2023/02/14　ミライサガシ〜MIRAISAGASHI〜、ゆるっと革命団、ニコニコ♡STAGE、藍色アステリズム、ラプラス、ニコニコ♡LOVERS　新宿 ALTA KeyStudio

「lopi lopi×YUMENO HANASHI LIVE 『未来の話』 Vol.1」。元ニコラバの雨宮ういりさん・白石凛さんが加入した新グループ「ミライサガシ〜MIRAISAGASHI〜」のプレデビューイベント。文字通りの初舞台となる。これは絶対見ておきたい！…ということで。キースタもはじめてでどんな感じかわからないのでとりあえず一般チケットで入場。イベントスタートには間に合わず見たのは3組目のニコラバから。

○「ニコニコ♡LOVERS」　メンバー7人でのステージ。セットリストは、「半分魔法少女」「夢見る恋ウサギ」「伝説のうさ耳ティアラ」「かわいいのすゝめ」…の全4曲。
3日前の2/11に新体制がお披露目されたニコラバ。リブート後はこの日が初見となった。メンバーは、前体制から続投の落合美梅さん、ニコフルから異動の鈴木優梨亜さん・篠宮なぎささん・えぐノピリヤさん、元ニコぷりでニコラバ復帰となった桃音あんなさん、元ニコスト・ニコスイ・ESTLINK☆で2年ぶりにニコグルに戻った奏怜花さん…と7人中6人がアイドル経験者。唯一の新人は紫咲（しさき）ひみさん。まだ2回目のライブということで初々しさが半端なかった！ 全体的にはやはり元メンが多いニコフルに近いグループカラーなのかな。新衣装や新曲「かわいいのすゝめ」の雰囲気などからはFRUITS ZIPPER的なもののニコグル流解釈…といった印象も。約19分。

○「ラプラス」　予備知識なしでの初見。メンバー6人でのステージ。最初の曲ではあまり特徴のない清楚系アイドル…といった印象だったのだが、2〜3曲目でがらりと表情が変わる。アニソンっぽいテイストのマイナー＆アッパーチューンを連発。さらにラストはラテンっぽい賑やかなノリで盛り上げる。これも楽しい。最初と最後で全然イメージが変わったわ。生歌のボーカルも聴きごたえあったね。全4曲、約20分。

○「藍色アステリズム」　名前を知ってたくらいでこちらもライブは初見。メンバー5人でのステージ。いろんなタイプのポップ曲をやるのだけど、全体に比較的ゆったりしたノリで聴かせるところが持ち味かな。アゲアゲばかりじゃないところはいいね。印象に残ったのは3曲目にやった4つ打ちリズムのナンバーなど。ボーカルはやはり生歌でうまい。全4曲、約21分。

○「ニコニコ♡STAGE」　2023年になって初のニコステ。メンバー5人でのステージ。セットリストは、「マカロンは恋の味」「ぱんぱかぱーん」「Bitter Sweet Days」「不器用チョコレイト」…の全4曲。
バレンタインデー当日…ということで最後はやっぱり「チョコ」。それ以外もニコスト系のぶっとんだ曲はやらずにかわいい雰囲気でまとめてた選曲だったかな。衣装はピンク＆ブラックの地雷バージョン。これもバレンタインらしくて超かわいい。やっぱニコステ楽しい〜という安定したライブだったのだけど、じつはこの間にリーダーの青山ゆのんさんが3/12のワンマンでのグループ卒業を発表している。残りもう1カ月もないと思うとちょっと寂しい。ワンマンのチケットはすでに押さえてはいるが…。約18分。

○「ゆるっと革命団」　メンバー6人でのステージ。ライブはこの日が初見だったのだが、「フリージア」「ミセス神さま」といった曲を知っていたのは、たぶんニコグルとかでカバーされていたのを聴いていたせいだろう。それ以外の曲もAJっぽいというか、初期のらぶどるなどがやっていそうな雰囲気のナンバーが多い。なんかものすごく親しみやすさを感じてしまった。この日お目当てのミライサガシにも元ゆる革のメンバー（椎名音心さん）がいるということで、今後も何かと縁がありそうな気がする。全4曲、約20分。

