2022/10/01　Jewel☆Mare、ArcJewel HOKKAIDO、Twinkle Project☆、Snow☆Feliz、Gran☆Ciel、Jewel☆Rouge、Ange☆Reve、愛乙女☆DOLL、Luce Twinkle Wink☆　渋谷 LINE CUBE SHIBUYA

「AJ杯2022：1st Round」。前年の「AJアワード」がリニューアルされて「AJ杯」に。そのファン投票ももちろん重要ではあるが、個人的にはやはり4月以来のAJ主催ライブということで足を運んでみた。せっかくなのでチケットは1階前方のA席（一般）を購入。確保できたのはセンターブロック5列目（下手寄り）。ステージも近く視覚的には文句なしの席。

定刻の7分前くらいから恒例のオープニングトーク。司会は太田里織菜さん。あんじゅれ以外の8組の代表が参加。合理的に考えればオープニングは前半組、エンディングは後半組…みたいに分けて問題ないように思う。※以下、セットリストはファンツイート等参照。

○「Jewel☆Mare」　メンバー7人でのステージ。セットリストは、「ロケットパラダイス」「ENDLESS BLUE」「SUMMER JUICE」「終わらないKissを」「MI☆RA☆I☆へ!!」…の全5曲。
9/27にリリースされたマーレとしての1stシングル「ENDLESS BLUE」収録曲を中心としたステージ。表題曲を皮切りに、C/Wも含めた3曲を連続で聴かせてくれた。衣装も新曲バージョン。白＋ミントグリーンに赤のリボンがアクセントになっている。夏らしく爽やかなデザイン。みんな似合ってたけど、やっぱり目がいってしまうのはみはらちゃんこと珠原海愛さん。どこにいても目に飛び込んでくる。あとは金髪になっていた福村優月さん。金髪でも清楚感があるのはやはり彼女の個性だろう。約24分。

○「ArcJewel HOKKAIDO」　メンバー4人でのステージ。セットリストは、「恋色♡思考回路」「キセキ」「壊して、純情」「Colorful」…の全4曲。楽曲はすべてAJカバー。メンバー的にもスノフェリとの重複が大きいので単独でやる意義…についてはちょっと考えてしまったかな。AJHとしての魅力がもっと伝わるような工夫が必要だと思うし、衣装もそろそろ更新してあげてほしい。約21分。

○「Twinkle Project☆」　メンバー5人でのステージ。セットリストは、「恋色♡思考回路」「リトルピ」「1st Love Story」「Symphony」…の全4曲。
前回のお披露目ステージでは9人編成だったがこの日は4人が休養中。一日限りの休みというわけではないようなので、ひょっとしたらこのまま5人になってしまうのかもしれない。ただ、5人編成はルーチェの曲をカバーする際にフォーメーションそのままでいいという利点？もある。この日はあんじゅれの「リトルピ」も披露。みはらちゃんをはじめとするフレッシュなメンバーによるパフォーマンスは楽曲の世界観にはぴったり！ 約20分。

○「Snow☆Feliz」　メンバー3人でのステージ。セットリストは、「憧憬のカノープス」「君と見上げたあの日の夢」「Kiss me Happy」「もしもキミじゃなくて」…の全4曲。
オープニングの「憧憬のカノープス」は最新オリジナル。この日はじめて聴いたけど、マイナー調でスノフェリとしては新たな引き出しを増やした感じのナンバーかな。衣装はおなじみのラベンダーカラー。何度か見てるけどいつ見ても超かわいい。特に白咲華さん！ ただ、翌日の1stワンマンライブで新衣装をおろすという話をしていて、しばらくは見納めだろうか。ちなみに新しい衣装はルーチェの城崎桃華さんプロデュース。これまた相当かわいいデザインになっていそう。約23分。

