2020/03/21　原宿眠眠、コスメティックロボット、桐原ユリ、ハローニューランド、BiBi、夜明あおい　渋谷 Club Malcolm

「ねむいフェス Vol.7」。4カ月連続開催の3回目。原宿眠眠さんが自ら行っているブッキングも楽しみなこのイベント。この日も共演の5組はすべて初見のアイドル/アーチストとなった。コスロボのみ10年前に一度見ているものの、その時とはメンバーがすべて入れ替わってまったく新しいグループになっている。比較的ステージに近く見通しのいい位置から見ることができた。

○「原宿眠眠（OA）」　主催者自身によるオープニングアクト。ねむいフェスのOAは毎回あるわけではないから、けっこうレア。バックトラックを使った1人でのステージ。セットリストは、「RomanTickがとまらない」「Wake Up!!」…の全2曲。いきなり盛り上がる楽曲を惜しげもなく投入した感じだけど、MCによると、この日のOAは選曲と衣装をFC会員による投票で決めたのだそう。人気上位2曲かな。衣装はシャツ＋ショートパンツの上にシースルーのワンピースを重ね着。「私たちの魔法」のMVのワンシーンで使った衣装だそう。もちろんステージでははじめて。これまたレアだったね。約10分。

○「夜明あおい」　メインアクトのトップは「よあけ・あおい」さん。バックトラックを使った1人でのステージ。公式サイトを見ると「ソロシンガー」となっているけど、青/白のキラキラな衣装やツインテールの髪型などは、どう見てもソロのアイドルという雰囲気。ちょっと小松彩夏さんを思わせるような美人で、ステージにも華やかさがある。楽曲はアニソンテイストありのポップロックかな。ノリのいいアッパーチューン中心。ステージ前では本格的なヲタ芸を披露するファンの人たちもいて盛り上がってたね。欲をいえば一発で耳に残るキラーチューン的な曲があれば…という気も。全5曲、約25分。

○「BiBi」　二番手はシンガーソングライター「ビビ」さん。バックトラックを使った1人でのステージ。自前のお立ち台をステージに持ち込んで、時々それに乗りながら歌う。アッパーからバラードまでいろんなタイプの曲があったけど、いちばん印象的だったのは、大ファンだというアニメ「シティハンター」の主題歌をもし自分が担当したなら…というコンセプトの曲。ノリノリで作ったんだろうなというのが伝わってくる熱さのある曲だったね。カッコいい。ただ、キャラもののTシャツ＋ロングスカートという衣装はステージの雰囲気にあってたのだろうか。ちょっと惜しい。全5曲、約22分。

○「ハローニューランド」　メンバー4人でのステージ。「新体制になって初の対バンイベントです」と言っていたので調べたところ、これまでの2人組から1人が卒業、そこに新メンバー3人を追加して現在の4人体制になったようだ。まだ全員でできる曲が少ないらしく2曲目は2人で。楽曲はアイドルらしい甘めのテクノポップ。これから頑張ってねという感じ。全3曲、約13分。

○「桐原ユリ」　ソロのシンガーソングライター。バックトラックを使った1人でのステージ。オープニングからの2曲はポップなメロディーとダンスビートを組み合わせた楽曲。後半3曲は一転して4ビートやカリプソっぽいラテンリズムを使ったポップ度高めのナンバーとなる。どっちも個性的でおもしろい。曲間のトークでは、「会社勤めをしながら音楽活動をやっている」「身長が高いのがコンプレックスだったけど受け入れて生きていく」「目が離れてて魚顔だからニックネームは『まんぼう』」…といった話を、決して流暢ではないけど、独特の味のある語り口で話してくれる。6月頃にタワレコから全国流通盤のアルバムをリリースする計画もあるようだ。好印象。全5曲、約25分。

