2022/02/06　Ange☆Reve　鶯谷 東京キネマ倶楽部（ワンマン）

「Ange☆Reve 原姫子バースデーライブ2022」。2年連続で見ることができたひめたん生誕。チケットは一般で、座れたのは下手寄り3列目の席。ちょうど「階段」の正面あたり。この日は椅子前スタンディングOKで、ステージとの間に特に背の高いお客さんもいなくて見やすかったね。

メンバー5人でのステージ。セットリストは、「L♡ve Scream」「勇敢な恋のセレナーデ」「リトルピ」「TIME-ING」「Limited Complex」「Tell me why 〜最後の線香花火〜」「Winding Road」「星空プラネタリウム」「プラネタリウム」「陽キャJKに憧れる陰キャJKの歌」「Freaky☆Rock☆Party」「運命的％」「Your Smile」「イトシラブ」…の全14曲。※ファンツイート参照

この日から10日ほど前のこと。体調不良のメンバーがおり、新型コロナウイルスの検査をしたところ、メンバー全員（！）が陽性だった…という報告がSNSであった。当然、それ以降のグループ活動はすべてキャンセルに。ひめたん生誕ライブの開催も日程的に微妙なところではあったが、幸いにもみんな軽症だったようで、この日から活動を再開しても大丈夫という判断が下されたようだ。
しかし、結論からいえば、そういう経緯を知らなければ、ごく普通のプロセスを経て開催されたライブだとしか思えなかっただろう。それくらいあんじゅれらしいまとまりのあるライブで、準備やリハーサルの不足などを感じさせる要素はまったくなかった。メンバーもみんな元気で、会場に集まったファンと一緒にひめたんの生誕を楽しく盛り上げていた。療養中の個別の事情はわからないものの、これだけのパフォーマンスができるのなら、あまり心配はいらなそう。ステージ自体も楽しく見ることができたし、メンバーの元気な姿も確認できて、二重の意味でとても良いライブになったと思った。

■オープニングは「L♡ve Scream」。現状ではひめたんがいちばんフィーチュアリングされている楽曲だ。歌い出し、落ちサビに加えて、この日はセリフもひめたん！ 「私に溶けてみない？」だったかな。生誕の主役らしい堂々とした立ち上がり。
■続く2曲目「勇敢な恋のセレナーデ」ではフロアが"緑"のサイリウムに染まる。ひめたんの「草ネタ」に乗っかった生誕委員による洒落っ気のある演出。「活動再開後の最初のステージで緊張してたけど、あの緑のサイリウムがおかしくてリラックスできたよ！」とメンバーにも大好評だった模様。
■ひめたんはスペシャルな生誕衣装で登場。白を基調にした上下セパレートのかわいいデザイン。ちょっとアラビアのお姫様風だろうか。後でSNSを見ると、これも前年同様、ひめたんのお気に入りのゲーム『第五人格』に登場するキャラクターをモチーフにしたものだそう。どんだけ『第五人格』好きなんや…。
■他のメンバーの衣装は最新のグレーバージョン。
■中盤は堕天使ナンバーを続けて。ひめたん「私はけっこう堕天使曲の方が好きなんですよ」。この日は舞台演出に要所でレーザーを使っていた。緑の光が飛び交う感じも堕天使ナンバーにぴったりだったんじゃないかな。

■生誕ならではのソロは2曲。いずれもカバーで1曲目は「プラネタリウム」（大塚愛）。歌詞を大事にしたいので…と譜面台をセットしてミディアムナンバーをしっかり聴かせてくれた。曲の中盤くらいからどんどん調子が上がってきたみたいで、後半はすごくのびのびと歌っていた気がした。よかったね。
■2曲目は「陽キャJKに憧れる陰キャJKの歌」。こちらははじめて聴いた曲。ラップ調のボカロ曲？…みたいな印象だったのだけど、どうやらTikTokでヒットした曲のよう。けっこう早口言葉なので、ひょっとしたら事前にレコーディングした音源によるリップシンクだったかも…。この曲では「陰キャJK」をイメージしたメガネを小道具として使ったり、キネマ名物の階段の上で歌ったりと見せ方の工夫も。ただ、私のいた下手寄りの前方席からだと階段の上はスピーカーに隠れてほぼ死角。ちょい残念…。
■ソロ曲ではちゃんと担当カラーの黄色のサイリウムでフロアが埋まった。
■このパートではひめたん単独でのMCも。隔離期間を過ごしたことで、こうしてライブができて、メンバーやファンに会えることの大切さを改めて実感したそう。しかも、その自粛明けの一発目が自分のバースデーライブなのだから、よけいに深く印象に残る日になったのではないだろうか。
■この後のメンバーによる「ヒメトーク」もかなり盛り上がって時間長め。メンバー同士久しぶりに会えたから…というのもあったみたいね。衣装はここから生誕Tシャツにチェンジ。

