2023/09/15　Luce Twinkle Wink☆　秋葉原 AKIBAカルチャーズ劇場（ワンマン）

「Luce Twinkle Wink☆単独公演」。新体制ルーチェをカルチャーズ劇場で見るのははじめて。2週間前の公演も予約していたのだが、自分の体調がすぐれずその日はチケットを流してしまっていた。気合いを入れての仕切り直し。入場順は真ん中くらい。下手側3列目端が空いていたのでそこで。女性専用席のすぐうしろ。最近はこのあたりが多いかな。見やすい席でよかった。

メンバー6人でのステージ。セットリストは、「Seaside Melody」「Strawberry feels」「Symphony」「"FA"NTASYと!」「輪廻のスーパーノヴァ」「刹那ハレーション」「ターミナル 〜僕ら、あるべき場所〜」「Shiny Day, Shiny Life」「スーパーマジカルーチェミラクル☆トゥルーパーマジカルーチェミラージュ」「恋色♡思考回路」「Seaside Melody（2回目）」…の全11曲。

この日のハイライトは11月リリースの新曲「Seaside Melody」の初演。前回見た新体制お披露目ライブの時からアナウンスされていた。オープニング、いきなり1曲目にきたね！ 新曲にあわせて衣装も新しくなっている。ファーストインプレッションは「ストレート」だろうか。メロディー、歌詞ともに、いわゆるギミック的なお遊びはなし。なので、一発でフレーズが耳に残る…といったシングル曲らしさはやや薄めかもしれない。そのかわりに印象に残るのが、けっこう強めの4つ打ちっぽいビート感だろう（厳密には4つ打ちだけではないが）。サマーソングでもアゲアゲというより、もうちょいゆったりした奥行きのあるノリが感じられる。聴き込んでいくとじわじわ良さが増していくタイプの曲かな。歌詞などの細かい聴き取りはおいおい…。

この「Seaside Melody」、ライブの最後にももう一回聴けたね。新衣装も新曲同様、クセのない正統的なデザインといっていいだろう。レース生地をたっぷり使ったアイドルらしいミニドレス。光沢のある白地に差し色のメンバーカラーが爽やか。原色じゃなく薄めの色になっているところが上品でいい。翌日からさっそくはじまるリリースイベントでもたくさん見られそう。みんな似合ってて超かわいいので、開演中ずっとガン見してしまったわ〜。

■「Seaside Melody」はアニメではなくゲームのタイアップ曲。公式ツイートで「Vampires' Melody 2」と紹介されていたので検索してみると、南の島に流れ着いた吸血鬼が主人公のストーリーみたい。ゲーム内で流れるというよりプロモーションなどに使われる感じなのだろうか。
■この日は新体制初披露曲がもう1曲。「輪廻のスーパーノヴァ」。卒業した城崎桃華さんが残した楽曲をさっそくとりあげてくれるのはうれしい。他にも「Strawberry feels」「Shiny Day, Shiny Life」の6人バージョンもこの日はじめて聴くことができた。前体制では43曲のレパートリーがあったわけなので、そこまで戻すにはやはり半年、あるいはもっと長い時間が必要かもしれない。グループにとってメンバーが入れ替わるというのは本当に大変なことだとあらためて感じる。
■トークは新加入の桧垣果穂さん、南雲芽依さんを中心に。新曲や新衣装の印象、リリースイベントやAJ杯への意気込みなどを聞くことができた。
■かほハムさんは、もう完全に以前の感覚が戻っているように見えた。グループ全体の動きに溶け込んでいて、これまでもずっとそこにいたような気がしてくる。ブランクはあっても昔取った杵柄ってすごい…と思わされる。一方のめいぷるは、タイプ的にも近いももたんを意識してパフォーマンスしてるのかなという気がした。細身なところとかも似てるし、方向性は間違ってないと思う。あとはどこまでやり切れるか。頑張ってほしいな。
■そんな感じで全体ももちろん見ていたのだが、やはり大半の時間で目が向いてしまっていたのが、そう小泉かのんさん！ 下手前方はその意味でもおいしい位置といえる。もう見てるだけで幸せにしてくれる。入場時のお目当てチェックももちろんかののん。以前なら赤のペンライトを持っていた人がミントグリーンに変わった割合、どのくらいなのだろうか。ちょっと気になるところである。
■全11曲、約1時間9分。（アンコールなし）

