2022/07/02　ニコニコ♡STAGE　上野広小路 異世界アイドルシアターニコニコ劇場（ワンマン）

「青山ゆのん生誕祭 溶けるほど甘やかして…」。4月下旬からはじまったニコステ恒例の生誕ラッシュ、大トリはリーダー・青山ゆのんさん！ チケットは発売初日に出遅れてB席しか買えなかったのだが、うまい具合に下手側3列目に座ることができた。ひとつ隣はもうA席なのでけっこう良席。しかも柱の前に2列ある"ニコステ仕様"なので、たまたまだがAチケットだった前週よりも近くで見られることに。

メンバー5人でのステージ。セットリストは、「♡ to You!」「宇宙よりむちゅ〜」「マカロンは恋の味」「ぱんぱかぱーん」「罪深きSummer」「Sweet Game Days」「君空*」「不器用チョコレイト」「ハッピーニューイヤーおもち」「SWEETS PARADISE」「白いリボン」「あくあ色パレット」「告白」「むげんだいすき」「マタタビ」「Bitter Sweet Days」…の全16曲。

青山ゆのんさんといえば、前年の生誕で「アイドルを続けられるのはあと1年かも…」という衝撃発言をしていた。すぐやめるわけではなくても1年なんてあっという間にたってしまう。その言葉はファンの、そして彼女以外のメンバーの心にもずっと小骨のように突き刺さっていたのだった。しかし、少し前にその心配はきれいに払拭されることになる。5月のワンマン（＠渋谷Veats）で、「（家族の理解が得られて）これからもアイドルを続けていけることになりました！」と晴れやかに報告してくれたのだ。ファンもメンバーも、そして何より彼女自身も安堵できたであろう、うれしいお知らせだった。そんなわけで、この日の生誕祭は何も気にせずにお祝いできるとてもなごやかで楽しいものとなった。

とはいえ、そのことが本決まりになる前からもうこの日の生誕の準備ははじまっていた。なので、「これがアイドル生活で最後の生誕になるかもしれない」と思い、「やりたいことは全部やっておこう」という気持ちで臨んでいたのだという。セットリストや衣装、グッズ、会場のデコレーション…など、すべてこだわり抜いた、まさに"青山ゆのん仕様"の生誕祭になっていたのではないだろうか。
同時に今のニコステの「勢い」を感じさせられたライブでもあったと思う。グループがひとつにまとまり、とても良いチームワークとパワーが生まれている。前身グループから引き継いだ楽曲とニコステオリジナル楽曲のミックス具合もすばらしく、いきいきとした躍動的なステージにつながっている。ゆのんさん、リーダーとして本当にいいグループをつくったなあ…とあらためて拍手を送りたくなった。

■開演前に諸注意の影ナレあり。もちろんゆのんさん自身が担当。ニコ劇での影ナレ自体が珍しく、スペシャルな公演という雰囲気がよく出てたんじゃないかな。
■オープニングはソロ曲「♡ to You!」でスタート。声出しOK公演なので「オレモ〜！」というファンのかけ声が熱かったね。この日は中盤でもソロ曲3連発があり合計4曲。ソロのゆのんさんもとても魅力的！
■この日は生誕衣装が2パターン。前半に着ていたのはラベンダー＆ピンクのかわいいドレス。髪飾りに"犬耳"がついてるのがポイントかな。元ニコストで現メイビーMEの石原すずかさん制作。自分の活動も忙しいと思うのだが、ニコグルの生誕衣装もけっこうつくってくれている。衣装づくりが好きというだけでなく、やはり昔の仲間思いでもあるのだろう。すばらしい。
■この日のメンバーの衣装は全員「白」。つまりこれまでのゆのんさんの衣装を着るパターン。他のグループアイドルの生誕で時々見るのでぜひやってみたかったそう。くしくも前週の白石凛さん生誕と同趣向となった。白は着る人を選ばないのかみんなよく似合ってたね。特に激キャワだったのがニコストのチャイナ衣装だった小鳥遊めるさん！ 髪につけた雲？型のかざりもめっちゃキュート。いろんなパターンをまとめて見ると、ゆのんさんの衣装は白というよりシルバー系が多い印象。純粋な白よりもさらに華やかだ。

