2022/04/06　にこにこ♡きゃんでぃ、ニコニコ♡STAGE、ニコニコ♡FRUITS　上野広小路 異世界アイドルシアターニコニコ劇場

現在稼働しているニコグル3グループが出演した「ニコライブ」。ニコ劇での定期公演という感じだろうか。いろいろあって「ニコFes」（ニコフルお披露目）から1カ月近くも行けてなかった。チケットは前日夜に予約したA席。平日なので直前でも余裕で買えた。下手寄り2列目で。

○「ニコニコ♡FRUITS」　お披露目ライブ以来で見るのは2回目。メンバー4人でのステージ（えぐノピリヤさんが休演）。セットリストは、「Free×Fresh」「マイフルーツバスケット」「ONE FOR YEAH! ALL FOR YEAH!」…の全3曲。
前回は上手サイドから見たので今回は下手側から…と計算したわけではないが、違う角度から見ることができ、同じ3曲とはいえ新鮮だったね。しかも、ニコフル出演時には最前列のお客さんがごっそり不在で、2列目からでもさえぎるものがまったくない完全にクリアな状態！ メンバーの細かい表情や動き、衣装のディテールなどまで楽しむことができた。華やかさたっぷりの鈴木優梨亜さん、フレッシュ感がすばらしい須羽こころさん、このへんは初見の時から目を引いていたけど、この日新たにいいなと思ったのはメンバーカラー水色の篠宮なぎささん。ぱっちりした目元が印象的でかわいい。こうして見るとニコフル、なかなかのタレントぞろい。
MCでは、須羽こころさんが「昨日からJKになりました！」と報告。入学式だったのかな。高校生になると時間的な制約も減るので、グループ活動の幅も広がりそう。さらに「新曲も2曲レコーディング完了」という話など。「恥ずかしくなるくらいカワイイ曲」だそう。お披露目はこの日ではなく後日だったけど、どんな曲なのか早くも楽しみになってくる。約15分。

○「にこにこ♡きゃんでぃ/ニコニコ♡STAGE」　この日のメインは「にこきゃん×ニコステ衣装楽曲MIXライブ」。衣装交換とお互いの曲のカバーというだけでなく、出番自体も交互に2回ずつ。以前、WHY@DOLLがツーマンライブでやっていた方式…といえばわかる人にはわかるはず。

■先攻はニコステ。メンバー5人でのステージ。MIXライブなので登場もにこきゃんのオーバーチュアで。セットリスト（前半）は、「リバイバルガール」「ときめきキャッチャー」「異世界ケーキ大戦」…の3曲。
交換した衣装は、にこきゃんが「ニコFes」2日目でおろした最新バージョン。本家より先にニコステ着用で見ることになった。グレーと白が基調のロマンチックなテイスト。宇津木りおさんが着ていたベレー帽がセットになったデザインは餅月ゆいりさんのもの。甘い雰囲気が似合ってた。カバー曲は「リバイバルガール」。オリジナルのボーカル入りオケそのままだった気もしたけど、細かいことは言わないのがニコグル流。好きな曲なので楽しかったね。MCではメンバーから「こういうカッコいい曲（ニコステにも）欲しい」という話も。にこきゃん解散後はニコステで引き継いでくれても全然かまわないんやで…。約15分

■後攻はにこきゃん。メンバー4人でのステージ。オーバーチュアはもちろんニコステバージョン。セットリスト（前半）は、「もしも君と僕がひょんなことから異世界に迷い込んで恋に落ちたら」「Doggy Boogie」「焼き肉ロマンス」…の3曲。
「ニコFes」2日目（未見）に6人体制が復活したにこきゃんだったけど、この日は2人休演。出演は、麦乃あさひさん、南杏理さん、有村もえかさん、そして…餅月ゆいりさん！ 餅月さんは前年5月末に見て以来だったので約10カ月ぶり。好きなメンバーの一人でもあり、またその姿を見られたのは単純にうれしかったね。動きからはまだ100％ではないのかなと思えるところもあったけど、振り付けも全部きちんとこなして、元気そうな笑顔を見せてくれていた。最後に戻ってくることができて本当によかった。交換した衣装はニコステがニコスイから引き継いだメンバーカラーバージョン。自己紹介もそれぞれの衣装の本来の持ち主の名前とミックスさせて、「雷神サンダーもえぴーです！」みたいな感じ。約15分

