2021/04/04　Ange☆Reve　鶯谷 東京キネマ倶楽部（ワンマン）

「Ange☆Reve7周年ライブ 〜Reach for the Starry Light〜」。ファンとしては会場で一緒にお祝いしたくなる節目のライブ…ということでチケットはソールドアウト。開場前に整列してる時から人が多かったね。そんな日に一般のBチケットだから、後方の席になるのもやむなし。しかも、前列のお客さんがけっこう座高豊かでステージ中央付近はほぼ見えない感じ。まあ、こんな日もあるかな…。

メンバー5人でのステージ。セットリストは、「Starry Light」「Dear Dream」「泣かないよ」「セフィリア」「サマ☆ラブ」「イトシラブ」「絶対リメンバー」「Your Smile」「あの夏のメロディー」「星空プラネタリウム」「Reality」「Colorful」「リトルピ」「Stare」「堕天使の心モヨヲ」「Maybe Baby」「Kiss Me Happy」「Grow Up!!」「勇敢な恋のセレナーデ」…の全19曲。（ファンツイート参照）

最新から初期へ。代表曲でグループの歴史をさかのぼっていく「周年ライブ」らしい構成。それを3パートにわけて、「4曲→7曲→8曲」と連続で歌っていく。特に凝った演出などはなかったけど、ハードワークをそれほど大変そうな様子も見せずにきちんとこなしていくステージングからは、グループの充実ぶりとチームワークの良さがしっかり伝わってきた。
途中のMCでも、「今のこの5人（体制）がいちばん長く続いてるんじゃないかな」という話が出ていた。たしかにあんじゅれの歴史をネットなどで見ると、初期から中期にかけてはけっこう頻繁なメンバーチェンジがあったことがわかる。しかし、私が見るようになったちょうど2年前（2019年4月）からは、さいごうみずきさんが原姫子さんに交代しただけ。偶然ではあるが、あんじゅれがもっとも安定し、完成度の高いステージを見せてくれている時期に出会えたことになる。
あいにくとこの日は死角の多い席に座ってしまったのだが、ステージの見えている部分だけからでも、彼女たちの魅力を改めて確かめることができた気がする。聴きごたえのある19曲だったね。

■衣装は5人がそれぞれ違うものを着用。1週間ほど前にSNS上で「7周年ライブで着てほしい衣装」というアンケートを行い、メンバーごとにいちばん人気だったものだそう。個性が際立っていたのはごんちゃん。明るい色あいが多い他のメンバーと違って一人だけ黒！ ファンもわかってらっしゃる。
■MCでは、唯一のオリジナルメンバーのりかまるちゃんがコメント。「特に感慨というか、あ〜また周年きたかって感じ」といつも通りの腰のすわった感想。細かいことには動じない彼女だからこそ7年続けてこられたということかもね。それに次ぐのは5年目のゆあもんとありえる。最近ますます「あんじゅれ愛」が強まってる！という話など。
■代表曲連発を聴きながらふと思ったのは、既存曲でもけっこう前の曲はアレンジを新しくしたバージョンをつくってもおもしろいのでは…ということ。新曲投入のペースがわりとゆっくりめのグループなので、ステージに新鮮さを出すためにもそういう工夫はぜひお願いしたいところ。メンバーにとっても刺激になるのではないだろうか。
■ラストスパート前のMCでは、動画による全国ツアーの詳細告知も。各地の会場が発表される。ファイナルの東京は神田スクエアホール。さらに、追加公演で沖縄も決定。全国6都市ツアーとなった。ツアー全制覇したいというおまいつファン向けの「全通チケット」も発売予定。
■ちなみに2年前の「5周年」は、当時のオリジナル全曲披露がコンセプトで27曲やった。これは見ている。しかし、「6周年」はコロナ禍の影響で開催されなかったはず。そう考えるとこの日7周年がお客さんを入れてできたことだけでもまずはめでたいと思わないとね。
【追記】 6周年ライブは、実際には2020年8月2日に開催された模様。ただ、当時はまだソーシャルディスタンス規制などが厳しい時期でもあり、チケットが買えず見てなかったのだろう。
■終演後はアンコールなしで集合写真。最後はりかまるちゃんがシメの挨拶。
■全19曲、約1時間44分。

