2021/11/27　Luce Twinkle Wink☆、Ange☆Reve、愛乙女☆DOLL、Jewel☆Neige、ArcJewel HOKKAIDO、Jewel☆Rouge、Gran☆Ciel、桧垣果穂、Snow☆Feliz、ラストアイドル　青海 Zepp Tokyo

「3週連続Zeppだよ! 『アークジュエル10周年大決算ライブ』 ArcJewelアワードはキミだ! in Zepp Tokyo」。最終週はゲストのラストアイドルも含めて10組出演。即日開票でのAJアワード表彰式まで、約6時間半のイベントに。この日もチケットは一般。ただ、長時間のせいかい最初から行く人は限られたようで、ほぼ最終入場たっだにもかかわらず、一般席（上手ブロック）最前列を確保できた。全体でも7列目。前週よりはステージも近くて見やすかったね。椅子前スタンディングOK。

オープニングトークは出演順の遅いあんじゅれ、ルーチェ以外の7組（各グループ1〜2名）。司会はらぶどるの佐野由里子さん。るーじゅからは星野白花さんと花宮ことりさん。しろちゃんはこの日がAJ主催の大型イベントは最後になるのかな。約5分。※以下セットリストはファンツイート参照。

○「Snow☆Feliz」　メンバー3人でのステージ。セットリストは、「君と見上げたあの日の夢」「Snow Flake Remind」「White Trip」「re+blast」「もしもキミじゃなくて」…の全5曲。
信野樹奈さんが戻った完全体でのステージ。白＆ラベンダーの衣装は前週と同じかと思ったが、よく見るとデザインが違うものだった。セットリストは1曲差し変わっただけで、オリジナル＋ねーじゅのカバー。髪を編み込んで小さくまとめた白咲華さんがめっちゃかわいい。自己紹介でも「かわいい担当」とのこと。確かに担当するだけのことはあるかわいさだ。約27分。

○「桧垣果穂」　ソロでのステージ。セットリストは、「Rain」「いけないボーダーライン」「恋のPrologue*」「夜に駆ける」…の全4曲。前週も歌った3曲にアニソンカバーの「いけない…」を追加。ゴージャスなサウンドのノリノリナンバーで、いちばん印象に残ったかな。2週連続での「恋のPrologue*」は、もともとソロのためにつくられた曲だったように感じられるほど、グループとは違う雰囲気で聴かせてくれた。約23分。

○「Gran☆Ciel」　メンバー5人でのステージ。セットリストは、「群青」「素顔」「Do you love me?」「夢ガチャ☆」「First Star」「夜明けBrand New Days」「虹」…の全7曲。
骨太なギターサウンドの「群青」ではじまった勢いを感じさせるステージ。オープニングから一気に惹きつけられた。やはり牽引しているのは濱田菜々さんだろう。身体はいちばん小さいのに動きはいちばん大きくて、躍動的なエネルギーが感じられる。前週もやっていた最新曲「夢ガチャ☆」も良かった。アイドルらしい楽しさとギターポップ的なサウンドのカッコよさがバランスよくミックスされている。全体の流れの中でも印象的なアクセントになっていたと思う。約34分。

○「Jewel☆Rouge」　メンバー6人でのステージ。セットリストは、「Shooting Star」「Royal Red Queen」「ヘブンズアンセム」「スターマイン」「黎明Solidarity」「マイセオリー」「ダイキライレンズ」「思い出のルージュ」…の全8曲。
オーバーチュアなしでいきなり「Shooting Star」のイントロが流れる。これはるーじゅのライブでの必殺技のひとつといっていいだろう。一気にテンションアップ！ そこからMCなしのノンストップで8曲を駆け抜けた。選曲もエモーショナルなアッパーチューンしばりだったかな。3週連続Zepp公演のファイナルにかける意気込みが伝わってきた。終盤、「ダイキライレンズ」で少しシフトを変え、ラストの「思い出のルージュ」はフィナーレっぽく華やかに。見事な構成だったのではないだろうか。2週間後に迫ったるーじゅ4周年、そしてしろちゃん卒業公演のプロローグのようにも感じられるステージだった。約33分。