■「Sweet Game Days」に続いてMV「♡ to You!」をお披露目。前年のリクアワ5位入賞の特典だ。MVの中でゆのんさんが着ているのはこの日の生誕衣装（すずかメイド版）。一部にはニコ劇でのソロライブ風の映像も使われている。
■MVの時間を利用してメンバーは生誕Tシャツにチェンジ。みなみゆきさんが白のミモレ丈のスカート、小鳥遊めるさんがグレーチェックのミニスカートをあわせていたのも新鮮。あまり見ないパターン。
■「不器用チョコレイト」では音がいきなり止まるPAのアクシデントがあったね。1分くらいでもう一度最初からやりなおし。曲の前半を2回見られてラッキーだったかも。
■「おもち」「スイパラ」は4人バージョン。楽屋にはけたゆのんさんは2着目の生誕衣装にお色直し。

■ソロコーナーの前に新ソロ曲のMVが上映される。ゆのんさん自筆のイラストを使ったリリックビデオ。
■生誕衣装、後半は淡いブルーモチーフのプリンセス系ドレス。全体にキラキラ光る飾りが大量に散りばめられていてとても豪華な雰囲気だ。この日ステージにパネルが飾られていたSDキャラ「ちびゆのん」のイラストを完全再現しているそう。アイドルのかわいさや夢々しさに100％全振りしたような衣装。これを着こなせるのはゆのんさんしかいないのでは…と思わせられた。それくらい似合ってたね！
■ソロ1曲目は「白いリボン」。小倉唯さんの「赤いリボン」という曲を担当カラーの「白」に置き換えた"ゆのんバージョン"でカバー。ここはマイクスタンドを使って歌う。ソロ2曲目もカバーで「あくあ色パレット」。オリジナルはVTuberグループ「ホロライブ」の湊あくあさん。声優とかVTuberとかゆのんさんの趣味が前面に出た選曲だったね。このへんのジャンルには詳しくないので、曲名などは彼女のSNSで知った感じ。でもやっぱり好きな人が楽しそうに歌っているのを見るのはとてもよいもの。
■ソロ3曲目はさきほどMVがお披露目された新曲「告白」。告白したいけどできない初恋のもどかしさを歌ったミディアムナンバー。とってもピュアな心情を描いた歌詞、気持ちのこもった歌唱などとても印象に残ったね。アゲアゲではないけどとてもよい曲。
■ソロ3曲の間、上手袖のスノーマシンからはたえず人工雪がステージに降り積もる。これもゆのんさんが考えた演出だったみたい。下手側の席からはよく見えなかったが、舞台の右半分は大量の雪が積もってすごいことになっていた模様。ソロ曲を歌い終わったところで、土井さんはじめスタッフが舞台をモップで拭いてきれいにする。初期のAKB48劇場みたいだ。それでも間に合わず、しまいには最前列のお客さんも加わってステージを雑巾がけ。レアな光景を見ることに。

■バースデーセレモニーでは恒例のケーキ、花束、アルバムなどをプレゼント。メンバーからの手紙はみなみゆきさん。ゆのんさんのリーダーらしさを大絶賛。プライベートでもカフェ好きという共通点があってよく遊びに行くそう。
■ゆのんさんからもメッセージ。アイドルとして6度目の生誕。冒頭に書いた「やりたいことをやった生誕」という話はここで。スノーマシンは全額自費でレンタルするつもりだったが、運営が半分もってくれた…といった裏話も興味深い。アイドル活動継続が決まって基本的には前向きな話だけ。彼女が率いるニコステのこれからがますます楽しみになってくる内容だったね。
■グループでのカバーは「むげんだいすき」（iLiFE!）。ここは全員マイクを持たない「踊ってみた」スタイルでのステージとなる。ちなみにこの日の選曲は「好き好きいう曲ばっかり」なのだそう。
■ラストはニコステのレパートリーの中でも比較的エモ系の2曲「マタタビ」「ビタスイ」。「マタタビ」はゆのんさんが好きな曲なのでわかる感じ。一方の「ビタスイ」は前々週の雷神サンダーレイガーさん生誕でも最終曲に選ばれている。ニコステ内人気の高い曲なのかな。
■ほぼ全曲にVJつき。「おもち」のおめでたい感じとか最高！ レイガーちゃんの仕事だったのだろうか。
■全16曲、約1時間40分。（アンコールなし）

この日、入場時の受付をやっていたのは麦乃あさひさん。そして客席でひときわかわいいオーラを出してたのは桃音あんなさん。前年に引き続き2022年もニコステの全生誕祭参加というミッションをめでたくコンプリートすることができた。各公演とも見ごたえ十分。めっちゃ楽しい時間を共有することができた！