■ラストは恒例の「イトシラブ」を「姫子ラブ」の替え歌で。最後のサプライズは、本来なら「姫子がかわいい、超かわいい！」のコールが入るところを（コール制限のため）文字に置き換えたタオル！ 入場時にお客さん全員に配られていた。前年のウチワからさらにパワーアップ。費用もそれなりにかかってそうだ。ファンの頑張りのかいあってメンバーにもウケてたね。最後の記念撮影もみんなタオルを持ったポーズで。
■全14曲、約1時間25分（アンコールなし）。

なんとなく「ひめたん生誕」よりも「コロナからの復帰後初のライブ」の方に注目してしまったみたいだが、現場の雰囲気は普通にひめたんをお祝いするなごやかなものだったと思う。グループ最年少の彼女も25歳となり、AJでもっともお姉さんグループ的な位置づけになるあんじゅれだけど、大人っぽさと同時にまだまだ元気でかわいいところも見せていってほしいな。

開演12時04分→終演13時29分。

2022/02/05　ニコニコ♡LOVERS　新宿 代アニLiveステーション（ワンマン）

「雨宮ういり生誕祭」。4日前の2/1が誕生日だったういりんのバースデーライブ。少しずらした土曜日の開催となった。チケットはS席。番号の前に「最前端」とあったので「端の席だろうか？」などと考えたのだが、入場してみるとVIPが最前列で、S席は2列目以降ならどこでもいいようだ。そんなわけで2列目の空いていたやや上手寄りで。ステージも近くてとても見やすい席だった。

メンバー5人でのステージ。セットリストは、「ナナジュッキュン」「らびらびにゅー!」「Fairyish Adventure」「STARS」「Snow Memories」「私だけのストーリー」「らぶ→ねくすと…？」「きまぐれシューティングスター」「夜明けBrand New Days」「Cherish Dream」「半分魔法少女」、アンコールで「星屑Magical」「Girlish Fantasy」…の全13曲。

ういりん生誕を見るのは2回目。前年は他のスケジュールと重なって断念していたので2年ぶりとなる。オープニングは9日前のワンマンでお披露目された新パステル衣装。いきなりハイテンションな「ナナジュッキュン」でスタート。距離も近いしステージライトに照らされたメンバーがかわいすぎて眩しい！
見ながら気づいたのがういりんの髪。控えめだけどブルーのメッシュがちらちら入っている。前回見た時はなかったはず。たぶんこの日の生誕ライブのために担当カラーを入れたのだろう。バースデーライブのステージへの意気込みが感じられたし、実際にそんな予感通りの充実した内容だったね。

■序盤5曲はいつものニコラバライブ。衣装と同じくワンマンで初披露された「Fairyish Adventure」をまたすぐ聴くことができた。「Snow Memories」もクリスマス時期じゃなくてもどんどん歌っていく感じっぽい。
■ういりんのお色直し中はユニット曲でつなぐ。「わたスト」は桃音あんなさん＆西條真未さんの組み合わせ。CHERRY CHERRY（白石凛さん＆山内ゆあさん）の「らぶ→ねくすと…？」も、あまり日をおかずに聴けた。歌詞がたしかに"百合"モチーフであることも確認。

■生誕ならではのパートはういりんの新ソロ曲「きまぐれシューティングスター」から。ここで生誕衣装もお披露目。トラッドな青と茶のチェック柄。全体的には長袖でコートっぽい雰囲気だけど、よく見るとドレスでもあるという凝ったデザインの一着。アイドルらしいというより、異世界もののゲームなんかに出てきそうな衣装で、かわいいとカッコいいのバランスがとてもいい。紺のハイソックスも似合ってたね。いつもとは一味違うういりんだった。
■曲もその衣装に通じるアニソンっぽさのあるアッパーだったかな。ういりん個人のソロとしては3曲目。これまでのソロ曲は、どっちかといえばJ-POP的なロックテイスト強めのナンバーだったと思うのだが、新曲は楽しくポップな方向性に寄せてきた印象。ひとつ新しい引き出しを増やした感じだろうか。定期公演とかで聴くのが楽しみになってくる。MCによると「歌詞と振り付けも自分で」とのこと。作詞家・雨宮ういりの作品も徐々に増えてきた。