○「ArcJewel HOKKAIDO」　メンバー4人でのステージ。内訳はスノフェリの3人＋新名音心さん。新名さんは前週、サポートとしてスノフェリのステージに出ていたから、「AJH」とはいってもイメージは「ほぼほぼスノフェリ」。2つのステージを合計するとこの日いちばん長い持ち時間だったかもね。
セットリストは、「ギュッとSTAR!!」「恋愛☆下剋上」「星空プラネタリウム」「GO!! MY WISH!!」…の全4曲。いずれもカバーで、あんじゅれ3曲＋らぶどる1曲。バックトラックも振り付けも同じなのだけど、本家とは一味違う、フレッシュでさわやかな仕上がりが彼女たちの持ち味かな。あんじゅれファンとしても楽しく聴けた。約20分。

○「Jewel☆Neige」　メンバー8人でのステージ。セットリストは、「Ice Bird's Eye View」「MI☆RA☆I☆へ!!」「DEPERTURE〜未来へ続く道〜」「Restart」「涙の後が乾くまで」「Jewel」「超絶☆はっぴー! じぇねれーしょん」「ENDLESS BLUE」「Winter Road」…の全9曲。
2曲目「MI☆RA☆I☆へ!!」〜6曲目「Jewel」は、1曲あたりを短くテンポよく歌っていくスペシャルメドレースタイルで。やはり3週連続Zepp最終日ということで、各グループとも工夫をこらして、自分たちの魅力を伝えようとしていたようだ。次の「超絶…」は、ねーじゅの母体となったグループ「じぇるの！」のオリジナル。AJ10周年記念イベントとしてのライブでもあることを意識した選曲で、グループの歴史や先輩たちへのリスペクトを明らかにしたのは、とても好ましかったと思う。約38分。

○「愛乙女☆DOLL」　メンバー7人でのステージ。セットリストは、「GO!! MY WISH!!」「ビターチョコ・バレンタイン」「Bargain Girl」「アイドルは続く〜Wow.war,Revolution〜」「LOVE♡BEAM」「Passion for Life」「夢の続き」「High Jump!!」…の全8曲。
オープニングトークの時から、「今日のステージは40分間ノンストップ」と宣言していたらぶどる。AJ主催ライブくらいでしか見ないレベルでも耳なじみのある代表曲を軸にしたステージとなった。個人的に目新しかったのは「アイドルは続く」。往年のアイドルの名曲をサンプリングした感じの楽しいナンバー。王道アイドルを志向しているAJのベクトルを反映した一曲といえるかもね。終盤はこの3週間ですっかりおなじみになった「Passion for Life」からの流れ！ 「夢の続き」のラストでは卒業が決まっている佐野由里子さんを中心にメンバーが集結する。熱いままラストの「High Jump!!」へ。約43分。

○「Ange☆Reve」　メンバー5人でのステージ。「イトシラブ」「絶対リメンバー」「星空プラネタリウム」「泣かないよ」「Limited Complex」「Tell me why〜最後の線香花火〜」「キミエモーション」「勇敢な恋のセレナーデ」…の全8曲。
前週もドライブのきいたセットリストだったけど、この日はさらにテンション高めできた印象。オープニングから、ライブのエンディングにもよく使うアゲアゲナンバー2連発。盛り上がるなという方が無理だろう。MCをはさんでさらに「星空プラネタリウム」というキラーチューンを投入。あんじゅれもZepp最終日ということは強く意識していたようだ。「ここからはカッコいいナンバーを…」みたいないつものフリなしで、「泣かないよ」「Limited Complex」…とエモーショナルな曲に自然に移行していく流れも新鮮。ハイライトは「キミエモーション」！ 現体制になってから聴くのははじめて。歌い出しはえみちぃ。この曲も熱かったね。アイドルグループにとって、「ステージへの憧れ」や「仲間と一緒に夢に向かう」といったテーマはもっとも相性がいいもの。「キミエモーション」もまさにそんな一曲だと思う。約39分。