■ニコステ（後半）は、「Bitter Sweet Days」「Sweet Game Days」「世界共通言語ネコ語計画」…の3曲。「Sweet Game Days」をニコステで聴くのはお初。似たタイトルの曲を並べてきた感じかな。約12分。
■にこきゃん（後半）は、「ずっとこのまま」「君との5センチメンタル」「It's a Wonderful Story」…の3曲。後半はいずれもMCなしのノンストップで。約13分。

終演後、にこきゃん、ニコステのメンバーがステージにそろって各種告知など。ニコステは4月後半から生誕ラッシュとなる。メンバーが変わらないかぎりこれは毎年恒例だ。そして、4月いっぱいと発表されていたにこきゃんの活動は、少しだけ延びて5月15日がラストライブとなる模様。あと何回見ることができるだろうか…。

開演19時15分→終演20時32分。

2022/03/25　Ange☆Reve　秋葉原 AKIBAカルチャーズ劇場（ワンマン）

「Ange☆Reve単独公演」。アキカルであんじゅれを見るのは前年11月以来で約5カ月ぶり。一般チケットで上手側3列目のほぼ端あたり。この会場ではいちばんよく座るエリアかもしれない。ステージの見通しもまずまずでストレスなく見ることができたね。

定刻ぴったりのスタート。メンバー5人でのステージ。セットリストは、「Starry Light」「勇敢な恋のセレナーデ」「黄昏抱いて、君ヲ想フ。」「Reality」「Angel Sign」「星空プラネタリウム」「Girls, be ambitious」「恋愛☆下剋上」「イトシラブ」…の全9曲。

特にこれといったトピックのない定期公演。でも、こういうステージをふらっと見に行けるというのも頻繁にライブをやってくれるライブアイドルならではの魅力だろう。例えていうなら「白ごはんのありがたみ」がわかる、そんな公演ではないだろうか。全体的にも隙のないステージ運びで、本当に安心して見て、聴いていられる。そんな印象を新たにした。やっぱよかったわ〜。

■セトリで注目だったのは現体制初披露の「Girls, be ambitious」。初めての曲はわりと早いタイミングでやることが多いと思うのだが、この日はラストスパートの「春らしい勢いのある曲」のパートで。えみちぃの安定感がすごいので初めてという感じがしないのもいつも通り。
■MCによると全レパートリーがそろうまで「残りあと6曲」。新体制になったのが9月だったので、残っているのは夏曲が多いそう。たしかに代表曲の「サマ☆ラブ」もまだ聴いてないはず。全曲お披露目は、8周年（4月）だともうあまり日数がないので、ツアーファイナル（7月）あたりになる感じだろうか。
■衣装は前年の全国ツアーのパステルカラーバージョン。「朝・昼・夜」と衣装チェンジするステージで、その「昼」用だったもの。ツアー以外では対バンで数回使っただけで、「全部で10回くらいしか着てない」というけっこうなレア衣装だ。個人的にはたぶんツアーファイナルで1回見ただけかな。たしかに新鮮だったね。もっと見る機会があってもいいと思った。
■定期公演ならではの長めのトークも。お題は卒業シーズンにちなんで「私が卒業したいもの」。ひめたん→「SNSがエレン（愛犬）ばかりになること」。そこまで激しく話題が偏ってる印象はなかったけど…。えみちぃ→「花粉」。花粉症でお悩みのよう。あんじゅれでは他にゆあもん、ありえるも花粉症。りかまる→「穴あき靴下」。穴が開いてる靴下を洗濯してまた履いてしまうくせがある。物持ちがいいといえば聞こえはいいが…。ありえる→「コーヒーを飲めないこと」。ブラックどころかコーヒー牛乳も無理というから道は険しそうだ。ゆあもん→「寝落ち」。先日は配信で使った鯛の被り物をしたまま寝落ちしていた。朝起きて鏡を見て驚いた。そりゃそうだろう。
■ちゃんとネタになってたのはりかまる、ゆあもんかな。オチがあるともっとよかった。
■4月の「8周年ライブ」の告知も。セットリストと衣装をファンの人気投票で決めるリクエスト企画もこの日からスタート。ファン心理から考えると、いつも聴ける定番曲よりもレア曲が上位にきそうだ。
■上手側の席に座ったので「星プラ」のひめたんもばっちり！ いい表情してたね。
■全9曲、約57分（アンコールなし）。

「まん延防止等重点措置」解除後のカルチャーズ劇場。以前のような使用禁止席はなくなっていたが、それでもお客さんはぎっしりツメツメではなく、微妙に間隔をあけて座っていた印象。多少の空きがあっても「入れさせて」とは言いにくい。まだしばらくはこんな感じが続きそうだ。