○「コスメティックロボット」　メンバー3人でのステージ。コスロボ自体は2008年から断続的に活動してきたグループだが、いろいろあって現在の体制は「三代目」ということになる。当然、メンバーは全員入れ替わっている。現リーダーは、小桃音まいさんが率いていたグループ「桃色革命」のメンバーだった相沢美玲さん。彼女を中心に新人2人が加わって再始動したのが2019年12月。まだ3カ月たってない。
というわけで「初代」は10年前に一度見ていたものの、三代目に関しては予備知識ほぼなしでの初見となった。まず楽曲はテクノポップ。以前のコスロボから受け継いだナンバーなのか、現体制での新曲なのかはわからないが、かなりよく練られている印象。マイナーでメロディアス。ボーカルには軽くエフェクト。ゆったりめのダンスビートに思わず引き込まれる。最後のナンバーだけはカラフルなピコピコサウンドでアイドルらしいテイストだったけど、どの曲ももっと聴いてみたいと思わせられた。メンバーもフレッシュでかわいいね。青を基調に宇宙っぽい星のモチーフを使った衣装もとてもよく似合ってた。定期公演（月イチかな）もスタートさせているそうで次回は4月。これは行ってみた方がいいかもね。全5曲、約26分。

○「原宿眠眠」　バックトラックを使った1人でのステージ。セットリストは、「いいにおいのゆめ」「Wake Up!!」「Summer Soda」「RomanTickがとまらない」「よいこのうさぎ」「私たちの魔法」…の全6曲。
この日の注目は何といっても新衣装お披露目！ 事前の告知一切なしの完全サプライズだったみたい。白黒の大ぶりな水玉柄で当然パンダモチーフ。頭にはケモミミもつける念の入れよう。でも脚は網タイプのニーハイだったりしてセクシーさもチラッ。全体のテイストとしては、これまででいちばんアイドル寄りの衣装になってたかもね。
そして、そんな激キャワ衣装をつくってしまったということは、もう彼女の中では「アイドルかアイドルじゃないかなんてどうでもいい」という境地に達しているではないだろうか。肝心なのは自分が楽しいことだし、お客さんが楽しいこと。それ以外は大した問題じゃないというか。前回のねむいフェスでも、当初はライブをやる気はなかったのに、気づいてみたら「今、ライブがいちばん楽しい」という状態になっていると発言していた。原宿眠眠をスタートさせた時点と比べると、いろんな意味でどんどん「自由」になっていっているような気がする。新しいかわいい衣装は、そんな彼女の気持ちの変化を象徴していたのではないだろうか。
その一方で、音楽面ではまだ新作の情報などは出てきていない。この日のライブはもちろん楽しかったけど、同時に4カ月連続ねむいフェスの最終回となる4月あたり、何か告知があるのでは…と期待したくなってしまうよね。次回は出演アーチストも全11組と拡大版イベントになるそう。楽しみに待ちたい。全6曲、約27分。

共演者でインパクトがあったのは、この日だとやっぱりコスロボかな。普段、新規開拓ができるような対バンイベントにあまり行かなくなっているので、こういう機会はありがたい。もちろんレア衣装と新衣装と2パターン見ることができた原宿眠眠さんも良かったわ〜。三連休の中日、楽しい夜を過ごすことができた。

開演18時30分→終演21時10分。

2020/03/14　ニコニコ♡LOVERS、ニコニコ♡SWEET　秋葉原 パームス

「ニコfes 2020（2部）」。ニコラバはデビュー3周年記念ライブ。そして、ニコスイはまだデビュー2カ月弱ながら、活動ペースではすでにニコラバと並ぶ二枚看板的なグループとなっている。当然1部よりもお客さんは多いだろうと思っていたのだが、見た感じではほぼ同じくらいだったかな。ニコラバ、ニコスイのメンバーは1部のユニットでも出演したので、基本「両方とも見る」という人が多かったのかもね。

○「ニコニコ♡SWEET」　メンバー6人でのステージ。セットリストは、「異世界ケーキ大戦」「Choo Choo Party」「プリン・ア・ラ・モード」「不器用チョコレイト」「ポップンキャンディ」「君空*」「SWEETS PARADISE」「Choo Choo Party（2回目）」…の全8曲。
この日のハイライトは、なんといっても新曲「Choo Choo Party」のお披露目。ニコスイのイメージ動物であるねずみ（ニコチュー）をモチーフにしたナンバー。これまでの「甘くてかわいい」スイーツ路線とは一味違うテイストに仕上がっている。けっこうピコピコしたサウンド＆ガヤガヤした感じの振り付け。ニコスイというよりニコストっぽさを感じさせるというか…。それもそのはず。作詞作曲は「ハッピーニューイヤーおもち」「パンパカパーン」などインパクトのある楽曲を提供してきたRenn Saitoさん。「異世界ケーキ大戦」よりもさらにニコスト色が強め。ひょっとしたらニコスト用に書いていたストックの中の一曲だったのかもしれない。これからオリジナルが増えていく中で、セットリストにおける変化球的な使い方なら、これはこれでありだろう。全体的には全曲披露で見ごたえ＆安定感のあるステージだったね。

