2023/09/26　ミライサガシ〜MIRAISAGASHI〜　五反田 GOTANDA G6

「ミライサガシ 半年記念ライブ」。豊洲PITでの正式デビューライブ（3/26）からちょうど半年後の節目イベント。後方エリアはドリンク代のみで入れるシステムだが、せっかくなので前方優先エリアのSチケットを買ってみた。購入時期が遅めだったため立ち位置は3列目。でもほぼ中央で見られたね。

メンバー5人でのステージ。セットリストは、「ミライサガシ」「キミギミシンドローム」「未完成な僕達」「夜明け Brand New Days」「ときめきサマー♡」「Gimme your smile」「純情Diary」「二人セゾン」「ミライサガシ（2回目）、アンコールで「キミギミシンドローム（2回目）」…の全10曲。

「○周年」というライブはよくあるけど「半年記念」はけっこう珍しいのでは？ 衣装は初期バージョン。デビューライブ当時と同じビジュアルだけど、ステージの内容は大きく進化している。カバーや2回歌った曲もあったとはいえ、アンコールも含めて全10曲というボリューム感。単独公演として十分だろう。しかも、MCでのトークが特に長かったわけでもなく、ほぼ1時間フルにそのパフォーマンスで魅せてくれた。「デビューライブから半年、私たち成長できてますか？」とお客さんにきいていたけど、そのことに疑いをはさむファンは誰もいなかったと思う。見ごたえ＆聴きごたえあったね。

半年前に3曲だったオリジナルは、現時点で7曲に。この日はそのうちの6曲を披露。ただ、1stワンマン（行けてない）が初演だった「BuzzMaker」は聴けなかった。「ミライサガシ」と「キミギミシンドローム」を2回歌っているので、どちらかを差し替えてもよかったかな。まだ聴けてないので早く聴きたいだけともいえるが…。2月のプレデビュー期に歌っていたカバー2曲も再演。この半年の歩みを感じさせるセットリストになっていた。当初は「夜明け Brand New Days」と「二人セゾン」の楽曲の世界がグループのイメージに直結していた。特に「二人セゾン」。本当に鮮烈だった。この日あらためて聴いてもいいなと思わせられた。今後この2曲の雰囲気に通じるようなオリジナルもおもしろいと思う。

まだまだ聴き込めてない曲もいろいろ。「キミギミシンドローム」に「ときめきサマー♡」あたり。めっちゃ楽しいのに、なかなか覚えられない頭が悲しい…。早くサブスクきてほしい〜！ この日みたいなライブを見ると、もうちょい単独やツーマン/スリーマンの割合が増えたらいいなとも思ってしまう。1周年あたりでそうなってたらうれしいね。もうちょいオリナルのラインナップが増えたら実現できそう。この日新曲はなかったけど、また期待して待ちたい。

■MCでは「半年で成長できたところは？」。雨宮ういりさんは「メンタルが強くなった」。もともと強めだったけど、もっと強くなったそう。あと、ボディシートを衣装の中に仕込んで汗を抑える方法をメンバーに伝授中。汗っかきのういりんらしいライフハック。足のけがもすっかりよくなったみたいで、まったく影響を感じさせないパフォーマンスだった。
■本編が終わってステージからはける時、しんがりの白石凛さんが客席に向かって「アンコール、あるかも〜！」と一声。特典会モードに移ろうとしていたオタクのみなさんも「キター！」という感じに。ミラサガ単独公演でアンコールがあるのははじめてかな。シンプルに1曲だけだったけど、やはりアンコールがあると特別感あるね。
■しばらくぶりに着たという初期衣装。ういりんのベレーが超かわいかった。個人的にはワンマンからの新衣装、またライブでは見られてない。早めに見たい。
■全10曲、約58分（アンコール含む）。

五反田G6でのライブはお初（となりのG7は以前入っている）。ステージがニコ劇くらいの距離感でけっこう近いのはいいね。ただ、高さはそこまでないのでオールスタンディングだとどうしても前のお客さんがかぶってしまう。前3列くらいが椅子席だとぐんと見やすくなるような気がした。

開演19時30分→終演20時28分。

2023/09/24　ピューパ!!、CUBΣLIC、Jacca PoP、原宿眠眠　新宿 MARZ

「瞬きさせない瞬こやの生誕祭 〜おまえら全員ドライアイ〜」。瞬こやさんはピューパ!!のメンバー。お目当てはゲスト出演の原宿眠眠。そんなわけでトップバッターの原宿眠眠だけ3列目中央くらいの立ち位置で見て、あとは下手端の方に引っ込む感じで。とはいえ会場はMARZなので、どこからでもステージはまあまあ近い。全編いい感じで見られた。

○「羅あらたの前説」　開場した時からステージの真ん中で人が寝ている。あとでわかったのだが、この日の主役・瞬こやさんだ。ファンが写真をパチパチとってもずっと寝たまま。定刻になるとピューパ!!のメンバー、羅（あみ）あらたさんが登場。拍手の練習やゲスト紹介などの前説を行う。話自体も軽妙でとても楽しいのだが、寝ている人を完全無視で進めるところもおもしろい。最後に「さあ、もうはじまるよ」とこやさんを起こして連れていく。約5分。