○「Gran☆Ciel」　メンバー7人でのステージ。セットリストは、「雲」「願いYou＆I」「Future」「Short Story」「夜明けBrand New Day」…の全5曲。
黒とベージュを組み合わせた秋冬イメージの新衣装で登場。デザインもアンシンメトリで、この日出演した全グループの中でもいちばん季節感を意識したカッコいいヴィジュアルだった。11/1リリース予定のフルアルバム収録曲を中心にした構成。3曲目「Future」はライブ初披露となるアルバム表題曲。パフォーマンスも含めてあらゆる点で前向きな気合いの入ったステージだったのではないだろうか。全体を牽引していたのはやはり濱田菜々さんかな。髪をいつものポニーテールではなくおろしてロングにしていたのも新鮮。そのポニーテールを引き継いで？いた小林夢叶さんも印象に残った。約25分。

○「Jewel☆Rouge」　メンバー5人でのステージ（森咲ひなのさん休演）。セットリストは「黎明Solidarity」「行くぞ革命GIRL」「君と僕のJewel」「思い出のルージュ」「Shooting Star」…の全5曲。
休憩をはさんだ後半のトップバッター。るーじゅに関しては、前年までと比べて見る機会が減っている。厳しい見方かもしれないが、核になれるメンバー、グループを引っ張るセンター的な存在がはっきりしないことが大きい。久しぶりに見たこの日のステージでもやはりそれは感じてしまった。可能性でいえば三戸りりかさんだろうが、現状ではもうひとつプラスアルファがほしいところ。また、森咲ひなのさんのポテンシャルも改めて確認したかったがお休みで今後に持ち越しという感じ。約25分。

○「Ange☆Reve」　メンバー5人でのステージ。セットリストは、「勇敢な恋のセレナーデ」「イトシラブ」「BLOOMING RUNWAY」「Reality」「運命的％」…の全5曲。
定番曲中心ながら、ど真ん中に10/26リリース予定の新曲を配置したことで一気に華やかさとリアルタイム感のあるステージになった。衣装は最新ツアーのダークバージョン。これもミラーボールに映えそうなキラキラ感があって、この日の構成にぴったりだったね。パフォーマンスは安定感がすごいというか、メンバーひとりひとりが自分の役割をきちんと理解して、その仕事を確実にこなしていく…まさにプロフェッショナルなチームといった趣きさえ感じさせる充実ぶり。最初から最後まで惹きつけられた。約25分。

○「愛乙女☆DOLL」　メンバー8人でのステージ。セットリストは、「ワチャゴナ」「カレンダーガール」「Passion for Life」「High Jump!!」「夢の続き」…の全5曲。
らぶどるはこのライブの前日に「来年3月での現体制終了＝全員卒業」を発表。自他ともに認めるAJの旗艦グループだけに、主催イベントに集まるようなファンにとってはかなり大きいニュースだった。もちろん3月まではまだ約半年あるので、その件についてはMCで軽く触れた程度ではあったが、おなじみの曲を続けて聴いていると、これまでの接点は少なくてもやはり感慨がこみあげてくるのだった。言葉では多くを語らなかったけれど、この日のセットリストがファンへのメッセージを意識したものであったのは間違いないだろう。約25分。

○「Luce Twinkle Wink☆」　メンバー5人でのステージ。セットリストは、「刹那ハレーション」「スーパーマジカルーチェミラクル☆トゥルーパーマジカルーチェミラージュ」「恋色♡思考回路」「Symphony」「ヒカリ」…の全5曲。
「AJ杯」最初のラウンドということで人気曲を並べた手堅い構成。まあジャブという感じかな。たまたまだろうが「恋色♡思考回路」をカバーしたグループが前半に2組もあったので、会場のお客さんとしては同じ曲を3回聴くことになったわけだが、もちろん本家本元だけにまったく気にすることなく、自然体でのパフォーマンスだったね。その上でラストの「ヒカリ」だけはエモーショナルに締める。少し前のももたん生誕と同じエンディングでもあったので、ちょっとその余韻も感じることができた。約24分。