開場前。いつもの1階の空きスペースではなく路上に人があふれている。整列場所が変わった？と思っていたら、やがてスタッフが来て、いつも通りの整列となった。しかし、今後あの1階のスペースがなくなったら、また以前のように屋外での並びになるのだろうか。天候の悪い日や炎天下が思いやられる…。

開演12時30分→終演14時14分。

2021/03/20　愛乙女☆DOLL、ArcJewel HOKKAIDO、Lapin♡Tiara、Jewel☆Ciel（Gran☆Ciel）、Pinky Cherry、青SHUN学園、Teamくれれっ娘!、Jewel☆Rouge、Jewel☆Neige、Ange☆Reve、Luce Twinkle Wink☆　新木場 USEN STUDIO COAST

「ArcJewel New Year LIVE 2021」。本来1/10に予定されていたお正月イベント。しかし、コロナ（緊急事態宣言）の影響で2カ月以上も延期に。ようやく「春分の日」となるこの日に開催の運びとなった。もちろんチケットは1月のものでOK。通しで見ると約6時間の長丁場ライブだ。なので開場からは行かず、2組目のらぶどるに間に合うように…というタイミングで入場してみた。

ステージと並行で特典会もやるのでお客さんの移動はけっこうある感じ。遅めの入場ではあったが、ほぼフロア中央あたりの見通しのいい位置でみることができた。舞台の左右には大きな松飾り。「遅れたけど今日は新春イベント」という半分こだわり、半分シャレみたいなセットになっている。

○「愛乙女☆DOLL」　メンバー6人でのステージ。黒地に白や金の模様が入ったシャープで大人っぽい衣装。セットリストは、「セピア色は永遠に」「永遠グローリー」「L'amour est tout」「青い空を望むなら」「キセキ」「High Jump!!」…の全6曲。（ファンツイート参照：以下同じ）
ちょうど10周年のメモリアルイヤーというらぶどる。やはりAJのフラッグシップグループだけあって、浅い時間帯にもかかわらず、振りコピやペンライトで盛り上がってるお客さんが多かったね。他のグループのオタクでも、らぶどるの曲はなんだかんだ知っているという人が多いのだろう。ただし、メンバーにはもう1期生はおらず、全員入れ替わっている。だから、出順が必ずトリになる…といった特別扱いはないのかもしれない。MCでは10周年関連のイベント告知などいろいろ。約30分。

○「ArcJewel HOKKAIDO」　この日が初見の「AJH」は、札幌を拠点に活動している支店グループ。正規メンバー3人＋研究生1人、計4人でのステージ。セットリストは、「勇敢な恋のセレナーデ」「Jewel」「星空プラネタリウム」「イトシラブ」「ギュッとSTAR!!」…の全5曲。
曲はすべてAJ楽曲のカバー。まだオリジナルはないのかな。メンバーも若そうだし、支店というよりAJのアイドル予備軍を育成する活動の一環という印象だ。あんじゅれのカバーも3曲。あんじゅれファンとしては本家との比較なども楽しい。ちなみに翌日の1周年ライブをもって正規メンバーの珠原海愛（みはら・みお）さんが卒業。この時点では東京に拠点を移して活動することのみ発表されてる。約27分。

○「Lapin♡Tiara」　この日の「らぱんてぃ」は、星野白花さん、花宮ことりさん＋サポートで咲舞のどかさん、橋本りんさん。4人でのステージ。セットリストは、「ミラクル☆エレメンツ」「Love♡Dreaming」「ペロペロChuChuChuキャンディー」…の全3曲。
最初の2曲は、星野・花宮・咲舞の3人で。すらっと長身の咲舞のどかさん、「らぱんでぃ」としてのライブははじめてだったみたいだけど、めっちゃハマってたね。特に3人の真ん中に立った時の主役感、センター感が半端ない！ 衣装の違いもそれをよけいに際立たせていたと思った。最後の1曲はサポートが交替。星野・花宮・橋本のトリオに。一転していちばん小柄な橋本りんさんということで、ユニットの印象もがらりと変化。短い時間だけど"楽しさ2倍"だったんじゃないかな。約15分。