開演18時08分→終演19時48分。

2022/06/25　ニコニコ♡LOVERS　上野広小路 異世界アイドルシアターニコニコ劇場（ワンマン）

「白石凛生誕祭」。りんちゃん生誕は前年に続いて2回目の参加となった。会場のセッティングは最前列とステージの間にやや距離をとった"ニコラバ仕様"。さらにこの日は2列目センターの大半がゲスト席になっていた関係で、Aチケットで入ったにもかかわらず3列目（実質4列目）の席で。やや下手寄り。

メンバー5人でのステージ。セットリストは、「Cherish Dream」「夢見る恋ウサギ」「only mine!」「純愛モンスター」「半分魔法少女」「らびらびにゅー!」「Catch me!」「私だけのストーリー」「シンデレラミラクル」「ファンサ」「=虹色=サンシャイン」、アンコールで「1.2.3.4 Step by Step!」「Girlish Fantasy」…の全13曲。

オープニング。ステージに登場してきたメンバーの衣装が全員バラバラ。一瞬「？」という感じだったのだがすぐにわかった。みんなりんちゃんの衣装を着ているのだ。気づいたポイントは、西條真未さんがケープ付きの黄色いチェック衣装だったこと。この趣向については最初のMCで白石凛さん本人から説明があった。彼女が推してるキラフォレ（煌めき☆アンフォレント）の生誕ライブがこのパターンだから。キラフォレが好きすぎて自分の生誕でも絶対やりたいと思っていたのだそう。たしかにニコグルでははじめてのパターンかもね。ちなみにりんちゃん自身は最新のネオパステル衣装。

2回目のMC（お色直し中のりんちゃん以外の4人で）もこの衣装の話。ういりんはりんちゃんと身長が7センチも違うので借りると丈が超短くなってしまう。たしかにスカートの下につけたパニエが大きくはみ出している。「つんつるてん」という言い方がかわいかった。まみちゃんは上下セパレートの衣装でお腹が見えてるところが超レア！ ケープがかわいかったのでぜひ着たかったそう。
ところで、りんちゃんの衣装といえば胸にハートの窓があいたものがいちばん「らしい」感じだけど、さすがにあの衣装を選ぶメンバーはいなかったようだ。

■最初の6曲は全員でのニコラバライブ。グループは新体制になってレパートリーを増やしているところ。「Cherish Dream」「らびらびにゅー!」「1.2.3.4 Step by Step!」…が現体制での初披露だったようだ。
■「Catch me!」はういり＆美梅、「わたスト」は真未＆ゆあのユニットで。ういりん＆おっちぃーはニコラバでもっとも身長差のあるコンビだったけど、そのわりにデコボコ感は気にならなかったね。このユニット曲はどっちもたぶん生歌。その面でも新鮮に聴けた。
■続けてりんちゃんソロコーナー。もちろん生誕衣装に着替えて。注目の衣装はレモンイエロー。薄い黄色がとても上品。「これまで、あんまり"きゅるるん！"みたいなかわいい生誕衣装を着てなかったので、今回は思い切りかわいいデザインにしてもらいました」とのこと。同色のヘッドドレスもセットでロリータっぽいテイストも。ばっちり似合ってたんじゃないかな！
■「かわいいのにしました」と言った時、客席からは「おお〜」みたいな声にならない声が。すかざす「ちょっと、今のどよめき何？（私がかわいいの着たらいかんの？）」と突っ込むりんちゃん。こういうレスポンスのいいトークができるのはニコラバでもやっぱり彼女だけだろう。楽しい。
■ソロ1曲目は「シンデレラミラクル」。新しいソロ曲ではなかったけど、好きな曲なのは間違いないし久しぶりに聴けたのでそこはよかったね。
■ソロ2曲目の「ファンサ」（カバー）は生歌で。アイドルアニメのキャラソンで、アイドルの立場からファンへの感謝の気持ちを歌っている。以前もニコスイ時代の神崎うのさんが生誕でとりあげていた。まさにアイドルが歌うのにぴったりのナンバー。この後のセレモニーで読んだ手紙にもあったように、ファンがいるからアイドルを続けていける…という彼女の思いがこもった選曲だということが伝わってきた。
■この曲では、背後のモニターにアニメバージョンのリリックMVが流れている。歌詞を間違えられなくてプレッシャーかなと思ったら、出演者側から見えるモニターにも同じ映像が出ていて、カンニングペーパーがわりになってたのだった。このへんの裏話もぺろっとしゃべってしまうところがりんちゃんの親しみやすさでもある。

