2020/12/31　Ange☆Reve、Jewel☆Rouge、Lapin♡Tiara　鶯谷 東京キネマ倶楽部

「ArcJewel カウントダウンライブ2020→2021」。大晦日のカウントダウンライブ…ではあるのだが、日付が改まる深夜ではなく、かなり前倒しした昼間の開催となっている。2グループずつの三部制。見たのは、あんじゅれ＆るーじゅが出演する「第1部」。開場11時なので昼というより朝かな。でも、帰りの交通機関の心配とかしなくていいので、ファンにとってもありがたかったのでは。

○「Lapin♡Tiara」（オープニングアクト）　「ラパンティアラ」（らぱんてぃ）は、Jewel☆Rougeのグループ内ユニット。定期的な活動はしてないレアユニットなので、ライブを見るのはこの日がはじめて。メンバーは、星野白花さん・月美たまごさん・佐々木璃花さん・権田夏海さん…の4人。あんじゅれの2人がコラボ出演することは事前に告知されていたのだが、るーじゅのたまごちゃんも休演した花宮ことりさんの代打なので、本来のメンバーはしろちゃんだけ…。一段とレア度の高いステージとなった。
曲は「ペロペロChuChuChuキャンディー」1曲のみ。OAとはいえ、正直もうちょっと聴きたかったな〜と思ったのだが、この日のメンバー構成から考えると仕方なかったのかな。MCでのごんちゃん「ことりちゃんのボイン見に来た人ごめん」。でも全員セクシーかわいい衣装で楽しい1曲ではあった。たまごちゃんの黒髪も新鮮だったね。約6分。

○「Jewel☆Rouge」　るーじゅのライブを見るのは約2カ月半ぶり。この間にえのぽんが謹慎となり、さらにこの日はことりちゃん休演。メンバー3人＋10日ほど前の3周年ワンマンでお披露目となった新メンバー候補生2人…という5人でのステージ。セットリストは、「ヘブンズアンセム」「Shooting Star」「君と僕のJewel」…の全3曲。
オープニングは新曲「ヘブンズアンセム」。ワンマンで発表されたばかりで聴くのははじめて。るーじゅらしいエモーショナルで色濃いめの楽曲かな。タイトルがそのままキメのフレーズになっていてカッコいい。その後は代表曲を連発…と思っていたら、わずか3曲で終わってしまった。「あれ？ ずいぶん短いのね〜」と思ったのだが、まだ新メンバーを入れた形でできる曲が限られているということなのだろう。特にこの日は休演者によるフォーメーション変更もあったはず。今の段階ではやむを得ないのかな。
新メンバー2人もこの日が初見。MCではそれぞれ自己紹介も。芹野梓桜さんはわりと身長があって華やかさのあるタイプ。苦手なものは「鳥獣戯画」。メンバーや会場のファンからは「？？？」という反応だったけど、個性的で楽しそう。一方の橋本りんさんは147センチとグループでいちばん小柄。ルックスもかわいい感じなので、るーじゅのマスコット的な存在になっていきそうだ。楽曲では2人ともしっかりしたパフォーマンスを見せてくれていたと思う。頑張ってほしいな。
さらに、この日はあんじゅれとの衣装交換も。パールホワイトに金色の縁取り、背中に白い羽根…という天使衣装。みんな似合ってたね〜。MCでは、「あんじゅれさんとのツーマンは意外にも今日がはじめて。念願かないました」「るーじゅの衣装は（曲にあわせて）色が濃いのが多いので、羽根のついた白い衣装はすごく新鮮」…といった話など。約18分。

○「Ange☆Reve」　メンバー5人でのステージ。るーじゅと交換した衣装はショートケーキ！ セットリストは、「Stare」「Starly Light」「堕天使の心モヨヲ」「Reality」「Freaky☆Rock☆Party」「絶対リメンバー」…の全6曲。
鮮やかな赤と白、かわいいデザインのショートケーキ衣装は、今のあんじゅれのイメージだと絶対ありえないものかもしれない。でも、みんな照れずに堂々と着こなしてたね。こういう衣装に着負けしてたらアイドルなんてやってられないということだろう。ごんちゃんもゆあもんも髪には大きなリボン。もともとの衣装とセットになっているものだ。ごんちゃん「お借りしてる衣装だから（着崩さずに）ちゃんと着ないとね」。プロですわ〜。
もちろん、甘い衣装だからといってかわいい天使曲ばかりではない。中盤は堕天使ナンバーのダークな世界観もきっちり見せてくれた。最初は、この衣装だと違和感あるかな？…とも思ったのだが、すぐに気にならなくなった。今のあんじゅれのパフォーマンスが衣装のビジュアルを上回っているということだろう。最後の「絶対リメンバー」は歌詞の一部を替え歌で。一年間ありがとう、来年のあんじゅれもよろしくね…みたいなメッセージだったかな。年忘れライブらしい楽しい企画性もありつつ、2020年のライブ納めにもふさわしいしっかりしたステージだった。約29分。