■「Choo Choo Party」はステージの最後にもう一回披露。曲の終盤、メンバーがステージ上で輪になってぐるぐる回るところは、「みなさんもやってみてくださいね」ということで、VIPエリアでは数人のファンがサークルをつくってぐるぐる。これオールスタンディングの会場で大規模にやると収拾つかなくなるので、できたらやめてほしいパターンではある。少なくともメンバーからは要望しないでほしいのだけど…。
■MCでは奏怜花さんが髪を切ったことを報告。ウェーブのかかったショートボブになっていた！ 言われてみれば1部のユニットコーナーでも見ていたのだが、あまりにも似合っていて違和感がまったくなかったので、言われるまで気づかなかったという…。
■自己紹介では、小鳥遊めるさんがいつもの「めるめる」ではなく、「めるるって呼んでください」と少しバージョンを変えていた。今後もずっとめるるのままなのかどうか、要注目だね。
■全8曲、約37分。

○「ニコニコ♡LOVERS」　メンバー6人でのステージ。セットリストは、「CHAKI・CHAKI!×BANG・BANG!」「HOPPiNG NOW」「Summer Magic」「伝説のうさ耳ティアラ」「SWEET SMILE AGAIN」「私だけのストーリー」「タピオカサンセット」「恋してサマー!」「1.2.3.4.Step by Step」「ぴぇんぷぇんどれすLOVE SONG」「Only mine!」「星屑Magical」「STARS」、アンコールで「夢見る恋ウサギ」「半分魔法少女」「らびらびにゅー!」「ぴぇんぷぇんどれすLOVE SONG（2回目）」…の全17曲。

ステージに先立って3年前、デビュー当初のライブ映像を上映。ブレザーにハイソックスの衣装で、どことなくぎこちない。一転して現在のスタジオでのリハーサル風景。びしっとステップを決めて、どや顔でカメラ目線のういりん。そこから怒涛の17曲。新旧の楽曲からまんべんなく選んだ感じで、まさにニコラバの歴史が詰まっていたんじゃないかな〜。聴き応えあったね。
ニコラバも姉妹グループ同様に新曲披露。「ぴぇんぷぇんどれすLOVE SONG」。「ぴえん」という流行り言葉をいち早く取り入れたフットワークのよさ。コード感が「らびらびにゅー!」に似てるよね…と思ってたら、やはり同じ佐々木淳一氏だったりして。でも、勢いがあるからいいのだ。細かいところは気にしないのがニコグルの良さでもある。
本編は現行のホワイト衣装で。アンコールは2018年の夏ごろに着ていたパステル衣装に着替えて再登場となる。SNSでファンに「好きな衣装は？」というアンケートをとっていちばん票が多かったのだそう。たしかにこのふわっとした色使いはニコラバの甘いイメージにぴったりあってたよね。3周年の節目にふさわしい華やかなライブだったんじゃないかな。

■普段はあまりMCをやらないニコラバだけど、この日は3周年コメントをキャリア長い組（3年）と短い組（2年・1年）にわかれて話してくれた。長い方の雨宮ういりさん、西條真未さん、桃音あんなさんは、基本「これからもどんどんやっていくのでよろしく！」的な内容だったかな。
■短い方では、5月卒業を発表している小針小枝さんが「これが最後のニコフェスになります…」と挨拶。ちょっとうるっとなっていたね。同期加入の白石凛さんも「寂しくなるよ〜」と言いながら、同時にパームス凱旋ライブとなった山内ゆあさんに話を振ってあげる優しさも。
■その山内ゆあさん、主にニコラバでステージに立てることのうれしさを語っていた。昔の話はおそらくあえてしなかったのだろうが、前夜のSNS（インスタのストーリー）には「もう二度と立つことはないと思っていたあの場所にまた戻れるのかと思ったら眠れなくなった」…といった気持ちを書き込んでいたね。
■そんなエモい話もありつつ、思わず笑えるうっかりも。オープニング、1曲目がはじまったとたん袖に駆け込む西條真未さん。なんと肝心のマイク忘れ。しかも「実は去年のニコフェスでもやっちゃったんですよね…」と連続でやらかしてたことを告白。しっかり者に見えるのに…。
■4曲目くらいですでに汗だくのういりん。前髪が貼り付いてちびまる子ちゃん風に。
■アンコール動画「ニコラバちゃんねる」は、3周年記念CDアルバムの告知が中心。実はこの日、入場特典として全員に配布されていた。20曲収録なのに無料という太っ腹（ただしSPP通販だと2000円）。
■全曲終了後、ファンからメンバー全員に3周年祝いのお花をプレゼント。
■全17曲、約1時間32分（アンコール、集合写真撮影含む）。

