2023/10/14　ニコニコ♡STAGE　上野広小路 異世界アイドルシアターニコニコ劇場（ワンマン）

土曜のニコグル定期公演「異世界ライブ2023」。3グループの単独公演のうちトリのニコステへ。Bチケットで2列目センター。前回の2列目は柱前だったが、この日はいつもの柱横に戻っていた。単独だとこんなものかな。ちょっとした変化としては劇場の椅子が新しくなっている。パイプ椅子からカラフルな色のスタッキングチェアに。

メンバー4人でのステージ。セットリストは、「ハッピーニューイヤーおもち」「マカロンは恋の味」「カメレオキャッツ」「Milkyway」「異世界ケーキ大戦」「Bitter Sweet Days」「ときめきキャッチャー」…の全7曲。

この日は「私服エプロン公演」。前回がナース公演だったので、たまたまだが連続で特殊衣装公演を見ることに。さて、私服エプロンとは？…という感じだが、これは事前に告知を見た時に想像していたものよりはるかに新鮮でおもしろかったね。
一言でいえば「若妻コスプレ」。いちばんリアルだったのは雷神サンダーレイガーさんだろう。地味めなニットにこれまた落ち着いた色合いのエプロン。髪は低い位置で結んだポニーテール。コンセプトは「お隣の奥さん」。役づくりが徹底してるところが職人肌のレイガーさんらしくてすばらしい！ メンバーからも「ちゃんと服着てるのにエロい」という感想が。
同じくリアル指向だったのはみなみゆきさん。白ワンピースにピンクのエプロン。髪は三つ編み。コンセプトは「結婚1年目」。これはかわいい。一方、ファンタジー寄りに振ってたのは宇津木りおさん。コミックに出てきそうな若奥さんという雰囲気。こちらは「結婚2年目」だそう。
そんなメンバーにまじって圧倒的に独自路線だったのは小鳥遊めるさん。セーラー服にネコミミ。そしてハート型のエプロン。コンセプトは「オタクの妄想の中の妹」。兄が帰ってくると妹がエプロンがけで料理してくれてた…という細かい設定もさすが。メンバーそれぞれの個性が反映されてて、見ながら思わずニヤリとしてしまう衣装ばかり。マスクして行って正解だったわ（にやけ顔かくし）。

■セトリでは、10月からはじまった企画「4週連続新曲披露」の前半2曲を聴くことができた。「カメレオキャッツ」と「Milkyway」（いずれも初演はすでに終えている）。2曲まとめて聴いたので十分消化できたとはいえないのだが、横の移動と間奏でのツーステが印象的な「カメレオキャッツ」の方が先に覚えられそうかな。いずれも盛り上げ系のナンバーという印象。11月のワンマンに向けてブーストかかってきてる感じもいいね。
■そのワンマンに関する告知動画も上映。「異世界ケーキ大戦」のMVメイキングムービー。監督は小鳥遊めるさん！ 企画・演出・編集など全部やってるそう。ほんとうに多才だね〜。チラ見せだったけど、カラフルなキッチンでのケーキづくりシーンがメインになっている模様。完成したMVはワンマンでお披露目される。
■また、そのワンマン用の新衣装？をモチーフにしたかわいいイラストも初公開。これはタオルになるようだが、そのままアクスタなんかにしても楽しそうだ。
■全7曲、約40分。

単独公演としては短めの40分ステージ。でも、内容盛りだくさんで密度高かったね。11月のワンマンまであと1カ月弱。チケットはすでに押さえている。準備も進んでいるようなので楽しみになってくるね。それまでに新曲4曲まとめてサブスク配信開始とかもあるとさらにうれしい。予習して臨みたい。