○「Luce Twinkle Wink☆」　メンバー5人でのステージ。セットリストは、「Shiny☆Journey」「ラブ×タイムソルジャー」「ターミナル〜僕ら、あるべき場所〜」「ちょいViVi」「スーパーマジカルーチェミラクル☆トゥルーパーマジカルーチェミラージュ」「Strawberry feels」「Symphony」「恋色♡思考回路」…の全8曲。
新曲「ターミナル」の未来的衣装で登場。かなり個性の強い衣装ではあるが、「ラブ×タイムソルジャー」のような重量感のあるテクノサウンドのナンバーだともう相性ばっちり。この曲から「ターミナル」への流れは最高にカッコいいシーンだったんじゃないかな。せっかくなので「Password」「Let me cry」などもやってほしかったけど、それはまた別の機会に…。新曲のリリイベも同時進行中のため、この日も昼間は別の会場でライブや特典会をこなしてからのステージ。でも、メンバーはその疲れをまったく感じさせない引き締まったパフォーマンスを見せてくれた。約36分。

○「ラストアイドル」　トリはゲスト。選抜メンバー9人でのステージ（曲によって9人・7人・5人…など編成が変わる）。セットリストは、「何人も」「好きで好きでしょうがない」「君は何キャラット？」「最後の選択肢」「あやふや」「愛を知る」「眩しすぎる流れ星」…の全7曲。
この半年ほどAJとニコグル以外のライブに行ってない。まずそれ以外のアイドルのステージを見るのが新鮮だった。さらにライブアイドルではなく、メディア中心に活動するアイドルを見るのは何年ぶりだろう…という感じでもある。そんな感覚で見たラスアイのステージ（楽曲）は、「いい意味でのけれん味」が感じられるもの。1曲目から刀（！）を使った振り付け。2曲目では演劇っぽい演出。楽曲もダンサブルで刺激的なサウンドと歌謡曲っぽいメロディアスな要素が混然一体。一言でいえば「ひっかかる」曲が多い印象を受けた。このためだけに来場したラスアイファンもけっこういたようだ。メンバーで注目したのはグラビアで知っていた松本ももなさん。実物も絵に描いたような美少女だったね。約30分。

○「ArcJewelアワード表彰式」　AJHを除く6グループのメンバー全員がステージに登場（密になるのでマスク着用）。司会とプレゼンターは桂田社長自身が務める。
まずは「グループ」。3位あんじゅれ、2位らぶどる、1位ルーチェ。速報、中間と1位を守ってきたらぶどるを最後にルーチェが逆転した形となる。らぶどるの佐野由里子さんは受賞コメントの中で「正直悔しいです…」。AJの旗艦グループとして1位をとらないといけないという責任感を背負っていたことをうかがわせた。逆にルーチェも、大きいイベントではトリを務めることが多い人気グループとして1位は譲れない思いがあったはず。発表の瞬間、思わず顔を手でおおった宇佐美幸乃さん。いろんな思いが去来したのだろう。授与される賞金の使い道は、あんじゅれ「開設予定のYouTubeチャンネルに」、らぶどる「1月のZeppワンマンのステージセットに」、ルーチェ「MV制作に」。ちなみにルーチェのコメントは板山紗織さんから。

続いて「個人」。3位城崎桃華さん、2位佐野由里子さん、1位板山紗織さん。TOP3のうちルーチェが2人。強かったね。らぶどる佐野さんは1月に卒業が決まっており、ファンが最後のはなむけにと投票したのだろう。受賞者はそれぞれ感謝のコメント。こみ上げるものがありつつも、ポイントを押さえたスピーチ。やはり中間発表を見てある程度準備していたのだろう。みんな立派。ちなみに同日深夜に発表された20位までの順位でも、星野白花さんが5位に入るなど卒業メンバーは強かった。あんじゅれは4位の水野結愛さんを筆頭に4人がTOP10入り。

今回のAJアワードは、「AKB総選挙」ほど大々的なものではなかったが、やはりアイドルに順位を競わせるイベントにはいろいろな見方があるだろう。全面的に支持するとはいえないが、ひとつのコンテンツとしてはやはり一定のおもしろさは間違いなくある。これは認めざるをえないと思う。アイドルにとっても、「ファンと向き合うこと」を意識するひとつのきっかけなってくれれば。最後は年明けの告知ほか。約25分。

3週連続Zeppライブ、1週目が二部のうち一つしか見てないので完全制覇とはいえないものの、いちおう全日参加することができた。なんだかんだで楽しめた3週間だったと思う。この日の会場、Zepp Tokyoは2022年1月1日に営業終了が決まっている。出演者も「今日が最後のZepp Tokyoになりそう…」と名残りを惜しんでいたね。