終演後は後半の出演グループでエンディングトーク。進行は宇佐美幸乃さん。オープニングと違ってメンバー全員がステージに並ぶので絵柄は華やかなものとなる。「AJ杯：2nd Round」が11/19新宿文化センターで開催されることも発表された。約4時間の長尺イベント。見ごたえあったね。

はじめて入場した「LINE CUBE SHIBUYA」（渋谷公会堂）。すっきり見やすいホールという印象。ただ、1階5列目だと前すぎたのか音響はいまひとつ。クリアな音で聴きたいと思ったらもう少し後ろの席が良かったのかもしれないが、アイドルはやはりステージの近くで見たいもの。難しい判断だね。

開演13時30分→終演17時24分。

2022/09/23　ニコニコ♡LOVERS　銀座 ベノア（ワンマン）

「西條真未卒業公演」。当初は9/11の予定だったのだが、山内ゆあさんの生誕祭が延期になったのと同じ理由でこの日に繰り延べになっていた。祝日とはいえこの日程変更で見ることがかなわなくなったファンもいたかも…と思うと、現地に行けただけでもありがたいと思わなくては。座れたのは4列目下手側の席。入場順が真ん中くらいだったことを考えるとベストに近かったかな。

メンバー5人でのステージ。セットリストは、「恋してサマー!」「ナナジュッキュン」「二人のサマーショット」「らびらびにゅー!」「Fairyish Adventure」「私だけのストーリー」「タピオカサンセット」「ハートのバリア」「My Voice Is For You」「オンナノコマニュアル」「Cherish Dream」「星屑Magical」「STARS」、アンコールで「Girlish Fantasy」「半分魔法少女」「夢見る恋ウサギ」…の全16曲。

西條真未さんがニコラバ卒業を発表したのは7月下旬のこと。それからあっという間に2カ月の時が過ぎ、この日の卒業公演を迎えることとなった。その間に卒業理由や卒業後どうするかといったことが語られることはなかった。正直、そのへんについて知りたい気持ちがなかったといえばウソになる。たとえ建前でも何らかのコメントは聞きたい気はしていた。しかし、時間がけっこうあったのにまったく触れてこなかったということは、これまでの「ニコラバの西條真未」のイメージのまま、余計なものは何ひとつ付け加えずに卒業したい…という思いが強いのだろうとも思った。

この日の卒業公演は2時間近いボリュームだった。予定のタイムテーブルを30分ほどもオーバーしている。それだけ曲もいっぱいやったし、メンバーともいろんな思い出を語りあった。涙も笑いもあった。まさに卒業公演らしい濃密な時間を過ごしたのに、終わった今でもまったく現実感がない。おそらく次に彼女のいないニコラバを見た時にはじめて、その不在を実感するのではないだろうか。そう考えると、彼女は最後の瞬間まで「ニコラバの赤色担当・西條真未」のままで、それ以外の色を一切まとうことなく、まるである日ふっといなくなるように、美しい記憶だけを残してグループとファンに別れを告げたのだった。

■客電が落ちて流れるオーバーチュアは"2代目"バージョン。2018年にはじめてニコラバを見た時もこのSEだったし、おそらく西條真未さんが出演したライブでもっとも多く使われたのもこのオーバーチュアだろう。そして最近はなくなったステージ上でメンバーが手を重ねる動き。まるで時間が何年か巻き戻った感覚。卒業公演らしい演出にいきなりぐっときた。
■オープニングの衣装はメンバーがネオパステル。まみちゃんの卒業衣装は以前の生誕でも着たものだそう。色あいはパステルに近い水色。グループのヴィジュアルに溶け込みつつ特別感もある。とても良いバランスだった。
■前半はグループでのステージ。ここはどうしてもまみちゃん中心に見てしまう。この5人バージョンで聴くのはどの曲もこれが最後。1曲1曲がとても大事なライブなのにその1曲の時間の短いこと…。
■「らびにゅー」あたりから白石凛さんが泣き顔になっててやばい…。「わたスト」では山内ゆあさんも。それが伝わったのか主役のまみちゃんもうるっときてた…。でも、雨宮ういりさんは「りんちゃんの泣いてる顔を見たら（おかしくて）涙が引っ込んだ」そう。まだ余裕がある。