1部・2部あわせて正味3時間半。ニコグルの楽しさを満喫できた一日だったね。ちなみにパームスのビールはかなりのボリューム。500mlくらいあったんじゃないかな。ユニット「ノンアルコール」に刺激されて2杯も飲んだので（いずれも終演後）、さらにいい気分になって帰途についたのだった。

開演16時11分→終演18時25分。

2020/03/14　にこにこ♡きゃんでぃ、ニコグルユニット　秋葉原 パームス

「ニコfes 2020（1部）」。前年との違いは1部・2部にわけての開催となったこと。最初はニコラバ、ニコスイの2部だけ見ればいいかなと思っていたのだが、普段はなかなか見ることができないグループの枠を超えたシャッフルユニットも1部…とわかって急いでチケットを追加購入。ステージ前はVIPエリアで一般チケット組はその後ろになるのだが、それでもホール全体からすれば真ん中よりやや前くらいの位置で見ることができた。

○「にこにこ♡きゃんでぃ」　メンバー6人でのステージ。セットリストは、「恋するWinter Princess」「叶わない関係」「君との5センチメンタル」「理想的アイデンティティ」「It's a Wonderful Story」「Doggy Boogie」…の全6曲。
ちょうど1年前の「ニコfes」がデビューステージだったにこきゃん。1周年の節目のライブとなった。最初はおなじみのレンガ色の衣装で登場。2曲終わったところで、動画「にこきゃんチャンネル」を上映。その間に衣装チェンジして、この日のトピックのひとつ、新衣装お披露目となる。細かいグレーのチェック生地を使った甘い雰囲気のミニドレス。メンバーごとの希望を取り入れて、少しずつ違うデザインになっている。さわやかでアイドルらしいイメージ。みんな似合っててかわいかったね。
もうひとつのトピックは新曲「It's a Wonderful Story」初披露。にこきゃんのモチーフである犬と「ワンダフル」がかけてあるのはいうまでもない。シャッフルリズムの楽しいナンバー。ステージへのポジティブな気持ちをストレートに歌った内容で、これまでのにこきゃん楽曲とはまた一味違うスケールの大きさを感じさせる。「これでオリジナルは6曲目。とうとうにこきゃんの楽曲だけで30分ステージができるようになりました！」と言ってたのは餅月ゆいりさん。2年目に向けて、彼女たちのライブがいちだんと楽しみになるような1周年ライブだった気がした。

■動画「にこきゃんチャンネル」は、餅月さんが自分で編集。メンバーににこきゃん加入の経緯をインタビューしたもの。「（運営さんに誘われて）知り合いの子もいるみたいだし、やってみようかな…」みたいな動機が多かったかな。唯一「自分からやりたいと言った」そうなのは有村もえかさん。さすがリーダー。
■MCでは1周年を迎えてのメンバーのコメント。こちらは「すぐ終わるんじゃないかと思ってたけど、同じメンバーで1年続けられてうれしい」「2年目も頑張る」「目標はワンマン」などなど。
■ちなみに立ち上げ時は8人だったので、2人は抜けているのだが、ニコグルの先行ユニットの初年度に比べるとたしかに圧倒的にメンバーの出入りは少なかった。カルチャーズ定期公演を中心にあまりペースをあげずにやってきたのが良かったのかもね。
■全曲終わったところでファンから全員にお花プレゼント。
■全6曲、約42分（集合写真撮影なども含む）。