○「ミライサガシ〜MIRAISAGASHI〜」　この日のお目当てはなんといってもミラサガ。正式デビューは3/26とまだ少し先なのだが、2月からプレデビューイベントとして徐々に動いていくようだ。メンバーはすでにSNS等で発表されている。気になるのはやはり元ニコラバの2人。

メンバー5人でのステージ。セットリストは、「夜明け Brand New Days」「バレンタイン・キッス」「二人セゾン」…の全3曲。正式なデビュー前ということでオリジナルではなくカバーのみでの初舞台となった。

SEなどはなくメンバーがステージにそろうと最初に自己紹介。ライブというよりデビュー発表会的な雰囲気ではじまる。衣装はオリジナル。薄いゴールドとメンバーカラーの組み合わせ。生地全体に細かい文様が入っていて、金を基調とした色あいとともにとても特別な印象を与える。
そしていよいよライブ。ボーカルは生歌。最初の「夜明け Brand New Days」ではういりんもかなり緊張してるのがわかった。でも曲の勢いに乗って一気にラストまで突っ走る。振り付け＆フォーメーションもかなりダイナミックなもの。2曲目は「バレンタイン・キッス」。歌い出しはういりんのソロ！ このへんになるとちょっと気持ちもほどけてきたみたいでお得意の顔芸も飛び出してたね。いつものういりんが見えてうれしい。りんちゃんはミラサガでも煽り担当っぽい。盛り上げてくれた。ハイライトは「二人セゾン」だったと思う。選曲に意外性があっただけでなく、ニコラバとかとはまったく違うタイプのダンスが美しいメロディーにぴったりシンクロしている。何年も見てきたういりん、りんちゃんの新しい魅力、新しい世界が広がるのを目の当たりにすることができた時間。見にきてよかったと心から思えた。

■3曲終わったところで映像を使った発表。正式なアーチスト写真、そしてデビューライブが豊洲PITで開催されることが公開される。それまでにもプレイベントはちょこちょこある模様。
■ボブヘアーのういりんの衣装はベレーがセットになっている。りんちゃんはツインテール。前髪をシースルーにしたことでニコラバ時代とはかなり印象が変わっている。心機一転って感じかな。
■他の3人のメンバーも徐々に覚えていきたい。全員アイドル経験者みたいなのでそれぞれすでにファンがついているよう。ミラサガの時間帯はフロアの人口密度もかなりのものになっていた。それだけ注目されてる新グループということなのだろう。特別な日に現地にいられたことに感謝したい。
■全3曲、約16分。

イベントはこの後にも1組出演だったが、たった今見たステージの鮮やかな印象をそのまま持って帰りたい気がしてすぐに会場を離脱。まあ正確にいえばこの日はミラサガというより1カ月以上ぶりに見たういりんの元気な姿…だったのだが。後日SNSを見るとこの日は西條真未さん、山内ゆあさんなども楽屋を訪れていたようだ。そういうのを知るとちょっとうれしい。

ニコラバ開演18時41分→ミラサガ終演20時47分。

2023/02/11　Lapin♡Tiara、桧垣果穂、ArcJewel HOKKAIDO、愛乙女☆DOLL 7期研究生、ルーチェ研究生、Snow☆Feliz、Jewel☆Rouge、Jewel☆Neige、Ange☆Reve、Gran☆Ciel、Luce Twinkle Wink☆、愛乙女☆DOLL　よみうりランド 日テレらんらんホール

「ArcJewelバレンタインライブ2023」。いろいろあってニューイヤーライブに行けなかったため、AJ総出演イベントは前年12月の「AJ杯ファイナル」以来。チケットは直前に購入。当然入場順は遅め。ただお客さんがけっこうバラけて座っていたこともありセンターブロック7列目（下手側の通路際）の席を確保できた。近からずも遠からず…といったところ。椅子前スタンディングOK。