■「ハートのバリア」は西條・雨宮コンビで。これは意外性のあった選曲。「前から好きだった曲を一緒に歌えてうれしかった」と言っていたからリクエストしたのは西條真未さんかな。ういりんが小針小枝さんとのコンビでしか歌ってこなかったこの曲の封印を解いた理由は、やはり2人だけになった初期メンの1人を送り出す特別な気持ちからだったのだろうか。
■メンバーがMCでつなぐ間に衣装替え。この日の衣装は「2WAY」で、ジャケット部分を脱ぐと下に別のデザインが隠れている仕様。白と水色がミックスしたミニドレス。このギミックをもう一度ちゃんと見せたかったというのが選んだ理由だったみたい。
■ここからはソロで2曲。最初はカバーで「My Voice Is For You」（オリジナルはイコラブ・諸橋沙夏）。個人的にははじめて聴いた曲。でも歌詞を追っていくと、「これってまみちゃんからファンへのメッセージなのかな…」と思えるところがいくつもあった。「♪いつかはきっとこの曲も忘れることでしょう 十年経って 懐かしいなって 笑って聴いてね」…ファンの記憶のどこかにきれいなままで残りたいというアイドルの言葉そのものとしか思えなかった。
■ソロ2曲目は「オンナノコマニュアル」。できたら「最上級…」も聴きたかったな。残りのメンバー4人がバックダンサーとなって同じ振り付けで踊るシークエンスを幻視した…。

■卒業セレモニーでは大きな花束と記念アルバムが贈られる。生誕と同じくファン有志が用意したもの。それとは別にニコラバでの約6年（正確には5年半）の活動を修了したということで、運営からニコラバ小学校の「修了証」も。校長はもちろん土井さん、担任は南杏理さん。代読と授与は白石凛さんから。
■メンバーからの手紙はういりん。普段あまり涙を見せることなく、この日もずっと冷静さを保っていた彼女が、手紙の途中から声が詰まってほとんど嗚咽になってしまう。立ち上げから5年半、ずっと苦楽を共にした最後のメンバーが卒業してしまう状況を考えれば…。まみちゃんの卒業を見送るステージだとわかっていても、ういりん頑張って！と願わずにはいられなかった。
■西條真未さんからもお礼の手紙。「大学のレポートみたいに長くなってしまった…」というそれは、ニコラバ加入前からデビュー、今日までの歩みを振り返り、さらに応援してくれた家族やスタッフ、メンバーそれぞれに感謝のメッセージを綴ったもの。全方位に気を配った文章は彼女らしい誠実さにあふれていたと思う。そして、最後まで落ち着いて、今の気持ちを言葉にして伝えきった様子からは、自らの決断に時間をかけて向き合い、心を決めた清々しさも伝わってきた。とても良い手紙だった。

■本編ラスト3曲でいったん締め。でもあの曲もあの曲もやってないんだからこれで終わりと思ってるお客さんは誰もいなかったはず。…というわけで、アンコールの前に「Girlish Fantasy」のMV（ショートバージョン）がお披露目される。前年のリクアワ1位の特典。ロケは結婚式場。メンバーのウェディングドレスも。
■アンコールは全員黒の卒業Tシャツで。MVが上映されたばかりの「GF」に続いて、「半分魔法少女」からの「夢見る恋ウサギ」！ やっぱこの2曲は特別だ。しかも、西條真未さんのいるニコラバを生で見るのはこのラストスパートが最後。目を凝らして見ていてもその時間は一瞬で過ぎ去ってしまう。これで終わりというのが信じられない。だから現実感がない。
■全16曲、約1時間54分（アンコール含む）。