○「Jewel☆Ciel（Gran☆Ciel）」　メンバー6人でのステージ。セットリストは、「Baby Summer」「ナツオト」「蒼の向こう」「short story」「閃光Believer」「Message」…の全6曲。
ライブを見るのは約3カ月ぶりで5回目。この間に新メンバー2人が加入し6人体制になっている。また、これを契機にグループ名も変更することが告知されており、このライブでの発表が予定されていたようだ。最後の1曲を残すタイミングでステージ奥のスクリーンに映像が映し出される。注目の新グループ名は…「Gran☆Ciel」（グラン・シエル）！ "しえる"がそのまま残ったので、一新というよりマイナーチェンジかな。フロアにもあまりざわつくような雰囲気はなく、ファンもすんなり受け入れていたようだ。この改名は即日実施。SNSのヘッダーなどもその日のうちに新しくなっていた。
さて、そんな"しえる"のライブで目がいってしまうのは、やはり濱田菜々さん。この日もいちばん小柄なのに抜群の大きな動きでステージを牽引していたね。終盤になるとポニーテールがほどけてしまうくらいのダイナミックなダンス、そしてアンシンメトリーなデザインの青いドレスのすそをぱっと翻してターンする姿の美しさ。良かったわ〜。約31分。

○「Pinky Cherry」　元らぶどるの愛迫みゆさんがプロデュースした「大人ユニット」。この日のイベント限定だったのかな。メンバーは愛迫さんに加えて、佐野有里子、太田里緒菜（らぶどる）、権田夏海（あんじゅれ）、林あやの（虹色の飛行少女）、茉井良菜（元キラフォレ）…のみなさん。6人でのステージ。セットリストは、「Dolly Kiss」「Limited Complex」「ビターチョコ・バレンタイン」…の全3曲。
最初の2曲は一部入れ替わりありの5人。最後の「ビタチョコ」のみ6人で。大人ユニットというだけあって、身体のラインの出るボディコンシャスなモノトーン衣装。AJファンにはおなじみの曲ばかり…ということで、イントロが出るたびにフロアが盛り上がってたのが印象的だった。このメンツだとやっぱり注目はごんちゃん。スタイルのよさとダンスのキレ。ひいき目かもしれないけどピカイチだったと思う。約17分。

○「青SHUN学園」　AJのグループに楽曲を多数提供しているSHUNさん率いるバンド。この日はゲストで登場。男性ボーカル（SHUNさん）＋コーラス/ダンサー5人。このダンサー、一見男女混合に見えるけど、実は男装女子も含めた全員女性のようだ。サウンドはバックトラック使用。6人でのステージ。
序盤はアゲアゲのロックで攻め、中盤からポップナンバーになっていく。最大の聴きどころは、SHUNさんがソロで歌った4曲目のリリカルなミディアム曲。ミュージカルナンバーを思わせるドラマチックなメロディー、そして歌唱力と歌声の豊かさがたまらない！ 思わずスタンディングオベーションの気分で拍手。ちなみに「AJH」で出ていた信野樹奈さんもダンサーとして出演。約26分。

○「Teamくれれっ娘!」　北海道のご当地アイドル。過去には派生ユニットとしてWHY@DOLLを生み出すなど歴史のあるグループでもある。ライブはこの日が初見。「AJH」のメンバーでもある信野樹奈さんがリーダーということで、この日のゲスト出演となったようだ。
メンバー6人でのステージ。編成はメインの4人＋小学3年生のチビッコ2人。最初の2曲は、小学生2人をステージの左右端に固定し、その間で年長メンバーがパフォーマンスするスタイル。3曲目からはチビッコちゃんたちは袖に下がり、メイン4人でのステージとなる。楽曲や衣装の感じなども含め、必ずしも洗練されきってないところが、地元アイドルらしい安心感につながっている印象だろうか。MCでは「10周年ライブ」の告知など。信野さんは複数のステージをこなす大活躍！ 約25分。

○「Jewel☆Rouge」　前年末から謹慎処分となり、活動を休止していたえのぽんこと榎本佳純さんの復帰ライブ。メンバー7人でのステージ。セットリストは、「Shooting Star」「スターマイン」「黎明Solidarity」「Royal Red Queen」「Platonic」…の全5曲。
オープニングは、オーバーチュアによるダンスパフォーマンスから。7人体制になってはじめてのこのパート。いきなり気合いがみなぎっている。それがダイレクトに伝わってくる。本編も、これぞ"るーじゅ"というダークでエモーショナルなナンバーのみで構成。ノンストップで4曲連続、これでもかとばかりにブチかましてくれたステージだった。フロアのあちこちからも、「これだよ、これ！」という声が聞こえてくる。まさにその通りとしか言えない。月美たまごさんのボーカルも絶好調。とにかく熱かった！
4曲目終わりではじめてのMC。復帰の挨拶をするえのぽん。思わず涙がこぼれる。「社長とも何度も話し合って…」、謹慎が解けたということは問題は解決したと判断されたということだろう。ファンからも、また頑張れよというかのような大きな拍手が送られていた。ラストナンバーは「Platonic」。これまたひたむきでハードなナンバーで締めくくる。グループにとっても、ひとつの節目のステージとなったのではないだろうか。約26分。