開演19時→終演19時57分。

2022/03/21　文坂なの、Buddha TOKYO、WT☆Egret　新宿 NINE SPICES

女性アイドル3組が出演した祝日の昼間イベント「インテンシティ」。お目当ては文坂なのさん。前日夜にSNSで知って急遽予約を入れた。開場時刻を過ぎての現地到着だったがフロアには余裕があったので遠慮せずに最前列へ。オールスタンディングで上手側のほぼ端。その後、徐々にお客さんも増えて、最終的にはいい感じの入りになってたんじゃないかな。

○「文坂なの」　「あやさか・なの」さんは大阪を拠点に活動しているセルフプロデュースのソロアイドル。とはいえその楽曲のクオリティの高さはすでに各方面で話題になっており、Spotifyなどでもたびたびレコメンドに登場している。聴いてみるとたしかに惹きつけられるものがあり、ぜひ一度そのステージも見てみたい…と思っていた。
そんなわけでライブはこの日が初見。バックトラックを使った1人でのステージ。セットリストは、「アステリズム」「さよならクリエーター」「Good Morning Call」「輝きin my love」「愛わずらい」…の全5曲。
白地に小花柄を散らした衣装で登場した文坂さん。ポニーテールにまとめた髪がすらりとしたスタイルのよさを際立たせている。オープニングからの2曲はマイクスタンドを使って歌う。全曲にきっちりした振り付けがついていて視覚的にも楽しめるもの。アイドルらしいかわいさも見せつつ、全体的にすごく品が良くスマートな印象。生歌のボーカルも安定していて聴きやすい。
中盤はハンドマイクでステージを幅広く使って歌う。楽曲ごとにその魅力を引き出すパフォーマンスを考えている感じだろうか。マイクスタンドの時とはまた違う表情を見せてくれた。どの曲も改めていいなと思ったし、この日聴けなかった曲もいずれぜひ聴いてみたいという気になった。サウンド的には80年代っぽさを意識しているようで、これはもう食いつくに決まっている。最後は再びマイクスタンドを使って、1stシングル表題曲「愛わずらい」。現時点での代表曲という感じなのかな。お客さんも一緒にフリコピやったりして盛り上がってたね〜。
MCは新規のお客さんを意識した詳しめの自己紹介など。ふと気づいたのだが、話し言葉には関西っぽいアクセントがまったくない。この日は東京での出演だったからだろうか。対バンイベントの短いステージではあったが、初見の印象はとても鮮やかなものだった。タイミングがあえばぜひまた！ 約25分。

○「Buddha TOKYO」　「ブッダ・トーキョー」。予備知識なしでの初見。本来は5人組グループとのことだが、この日は1人休演。メンバー4人でのステージ。黒と銀のスポーツウェア風衣装（フードつき）。いかにもヒップホップ系アイドルといったビジュアルだが、楽曲は意外にもシティミュージックテイストのダンスサウンドといった趣き。曲ごとにラップがあったり、メランコリーだったり、ブルージーだったり…と変化があるが、ベースになっているサウンドには統一感がある。MCなしのノンストップで展開するダンスを中心としたステージを見ていると、しだいに引き込まれていくのを感じた。バンドの生演奏でも聴いてみたいような楽曲かもしれない。全4曲、約22分。

○「WT☆Egret」　「ホワイト・イーグレット」。こちらも予備知識なしでの初見。兵庫県の姫路を拠点に活動している3人組アイドルグループ。サウンドはフュージョンっぽいロックといえばいいのだろうか。そこにキレッキレの振り付けがついている。衣装をはじめとするビジュアルはいかにもアイドルといったかわいい系のテイストなのだが、パフォーマンスはダンス＆ボーカルグループ…みたいな印象。曲紹介してくれたラストナンバーは「SHIRASAGI DISCO」。地元の象徴・姫路城を題材にしたローカルアイドルらしい楽曲だが、これもディスコらしさはあまりないロックサウンド。全6曲、約24分。

お目当てだった文坂なのさんをはじめ、それ以外の2組もすべて初見のアーチスト。最近こういうイベントにはあまり行ってなかったのもあって、とても新鮮だったね〜。しかも立ち位置は最前列。目線も指差しもバンバン飛んでくる。そう大きくない会場のこの位置から見るアイドルのステージ、やっぱ楽しい！

開演11時30分→終演12時54分。