○「ニコグルユニット」　そのままインターバルなしで1部後半のユニットコーナーへ。前年のユニットに新メンバーを加えたところと、新しく立ち上げたところが3組ずつ。特に前振りや煽り動画とかはなく、各ユニットが次々に出てきて歌っていくシンプルなスタイル。以下個別レビューで。

■初恋の香り2020（山内ゆあ・西條真未・奏怜花）「女子高Life!!」　ニコグルの清楚系トップ3かな。衣装は前年とほぼ同じ水色の制服風ジャンパースカート。唯一の新メンバー山内ゆあさんは、仮面女子時代以来でパームスのステージに立ったことになる。この時は特に何もコメントしてなかったけど、心の中ではけっこういろんな思いがあったかもね。
■にこきゅあ（桃音あんな・兎月紗霧）「Magical☆MAGI☆GIRL」　「プリキュア」をイメージした新ユニット。あんちゃん＝ピンク、さぎりん＝ブルーで色違いのドレス。曲も女児向けアニメ風かな。でも、これが思った以上にハマってた。年齢差9歳のコンビなのに体型もそっくりだし、本当に双子感あったわ〜。2人組ユニット好きとしてはちょっと注目していきたい。この時だけ時間調整が必要だったようで、いったんはけてから再登場して軽くMC。2人ともサンリオキャラクターやピューロランドが好きとか、趣味のレベルでもけっこう共通点あるみたい。
■LOVE TRIANGLE2020（南杏理・月乃りりか・神崎うの）「Burn the world!!」　前年からのユニットだけど、メンバー全員が入れ替わった。衣装は黒ずくめのゴスロリ風。曲のテイストにぴったりだったね。マイクスタンドを使ってのパフォーマンス。
■ゆる5（有村もえか・すもも・青山夢音・さーち・綾城花菜）「ゆるふわメイドリーム！」　メイドさんイメージの新ユニット。全員メイド服なのは当然として、デザインはそれぞれまったく異なるもの。中には有名メイドカフェの制服っぽいものも。楽曲もメイドが題材。「あっとせぶんてぃーん」が歌っててもまったく違和感ないよね…という感じの仕上がりだ。ちなみにさーちさん、綾城花菜さんはSPPのアイドルグループ未加入のメンバー。現在、各ユニットが新メンバーを募集していることを考えると、今後どこかのグループに…みたいな展開があるかもしれない。
■こんなのはじめて2020（白石凛・小針小枝・花園ぴあの・小鳥遊める）「オレンジバニーガール」　この名曲を再びライブで聴けただけもうれしかったね〜。衣装は新しくなり、ランジェリーの上からクリーム色のもこもこカーディガンを羽織るスタイル。前年は上に着ていたワンピースを脱ぐパフォーマンスだったけど、この日はカーデの前をはずして肩を出す…程度に抑えられていた。個人的にはお色気？パフォーマンスに集中しすぎると曲の良さが頭に入ってこないので、ほどほどでいい派。あるいは、どうせやるなら最初から最後まで「バニーガール」でいいのでは…とか。いずれにしても5月でさぁちゃんが卒業してしまうと、この名曲を歌いこなせる人が他にいるのかということの方が心配だ。あの泣きの入った声質と語尾をしゃくりあげる唱法が楽曲の雰囲気と完璧にシンクロしていただけに…。
■Non!Alcohol（雨宮ういり・麦乃あさひ・餅月ゆいり）「Flower Friday」　ニコグルの酒豪メンバーを集めた新ユニット。衣装は「ビールをイメージした」という金色と白の生地で、泡のようなふわふわがついたミニドレス。曲はBPM速めのアゲアゲソング。この曲を聴きながら思ったのだが、麦乃あさひという名前は「アサヒビール（麦酒）」からきてるのだろうか？ だとしたらこれ以上ぴったりのメンバーはいないよね〜。
■全6曲、約35分。

ユニットはめったに見られない企画。それだけにユニットごとのMCも聞きたかったかな。急遽やることになったあんちゃん＆さぎりんのトークもけっこうおもしろかったしね。メンバーもいろいろしゃべりたいことはあったんじゃないだろうか。とはいえレアなステージをテンポよく楽しめた1部だった。

開演13時→終演14時18分。