2023/11/15　ミライサガシ〜MIRAISAGASHI〜、放課後プリンセス、アイドルカレッジ　新宿 ALTA KeyStudio

「ミライサガシ〜MIRAISAGASHI〜マンスリー公演 『私たち、ミライサガシです』Vol.5 〜ゲスト様ありがとうございます編〜」。単独公演から中3日でのマンスリー。初のゲストを迎えてのスリーマン形式でのライブとなった。開場1時間前に予約したチケットは一般（スタンディングエリア）。最初は下手側後方、最後のミラサガの時間帯だけはエリア内最前で。お客さんはけっこういたけど見やすかったね。

○「ミライサガシ〜MIRAISAGASHI〜（オープニングアクト）」　メンバー5人でのステージ。セットリストは、「未完成な僕達」「Gimme your smile」「純情Diary」…の全3曲。
事前にタイムテーブルが出てなかったこの日。ホスト役のミラサガは普通なら最後だろう…とゆったり構えてたら、いきなりのオーバーチュア！ 主催公演だけあって普段とは違うパターンできたか〜という感じ。一気に集中が高まった。衣装は最新のサードバージョン。ういりんのベレーはやっぱかわいい。1曲目終わりで1人ずつの自己紹介も。OAなら2曲くらいかな？と思っていたら、そのまま3曲目に突入していく。主催者が先攻という対バンもないわけではないので展開が読めない。それでも「純情Diary」を歌い終わったところで、ういりんから「ミラサガのステージはこの後もありますよ〜」と告げられた。オープニングからお目当てのミラサガちゃんを見られて単純にうれしくなった。約14分。

○「放課後プリンセス」　すでに13年目に入っているライブアイドルの代表的グループ。もちろん存在は知っていたが、ライブはこの日が初見となった。メンバー5人でのステージ。
メンバーカラーの50'sっぽい衣装…と思いながら見てたら、1曲目の途中、一瞬でプリンセス風のエレガントなドレスに早替わり！ どるえれとかでもよく見てたギミックではあるが、まったく予想してなかったのでその鮮やかさがとても印象に残った。あとでプロフィールを見たら、この早替わりは立ち上げ当初からやっていたそう。だとしたらどるえれよりも先かも。こなれてるはずだ。プリンセスに変身してからつけるティアラもどこに持ってたんだろう…という感じでほんとうに見事。楽曲はプリンセスコンセプトを軸に、インド風のダンスを取り入れているナンバーなどバリエーションもいろいろ。こちらも初期AJのらぶどるなどと通じるノリがあるような気がした。全5曲、約25分。

○「アイドルカレッジ」　ライブを見るのは約4年ぶりで2回目。放プリよりも2年早く立ち上がったグループなのでさらに老舗といえる。メンバー（最大）13人でのステージ。
全員白の衣装でさわやかなポップ曲を歌っていく。前回は、さながらミュージカルのワンシーンのようなエモーショナルでパッショネイトなライブが記憶に残っていたので、「あら、けっこう変わったのね」というのがこの日の第一印象。もっとも出演するイベントにあわせてステージ内容を変えているのかもしれないので、グループそのものが変化したわけではない可能性もある。曲にあわせて10〜13人とフォーメーションの人数も変えていた。全4曲、約21分。

○「アイカレ＆ミラサガ（コラボ）」　アイカレの最後の曲が終わったところで、そのままコラボステージへ。これは予告なしの完全なサプライズだったと思う。こういうのがあると現場行ってよかったわ〜となるよね。メンバーはアイカレ6人＋ミラサガ5人…の11人。曲はアイカレの「YOZORA」。小室サウンドインスパイアー系のシンセポップで、どんどん前に進んでいく感じのグルーヴがいいね。全体のセンターポジションに立ってたのはういりん！ カッコよかった。約6分。

○「ミライサガシ〜MIRAISAGASHI〜」　メンバー5人でのステージ。セットリストは、「キミギミシンドローム」「ときめきサマー♡」「BuzzMaker」「ミライサガシ」…の全4曲。
OA、コラボに続くミラサガのこの日3回目のステージ。衣装はOAの時と同じ。セトリは、オープニングから楽しい盛り上がりナンバー2連発でスタート。やっぱアイドルのライブにはこういうバカになれる楽曲も欠かせない。あらためて良いラインナップになってきたと思う。そこから3日前にはじめて聴くことができた「BuzzMaker」。この曲、歌い出しと落ちサビがういりんなのね。それまでの能天気なワールドから一変してあらわれるひたむきで熱い世界のギャップも良いアクセントになっている。ラストの「ミライサガシ」は動画撮影OK。多くのお客さんがカメラを回していた。
MCでは、次回のマンスリー公演がクリスマスイブに開催されること、翌日から「キミギミシンドローム/BuzzMaker」の2曲がサブスク配信されること…などが発表された。サブスクはうれしいけど、もう一気に全曲出しちゃってもいいんじゃないかなという気も。約22分。