○「カウントダウン＆コラボステージ」　両グループのライブが終わったところで、「まもなく24時」という設定でのカウントダウンイベントがスタート。1年の活動を振り返るビデオ上映のあと、「3、2、1、ゼロ！」で、メンバーたちがバズーカ砲みたいな大型クラッカーを打ち出して新年を派手に祝う…そんな趣向だったのだが、一部不発のバズーカもあったようだ。「なんで〜？」という、このあたりは一発勝負ならではのアクシデントだったかな。ちなみに2021年の年女はひめたん！

アンコールがわりのコラボは2曲。「スターマイン」（星野・月美・水野・吉橋・原）と「リトルピ」（佐々木・吉橋・権田・星野・咲舞）。会場内だけは新年を迎えたという"設定"なので、これが2021年最初のステージ…ということになる。好きなグループ2組の共演というだけでもうれしいのに、さらにシャッフルでのコラボまで。もう文句なしのエンディングだったね。カウントダウン＋コラボあわせて約22分。

この日はチケットソールドアウト。入場順の遅い一般チケットだったのでどうかなという気もしたのだが、なんとか上手端4列目の席で。ステージも近くて見やすかったね。個人的にももちろん2020年最後のライブ。推しグループをまとめて見ることができて楽しいライブ納めとなった。

開演11時40分→終演13時03分。

2020/12/27　ニコニコ♡LOVERS、ニコニコ♡SWEET、にこにこ♡きゃんでぃ　秋葉原 AKIBAカルチャーズ劇場

「ニコグルリクエストアワー2020」。人気投票上位曲を発表する年末恒例のイベント。ただ、コロナ禍の影響で入場者数は絞られている。はたして抽選に当たるのか…という心配がまずあったのだが、なんとか当選。3年連続での参加となった。といっても整理番号は3桁。ほぼ最終入場だったかな。

座席は上手側7列目。前の席のお客さんが撮影のためか立ち見エリアに移動する時間が長く、結果的にはかなり見通しのいい席となった。ラッキーだったわ〜。最初はビデオによる33位から16位までの下位曲の発表。このところずっと聴きたいと書いてる「ぴえん」は16位でギリギリステージでの歌唱なし…。とはいえ発表を見ているうちに徐々に気分もあがってきたね。

■15位「最上級のI LOVE YOU」西條真未（19票）　3年連続のソロ曲ランクイン。前年までよりはやや順位を落としたとはいえ根強い。この日は爽やかな水色の生誕ドレスで登場。夏の生誕ライブは抽選落ちで行けなかったので初めて見ることができた。かわいかった。
■14位「恋してサマー!」ニコラバ（20票）　ソロ曲から続けてのグループ曲…ということで西條真未さんは衣装を早着替え！ インターバルはたぶん1分くらいだから楽屋はかなりバタバタだったんじゃないかな。
■13位「ネコネコ」ニコスト（21票）　なぜか1年前に解散したニコストの曲がランクイン。歌うのは青山夢音さん、奏怜花さん、小鳥遊めるさん…の旧ニコストメンバー3人。ニコスイの衣装＋ネコミミ。「去年もランクインしてたし謎の人気あるよね」と夢音さん。それ以前に投票のレギュレーションがヘンという話なのだが、このへんのゆるさもニコグルならではかもね。
■12位「Choo Choo Party」ニコスイ（22票）　ニコスイ最初のランクイン曲はオリジナルの中ではいちばんニコスト味の強いこのナンバー。ニコストを続けて見ているような気分になる。
■11位「Catch me!」ニコラバ（26票）　ニコラバ2曲目はけっこう初期の曲がなぜかランクイン。じごさん（地獄まで30センチ）もよくカバーしていたから、旧じごさんヲタの人が投票したのだろうか。もちろん良曲ではあるのだが、やっぱり聴きたかったのは「ぴえん」とかの新しい曲だったよな〜と改めて思ったり。