「Seaside Melody」は、公演の翌日からサブスクでの配信がスタートしている。リリースは約2カ月先なので、それまで音源で聴けないとしたらやっぱり物足りない。早々に聴けるようにしてくれたのはありがたいね。リリース形態がブルーレイなので音だけなら商品と競合しないというのもあるのかな。

開演19時02分→終演20時11分。

2023/09/06　ミライサガシ〜MIRAISAGASHI〜　新宿 ALTA KeyStudio（ワンマン）

マンスリー公演「私たち、ミライサガシです Vol.4」。この日のテーマは"チェキ公演"。前方Sチケットは椅子あり（チェキ付）。後方はスタンディングで、Aチケ（チェキ付）とBチケ（チェキなし）にわかれている。とりあえずBチケで入場。前方も後方も満員ではないが、けっこうお客さん入っている。

メンバー4人でのステージ（雨宮ういりさん休演）。セットリストは、「純情Diary」「Gimme your smile」「ときめきサマー♡」「ミライサガシ」「キミギミシンドローム」「純情Diary（2回目）」…の全6曲。

7月のマンスリー公演以来で見るミラサガちゃん。8月には1stワンマンが池袋harevutaiで開催されたのだが、先に決まっていた別のライブと重なってしまい、重要な節目のステージを見逃す形となった。その意味でもこの日はしっかり見たいと気持ちを高めていた。ところが…。少し前に雨宮ういりさんが左足ふくらはぎの筋断裂（いわゆる肉離れ）でしばらくお休みに。ケガなので仕方ないこととはいえ、完全体ではない4人でのステージとなった。

結論からいえば4人でもしっかりミラサガらしい、さわやかで楽しいライブを見せてくれたと思う。こう書くとういりんの存在は？…となってしまうのだが、5人そろえばもっと良かったのは間違いないだろう。休演者がいても他のメンバーでカバーしあえる、いいチームワークができあがっているということだ。ういりんの休演発表からしばらく時間がたっていて、4人でのフォーメーションにも慣れてきていたのもあると思う。彼女が戻ってきたらさらにパワーアップしたミラサガが見られるはず…と逆に楽しみになってくるようなライブだったのではないだろうか。

■衣装は、少し前に公開された「純情Diary」のMVで着ていた白ワンピ。オリジナル衣装ではなく既成ブランドの服らしいけど、ふわっとしたシルエットで清楚感あふれるアイドルらしいイメージがすごくよかった。ディテールの違いは2パターン。森本栞菜さんだけが膝下丈、他の3人は膝上丈。MVを見るとういりんもかんにゃと同じ膝下丈だったね。
■MCでは「この衣装でのライブは今日だけ。しっかり見ていってくださいね」とレア公演であることが強調される。その時は「またそのうち着てもいいのに」と思っていたのだが、ライブ後半の抽選会でいきなり「この衣装もプレゼント」という企画が！ レアどころが本当にこの日限りの超貴重ライブになったのだった。見られてよかった〜。
■「純情Diary」絡みの衣装ということで、セットリストにも「純情…」が2回登場。しかも最初と最後。まさに"純情Diary公演"…といった趣き。MV公開直後ということで強化月間的な感じかな。

■おなじみのナンバー以外では7月公開の「ときめきサマー♡」をまた聴けたね。夏曲なので季節的にも今が歌いどき。さわやかだし楽しい〜。前回は正式な表記がわからず、レポもカタカナで書いたのだが、正しくはひらがな＋カタカナ＋ハートマークの組み合わせだった模様。
■もう1曲の注目はワンマンでお披露目された「キミギミシンドローム」。これははじめて聴けたね。以前から「いい意味でバカっぽい曲がほしい」と書いてきたのだが、これは文字通りそういう曲じゃないだろうか。理屈抜きに楽しいアイドルらしいアップナンバー。振り付けもいいね。これからのライブでもどんどん聴きたい。サブスクもはよ！
■ワンマンではもう1曲新曲が公開されているが、そちらはこの日は聴けず。次回以降のお楽しみに。