■生誕セレモニーでは、ケーキ（ミッフィーつき）、花束、アルバム…などをプレゼント。いずれもミントブルーのういりんカラー。横断幕やスタンドフラワーなども含めて生誕委員のみなさんの工夫がすばらしい。この日はユニークな「ういりん顔はめパネル」も。MCでもおもしろいと話題になっていた。
■メンバーを代表しての手紙はまみちゃん。ニコラバでのういりん生誕は5回目。「最初の頃はニコラバがこんなに続くとは思ってなかった。でも、続いた理由のひとつがリーダーとしてのういりちゃんの存在であることは間違いないです」…みたいな内容。
■ういりんからの手紙。これまでには「卒業」が頭をよぎったこともあったそう。「でも、そんな時に目に浮かんだのはファンのみんなの笑顔でした…」。そのあたりまで読んだところで、いつも落ち着いてクールなういりんが急に涙声に。気づくと目も真っ赤だ。彼女がこんなに感情をあらわにするのはけっこうめずらしい。でも結論は「ニコラバはまだまだ続けます！」。その頼もしい言葉を聞いて一安心するとともに、やっぱういりんしか！…と思ったファンも多かったのではないだろうか。
■手紙を読み終わり、「やばい、あやうく泣くところだったぜ」と強がるういりんに、これまた多くのお客さんさんが「十分泣いとったわ！」と心の中で突っ込んだことだろう。

■生誕恒例のカバー曲も。ニコラバ全員で「夜明けBrand New Days」。もともとはベイビーレイズJAPANの曲だが、個人的にはGran☆Ciel版の方がなじみがあるナンバー。完全に持ち歌にしているしえると、この日だけのニコラバでは完成度がまるで違うのは当然として、聴きおぼえのある曲のカバーというのはやっぱり良いもの。楽しく新鮮に聴けた。
■メンバーはセレモニーから、ういりんもアンコールから生誕Tシャツにチェンジ。
■アンコールの選曲は、「星屑…」がういりん作詞曲、「Girlish…」がういりん大のお気に入りナンバーという感じだろうか。いい感じに盛り上がってエンディング。
■全13曲、約1時間25分（アンコール含む）。

ゲストとかもなくメンバーとファンだけでの落ち着いた生誕。でも、それがういりんらしかったんじゃないかな。この翌日、新型コロナ感染症拡大の状況を考慮して、（2/10から）しばらくニコラバとしてのライブ活動を休むという公式発表が。それも含めてこの日のステージを予定通りに見られたのはとても幸運だった。早く平穏な日々に戻ってきてもらいたいと願わずにいられない。

開演17時→終演18時25分。

2022/01/27　ニコニコ♡LOVERS　新宿 BLAZE（ワンマン）

「ニコラバ全国ツアー」ファイナル東京公演。広めの会場、しかも平日ということもあってAチケットは無料（ドリンク代のみ）の大サービスとなっていたが、やはりここは有料の前方エリアで…とSチケットを購入。この日は椅子はなくオールスタンディング。開場後かなりたって入ったのだが、中央やや上手寄り4列目（最前のVIPを除くと3列目）あたりの見やすい位置を確保できた。

メンバー5人でのステージ。セットリストは、「Cherish Dream」「らびらびにゅー!」「STARS」「Snow Memories」「ピコインフルエンサー」「らぶ→ねくすと…？*」「追憶ミラーリング*」「Fairyish Adventure*」「ナナジュッキュン」「純愛モンスター」「半分魔法少女」「1.2.3.4 Step by Step!」「私だけのストーリー」、アンコールで「夢見る恋ウサギ」「Girlish Fantasy」…の全15曲。（*印：新曲）

前年末のリクアワ以来、約1カ月ぶりで見るニコラバちゃん。前方エリアなのでステージも近く、そのかわいい姿を間近に見られただけで一気にテンションあがったわ〜！ しかもこの日は気合いの入ったフルサイズでのワンマン。単独公演は定期や生誕などでちょいちょいあるわけだけど、そういうステージとも一味違う中身の濃さで、最初から最後まで見ごたえ十分だった。
セットリスト的にも、特に序盤から中盤にかけて、明らかに比較的新しいナンバーを集中的に並べた選曲が印象に残った。いつも新旧曲をまんべんなくやるスタイルのニコラバにしては「攻めてる」といっていいだろう。やはり全国ツアー級のワンマンだけに、「現在進行形の最新のニコラバを見せたい」という意気込みがあったのだと思う。そんなステージのハイライトは中盤での新曲披露3連発！ 新曲のお披露目あるよ…ということは事前にアナウンスされていたわけだが、それが3曲連続（全体1曲、ユニット2曲）とは誰も予想できなかったはず。しかも、3曲すべてにそれぞれの曲にあわせた新衣装をつくるという豪華さ！ 事前の期待以上の中身があったね〜。