■10位「ハッピーニューイヤーおもち」ニコスト（36票）　中間発表で見て、「うゎ、おもち聴きて〜！」と思った名曲が堂々のTOP10入り。自らの生誕ライブで「3連続おもち」という超セットリストを組んだ小鳥遊めるさんもうれしかったんじゃないかな。夢音さん「これで年が越せたね」。聴けてよかったわ〜。
■9位「パンパカパーン」ニコスト（37票）　またしてもニコスト！ それにしても、改めて聴くニコスト楽曲、ついつい気分がハイになるというか。やっぱサウンドが強力だよねえ。メンバーも3人だけだしフォーメーションもかなり適当だったけど、でもやっぱり楽しかったね。
■8位「君空*」ニコスイ（52票）　ニコスイ最初のオリジナル曲がここで登場。旧ニコスト勢の3人はさっきから出ずっぱり状態。作詞を担当した夢音さんも「思い出のある曲」という話を。
■7位「Melty Light」月乃りりか（66票）　2月の生誕ライブでお披露目されたソロ曲。翌週の定期公演でも歌ってくれたのでライブで聴くのはこの日が2回目だった。歌い終わった後の挨拶もしっかり。
■6位「レモンちゅーハイ」ニコスト（67票）　ニコスト奇跡の4曲目。上位15曲中に4曲はこの日の最多。リクアワ中盤はニコスト〜ニコスイ勢がまさにジャックした形になっていたね。3日後に迫ったニコスイ解散が改めて惜しい…。

■5位「メルヘンモードで熱愛中」小鳥遊める（74票）　上位5曲はMV制作のご褒美つき。最初にランクインしたのは小鳥遊めるさん！ 今年のソロ曲では最上位だ。ニコスイ衣装＋魔法スティックとティアラ。このところの彼女の頑張りにファンが応えた形だろう。ニコスイ解散後もSPPに残ってくれるそうなので、この曲もまた聴ける機会があるといいな。
■4位「Bitter Sweet Days」ニコスイ（161票）　ニコスイの最新曲。結果的にニコスイは3曲がランクインした。不思議なのは初期の「スイーツ・コンセプト」の曲がいずれも下位に沈んだこと。佳曲ぞろいだったのは間違いないと思うのだが、この曲！という代表曲をつくれなかったのがその理由だろうか。ニコグルで歌い継いでいってほしいと改めて思う。
■3位「純愛モンスター」ニコラバ（236票）　ニコラバ最上位も最新曲。ただ、「3位ありがとうございます」と曲紹介をした白石凛さんの口調の裏には、「もっと上位いけなかった？」という若干の悔しさもあったように感じられた。でも、ニコグルでは不動のトップチームだけに、ファンとしては手抜きになりやすいというのも確かにありそう。投票ランキングの難しいところよね。
■2位「金木犀の夢」にこきゃん（364票）　にこきゃん連覇ならず！ 前年に続き1曲に票を集中させるという作戦だったが…。それでも1曲に全力を出し切ってのパフォーマンスは見ごたえあったね。歌唱後は花園ぴあのさんが涙ながらに挨拶。もう2年近く、ほぼメンバーチェンジなしで続いているチームのまとまりが感じられた。
■1位「女子高Life!!」初恋の香り（380票）　2019年3月お披露目のユニット曲が初の戴冠。現在のメンバーは、西條真未さん、山内ゆあさん、天原瑠璃さん…の3人。天原瑠璃さんが加わったのはわりと最近だろう。ステージで見るのははじめて。プロフィールによると2月までSAY-LAのメンバーだったそう。西條真未さんが以前からSAY-LAファンだった関係でのご縁だろうか。そう思って見ると1人だけ衣装がブーツでなんとなくI-GETっぽい。1位になった理由に彼女の人気が関係しているのかどうか…はわからない。普通に考えると前年ソロで3位だった山内ゆあさんのパワーなのだろうが。

全ランキング発表後、ニコラバメンバー＋天原さんでまとめと挨拶。白石凛さんの仕切りがうまい。

上位15曲の内訳は、ニコラバ3曲、ニコスイ3曲、にこきゃん1曲、ニコスト4曲、ソロ3曲、ユニット1曲…となる。全体的には解散が目前のニコスイ（ニコスト）関連が9曲となり、まさに彼女たちへのはなむけといった雰囲気のリクアワだったのではないだろうか。とはいえ、趣旨はあくまでもファンによるお楽しみランキング。純粋におもしろかったね。そして、無事現地で見ることができてよかった。全15曲、約1時間35分。

開演17時45分→終演19時20分。

2020/12/25　Ange☆Reve、Jewel☆Ciel、Luce Twinkle Wink☆　白金高輪 SELENE b2

「Arc Jewel クリスマスLIVE！〜Happy Jewely Christmas☆2020〜」。アークジュエル所属のアイドルグループ6組がイブと当日の2DAYSに、3組ずつ出演したクリスマスイベント。そのうち、あんじゅれの出る25日の方に行ってみた。
フロアは最前2列が椅子席であとはスタンディング。間隔をあけて立つようになってはいるが、感覚的には「ほぼ満員」に近い大盛況だったんじゃないかな。チケットを買ったのが前日夜だったので入場はほぼ最終。そのわりには中段くらいのまずまずの位置から見ることができた。