終演後はゲストも含めて3組で客席を背景に記念撮影。アイドルがステージに23人大集合。しかも、この日はどのグループも白っぽい衣装でめっちゃ統一感あったね。初のゲストを迎えてのミラサガマンスリー、新しい試みもあったし曲数もたっぷり。いろいろと見ごたえあるイベントになってきた！

開演19時→終演20時35分。

2023/11/11　ニコニコ♡STAGE、ニコニコ♡LOVERS、ニコニコ♡PRINCESS　上野広小路 異世界アイドルシアターニコニコ劇場

ニコグルの土曜定期公演「異世界ライブ」。この日は3グループすべて出演。最近は「単独＋ツーマン」「単独×3」みたいな日もあるので、比較するとお得感はかなり高い。当然お客さんも多めだが、Bチケット10番台で2列目センターを確保できた。4列のうちの2列目なのでステージは近い。ありがたい。

○「ニコニコ♡PRINCESS」　メンバー5人でのステージ。セットリストは、「トロピカル☆マーメイド」「Princess Prism」「焼き肉ロマンス」「シンデレラメランコリー」「弱気なビット」「君との5センチメンタル」…の全6曲。
9月にお披露目された新体制初のオリジナル曲「Princess Prism」をライブではじめて聴くことができた（配信では見ている）。ロックテイストで、ニコグルユニットでいえばラブトラ（LOVE TRIANGLE）の新曲といわれても違和感ないような重量感のあるナンバー。この日はかわいい系のレギュラー衣装だったけど、カッコいいシャープなビジュアルでも見てみたくなる感じ。ニコぷりにはたしか黒の衣装もあったはずなのでいつか実現してほしいな。
MCは、翌週の単独公演ではグループ内ユニットでカバー曲をやるよ…といった話など。あと、ニコ劇の楽屋はステージの下手側にあるのだが、この回のオープニングだけなぜか上手から登場。終わってからはいつものように下手にはけていた。何だったのだろう？ 約30分。

○「ニコニコ♡LOVERS」　メンバー7人でのステージ。セットリストは、「愛と平和のLOVE＆PEACE!」「私だけのストーリー」「Catch me!」「HOPPiNG NOW!」「かわいいのすゝめ」「らびらびにゅー!」…の全6曲。
ニコラバでもはじめて聴けた曲があったね。1曲目にやった「愛と平和のLOVE＆PEACE!」。初演自体はもうけっこう前だと思うけど、ライブではこれまで聴く機会がなかった。ニコグル楽曲にはちょいちょいあるゲームモチーフのピコピコ系アッパーチューン。ゲームやラノベで登場人物が言いそうなセリフがあちこちに散りばめてある。いちばん印象的だったのは篠宮なぎささんの「私、この戦いが終わったら結婚するんだ…」という死亡フラグによくあるやつ。死なないで〜！ とにかく情報量が多いので何度も聴いてるともっとポイントが増えてくる感じかな。イマドキっぽい。また、「Catch me!」も新体制ではこの日が初披露だった。
ニコラバ自体が約2カ月ぶり、前回休演していた桃音あんなさん、鈴木優梨亜さんは3カ月以上ぶり…とインターバルが空いたのもあってフレッシュに見ることができた。約27分。

○「ニコニコ♡STAGE」　メンバー3人でのステージ（みなみゆきさん休演）。セットリストは、「未来切符」「世界共通言語ネコ語計画」「お出まし！？絶対オトメ♡りおめるショータイム☆」「SWEETS PARADISE」「リバイバルガール」「Burn the world!!」…の全6曲。
オープニングから3人そろった濃紺のラブトラ衣装。最初と最後の曲もマイクスタンドを使ったラブトラ曲だったし、さながら「ラブトラ公演」だったね。本来はワンマンでお披露目した新衣装の予定だったようだが、休演で3人公演となり、「新衣装は全員そろってから着たい」とこの日は急遽コンセプト変更したそう。ただ、結果的にはめったに見られないレア公演になっていたのでオーライではないだろうか。
セトリでおいしかったのは、出来たてほやほやのりおめるユニット曲「お出まし…」をワンマン以来ですぐに聴けたこと。音源はよ…。MCでは喉を痛めていた雷神サンダーレイガーさんの声が復活。ワンマンで披露したユニットの新衣装がけっこうセクシーだったはずなのに、ファンからはあまりそういう声が聞こえてこなかった…といった話題など。「コスプレ撮影会などでもっと露出が多いのを着てたので慣れられたのかな」。ニコ劇のような距離が近い会場では、ラブトラ衣装くらいの布面積があった方が目のやり場に困らなくていいかもね。約30分。