○「原宿眠眠」　バックトラックを使った1人でのステージ（瞬こやさんとのコラボあり）。セットリストは、「bubbles」「東京は夜の七時」「Summer Soda」「RomanTickがとまらない」「私たちの魔法」…の全5曲。
少し前からSNSで「喉の調子がよくない」ということは知っていた。一時はまったく声が出せず、エリボンのライブではダンスのみだった日もあったそう。この日は生歌でライブができる程度には回復していたようだが、やはり本調子とはまったくいえなかったと思う。声がハスキー気味で、ボーカルでは特に高音部が苦しそう。体調自体はよさそうだったけど、思うように歌えないせいか全体的なパフォーマンスも少し抑え気味だったかな。もっとも、これは良い時を知っているファンだからわかる違いで、初見の人はそこまでの違和感はなく見ていたのかもしれない。衣装はパンダバージョン。髪をツインお団子風にセットして、ビジュアル最強なのはいつも通りだったし。
瞬こやさんとのコラボは3曲目「Summer Soda」。プライベートでも心を許しあえる関係というこやさんと一緒に歌えてツバサさんも楽しそう。ちなみにどれくらい心を許しているかというと、ツバサさんが自宅に入れたことがあるのは妹とこやさんだけ（エリボンのメンバーも呼んだことがない）。これはなかなかである。「RomanTickがとまらない」では2人でお菓子をフロアに投げ込む。間奏ではこんなやりとりも。「こやちゃん、今年の抱負は？」「うーん…健康！」「それわかる〜！」。実感のこもっていたツバサさんだった。一日も早く喉の調子が戻るのを祈るばかり。約26分。

○「Jacca PoP」　ライブを見るのは約7年ぶりで5回目。メンバー2人でのステージ（女性ボーカル、男性マニピュレータ）。オープニングは瞬こやさんのリクエストした曲から。こやさんもステージに登場してボーカルのMIRUさんと一緒に踊りだす。こやさんはMCにも参加。「大好きなバンドなので生誕に呼びたくて半年くらい前から声をかけてた」といったエピソードなど。そんなMCの時間帯も含めてステージの光量は終始暗め。クラブっぽいダークな雰囲気が強調されている。ダンサブルなアッパー曲だけでなく中盤ではじっくり展開するミディアムナンバーも。アイドル系の出演者がメインだったこの日のイベントの中で強力なアクセントになっていた。全6曲、約27分。

○「CUBΣLIC」　ライブを見るのは約5カ月ぶりで5回目。1曲目からメンバー3人＋瞬こやさんによるコラボ曲（「微レ存ガール」）。CUBΣLICもピューパ!!も全身白の衣装なので、ぱっと見た感じまったく違和感がない！ 最初は「CUBΣLICって4人だったっけ？」と思ってしまったくらい。歌だけでなく複雑なフォーメーションも完璧にこなしている。見ごたえあったね〜。MCをはさんで2曲目からは本来の3人でのステージに。エレクトロ＆ソウル、ファンク…といった曲調は、聴いてるうちに自然に身体が動きだしてしまうもの。わりと初期から見てるグループだけど、今の3人のバランスはすごくいいなとあらためて感じさせられた。安定のステージかな。全5曲、約24分。

○「ピューパ!!」　ライブを見るのは約1カ月半ぶりで2回目。メンバー4人でのステージ。セットリストは、「君を見すぎてドライアイ（ソロ曲）」「月のスポットライト」「ピューパ!!メドレー（イニシエ→→ション、Nichijo、Re enter、ピューパのおまじない、ねぇ、絶唱ストリング、border）」、アンコールで「ノーモアクライ」…の全10曲。（公式ブログ参照）
最初は瞬こやさんのソロから。メンバーカラーのイエローの生誕衣装に着替えて登場。フロアも黄色のペンライト一色に！ 披露するのは自分で作詞・作曲した「君を見すぎてドライアイ」。この日のライブのタイトルにもつながるかっこいいナンバーだ。しかも、それをフリップ芸（！）を披露しながら歌う。もう情報量が多すぎてついていくのが精一杯だが、彼女の多才ぶりはばっちり伝わってきた。ツバサさんがほれこむはずだ。
2曲目からはメンバーも加わって4人でのステージに。楽曲のおいしいところだけをつないだメドレー形式でどんどん歌っていく。スピード感たっぷり！ いろんな楽曲があるけど、好みはやっぱりギターポップ的なテイストのナンバーかな。終盤でやってた「絶唱ストリング」とかね。カッコよかったわ〜！
アンコールでは上階から大量の黄色い風船が。ステージもフロアもぽんぽん跳ねる黄色に埋め尽くされる。アイドル生誕らしい演出で一気に高まる祝祭感。すべての曲をやり終えたところで生誕セレモニー。生誕Tシャツに着替えたメンバーから花束、メセカ、ケーキなどが贈られる。このあたりはおそらく全部ファン有志のみなさんの仕込みだろう。愛されてるな〜。もちろんこやさんのゲスト全組とコラボするアイデアやサービス精神もすばらしい。「やり切った感がすごい。来年はやらなくてもいいと思うくらい」という彼女の感想がこの日のイベントの濃さを表していたように思った。約34分。