開演13時25分→終演20時。

2021/11/21　愛乙女☆DOLL、Ange☆Reve、Luce Twinkle Wink☆、Jewel☆Neige、Snow☆Feliz、Jewel☆Rouge、桧垣果穂、Gran☆Ciel　天空橋 Zepp Haneda

「3週連続Zeppだよ! 『アークジュエル10周年大決算ライブ』 Super Jewel Beat!! in Zepp Haneda」。AJ主催Zeppライブ、2週目は8組出演の長時間イベント。入場者と配信購入者の投票でグループと個人の上位ランカーを表彰する「AJアワード」も同時に実施されている。前週のライブ翌日には「速報」の順位も発表され、各グループともより上位を狙ってボルテージのあがった状況での開催となった。

この日は一般のCチケット。会場はフロアの前半分が優先席、後半分が一般席。下手端ではあるが一般の2列目を確保できた。比較的見やすかったものの、中央よりは後ろなのでステージまでは若干距離がある。見てると優先席は埋まっておらず、おそらく半分以下の入り。これだったら優先買ってもよかったかな…という気もちょっとした。この日も椅子前スタンディングOK。

スタート前にはオープニングトーク。各グループ1〜2名のメンバーが参加。お目当てのあんじゅれはえみちぃ。目立ってたのはらぶどるで、出演順がトリにもかかわらず全員参加で気合いを見せていた。逆にルーチェは不在。かわりに（？）元メンバーの桧垣果穂さんが出席。グループごとにいろいろなスタンスがあるようだ。※以下セットリストはファンツイート参照。

○「Gran☆Ciel」　メンバー5人でのステージ。セットリストは、「Do you love me?」「Lipstick」「夢ガチャ☆」「情熱の分子が一度揺れたら」「Massage!」「虹」「夜明けBrand New Days」…の全7曲。
トップバッターはしえる。この日のタイムテーブルは、AJアワード「速報」グループランキングの順番と言われていた。実際、発表された上位3グループはその並びだし、濱田菜々さんも自身のブログに「（前週のライブは）しえるが動員最下位だった」と書いていたから、おそらくその通りなのだろう。その意味では悔しいトップバッターだが、メンバーはその逆境を跳ね返すようなパワフルなパフォーマンスを見せてくれたと思う。特に印象的だったのは、マイナーでアッパーなエモーションが感じられた「情熱の分子が一度揺れたら」から、ポジティブな「Massage!」への流れ。衣装は青と白のストライプ。深い海のような色合いは鮮やかでよかったけど、膝丈スカートの清楚なイメージはしえるのダイナミックなステージに本当にあっているのか…。やはりそこはこの日も気になってしまった。約37分。

○「桧垣果穂」　唯一のソロでの出演者。衣装は8月のルーチェ卒業ライブでも着ていた白のドレスだったかな。ステージを見るのはその時以来。セットリストは、「恋のPrologue*」「夜に駆ける」「Rain」…の全3曲。
ルーチェ時代のナンバーとカバー2曲（YOASOBIの代表曲と新海誠監督のアニメ映画の主題歌）。いずれも安定感のある歌唱だった。ソロでのライブはまだ2回目だそう。これから場数を踏んでいくごとにさらに表現の幅が増していくのではないだろうか。おっとりした雰囲気のMCもなかなか楽しい。「（AJアワードの影響で）楽屋がピリピリしてる」という話には思わずフロアからも笑いが。約20分。