開演18時16分→終演18時51分。

2023/10/06　SAKA-SAMA、ダダダムズ　新高円寺 Loft X

「SAKA-SAMA×ダダダムズツーマンライブ」。SAKA-SAMAの朝比奈るのさん卒業ライブを翌日に控えた前夜祭？的なイベント。平日、しかも緊急開催とのことで告知が直前だったわりには、フロアがほぼ埋まるくらいのお客さんが集まってたね。開演時間遅め、予約も当日券も同料金…といった配慮が奏功した感じだろうか。オールスタンディングで立ち位置は上手後方。

○「ダダダムズ」　予備知識ほぼなしでの初見。SAKA-SAMAとは同じ事務所（トラッシュアップ）のグループとなる。メンバー6人でのステージ。
衣装はメンバーカラーのアイドルらしいドレス。でも、楽曲はハードめのロック。このギャップが持ち味だろうか。前半からお客さんも一緒にやれる振り付けなどで盛り上がる。後半になると若干シフトチェンジして、同じロックでもメロディアスな雰囲気に。ゆったりめのポップ曲なども。どっちかといえば好みはこっちだったかな。終盤は再びアッパーに。ラストの「ワッショイ！」的な感じのナンバーはフィフティーズ感を現代のロックサウンドに落とし込んだイメージでおもしろいし楽しい。ステージが終わると前方に詰めていたファンがごっそり後方に下がる。あとでプロフィールを見ると2015年からのけっこうキャリアのあるグループ。それだけの歴があるからお客さんも多いのだろう。おかげでSAKA-SAMAの時は少し前寄りの位置で見ることができた。全7曲、約31分。

○「SAKA-SAMA」　ライブを見るのは約3カ月ぶりで6回目。メンバー3人でのステージ。セットリストは、「真夜中のスケッチ」「すてきな片思い」「RISE」「ネズミの生活」「光と陽炎」「朝日のようにさわやかに」…の全6曲。（ファンツイート参照）
3人体制になったSAKA-SAMAをはじめて見たのが前回（7月）。2回目のこの日がその見納めになろうとは…。名残惜しいというより「まだ全然見慣れてないんですけど」という感じ。中盤まではポップ曲中心に。ロックなステージだったダダダムズとの対比が際立っている。「ネズミの生活」まで聴いたところで、「今日はこのままいくのかな…」と思ってたらそこから一変。終盤2曲でそれまでのステージとはまったく違った世界を見せてくれた。会場全体がダンスフロアとなる「光と陽炎」、からのインストパートでのダンスとファンのコールでテンションが振り切れそうな「朝日のようにさわやかに」。わかってても逆らえないこの流れ！ ためていたものを一気に噴出させる圧倒的な展開だったね〜。
MCは朝比奈るのさんとの思い出など。といっても、翌日が卒業ライブ本番なので、この段階ではリラックスした楽しい感じで。いずれメンバー補充はあるかもしれないが、当面は寿々木ここねさんと芳賀えりこさんの2人組で活動していくことになるのだろうか。この組み合わせ、最少ユニットではあるけど案外悪くない気がしている。そう遠くないうちに見る機会があるといいな。約32分。

この日は「ツーマン」といっても持ち時間各30分のわりとコンパクトなライブ。出演者の組み合わせも、お目当て（SAKA-SAMA）＋初見グループ（ダダダムズ）…でとてもバランスがよかったね。自宅から徒歩圏内でこういうイベントをさくっと見られるのはほんとうにありがたい。

開演19時32分→終演20時37分。

2023/09/28　文坂なの、若宮伶奈、zubico、2＆、PPPR!!-ピポパロ-　渋谷 LUSH

「Beat Happening! 坂道コロコロ友達の友達は!」。約4年半ぶりのビーハプ。この日はアイドル寄りの女性アーチスト5組が出演。お目当ては文坂なのさん。告知に気づいたのが本当に直前で、前日にメール予約。あやうく見逃すところだった。平日（金曜）のせいかフロアはわりと余裕。ほぼ好きな位置で見られたね。

