである。そんなアッパーなナンバーにあわせてダンスもけっこう激しめ。これで生歌ならかなりすごい。MCを聞いてるとここも5人のうち新メンバーが2人。さらに体制を刷新する予定という。「ポジティブな変化です」と言っていたのでさらに増員ということなのかもしれない。後でプロフィールを見たらメンバーの平均年齢は21歳くらい。それでも十分若いが、実際のステージを見ている時にはもっと下かなと思っていた。それだけフレッシュ感のあるユニットということだろう。全4曲、約20分。

○「神使轟く、激情の如く。」　7人組ユニット。このグループについても予備知識はほぼなく、逆にメンバーの生牡蠣いもこさん、妖精かなめさん、実久里ことのさんたちがグラビア展開しているという副業（？）方面のみ知っているという状態だった。
全体的なテイストは、ビジュアルはパンク、サウンドはデスメタル…といっていいのだろうか。楽曲は区切れなくシームレスに演奏され（もちろんバックトラック）、ところどころでメンバーからの煽りというかアジ的なものが入る。ボーカルはほとんど聞きとれないが、けっこうデスボイス的でもある。そろいの白衣を着たメンバーがステージ中を縦横無尽に動き回るダイナミックなパフォーマンスもパンク的なら、フロアのファンのノリもそんな感じ。サークルとかもやってたね。この系の音楽が好きな人なら…。全6曲、約20分。

月曜のイベントということで、最前列やセンター付近を除けばほぼどこでも好きな位置で見ることができたね。見たかったグループについては2列目くらいまで前進、そうでもない時はやや下がったり、脇によけたり…。視界的にはストレスのないとても見やすいイベントだった。それにしても平日でもこんなちょっとしたフェスがぶちかまされてる東京、やはり世界一のアイドル都市だよね。

sherbetスタート18時05分→終演21時16分。