※卒業公演の翌日、ニコ劇では「後夜祭」が開催された。これが西條真未さんのニコラバでの本当のラストステージとなる。現地ではなく公式配信で見た。前日にくらべるとからっと明るいノリ。この日から解禁されたファンのコールにメンバー全員うれしそうだった。40分ほどのコンパクトなライブは、まみちゃんの「以上、私たちニコニコ♡LOVERSでした！ ありがとうございました！」という締めでお開きとなった。

ニコラバをはじめニコグルのアイドルを見るようになって約4年。この間、グループの解散や卒業、脱退等いろいろあったわけだが、これだけ盛大に見送られてのメンバーの卒業を見るのははじめてだったかもしれない。それだけ彼女の存在が評価されて、人柄が愛されていたということだろう。ステージを見るたびにかわいい笑顔で癒してくれた彼女に心からの「ありがとう」の気持ちを伝えたい。

開演18時37分→終演20時31分。

2022/09/21　ニコニコ♡LOVERS、ニコニコ♡STAGE、ニコニコ♡PRINCESS、ニコニコ♡FRUITS　上野広小路 異世界アイドルシアターニコニコ劇場

平日の「ニコグル定期公演」。SPPのアイドル4組がそろって出演する定期はたぶんはじめて。さらにニコラバ・西條真未さんにとって卒業公演前最後のニコ劇…でもあった。ところがそういう日に限ってチケ発日を見逃してしまい、買えたのはCチケット（しかもわりと遅番）。これは立見かな…と覚悟していたのだが、入場してみると3列目中央の良席が空いている。柱横で普段なら2列目くらいの位置。ありがたや〜。

○「ニコニコ♡FRUITS」　トップバッターはニコフル。メンバー5人でのステージ。セットリストは、「理想的アイデンティティ」「ONE FOR YEAH! ALL FOR YEAH!」「Free×Fresh」「マイフルーツバスケット」「ろぉるぷれいんぐらゔっ!」…の全5曲。
オープニングはにこきゃんのカバー！ 少し前からやっていることはSNSで知っていたので、驚いたというより「なるほど、これが噂の…」という感じだったかな。でも実際にライブで聴くと懐かしさと新鮮さが入り混じってすごくよかったね〜。ニコフルのパフォーマンスはアイドルらしいフレッシュ感の強さもあって、楽曲の魅力をまた違う角度から引き出している印象。にこきゃんの他の曲も引き継いでいくのかどうかはわからないけど、良曲のリサイクルはアイドル業界的SDGsの観点からも評価されていいだろう。すぐにでも聴いてみたい曲が何曲か頭に浮かんだ。今後の展開が楽しみ。
個別メンバーでは鈴木優梨亜さんの輝きがすばらしく、また加入から約3カ月の宇佐美るかさんも急速に存在感を増している。やっぱあの目力には惹きつけられるものがある。約23分。

○「ニコニコ♡PRINCESS」　二番手はニコぷり。メンバー5人でのステージ。衣装は黒バージョン。セットリストは、「シンデレラメランコリー」「トロピカル☆マーメイド」「GIRLS POWER」「真昼からシンデレラ」「I AM♡PRINCESS」…の全5曲。
ニコぷりのステージを見るのは2回目。ただし前回休演していた水海らむねさんが加わった"完全体"を見るのはこの日がお初となった。本来のフォーメーションでパフォーマンスされる楽曲はどれも安定感が半端ない。やはりメンバーに経験者が多いんだろうなという印象。この日は出順がニコフルより後だったわけだが、予備知識なしで見たら、ニコぷりの方がキャリアの長いグループだから後なんだと普通に思うのではないだろうか。メンバーで注目したのはやっぱり桃音あんなさん。客席に向けて放つ笑顔がめちゃくちゃかわいくて、もう終始目が離せない！ 一方、ニコぷりとしてはこの日が初見となった水海らむねさんは全体的にやや控えめに見えた。MCも含めて自分からぐいぐいくるタイプじゃないのかな。もう少し慣れてきたら雰囲気も変わっていくのだろうか。
2回目に聴いて良いなと思った曲は「真昼からシンデレラ」。誰かに評価されて幸せをつかむシンデレラになりたいんじゃなく、私は自分がいいと思う自分で勝負していくんだ…みたいな歌詞で、言うならばアンチプリンセス的なメッセージになっている。今っぽくてとても力強い。約22分。