○「Jewel☆Ciel」　先頭はしえる。ライブを見るのは約2カ月ぶりで4回目。メンバー5人でのステージ。セットリストは、「スタークラシック」「クリスマス・サイレントナイト」「僕らは」「Blue Love Letter」「閃光Believer」「明日へ」…の全6曲。（ファンツイート参照）
クリスマスライブということで、衣装は濃紺に白いふちどりのミニサンタ。クリスマスコスといえば赤や緑が基本だが、この日のしえるは深いブルーがひときわ鮮やかだったね。1人を除いて同じデザインで、ケープやフードがめっちゃかわいかった。選曲もオープニングが星をテーマにした「スタークラシック」、2曲目にこの季節だけの「クリスマス・サイレントナイト」…と気分を盛り上げてくれる。
同時に、この日はエース安藤笑さんの卒業ライブを2日後に控えた、現体制での残り少ないステージでもあった。中盤以降はアッパーチューンを連発。カウントダウンの時を惜しむかのようなダイナミックなパフォーマンスを見せてくれた。個人的にはこの5人でのしえるはこのステージが見納めとなる。その他のメンバーで目を引いたのは、やはり濱田菜々さん。いちばん小柄なのにダンスはキレッキレ！ ステージのどこにいても、つい目が彼女を追ってしまう感じ。ボーカルにはもうちょい安定感があれば…という気もしたけど、しえるはこれからも彼女を中心に見ていくことになりそうだ。約31分。

○「Ange☆Reve」　お目当てだったあんじゅれは二番手。メンバー5人でのステージ。セットリストは、「Your Smile」「勇敢な恋のセレナーデ」「Angel Sign」「ショコラ☆ロマンティック」「星空プラネタリウム」「イトシラブ」…の全6曲。
あんじゅれの衣装もクリスマス仕様。というか、むしろ「コスプレ」に近い感じ。チェック柄のサンタ（りかまる）、赤のセクシー系サンタ（ごんちゃん）、クリスマスツリー（ありえる）、雪だるま：オラフ（ゆあもん）、トナカイ（ひめたん）…とメンバーそれぞれの個性が感じられるもの。その中でもいちばん気合が入ってたのはりかまるちゃん！ 他が通販かドンキあたりで買った感じのコスチュームなのに対して、つくりのしっかりしたゴージャスなサンタで圧倒してたね。当然、主役感というかセンターオーラがすごい。「イトシラブ」では最後のキメゼリフを「メリークリスマス！」とかわいくアレンジ。全部持っていかれたわ〜。
セットリストでの聴きどころは、この日お披露目の「ショコラ☆ロマンティック」（どる☆NEOのカバー）だろう。オリジナルは2015年のDVDシングル。当時のどる☆NEOバージョンを生で見る機会はなかったけど、曲としてはすごく好きだったので、こうして復活させてくれたのは素直にうれしかったね。原曲で特に印象的なサビ前の小島瑠那さんのパートはゆあもん！ 期待は高まったけど、ライブでの一発勝負でオリジナル並みのクオリティを求めるのはちょい厳しかったか…。でも、また本来のバレンタインシーズンなどにやってほしいなという気がした。先日のりかまるプロデュース衣装なんてこの曲にぴったりなんじゃないだろうか。ぜひ見てみたい！ 約31分。

○「Luce Twinkle Wink☆」　ライブを見るのは約3カ月ぶりで3回目。メンバー5人でのステージ。セットリストは、「Shall we Luce?」「恋のprologue*」「Strawberry fields」「恋色♡思考回路」「Twinkle Note」「Luce Luce Twinkle Wink☆」…の全6曲。（ファンツイート参照）
るーちぇももちろんクリスマス衣装。全員が赤系統のサンタで、微妙な色あいやデザインがそれぞれ違う…という趣向だった。ほんの少し前に大規模ワンマンを成功させた直後ということもあり、この日のステージもその勢いと残り香が感じられるものだったのではないだろうか。オープニングの「Shall we Luce?」はワンマンのタイトルにもなっていたショーナンバー。ラストはグループ名のついたテーマ曲で、これも今の5人での披露は先日のワンマンが初めてだったそう。持ち味の元気で楽しい曲に加えて、しっかり構成された奥行きのあるナンバーからはグループの実力が伝わってきた。
メンバーでは赤いリボンがトレードマークの城崎桃華さん（ももたん）が印象に残った。るーちぇには8月に加わったいちばん新しいメンバーだ。表情がとても豊かででパフォーマンスもパワー全開！ ポジティブなオーラをまき散らしている。ソロパートで聴けたボーカルもなかなかよかった。これからるーちぇを見る時には、まずは彼女の姿を探すことになりそう。要注目だね。約36分。

最後は3グループがステージ上に勢ぞろいして、この日の感想と挨拶。あんじゅれだけマイクがなかったのだが、そこは声量自慢のゆあもんの出番。マイクなしでもフロアの後方までしっかりメッセージを届けていたね。アイドル15人がクリスマス衣装でずらっと並ぶ華やかなエンディングとなった。

開演19時→終演20時54分。