予定より5分ほど押してのオープニングトーク。各グループから1人ずつ＋この日がデビューの「らぶけん」全員の計17人が参加。一言ずつ見どころなどを紹介。あんじゅれからは佐々木璃花さん。これはけっこうレアじゃない？ 全体のMCは太田里織菜さん。※以下、セットリストはファンツイートなど参照。

○「Lapin♡Tiara」　バレンタインイベントの幕開けは"らぱんてぃ"から。花宮ことりさんと三戸りりかさん、2人でのステージ。セットリストは、「告白体操」「Love♡Dreaming」「ペロペロCHuChuChuキャンディー」…の全3曲。
この2人での"らぱん"も板についてきたね…などと思いながら見ていると、ことりちゃんの衣装、なかなか大胆ではないか！ 胸の谷間が強調され、揺れもはっきりわかるカットになっている。時間帯はまだお昼なのにこのお色気攻撃。やられたわ。約12分。

○「桧垣果穂」　この日唯一のソロでのステージ。セットリストは、「君色シグナル」「Dolly Kiss」「恋色♡思考回路」…の全3曲。
セトリに春奈るなさんの曲があるところがまずうれしい。2曲目はどるえれ初期ナンバー。カバーも知ってる曲だと楽しさ倍増という感じ。かほハムさんのライブを見るのは約10カ月ぶり。安定感のある歌唱とふわっとした雰囲気のトークは変わってない。約17分。

○「ArcJewel HOKKAIDO」　メンバー4人でのステージ。新名音心さんがねーじゅに移籍したため、現在の顔ぶれはスノフェリ＋研究生の恋川萌夢さんとなっている。セットリストは、「Jewel」「MI☆RA☆I☆へ!」「スターマイン」「HIGH JUMP!!」…の全4曲。
オープニングトークでの白咲華さん。自身のことを「大人気コンテンツ」と表現する。自分でぐいぐい押していけるこのキャラクター、まさにナチュラル・ボーン・アイドル…という感じ。もちろんステージでも本当に輝いていて目が離せない。ひとつ注文をつけるとしたら、AJHもそろそろ衣装を更新してほしいなということ。違うビジュアルでも見てみたい。約19分。

○「愛乙女☆DOLL 7期研究生」　この日がお披露目となった「らぶけん7期」。メンバー7人でのステージ。セットリストは、「GO!! MY WISH!!」「君とゆびきり」「ギュッとSTAR!!」…の全3曲。
キャメル色のブレザーに赤チェックのスカート。らぶどるのデビュー曲「GO!! MY WISH!!」でのスタートとなった。アイドル経験者が多いという情報はちらっと見たのだけど、それでもみんな新しいステージで頑張るぞという気持ちがあふれるフレッシュなパフォーマンスを見せてくれたと思う。自己紹介もそれぞれの個性が感じられるアピールがあって親しみが持てるもの。初見では小柄だけど華やかさのある羽月りこさんが印象に残った。みんな頑張ってほしい。約20分。

○「ルーチェ研究生」　12月にステージデビューした「るーけん」。ライブはこの日がお初。メンバー4人でのステージ。セットリストは、「You are a star!」「Symphony」「1st Love Story」「初恋☆ペンタグラム〜I My Me Mine＆You〜」…の全4曲。
こちらもそれぞれ個性豊かな4人という印象。正確ところはわからないがメンバーの平均年齢は「らぶけん」よりかなり若いのではないだろうか。元気一杯のハツラツとしたステージ。半年ちょいで活動終了となってしまった「Twinkle Project☆」の分も活躍してほしいな。約20分。

○「Snow☆Feliz」　メンバー3人でのステージ。セットリストは、「憧憬のカノープス」「君と見上げたあの日の夢」「ビターチョコ・バレンタイン」「もしもキミじゃなくて」…の全4曲。
3曲目はバレンタインにちなんだカバー。AJクラシックではあるがけっこう切ない片思いの曲でもある。もちろんこれはこれでいいのだけど、各グループとも「ハッピー・バレンタイン！」と明るく挨拶してるだけに、楽しくウキウキなバレンタイン定番曲もあればいいなという感じ。ちなみにラストナンバーの「もしも…」も曲調は明るいけど思い切り失恋ソング。ここでもやっぱり目が追ってしまうのはおはなちゃん。甘々のももたんプロデュース衣装が似合いまくってる。約20分。