○「Jewel☆Neige」　オープニングはメンバー7人で。セットリストは、「人生、私が主人公！」「YELL」「Ice Bird's eye view」「Snow Flake Remind」「Winter Road」「restart」…の全6曲。
このステージでの"ねーじゅ"のトピックは新メンバーのお披露目。実は、彼女たちの新メンバー発表を見るのはこの半年で2回目だ。卒業メンバーが出てもしばらくはそのまま…という選択肢もあると思うのだが、"ねーじゅ"の場合は8人編成へのこだわりが強いのかもしれない。3曲目終わりで全員いったん袖にはけ、スクリーンの動画での発表となる。
注目の新メンバーは「珠原海愛」さん！ 「AJH」からの移籍。これはかなり順当だったらしく、フロアのファンからも「やっぱり」という声が出ていた。たしかに雪がコンセプトの"ねーじゅ"に北海道出身の珠原さん、まさにうってつけだろう。そんなわけで後半3曲は、新メンバーを加えた8人でのパフォーマンスに。純白の衣装を身にまとった珠原さんは、まるで雪の妖精のような美少女っぷり。グループ力あがったんじゃないかな〜。これからの"ねーじゅ"のライブは、前回の追加メンバーだった千葉さんとともに珠原さんを中心に見ることになりそうな予感。約34分。

○「Ange☆Reve」　メンバー5人でのステージ。セットリストは、「イトシラブ」「リトルピ」「堕天使の心モヨヲ」「セフィリア」「Limited Complex」「星空プラネタリウム」「運命的％」…の全7曲。
このところ「特殊衣装公演」ばかりで、普通の衣装でのライブが見たい…とずっと思っていたあんじゅれ。念願かなって、ようやく最新のピンク衣装でのステージを見ることができた。きゃわわだったね。ステージ自体は定番ナンバー中心のセトリ。この日のイベントで他グループがカバーした曲も何曲か含まれていたけど、やはり本家ならではの味わいをしっかり感じさせてくれるところはさすがとしかいえない。ちなみに、入場時のお目当てをあんじゅれにするともらえるランチェキはひめたん。最近、ステージを見る時にはかなりの割合で注目しているメンバーなので、チェキを確認した時には「よっしゃ！」と心の中でガッツポーズ。(^v^) 約33分。

○「Luce Twinkle Wink☆」　長丁場イベントのトリはルーチェ。メンバー5人でのステージ。セットリストは、「Shall We Luce?」「I'mpossible?」「Graduation」「スーパーマジカルーチェミラクル☆トゥルーパーマジカルーチェミラージュ」「Symphony」「恋色♡思考回路」…の全6曲。
新曲「I'mpossible?」のリリースイベントが佳境を迎えている彼女たち。この日も昼間2回のイベントをこなし、このライブが3ステージ目。しかし、そんなハードなスケジュールの疲れを見せることもなく、いつものように切れ味のいいパフォーマンスを届けてくれた。メインは、やはり新曲とそのC/W曲。特にこの日印象に残ったのは「Graduation」かな。「これまでのルーチェにないミディアムバラード」という通り、大きなアクセントになっていたと思った。
さらに、6〜7月に開催される全国6都市ツアーの予定も発表。「会場に来てくれたファンの人たちだけじゃなく、地方で配信ライブを見てくれたみなさんの力がこのツアーの実現につながりました！」と感謝の言葉を述べるゆきのしかちゃん。押さえるべきところを的確に押さえた挨拶、気配りがニクイ。本当に頭のいい人なんだろうな。ラストは定番曲で楽しく盛り上げてエンディング。約34分。

終演後、全グループ（ゲスト以外）がステージに再登場。総勢40人以上のアイドルが衣装でずらりと並ぶ光景はまさに豪華絢爛…。各グループごとの挨拶や告知。仕切りはゆきのしかちゃん。さらに、桂田社長からは8/1中野サンプラザで開催される「AJ祭」の発表も。なんだかんだで約6時間のオールスタンディングだったけど、情報量満載で見てる間はあまり疲れも感じなかった。でも、やっぱりお疲れさまでした。