○「Jewel☆Rouge」　メンバー6人でのステージ。少し前にお披露目した新しい衣装で登場。ライブで見るのははじめて。赤を基調としながら、青や白も効果的に加えたトリコロール風の配色がカラフルで楽しい。1人だけワイドパンツのえのぽんが良いアクセントになっている！ セットリストは、「Ruby」「Royal Red Queen」「ヘブンズアンセム」「いつかのストラグル」「黎明Solidarity」「いくぞ革命GIRL」「ダイキライレンズ」…の全7曲。
現在の6人体制では初披露となった「ヘブンズアンセム」。これで全レパートリーをライブでできるようになったそう。約2カ月で仕上げた三戸ちゃんをはじめとするメンバーの頑張りの成果だろう。セットリスト的にも、オープニングからエモーショナル系のナンバーを連続でぶつけてくるるーじゅは久しぶりだった気がした。とりわけ新鮮に感じられたのが「いつかのストラグル」。重量感のあるテクノビート曲なのだが、メロディーや歌詞はけっこうかわいくて、これからのるーじゅはこの方向性じゃないの！…などと勝手に盛り上がってしまった。最後は「4周年＆白ちゃん卒業ワンマン」のフォトキャンペーンでミニ撮影会。この日も存在感の大きかった星野白花さん、あと何回見られるだろうか…。約31分。

○「Snow☆Feliz」　信野樹奈さんが休演。サポートでAJHの新名音心さんが加わった3人でのステージ。セットリストは、「もしもキミじゃなくて」「White Trip」「Snow Flake Remind」「白い雪とマーガレット」「君と見上げたあの日の夢」「もしもキミじゃなくて（2回目）」…の全6曲。
スノフェリのオリジナル2曲以外はねーじゅのカバー。同じ雪コンセプトのグループなので相性はばっちりという感じかな。AJHというと、そのねーじゅに移籍した珠原海愛さんのイメージが強くて、中高生中心のイメージがあったのだが、プロフィールを見るとけっこう20代メンバーも。この日も3人中2人が20代。少ない人数にもかかわらず安定したパフォーマンスを見せてくれた。約32分。

○「Jewel☆Neige」　メンバー8人でのステージ。セットリストは、「re+blast」「Summer Juice」「ENDLESS BLUE」「白い雪とマーガレット」「YELL」「Ice Bird's Eye View」「MI☆RA☆I☆へ!!」…の全7曲。
いつもAJ全体のライブくらいでしか見る機会のないねーじゅ。どうしても数少ない知ってるメンバーを追うことに。そんなわけで、この日もステージ上のみはらちゃんを探すのに大忙し！ 全員雪をイメージした白い衣装だし、人数もAJ最多の8人組なので、けっこう大変なのである。そんな中でもキラキラ輝くみはらちゃんのかわいさ、美しさ！ やっぱ人気高いのもわかるわ〜という感じ。同時に、「みはらちゃん、みはらちゃん！」と思いながら見ていたのに、ふと気づくと「なんかめっちゃ勢いあるなあ〜」とそのグループとしてのパワーにも心がざわめいている。特に「ENDLESS BLUE」や「Ice Birds Eye View」。「YELL」のかわいい振り付けも魅力的。MCでは「AJアワード（下剋上で）大革命を起こす！」と宣言する熱さも。アキカルあたりの定期公演、一回見に行ってみようかしら…。そんな気にさせられたライブだった。約36分。

○「Luce Twinkle Wink☆」　メンバー5人でのステージ。セットリストは、「スーパーマジカルーチェミラクル☆トゥルーパーマジカルーチェミラージュ」「1st Love Story」「ターミナル〜僕ら、あるべき場所〜」「Shiny Flower」「ちょいViVi」「Symphony」「Shall we Luce?」…の全7曲。
NEWシングルリリースも間近…ということで、これまで配信では「映像のみ」だった新曲が、この日からは「音声込み」で流せるようになったそう。そんなわけで、セットリストのど真ん中にC/Wも含めた新曲3曲を連続で配置。全国のファンにも新作の全体像をお披露目するライブとなった。もちろん、3曲を続けて聴くのはこの日がお初。その第一印象は…「Shiny Flower」と「ちょいViVi」が、いずれもふわっとしたテイストのナンバーなので、続けて聴くとややかぶる印象だろうか。もうちょいメリハリがあってもよかったか…。
この日の衣装はアースカラーで膝丈のカントリー風。いつもの「パキッ」とした原色っぽいルーチェとは違うイメージで、他のグループにくらべておとなしくなってしまったのも惜しかった。とはいえ、リリースを控えて「9日間で16ステージ、80曲以上」をこなすハードスケジュールの中で見せてくれたパワフルなパフォーマンスはさすが！だったね。約37分。