ワンマンで発表された小鳥遊めるさんの卒業の話題はこの日は一切なし。あと4カ月あるのでまだまだこれからという感じかな。いつも通りのニコ劇のなごやかなステージを見ていると、卒業発表が夢だったのでは…という気になってくる。

開演14時30分→終演16時。

2023/11/11　ミライサガシ〜MIRAISAGASHI〜　末広町 アキバステラキューブ（ワンマン）

「ミライサガシ単独無料公演 〜ミライをサガス〜11月編」。主にキースタでやっている月例定期公演とはまた別シリーズの単独公演。前方エリアは有料だが、はじめて行く会場でもあり、とりあえず後方の無料チケットで入ってみた（別途ドリンク代）。土曜の浅い時間帯にもかかわらずお客さんは前方・後方ともかなりの人数。オールスタンディングで後方エリアの3列目中央あたりで。

メンバー5人でのステージ。セットリストは、「ミライサガシ」「未完成な僕達」「BuzzMaker」「ときめきサマー♡」「純情Diary」「Gimme your smile」「キミギミシンドローム」「ミライサガシ（2回目）」…の全8曲。

この日のステージでのハイライトは、何といっても現時点でのオリジナル7曲をすべてまとめて聴けたこと。唯一ライブで聴けてなかった「BuzzMaker」は、マイナー＆アッパーのカッコいいナンバー。行けなかった8月のワンマンで披露されたことはわかっていたけど、その後なかなか聴く機会がなく、約3カ月後にようやく触れることができた。
まだサブスクで配信されてない曲が多いので、ライブで聴く機会が多い初期曲の印象がどうしても強いのだが、こうして全部の曲を通して聴くと、いろんなタイプの楽曲が徐々にそろいつつあるのが感じられる。「ときめきサマー♡」「キミギミシンドローム」といったハジケる感じの曲は良い意味でバカになれるし、「未完成な僕達」や「BuzzMaker」はエモーショナルで切れ味のいいミラサガのもうひとつの顔を見せてくれる楽曲といえそう。…といっても彼女たちのポテンシャルはまだまだこんなものではないだろう。さらに違う新しい表情を見られる楽曲をこれからもどんどんつくっていってほしいな。

ここまで最近の定期公演でやっているようなトーク企画はなく、MCは簡単な告知のみ。ひたすら楽曲を聴かせるライブという感じだった。まあ、そういう公演なんだろうなと思いながら最後のMCへ。ここで雨宮ういりさんが手をあげて「私からお知らせがあります」。これは良いお知らせなのか、それともまさか…と考える時間もほとんどなく、彼女から告げられたのは「2024年1月3日をもってミライサガシを卒業します」という衝撃的な卒業発表だった。

■プレデビューから不動のメンバーだったミラサガからの最初の卒業がういりん…。しかもまだ1周年も迎えてないこの時期に…。最後の曲「ミライサガシ」のイントロで「ミョーホントゥスケ…」と叫ぶオタクの声にも力が入ってない。それだけファンにとっても突然でショックな卒業発表だったのだと思う。
■ニコラバ時代からのファンにとっては一年前のデジャヴか？と思うような日程でもある。年末から年始にかけて、またもういりんから目が離せない日々になりそう。
■その日のうちに発表された公式SNSによれば、卒業は「契約満了により」とのこと。また運営からのメッセージには「彼女の次のステージをこれからも応援いただけますと幸いでございます」ともある。一見すると円満移籍？とも思えるような表現だが、その意味するところは今のところ不明だ。
■全8曲、約39分。

わずか3日前にニコステ・小鳥遊めるさんの卒業発表を聞いてダメージを受けたばかりのところに追い打ち…でもあった。ちなみに同じ11/8にはMiiSの城咲そらさんも卒業を発表している。ニコグルで見ていたアイドルたちのあいついでの卒業。たまたまなのだろうが心は重い。

開演12時30分→終演13時09分。