■バースデーセレモニーでは、恒例のケーキ、花束、アルバムなどをプレゼント。ケーキには愛猫・ゆきちさんをデザイン。ファン（生誕委員）の皆さんの工夫とアイデアにはいつもながらうならされるね。ここからはメンバーも黄色の生誕Tシャツにチェンジ。
■メンバーからの手紙は山内ゆあさん。同い年のゆあゆあからの手紙に感激屋のりんちゃん涙。それを見て読み上げるゆあゆあも思わず涙声に…。続けてりんちゃんからもファンに向けての手紙。その中で「ニコラバでの生誕は4回目…」と言っていたけど、2018年から毎年やっているので5回目ではないかしら。全体的にはファンへの感謝を伝える気持ちを込めたものとなっていた。
■集合写真撮影。「1人でも多くのお客さんに一緒に写ってほしい」というりんちゃんの願いにより、写りきらない端の方のお客さんを内側に移動させて何度も撮り直し。けっこう時間をかけてじっくり。
■グループでのカバーは「=虹色=サンシャイン」（煌めき☆アンフォレント）。前年も「運命√ビッグバン」をやってたし、本当にキラフォレ好きなんだなあ〜という感じ。アレンジにクラブ系のサウンドが使われててたしかに中毒性あるかもという気はする。
■アンコールはラストスパート2曲。あらためて「Girlish Fantasy」のイントロのフォーメーションがういりんを中心にしたシンメトリーに戻ってるのを見て、5人体制になってよかったなという実感も。
■全13曲、約1時間27分（アンコール含む）。

キラフォレ愛のこもった衣装選択やカバー、着てみたかった超かわいい生誕衣装、ファンへの感謝を伝えるソロ曲に手紙のメッセージ…。「やりたいことを全部やってみた」という生誕。それ自体は生誕ならではで良いことなのだけど、もしその理由が「思い残すことがないように」だったら…。そう考えはじめるとソロ曲が新曲じゃなかったことも、なんとなく気になりはじめたりする。もちろん表面的にはネガティブな要素は何もない明るく楽しいライブだったけど、ちょっとしたことでもザワっとなってしまうのがファン心理というもの。取り越し苦労であってほしいと願うばかり…。

開演17時05分→終演18時32分。

2022/06/18　ニコニコ♡STAGE　上野広小路 異世界アイドルシアターニコニコ劇場（ワンマン）

「雷神サンダーレイガー生誕祭 〜超雷神祭〜」。2週連続でのニコステ生誕。Aチケットで入場したものの2列目の席は全部埋まっており3列目センターで。ソールドアウトした前週のめるめる生誕よりもチケット番号は若かったのに不思議…。ただ、ど真ん中なのでステージの見え方はよかったね。

メンバー5人でのステージ。セットリストは、「不器用チョコレイト」「ぱんぱかぱーん」「異世界ケーキ大戦」「マカロンは恋の味」「宇宙よりむちゅ〜」「SKY HERO」「エンジェル♡マイウェイ」「♡ to You!」「ジェットコースターモンスター」「メタめるフォーゼ☆」「世界共通言語ネコ語計画」「SWEETS PARADISE」「一富士二鷹三ダーレイガー」「千本桜」「星屑ポエム」「ニャタデーナイトフィーバー」「ハッピーニューイヤーおもち」「ときめきキャッチャー」「Bitter Sweet Days」…の全19曲。

前年の雷神祭からパワーアップして「超」がついたバースデーライブ。セトリ19曲は、これまでのニコステ単独公演の歴史の中でも最多クラスだろう。まずボリュームだけとってみても「超」の名に恥じない見ごたえ＆聴きごたえのあるものだった。
さらに、全編通してこの日の主役レイガーちゃんの個性が強く感じられる演出になっていたのも大きなポイント。もともと生誕は主役が自分のやりたいことをやるのが基本だが、それでもゲストを呼ぶとか好きな曲をカバーするとか、大体パターンというものがある。しかし、この日はそれ以上に「他とは違うことがしたい」という彼女の「クリエイター気質」のようなものが出まくっていたのではないだろうか。一年でもっともメンバーの個性を感じられるのが生誕だとするならば、まさにこれこそ生誕！といえる内容で思い切り楽しませていただいたのだった。