○「Ange☆Reve」　メンバー5人でのステージ。衣装は最新の秋バージョン。セットリストは、「Stare」「運命的％」「堕天使の心モヨヲ」「Reality」「Angel Sign」「L♡ve Scream」「Colorful」…の全7曲。
アタマからラストまで一気呵成にとばしていったステージ。ライブの最後にもってくることも多いアゲアゲナンバーの「運命的％」を早くも2曲目でやってしまう。その段階で「今日は一味違うな」…とこちらも一気にテンションアップ。その2曲目終わりでのMCでは、「ここから最後までノンストップでいきますよ！」といきなり宣言する。「なるほど、今日はそういうことですか…」とさらにステージに集中させられることに。中盤ではカッコよさ、大人っぽさを見せつけ、ラストは楽しく解放的なナンバーで盛り上げるお約束の流れなのだが、ほぼMCなしのストイックなスピード感が、この日の大きなステージに思い切り映えていた！ 決して特別なことはやってないのだが、グループの実力を見せつけてくるシンプルさ、ストレートさにあらためてしびれたわ。ちなみに入場時の投票はこの日もひめたん。約32分。

○「愛乙女☆DOLL」　メンバー7人でのステージ。セットリストは、「エアプレーン」「流れ星」「夢のつづき」「永遠グローリー」「夜明け前、虹が差す」「Passion for Life」「カレンダーガール」…の全7曲。
衣装は前週お披露目したばかりの白黒モノトーンバージョン。みんなそれぞれかわいいのだけど、とりわけかわいさが際立ってたのが、白いスカートに黒のリボンを散らしたドレスのメンバー。「あれは誰なの？」と戻ってSNSなどをあたってみたところ前田美咲さんと判明。らぶどるには2019年7月加入。現在24歳。中心メンバーのひとりということになるのかな。これでようやく半分強のメンバーを識別できるようになった。らぶどるもそれなりに見る機会はあるので、ぼーっと見てないで覚えていきたいものである。
ステージでは新曲「Passion for Life」のC/W「夢のつづき」を初披露。これも卒業が決まっている佐野由里子さんに贈られたナンバーだろう。いわゆるエモい曲で「Passion…」とともに印象に残った。らぶどるはAJアワード「速報」ではグループ1位だった。次週の最終結果はどうなっているのだろうか。約41分。

恒例のアフタートークはラスト3組が全員参加。感想コメントではあんじゅれ、らぶどるが普段こういう機会にしゃべらないメンバーにムチャ振り。あんじゅれはひめたん。当然テンパってかなりグダグダになる。コメント力を鍛えるきっかけになったらいいね（ルーチェはゆきのしかちゃんがそつなく）。あわせて、クリスマスや年越しイベントなど年末にかけてのAJ主催ライブの発表なども。

開演12時50分→終演17時51分。

2021/11/14　Luce Twinkle Wink☆、Ange☆Reve、愛乙女☆DOLL　台場 Zepp DiverCity

「3週連続Zeppだよ! 『アークジュエル10周年大決算ライブ』 3マンライブ2本立て! in Zepp CiverCity 【第2部】」。タイトル通りで昼間の第1部はるーじゅ、ねーじゅ、しえるの3組が登場。両方見るという選択肢ももちろんあったのだが、熟考の末、あんじゅれとルーチェが出る第2部に集中することに。

集中する以上は良い席で見たいよね…とステージ前の優先席に行けるAチケットを購入。最初、下手ブロック5列目に座ったのだが、開演直前に前列のお客さんの身長がけっこう高く、視界にかなり被ることが判明。とっさに空いていた3列目端に移動する。この判断が大正解。端とはいえ、とても見やすくステージまでの距離感もベストな位置で見ることができたね。ちなみにこの日は椅子前スタンディングOK。