○「Jewel☆Rouge」　メンバー5人でのステージ。セットリストは、「Heart in Blue」「いくぞ革命GIRL」「ダイキライレンズ」「Heart in Blue（2回目）」「思い出のルージュ」…の全5曲。
るーじゅは4月リリース予定の新曲披露でスタート。約2年ぶりの4thシングル表題曲となる。第一印象はロック調のエモーショナルなナンバー。ただ、そこまで重くなくポップなフィールもあわせ持つ…みたいな雰囲気かな。この曲「Heart in Blue」を2回やったのに加えて、「思い出のルージュ」がC/W曲となることもあわせて発表された。この曲はるーじゅ初のオリジナルでもあり、待望の音源化となる。久しぶりのリリースに向けて前向きな話題満載だった。ただ前年の終盤、ずっと休演していた森咲ひなのさんは結局復帰することなく脱退となってしまった。現在は5人で活動中。約27分。

○「Jewel☆Neige」　メンバー7人でのステージ。セットリストは、「White Trip」「やっぱキミがいい」「終わらないkissを」「ロケットパラダイス」「超絶☆はっぴー!じぇねれーしょんっ!」…の全5曲。
福村優月さんが卒業し、AJHから新名音心さんを加えた新体制ねーじゅを見るのはこの日がはじめて。まーれからの交代式を経て、衣装も新しい冬仕様のものになっている。注目はやはりおとちゃん。これまでAJHの膝丈の衣装しかイメージになかったのでまずはビジュアルが新鮮。ハイテンションで元気な彼女らしさにプラスして、これまでとは一味違う新たな魅力も感じさせてくれた。グループとしても良い刺激になってるんじゃないかな。春にはさらなる新体制への移行が控えるなど激動期のねーじゅ（まーれ）だけど、そんな中でもしっかりしたパフォーマンスを見せてくれているのはさすがだと思う。約24分。

○「Ange☆Reve」　メンバー5人でのステージ。セットリストは、「勇敢な恋のセレナーデ」「プロローグ」「堕天使の心モヨヲ」「Dolly Kiss」「星空プラネタリウム」「運命的％」…の全6曲。
2月上旬だけで3回目のあんじゅれ！ バレンタインのスペシャルナンバー「Dolly Kiss」は、桧垣果穂さんと被ったけど、持ち味の違いがあるわけだから問題なしだろう。衣装はピンクバージョン。バレンタインらしい甘い雰囲気。それでもちゃんと「堕天使…」とかやるあたりは完全にいつものあんじゅれペースといえる。個人的には1週間前のひめこ生誕の余韻が残る「後夜祭」の感覚だったかな。大人かわいいパフォーマンスはいつ見ても新鮮。ちなみにお目当て入場の特典でもらった直筆サイン入りカードはゆあもんだった。約33分。

○「Gran☆Ciel」　メンバー6人でのステージ（望月希美奈さんが休演）。セットリストは、「雲」「ひみつDIARY」「Future」「Message!」「閃光Believer」「この声」…の全6曲。
前年末のAJ杯でグループ部門3位だったしえるは、完全に上位グループ入りを果たしたといえる。この日の出演順にもそれはしっかり反映されていた。後半になるほど持ち時間も長く、こういうのはメンバーにとっても励みになるはずだ。濱田菜々さんを中心としたステージはいつも通り勢いを感じさせるものだった。ただ、やはり望月さんが不在だと見どころがひとつ減るのも確実に感じた。それだけ存在感のあるメンバーということだと思う。「大事をとって…」と言っていたので軽い体調不良とかだろうか。早くまた元気な姿を見せてほしいな。約29分。