■オープニングからいきなり生誕衣装。緑と黒の色あいはシャープでカッコいいけど、デザインはアイドルっぽくかわいい…というギャップがいいね。ベレーもポイント。この衣装はファンがつくってくれたそう。
■メンバーは黒の生誕Tシャツ。胸に筆文字の「雷神」が白抜きになっている和テイストだ。それをメンバーそれぞれがカスタムして着こなしている。さらにレイガーちゃんといえば網タイツ。これもほとんどのメンバーがおそろいだったね。
■6曲目からソロコーナーに。最初の見どころはレイガーソロでの「SKY HERO」。レイガーちゃん以外のメンバーもステージに残り、ペンライトやうちわなどで盛り上げてくれる！ ソロアイドル＋バックダンサーという感じの絵柄が華やかで盛り上がったわ〜。簡単でもいいからバックメンバーにもスクールメイツ的な振付とかがあるともっと最高だったかも…。でも、この「別にソロ曲だからって1人でやらなくてもいいよね」という演出はすごく新鮮だった。
■続けてメンバーの最新ソロ曲4連発。ここでのレイガーちゃんは、ステージ上に用意された椅子に座って、至近距離からそれを見る…という趣向。「ニコステメンバーが大好きなので今日はゲストを呼んでません。そのかわりいちばん良い席で見せてもらいます」。これもなかなか素敵なアイデア。
■青山ゆのんさんの「♡ to You!」では、これまでオケに入ってる声だけだった「オレモ〜」がファンの生声で聴けた（この日は声出しOK）。小鳥遊めるさんの「メタめるフォーゼ☆」は前週お披露目されたばかりの超新曲。いきなり2週連続で聴けてこれもハッピー。
■「ネコ語」と「スイパラ」は、レイガーちゃんが抜けた4人で。衣装チェンジのためだとしたら…生誕衣装2着あるの？

■後半、まさにその生誕衣装"2着目"で登場。金＆黒白の着物をイメージした和テイスト。帯みたいな凝った素材をふんだんに使っていてまさに豪華絢爛だ。「金色は雷神のカミナリを表してます」とのこと。髪飾りなどもよく似合ってる。何より生誕衣装2パターンというのは今までに見たことない！
■新ソロ曲は「一富士二鷹三ダーレイガー」。衣装にぴったりの和風ボカロ曲といった趣きかな。自己言及型かつおめでたい感じの歌詞はレイガーちゃん自身によるもの。ビジュアルとサウンドが融合したステージの統一感が見事で、「こんな風に仕上げたい」という本人によるプロデュースが端々にまで行き渡っている感じ。
■そのままグループでのカバーに。ここも和テイストを生かした「千本桜」。全員、日舞で使うような扇を持ってこれまた和風の振付！ ソロからの流れでまさにレイガーワールド炸裂だったんじゃないかな〜。
■この日はオープニングからずっとモニターにVJ的な映像が流れていた。後半に入る前にはいわゆる煽り映像的なものも。これら、すべてレイガーちゃん自身が制作したものだそう（素材を買ったりはしたようだが）。それぞれ曲の雰囲気をうまくつかんでいた！

■バースデーセレモニーはケーキのろうそく吹き消し、花束、アルバムのプレゼントなど。メンバーからの手紙は小鳥遊めるさん。めるめるの感情を込めた朗読のうまさにもあらためて感心。
■レイガーちゃんからもファンへのメッセージ。ニコステ加入から1年ちょっと。心が広くなったし、視野も広くなった。最近はステージで踊ってる時、それを上から俯瞰で見ている自分がいる…という話など。いわゆるゾーンに入ってる状態なのだろうか。今のメンバーでの活動が楽しくてライブの回数ももっと増やしたいくらいだそう。基本的にポジティブな話だけ。ニコステでのアイドル活動、かなり順調そうで何よりだ。
■ラストスパートの「ハッピーニューイヤーおもち」は「ハッピーバースデー」の替え歌になっている。最後の曲も定番の「ときめき…」ではなく「ビタスイ」。ここにも彼女のメッセージが込められてそう。
■客席には、桃音あんなさん、Miisの城咲そらさん（小針小枝さん）の姿も。最近はニコステと元ニコラバ勢がいい感じで交流を深めているみたいね。
■全19曲、約1時間48分。

メンバーのソロ曲をフィーチュアするニコステ愛あふれるアイデアといい、後半の和テイストで統一したステージの見事さといい、自分の表現したいものを形にする力があるレイガーちゃんさすが！という感じ。アンコールなしで曲を目一杯詰め込むサービス精神もすばらしい。オリジナリティーあふれた楽しい生誕ライブだった！

開演18時11分→終演19時59分。