愛乙女☆DOLLスタート14時05分→終演19時47分。

2021/03/13　ニコニコ♡LOVERS　新宿 代アニLIVEステーション（ワンマン）

「ニコfes2021」、トリとなった第四部はニコラバ。整理番号がわりと若かったこともあって上手側3列目で。ちょうどセンター付近に前列のお客さんが被ってしまうのはやや気になったけど、それを除けば、この日見た3公演の中でもいちばんステージに近い席。自分の正面にきてくれたメンバーを中心に見る感じで。

メンバー5人でのステージ。セットリストは、「らびらびにゅー!」「恋してサマー!」「Summer Magic」「SWEET SMILE AGAIN」「STARS」「二人のサマーショット」「Catch me!」「Girlish Fantasy」「私だけのストーリー」「夢見る恋ウサギ」、アンコールで「1.2.3.4 Step by Step!」「半分魔法少女」「Girlish Fantasy（2回目）」…の全13曲。

姉妹グループと同じくニコラバちゃんも新衣装。レース生地をたっぷり使った真白なドレス。ポイントは胸についてるビジューとメンバーカラーのリボンかな。西條真未さん以外はけっこうお腹も見えてるし、全体的には「初夏」のイメージのような気がした。すっきり爽やかな印象の衣装だったね。
この日は「ニコラバ4周年」となるライブ。セットリストも新旧の代表曲をバランスよく選んでいて、歴史を振り返るというほど大げさではないけど、節目にふさわしいものになっていたと思う。そんな楽曲での注目はやはり新曲「Girlish Fantasy」だろう。この日がお披露目。さわやかでスピード感のあるポップで楽しいナンバー。サウンド的には、いわゆる「夏曲」と言いたくなるような雰囲気なのだが、歌詞を注意して聴いていてもわかりやすく夏っぽいフレーズは出てこない。四季を問わずに歌えるアゲアゲナンバーといった位置づけになっていきそうだ。
この曲をやった後半あたりになると、メンバーの大半はもう汗びっしょり。特に雨宮ういりさん。前髪が額に貼りついて、まるで水から出てきたような…いや、水も滴るいい女っぷり！ アンコール含めて13曲。聴きごたえあったね。

■おなじみのナンバーの中にも、とりわけ印象に残った曲が。終盤にやった「私だけのストーリー」。全員がステージ最前近くまで出てきて、ほぼ横一線になって歌う。フォーメーションを変えたのだろうか。他の曲のようにそれぞれの立ち位置を入れ替わることもほとんどなく歌っていくだけなのに、この妙なエモさは何なのだろう？ 気づいたら曲の世界に圧倒的に引き込まれていた。
■しかも、上手側だった私の席のちょうど正面にはういりん！ 1曲まるごといわゆる「ゼロズレ」。彼女のくるくる変わる表情を堪能させていただいた。ありがたや〜。
■MCでは「ライブで汗をかかない人、かく人」という話など。桃音あんなさん、山内ゆあさんはあまり汗をかかない。残りの3人はかく。たしかに言われてみると客席からでもわかるくらい違いがあるようだ。
■アンコール動画（ニコラバちゃんねる）では、お知らせが2点。ひとつは「SPPのコンセプトカフェ2号店を出すためにクラウドファンディングやります」というもの。店内にステージをつくるといった構想もあるよう。
■もうひとつは「ニコラバ2ndワンマン開催」。単独でのライブはちょいちょいあると思うのだが、運営的には「ワンマン」はもう一段階上の大きなステージという位置づけっぽい。日程は7/15。会場は渋谷Veats。どんな趣向があるのだろうか。ちょっと先だけど楽しみに待ちたい。
■SNSで「大きな発表がある」と告知していたのは、どうやらこのワンマンだった模様。ネットでは「いよいよ新メンバー追加か？」といった声もあったようだが人事に関する新情報はなかった。
■全13曲、約65分（動画、アンコール含む）。

四分割入れ替え制となった「ニコfes」。そのうち3ステージを見たのだが、あいにくの雨に降られながらの入場を3回も繰り返すことに。晴れて気候が良い季節か、屋内で待機できる会場ならあまり苦にならなかったかもしれないけど…。内容は楽しいものだっただけに、そのへんが改善されたらもっと良かったかな。

開演15時51分→終演18時56分。