■オープニングの衣装はメンバーカラーバージョン。5曲目「ピコインフルエンサー」の後、雨宮ういりさん・桃音あんなさん、西條真未さんの3人でのMCとなる。ステージからはけた2人の衣装チェンジの時間を利用して、「アリーナ！ 1階席！ 2階席！」みたいな武道館スタイルの盛り上げで遊ぶ。ういりん「これずっとやってみたかった〜」。
■新曲1曲目は、白石凛さん＆山内ゆあさんのユニット「CHERRY CHERRY」で「らぶ→ねくすと…？」。まずこの組み合わせ自体が新鮮。衣装もおそろいで、ピンクとオレンジの中間みたいな色あいかな。フリフリな王道アイドル衣装でめっちゃかわいい。曲はさわやか系ポップス…という印象だったのだが、「じつは歌詞が"百合"だったりするんですよ〜」とのこと。その流れで手を恋人つなぎにして仲良しぶりをアピールするりんゆあ。トークもなごやか。
■この曲では、いつも完璧な山内ゆあさんが一瞬、動きに逡巡する場面が見られた。時間にすればたぶん0.1秒くらい。曲終わりのトークで「もう一回やりたい」と言ってたのは、曲が楽しいのと同時に、そこで迷ってしまったのをやりなおしたい気持ちからだっただろうか。レアなものを見てしまった感があった。
■新曲2曲目は、雨宮ういりさん・桃音あんなさん、西條真未さんのユニット「Snow Rabbit」による「追憶ミラーリング」。メロディーの感じはポップだけど、"追憶"だから過去を思い出すようなストーリーなのかも。音源が公開されたら改めてじっくり聴いてみたい。こちらももちろん新衣装。3人とも全身真っ白で、冬っぽいふわふわのファーみたいなのがアクセントになっている。もちろん激キャワ。
■（追記）ユニット名と曲名の表記は、後日正式なものがわかったのでレポも一部修正。
■ユニットが終わるとステージが暗くなってMV上映。「Fairyish Adventure」。いきなり始まるのだが、会場のファンはみんな「これが新曲ね」とわかって見てた感じ。MVが終わると、そのまま新衣装に着替えたメンバーがステージに戻ってきて、この日3曲目の新曲「Fairyish Adventure」ライブ初披露へ。ちょっとピコピコしたリズムの楽しいナンバー。10月からスタートしていた4カ月連続リリース企画の最後の曲。
■新衣装は白を基調にブルーとピンクが差し色になったもの。レースたっぷりのこれも限界までかわいいデザイン。あんちゃん・りんちゃんがピンク強め、それ以外の3人はブルー強め。同じように見えて同じじゃないところがいいね。「ファンに人気のパステル衣装をパワーアップさせた衣装です」とのことで、確かに色あいはパステルっぽい。ネオパステル衣装かな。

■ライブ終盤は定番曲で盛り上げ。本編ラストの「わたスト」の全員横一列になって歌うフォーメーションが、ラスト曲にぴったりという感じでエモい。歌い終わったところで、りんちゃんが泣いているのに気がついた。いつから泣いてたんだろう…。
■アンコールは白のツアーTシャツ。ユニットも含めるとこの日は5パターンもの衣装を早着替えで見せてくれたことになる。ここまでビジュアルにも凝ったワンマン、過去にあっただろうか。どれもアイドルらしいかわいい衣装で、見てるだけでも楽しかった。
■アンコール最後の「Girlish Fantasy」では、曲中で銀テープを打ち出し。前方エリアだったので思い切りテープを浴びることに。派手で華やかなエンディングとなった。
■終演後一人一人から感想コメント。さっきまでにこにこしてたりんちゃんがここでまた涙。活動の節目となるワンマンというだけでなく、やはりコロナ第6波の流行の中で全員そろってライブを成功させられたということに感極まったのかな…。実際、直近でも多くのイベントが出演者の感染で中止に追い込まれている。その涙を見ながら、ライブができること、見られることのありがたさ、大切さに改めて気づかされた。
■ちなみに入場時、ちょうどニコステちゃんたちが来場したのに遭遇。やっぱかわいいアイドルは私服でマスクしててもすぐわかってしまうものだ。
■全15曲、約1時間31分（アンコール含む）。

ニコラバだけで90分のワンマン、今のペースだと半年に1回の感じだろうか。コロナ禍の先行きが見えず、いろいろと活動が制限されがちな状況だけど、また夏ごろに見られたらいいなという気がした。若干遅くなったけど個人的には2022年のニコラバ初め。立ち上がりとしては上々だったね。

開演19時→終演21時31分。