○「愛乙女☆DOLL」　メンバー7人でのステージ。セットリストは、「蒼い空を望むなら」「KKBB」「Passion for Life」「ソレイユの魔法」「Diary」「キセキ」「BRAVER」…の全7曲（ファンツイート参照）。
らぶどるはこのステージで新衣装をお披露目。白黒のモノトーン、かつ一人一人のデザインがまったく違っていながら、甘くてかわいいテイストだけは共通…というなかなか凝ったつくり。モノトーンだとついついシャープでカッコいいイメージになりがちなところを、アイドルらしいふわっとしたデザインにまとめているところがとてもいいなと思った。けっこう好きかも。
楽曲では卒業が決まっている佐野由里子さんのソロ曲「ソレイユの魔法」も初披露。12月リリースの新曲「Passion for Life」のC/W曲になるそう。AJで卒業に際してソロ曲がもらえて、なおかつCDでのリリースまで…というケースはほとんどないと思う。彼女の存在感の大きさがわかる。その後を継いでいくのは佐野さんと同時期に加入した日向春菜さん、太田里織菜さんの2人かな。新衣装で白の部分が多い他のメンバーに対して、この2人は黒が多めではっきりと特別感を出している。いろんな意味でフレッシュに聴けたらぶどるだった。約38分。

○「Ange☆Reve」　メンバー5人でのステージ。セットリストは、「Starry Light」「勇敢な恋のセレナーデ」「セフィリア」「Limited Complex」「Winding Road」「Your Smile」「イトシラブ」…の全7曲。
衣装は最新の秋バージョン。オープニングの「Starry Light」は現体制での初披露曲となった。この日は開演前のBGMで「キミエモーション」が何度も流れていて、「今日はキモエモ聴けるのかな？」と期待したのだけど、特に関連はなかったようだ。好きな曲なので早く聴きたい。もちろん、この日の「Starry Light」もよかった！ 3週連続Zepp公演、おそらく毎週初披露曲があるはず。今から楽しみだ。
ライブの構成は、楽しい曲→エモーション系のダンス曲→盛り上げ曲…の王道パターン。いつも通りではあるのだけど、やはり大会場ということもあって、すべてに気合いの入ったステージを見せてくれたと思う。「Limited Complex」のゆあもんの叫びとかね。見ごたえ、聴きごたえあったね。
MCでは「AJアワード」の話も。3週連続Zeppの入場者と配信購入者の投票で、グループと個人の順位が決まる。「AJ10年の歴史の中であんじゅれは7年。プライド的に低い順位は嫌かな」というりかまる。基本は順位にこだわらず、楽しいステージをお届けしたい…というのがあんじゅれのスタンスみたいだけど、やっぱり負けず嫌いなところはみんなあるのだろう。ちなみにこの日の分の投票はひめたんに。約35分。

○「Luce Twinkle Wink☆」　メンバー5人でのステージ。衣装はメンバーカラーのチェック柄。セットリストは、「Shall we Luce?」「I'mpossible?」「ちょいViVi」「ターミナル」「Twinkle“5”stars!!☆」「刹那ハレーション」「恋色♡思考回路」…の全7曲。
ルーチェのステージを見るのは約1カ月ぶり。前回はももたんが腰を痛めたため、一部座って歌うイレギュラー公演だった。その後、そういった公演があったとも聞かないので、おそらく順調に回復したのだろう。この日はいつものように切れ味のいい動きを見せてくれていた。まずは一安心。
トピックはNEWシングルのC/W曲「ちょいViVi」初披露。歌う前のMCでは「ふわっとした女の子らしい雰囲気の曲…」と紹介されていた。たしかに強いフックがある感じではなく、メロディーももうちょっと聴きこまないと覚えられないような印象。一発で耳に残るといったタイプの曲ではないかな。逆に印象に残ったのは振り付け。メンバーが2人1組でトンネルをつくるようなポーズをとり、そこをももたんが後ずさりしながら抜けていく。また、曲の中で「ちょいViViポーズ」という手のサインがあり、それをファンにも一緒にやってほしいという話も。全体的にはかののんのスタイルの良さが目についた。もうチームのパフォーマンスにも完全に溶け込んでいる。ついつい目が追ってしまう魅力があるよね。約37分。

終演後は出演した3組がそろってアフタートーク。仕切りは佐野由里子さん。グループを代表しての挨拶はありえる、ゆきのしか、りおぴょん。いわゆるMC担当メンバー。新曲リリースの予定がないあんじゅれは比較的あっさり。らぶどる、るーちぇはリリイベの予定などをみっちりPR。内容的にはどうってことないけど、最後にこういうカーテンコール的なものがあるのはファンにはうれしいね。約7分。

開演17時30分→終演19時32分。