■単独公演らしいトークもたっぷり。この日のメイン企画は「質問コーナー」。しかもその場でファンから募る形式。当然内容も予想できないため、メンバーの回答もライブ感のあるものになっていたと思う。ナイストライだったのではないだろうか。
■最初の質問は白石凛さんから。「好きな男性のタイプは？」。お姫様扱いしてくれる人…などアイドルらしい回答が多い中、椎名音心さんの「養ってくれる甲斐性のある人」というやたらリアルなタイプが印象的。ファンからは「ミラサガはどんなグループ？」「目標とするアイドルは？」など。ここでもネェコさんの「前グループと比較してじゃないけどミラサガは上品」という回答がウケていた。お嬢様系の女子校みたいなんだそう。ゆる革は公立校っぽいノリなのだろうか？ それはそれで好きだけどね。
■MC後半は抽選会。この日の賞品はメンバーがそれぞれ買ってきたプレゼント。りんちゃんは「赤サイリウム」。強制的に自分のファンにしてしまう作戦。他にチェキなども。衣装プレゼントは、欲しい人だけに手をあげてもらってジャンケン大会で決める。勝ち残った4人がもらえるのだが、なんとその中には桜井ももさんのお母さんも。さすがの引きの強さ！
■このトークパートを終始仕切っていたのは白石凛さん。MCリーダーとしての存在感あったね。
■全6曲、約51分。（アンコールなし）

終演後には次回マンスリー公演の予定も発表。10月はアイカレとのツーマンになる模様。それまでにはういりんも復帰できるかな。5人そろったパワフルなステージが楽しみになってくる。あと気になったのは、オリジナル楽曲も増えてきたし、そろそろ全部サブスクかYouTubeで聴けるようにしてほしいということ。公式SNSでも正式曲名がいまいちわかりにくかったり…というのは損してると思う。

開演19時30分→終演20時21分。

2023/08/20　Luce Twinkle Wink☆　鶯谷 東京キネマ倶楽部（ワンマン）

「Luce Twinkle Wink☆新体制お披露目ライブ」。10日ほど前、SNSで「（この日の）スケジュール空けておいてね」という内容を伏せた告知があり、たぶん新体制だろうな…と思っていたらその通りだった。チケットは一般。しかも3日前くらいに買ったので、後方でのスタンディング確定の入場順。そのわりにはほぼセンター、見通しもまずまずといった位置で見ることができたかな。

この日は、"新体制"のお披露目というアナウンスはあったが、事前に"新メンバー"は発表されていない。5人でのパフォーマンスにこだわってきたルーチェだから、普通に考えれば補充メンバーを入れた5人体制なのだろうが、現状のあんじゅれがそうであるように「しばらくは4人のまま」という可能性もゼロではない。客電が落ち、いつものオーバーチュアが流れる会場で、多くのファンがそのあたりを気にしながらステージを見つめていたのだと思う。

順番にステージに出てくるメンバー。人数を目で数える。フロアのファンから「なんかいっぱいいるぞ！」という声。え、5人じゃないの？ と、あわてて数えなおすと…たしかに予想より1人多い。意表を突く6人編成！ そんな驚きとともにLuce Twinkle Wink☆の新体制お披露目ライブがスタートした。

メンバー6人でのステージ。セットリストは、「スーパーマジカルーチェミラクル☆トゥルーパーマジカルーチェミラージュ」「"FA"NTASYと!」「1st Love Story」「Symphony」「ターミナル 〜僕ら、あるべき場所〜」「恋色♡思考回路」「刹那ハレーション」「Twinkle“5”stars!!☆」…の全8曲。