○「Luce Twinkle Wink☆」　メンバー5人でのステージ。セットリストは、「Shall we Luce?」「恋のprologue*」「冬、しよ？♡」「Strawberry♡feels」「大スキ、スキ、大スキ、スキ…」「スーパーマジカルーチェミラクル☆トゥルーパーマジカルーチェミラージュ」…の全6曲。
前週のかののん生誕からわずか1週間のインターバルで見るルーチェ。この時、ふと1階客席の下手側を見ると「らぶけん」のメンバー7人が並んでステージを見学していた。そんな新人たちの視線を意識したわけでもないだろうが、ゴージャスな「Shall we Luce?」から鉄板といえる「スーパーマジカル…」までまったく隙のない引き締まった（もちろんめっちゃ楽しい）ステージを見せてくれたね。とりわけ印象に残ったのは中盤の「冬、しよ？♡」。今までちょい地味めのナンバーというイメージだったのだが、この並びで聴くとものすごくイイ！ MCでは出番までよみうりランド園内で射的を楽しんだといった話など。約32分。

○「愛乙女☆DOLL」　メンバー8人でのステージ。セットリストは、「Proud of you」「恋のスパイス」「カレンダーガール」「キミに会いたい」「蒼い空を望むなら」「ビターチョコ・バレンタイン」…の全6曲。
全員黒の大人っぽい衣装…と思ったら星凪桃佳さん1人だけが白いドレスの衣装。MCで「間違えちゃいました…」と平謝りだった。衣装は個人管理なのね。この日はちょうど1年前、同じ会場でのバレンタインライブでお披露目された青山玲奈さん、新穂貴城さんの加入1周年。さらに新曲「キミに会いたい」もライブ初披露。あとわずかで現体制の終了が決まってはいるが、その中でもポジティブにファイティングポーズをとり続けるメンバーたちを見てると、ひとつひとつのステージをすばらしい集大成につなげてほしいと願わずにいられない。ラストは本家によるバレンタイン曲で長いイベントを締めくくる。約29分。

終演後はエンディングトーク。各グループがステージに再登場して告知など。私服特典会だったねーじゅもそのままステージへ。けっこう珍しくて新鮮。あんじゅれはなぜかえみちぃ1人だけ。他のメンバーの分も頑張るえみちぃ、本当にすばらしい。5時間以上の長丁場。全部見てしまったけどやっぱ楽しかったね。

開演12時57分→終演18時10分。

2023/02/05　Luce Twinkle Wink☆　鶯谷 東京キネマ倶楽部（ワンマン）

「小泉かのんバースデーライブ2023」。2年連続で見ることができたかののん生誕。前年の秋葉原カルチャーズ劇場から会場もグレードアップ。お客さんも多めで、一般のCチケットだと立見4列目あたりが精一杯。位置はやや上手寄り。それでもステージ中央付近がまあまあ見通せる場所だったので、開演中はストレスなく楽しめたね。

メンバー5人でのステージ。セットリストは、「今宵、ライブの下で*」「Shiny Day, Shiny Life」「go to Romance>>>>」「堕天使の心モヨヲ*」「Let me cry」「ターミナル〜僕ら、あるべき場所〜」「Shiny flower」「ポラリス」「Luce Luce Twinkle Wink☆」「冬、しよ？♡」「ラヴなのっ♡*」「Choose me♡ダーリン*」「大スキ、スキ、大スキ、スキ…」「1st Love Story」「Strawberry♡feels」「恋色♡思考回路」…の全16曲。（*印＝カバー曲）※公式ブログ参照

ソロ1曲を含むカバーは4曲。それ以外のグループ曲もかののんの思い出や思い入れのある曲を厳選したセトリにしたそう。さらに初の生誕衣装もお披露目。かののんの「やりたいこと」が詰まったバースデーライブ…という意味では前年に引き続いての充実した内容だったね。しかも普段やらないカバー曲のうち3曲はメンバーにも協力してもらわないといけないグループでのパフォーマンス。1曲くらいならともかく新たに3曲も振り付けや歌詞を覚えるのはけっこう大変なことだと思うのだが、それが普通にできているところからもルーチェのチームワークの良さ、先輩たちにかわいがられているかののんの存在感などがしっかり伝わってくるステージだったのではないだろうか。最初から最後まで楽しい気持ちで見ることができた。