○「ニコニコ♡STAGE」　メンバー5人でのステージ。衣装はニコラバとの交換企画（ネオパステル）。セットリストは、「Bitter Sweet Days」「恋熱サステナブル」「宇宙よりむちゅ〜」「異世界ケーキ大戦」「感情性エビデンス」…の全5曲。
まあ、この日はビジュアルだよね〜。いつものニコステとは全然違うイメージ。とにかくふわふわで激甘！ みんなかわいかったけど、その中でも文句なしの破壊力だったのが雷神サンダーレイガーさん。白石凛さんのピンクの衣装にあわせて、ヘアも金髪ロング（エクステ）のツインテールに。ありきたりな表現だけどフランス人形が実体化したかのような超美少女っぷり。まさに眼福。もちろん普段のクールビューティな雰囲気とのギャップ萌え…でもあるのは間違いない。
この日の公演は「9月が誕生日の人最前公演」でもあり、各グループともMC等で該当のお客さんをお祝い。ニコステは「恋熱サステナブル」の間奏でおめでとうメッセージとクラッカーを用意していたね。一方、少し気になったのは小鳥遊めるさん。MC中ずっと楽屋にはけてて不在。当然自己紹介もトークもなし。後半の曲はまた普通にパフォーマンスしていたけど、いつもの元気な煽りとかもやってなくて…。後でSNSを見たら終演後の物販も体調不良で欠席だった模様。お大事に。約24分。

○「ニコニコ♡LOVERS」　メンバー5人でのステージ。ニコラバもニコステとの衣装交換（ピンク/黒バージョン）。セットリストは、「only mine!」「ナナジュッキュン」「Catch me!」「Cherish Dream」「Fairyish Adventure」…の全5曲。
ニコステ衣装のニコラバちゃんも激キャワだったね〜。普段とはまったく違う色味がみんなすごく新鮮だったみたい。そんな中で照れまくってた雨宮ういりさん。「ピンクが恥ずかしすぎて、楽屋でゆのんちゃんに大丈夫かな？ってきいたくらい…」とのことだったけど、大丈夫、ばっちり似合ってた。ていうか、曲中もノリノリで得意の顔芸を連発してたし、実はまんざらでもなくけっこう楽しんでたのでは？ ちょい素直じゃないところもういりんらしくてかわいい。
9月生まれのお客さんへのお祝いは、白石凛さんがリードする「ハッピーバースデーの歌」。メンバーの生誕だけじゃないこのこだわり！ あと「Catch me!」でのガチ恋口上もなんでもない公演だけどやってたね。りんちゃんのサービス精神すごすぎ。
あとはやっぱり西條真未さん。卒業公演が2日後に迫ったステージ。どうしても彼女の姿を追ってしまうのは仕方ない。最後のニコグル定期という感慨もあったかもしれないけど、特に表情に出すことなくいつもの楽しくかわいいまみちゃんだったね。全曲終わった後の卒業公演の告知もさらっと爽やかに。メンバーたちが楽屋にさがって最後に残った彼女がステージに向かって一礼する。いつものことだけどこの日はその姿が目に焼きついた（西條真未さんの最後のニコ劇出演は卒公翌日の「後夜祭」の予定）。約28分。

4組勢ぞろい公演。基本ノンストップなので約1時間40分、まったく気が抜けない。ボリューム的にも全グループで20曲だから、フルサイズのワンマンライブを見たくらいの感覚。見ごたえあったね。

開演19時→終演20時43分。