実は瞬こやさんは2月に加入したまだ新しいメンバー。最初の生誕からここまで大々的にできる人ってそういないのでは？ それだけグループ内でも存在感のあるメンバーということなのだろう。見る前にはほぼ予備知識なしだったのだけど、この日だけでものすごく詳しくなった気分。素敵な生誕イベントに立ち会わせていただいた。

開演11時10分→終演13時11分。

2023/09/20　ニコニコ♡STAGE、ニコニコ♡LOVERS、ニコニコ♡PRINCESS　上野広小路 異世界アイドルシアターニコニコ劇場

水曜のニコグル定期公演「異世界ライブ2023」。この日は全グループがナース服で登場する「病院公演」。平日ながら前売チケット完売だったそうでお客さん多め。そのためか2列目のB席も柱より前に。たまたまだがちょうどその柱を背にする席で見ることになった。ステージは近かったね。

○「ニコニコ♡PRINCESS」　メンバー5人でのステージ。セットリストは、「GIRLS POWER」「フィーバーNIGHT」「トロピカル☆マーメイド」「焼き肉ロマンス」「真昼からシンデレラ」…の全5曲。
現体制のニコぷりを見るのは3回目。衣装はもちろん全員ナース。ピンクやブルーのわりと正統派なデザインが多かった中、1人だけ個性的なグリーンのストライプだったのがからさきあみさん。「マクドナルドの制服？」と突っ込まれる。でもこの奇抜さが彼女らしいところだし、全体のビジュアルの中でもいいスパイスになっていたと思う。そんなわけで、この日は前回も目にとまった宮澤葵さんとともにあみごんに注目した公演となった。楽曲ではにこきゃんカバーの「焼き肉ロマンス」をはじめて聴くことができた。仕事終わりにビールをぐいっ！みたいな曲と、若いメンバーも多い今のニコぷりの組み合わせ。意外といえば意外。約25分。

○「ニコニコ♡LOVERS」　メンバー5人でのステージ（桃音あんなさん、鈴木優梨亜さん休演）。セットリストは、「ONLY MINE!」「恋色サマーデイズ」「純愛モンスター」「らびらびにゅー!」「ハピネス」…の全5曲。
いつもより2人少ないライブ。でも、他のグループとの比較でいえば別に少なくはないし、短い時間でメンバーそれぞれをちゃんと見たいならこれくらいの方がいいかも…という気さえした。この日、とりわけ印象的だったのはおっちぃーこと落合美梅さん。ちょっとメイクを変えたのかな。かわいさとキラキラ感が5割増しくらいでアップしている！ グループでの存在感もそのぶん大きくなっているのではないだろうか。めっちゃよかったね。衣装で標準的なナース服だったのは奏怜花さんくらいかな。他はだいたいナースをモチーフにしたロリータとかコスプレ…みたいな趣き。白の篠宮なぎささんと黒のえぐノピリヤさんのコントラストもよかった。約23分。

○「ニコニコ♡STAGE」　メンバー4人でのステージ。セットリストは、「世界共通言語ネコ語計画」「Bitter Sweet Days」「SWEETS PARADISE」「異世界ケーキ大戦」…の全5曲。
登場した段階からナース衣装の完成度が全然違う！ さすがは今のニコグルでもっとも充実したキャリアを持つニコステという感じ。セトリはおなじみの曲中心だったけど新鮮に見ることができたね。
宇津木りおさんはピンクの正統派ナース服に赤フレームのメガネキャラ（前半のみ）。でも小物とかにセクシーな要素もきっちり入れている。同じくピンクは雷神サンダーレイガーさん。こちらはよりロリータっぽいデザイン。あいかわらず動きがキレッキレで美しい。体幹を鍛えてるのがよくわかるというか。ロリータっぽいといえば小鳥遊めるさんも。水色チェックの衣装に小物使いとかがとにかく凝っててずっと見てたくなる。そして、この日いちばんインパクトがあったのがみなみゆきさん。メンソレータムのキャラクターを意識したという鮮やかなブルーのジャンパースカートなのだが、普通ならインナーにブラウスなどを着るところを大胆に肌見せで勝負！ 一見すると裸エプロン風？だけど、こんがり日焼けしてるので全然いやらしくないどころか健康的な魅力全開。夏女キャラを完全に確立したのではないだろうか。一人一人に見どころがあって、単なる特殊衣装公演に終わらせない実力と意気込みをばっちり感じさせられた時間となった。約24分。

ニコ劇のライブを見たのは約2カ月ぶり。なので平日でもお客さんがいっぱいいるのがこの日に限ったことなのか、それとも最近はずっとこんな感じなのかは何ともいえず。でも、この近さで一気に3グループ見られるとなると人気が出るのも当然かな。あまりインターバルをあけずに定点観測しておきたい。

開演19時40分→終演20時54分。