■オープニングはかののんソロ。キネマならではの階段の上から登場する。はじめてのキネマでの生誕だしこの階段を使わない手はないよね。歌ったのは「今宵、ライブの下で」（ももいろクローバーZのカバー）。"ライブ"がキーワードになっているだけでなく、ちゃんと冬曲にもなっていて、この季節のステージの開幕にふさわしい選曲。かののんのセンスの良さが感じられる生誕スタートだった。
■生誕衣装は白＆ミントグリーンのドレス。担当カラーがベースなのでルーチェでのステージ衣装に近いイメージだけど、キラキラ輝く飾りが大量に散りばめてあるなど全体にとても華やかで贅沢なデザインになっている。めっちゃ似合ってたし、もともとのスタイルのよさがさらに際立って激キャワだったね〜。
■2曲目から登場したメンバーもミントグリーンの生誕Tシャツをカスタムした衣装で。
■4曲目「堕天使の心モヨヲ」はあんじゅれのカバー。あんじゅれのファンとしてはこの選曲だけでも単純にうれしい。歌い出しのゆあもんソロパートはもちろんかののん。グループでは普段あまり意識しないけど生歌も声量があって魅力的。ボーカリストかののんにももっと注目していかなくては…という気になる。終盤のリフトはかののんをゆきのしか＆ももたんが支えるフォーメーション。
■ここから「Let me cry」「ターミナル」と続くヘヴィーな流れは、あんじゅれなら"堕天使パート"といえるもの。この構成もかののんがあんじゅれのステージを見てて「カッコいいな、やりたいな」と思っていたということなのかな。ここはテンションあがったね！ 直後の「Shiny flower」でチルな雰囲気に一転するところもメリハリがきいててとてもよい。

■MCでは「『堕天使…』はずっとやりたくて3カ月くらい前から準備していた」といった裏話など。歌割りも全部かののんが決めたそうで、本人は主にえみちぃのパートをやっていたみたい。「そのえみちぃさんが来てくれてます」というので2階席を見上げると、テラスから身を乗り出して緑のペンライトを振り回すえみちぃの姿が！ いろいろとコミュ力高いえみちぃなのだった。
■後半にもカバー2連発。「ラヴなのっ♡」（超ときめき宣伝部のカバー）からの「Choose me♡ダーリン」（StylipSのカバー）。「ラヴ…」は5人で、「Choose me…」はかののん、いーちゃん、さぁきゅんの3人で。いずれも現場では元ネタがわからないまま聴いてたのだけど、どっちもノリノリで良い曲！
■終盤3曲は声出しOK…ということで、かののんもカスタム生誕Tシャツにチェンジ。ファンもコールを入れやすい代表曲を中心にルーチェらしい統一感の高いパフォーマンスで盛り上げてくれたね。
■終演後は記念撮影。ここでは再び生誕衣装に着替えるなど気配りが細かいかののん。20歳の抱負は「Winkerのみんなと一緒に一日一日を楽しく過ごしたい！」。何か具体的な目標を定めるというより日々を大事にしていこうというスタンスかな。まさに「日日是好日」。すばらしい1年にしてほしい！
■MCでも触れられていたが、この日の会場、生誕衣装などの費用はクラウドファンディングでまかなわれたものだそう。「みんなと一緒に…」という言葉の背景には、生誕ライブ実現を後押ししてくれたファンへの感謝も当然あったはず。そう言ってくれるとファンとしても推しがいがあるというものだろう。
■全16曲、約1時間25分（アンコールなし）。

キラキラ輝いて主役感が半端なかったかののん。最初から最後まで目が離せなかった。この日は同じ会場で昼間はあんじゅれ、夕方からはルーチェ…とAJ生誕2連発。くしくも両グループとも最年少メンバーのバースデイライブだった。インターバルの約3時間は上野まで移動してネットカフェで休憩。おかげで後半戦のルーチェまで全開で楽しむことができたね。

開演17時33分→終演18時58分。