○「若宮伶奈」　演劇＆アイドルのツーウェイで活動しているソロアーチスト。オープニングは無伴奏での一人ミュージカル。約10分間、すごい量のセリフと歌を表情豊かにこなす。予備知識なしでいきなり見たのだが、最後まできっちり引きつける熱量はなかなか。ミスiDで俳優賞？を受賞したというのもわかる感じ。後半はアイドルモードに切り替えて3曲。オリジナルは1曲だけと言っていたので、こちらはまさにこれからという感じなのかな。冒頭の一人ミュージカルを見たせいかもしれないが、どの曲にも独特の表現力が感じられる。ガーリー系の衣装でルックスもかわいい。約24分。

○「zubico」　「ズビコ」。予備知識なしでの初見。サウンドメイキングからステージ上での音出しまで自分でやるソロアーチスト。楽曲はクールなエレクトロビートに乗せたラップ/ポップ。Tシャツ＋ジャージ＋ニット帽というストリート系のファッションも音楽性にフィットしてる。基本的にはカッコよさを前面に出していく感じのステージだが、帽子にウサミミがついてたり姫カットだったりしてかわいいところも。全5曲、約22分。

○「文坂なの」　ライブを見るのは約2カ月半ぶりで15回目。バックトラックを使った1人でのステージ。セットリストは、「新都市遊泳シルエット」「アステリズム」「C級noロマンティック」「だけど、わたし、アイドル」「輝きin my love」…の全5曲。
ハイライトはやはり、8月の生誕ライブ（大阪）でお披露目された最新曲「だけど、わたし、アイドル」の東京初演！ 彼女の楽曲でタイトルに「アイドル」とつくパターンははじめて。しかも「わたし」がアイドル。自己言及ソングだろうか？…などいろいろと妄想を広げていた。雰囲気としては比較的ゆったりしたメロウナンバー。「LATE SHOW」などを最初に聴いた時の感覚に近かったかな。この日のセトリの中でもしっかり緩急をつける役割を果たしている。ただ、肝心の歌詞は描かれている内容をきちんと理解することろまではいけず。初回なので仕方ないのだが…。ちゃんとした感想は次回以降に。全体的には新旧曲をバランスよく聴かせてくれたステージ。短い時間だったけど充実してたね。
MCでは「YouTubeチャンネルの登録者1000人まであと5人…」という話など。ちなみに、このレポを書いている時点ではすでに1000人に到達している。衣装はかわいいクリーム色の小花柄。スカートのミニ度が高めで足がめっちゃ長く見える。歌も素敵だけど、ビジュアルもずっと見ていられる。約26分。

○「2＆」　予備知識なしでの初見。読み方は「ダブルアンド」。ぱっと見ると2人組？という感じの名前だが、実はワンマンユニット（ソロアイドル）。作詞・作曲を含めすべてセルフプロデュースで活動しているそう。楽曲はスピード感のある邦ロック的サウンド。中音域のくっきりしたボーカルが持ち味かな。バンドと違うところは全曲に振り付けがついていること。黒＆赤＆白のコントラストが鮮やかな衣装がパキッとしたステージのイメージによくあっていた。全6曲、約24分。

○「PPPR!!-ピポパロ-」　予備知識なしでの初見。メンバー2人でのステージ。ヴィジュアル系ロックをアイドルという分野に落とし込んだらこうなる…みたいな印象。装飾過剰といってもいいほどのド派手な衣装に、煽りやヘドバンなどのステージング、そして爽快感のあるハードでカッコいい楽曲。特に前半はすごくよかった。後半になるとポップ度が増してやや幅が広がる感じ。どっちが好きかはお好みかな。全8曲、約25分。

文坂なのさんのMCで「10月、11月は東京でのライブもいっぱい予定してます」。開催頻度の高いビーハプにも進出となるとさらに見られる機会が増えていく感じだろうか。できれば首都圏でのワンマンも見てみたいところ。それより前にツーマンかな？ もうすでに全部は見られなくなっているのだが…。

開演19時17分→終演21時30分。