新体制で衣装も新しいバージョンに。ルーチェらしいメンバーカラーを取り入れたデザイン。まずはその色を頼りに新メンバーを探す。1人はオレンジ。以前から最有力候補として名前があがっていた南雲芽依さんだろう。"るー研"（ルーチェ研究生）からの昇格だ。もう1人のカラーはラベンダーのようだ。ルーチェのラベンダーといえばかほハムこと桧垣果穂さんだが、この新メンバーさんもちょっとハムちゃんに似てるよね…と思いながら見てるうちにわかってきた。これ、かほハムさん本人だろ！

1曲目おわりのMCでさっそく新メンバー紹介。ラベンダー担当は本当に桧垣果穂さんだった。仲間たちの「おかえりなさい」の声に迎えられて少し照れくさそう。ルーチェには約2年ぶりの復帰となる。卒業後もAJ主催イベントなどで何度かソロでのステージを見る機会はあり、新しい道で頑張ってるんだろうなと思っていた。それだけに最初は驚かされたが、挨拶では復帰に至るまでの心境の変化などをきちんと語ってくれた。少し距離をおいたことで、もといた場所の大切さに気づく。そういうことは誰にでもあることではないだろうか。自分の気持ちに素直になれるのは素敵なことだし、それを可能にしてくれた周囲への感謝をパフォーマンスで返してくれれば、みんながハッピーになれるはず。2年ぶりに戻ってきてファンが受け入れてくれるだろうかという不安もあったと言ってたけど、そこはそんなに心配はいらないような気がする。ルーチェの初期からの歩みを知る彼女の存在は、グループの大きな力になるはずだ。

続いて紹介されたのは南雲芽依さん。ニックネームはめいぷる。るー研のライブは過去1回しか見てないので、彼女についても明確な印象があるわけではない。でも元気いっぱいでハツラツとしたステージだったのはおぼえていた。この日もそのイメージのままの勢いのあるパフォーマンスを見せてくれたね。すべてはこれからという感じだと思うので頑張ってほしいな。

■新衣装はメンバーカラーとデニム素材を組み合わせたもの。スカートの一部、普通ならレースを使うようなところに透明素材（ビニール？）が使われていて夏らしさもある。
■新メンバーの南雲芽依さんがグループ最年少になるのかと思いきや、後でプロフィールを確かめると小泉かのんさんの方が1学年下だった。宇佐美幸乃さんに「かのんちゃんもこれからは先輩だよ」と振られた時に、「いえいえ、そんなことないです」と恐縮していたのはそのへんもあるのかな。
■おめでたい新体制でのリリース発表も。ブルーレイシングル「Seaside Melody」。リリースは11月だがリリイベは9月からスタート。ライブでのお披露目は9/15の秋葉原カルチャーズ劇場。
■6人体制になって「ルーチェならではの『5』にまつわる曲はどうなるの？」というのはファンなら誰でも気になるところ。最後のMCでゆきのしかから「5人時代もルーチェの大事な歴史。これからもしっかり歌っていきます」という力強いコメントが。それを受けてのラスト曲は「Twinkle“5”stars!!☆」。一安心という感じかな。
■それに先立ち「6人でやるのはこれまでになかった大きな挑戦」と語ってくれたゆきのしか。ただ、「なぜ6人なのか」までの説明はなかった。誰でもぱっと思いつくのは、そう遠くない将来、さらに1人卒業の予定があるから…ということだろう。それ以外の理由が思いつかないのだが、何かあるだろうか。
■全曲終わって最後にメンバーとファン全員で「がんばるーちぇ」の気合い入れ。
■全8曲、約1時間2分。（アンコールなし）

城崎桃華さんの卒業後、はじめてのルーチェのライブ。欠落感がなかったといえば嘘になるだろう。ただ、新しいルーチェを見る楽しみも確実に感じたステージだった。その中心にいたのは小泉かのんさん！ あらためて彼女のスケールの大きさ、アイドルらしい明るさと華やかさに目を奪われた。これから緑のペンライトがどんどん増えていく予感しかない！

開演12時36分→終演13時38分。