2023/12/20　Ange☆Reve　五反田 GOTANDA G4（ワンマン）

年内最後のあんじゅれ単独公演。一般のCチケットではあったが、平日ということで開場後に来る人が多かった模様。下手端の2列目で見ることができた。1列目が椅子席になっているため2列目といっても「立ち最前」。視界がクリアなのでステージがすごく近く感じる。最高だったね。

メンバー5人でのステージ。セットリストは、「Maybe Baby」「リトルピ」「黄昏抱いて、君ヲ想フ」「泣かないよ」「Your Smile」「L♡ve Scream」…の全6曲。

GOTANDA G4でのあんじゅれ単独公演を見るのはこの日がはじめて。おなじみのAKIBAカルチャーズ劇場での公演よりもチケット価格が低めに設定されているので、その分コンパクトなライブかな？と思ってたら、やっぱりそんな感じだったね。せっかく時間をとって行くのだからもうちょっと見たい…という気持ちはもちろんあるけど、対バンライブなどと比較すると曲数多めだし、MCでのトークも単独ならではのリラックスした雰囲気。秋葉原よりも気軽に行ける、新規ファンにも優しい単独公演の別シリーズ、といった位置づけのライブのようだ。

■衣装は最新の冬バージョン（ケープ付）。開演前ずっとクリスマスソングが流れてたので、今日あたりからクリスマスのコスプレ衣装？と思ったりしてたのだが、どうやら次回のライブからのようだ。ただ、最新衣装にも白い縁どりがあるし、一見すると青いサンタ衣装といえなくもない。十分クリスマス感あったね。いつもと違う髪型で新鮮だったのは、原姫子さんの三つ編み、松本みいなさんのポニーテール。
■セトリでは「黄昏抱いて、君ヲ想フ。」が現体制初披露。できる曲数はかなり増えたと思うけど、まだやってないレア曲もそれなりにあるようだ。久々すぎて先輩メンバーも振り付けを思い出せない曲がある…というみーにゃの証言も。

■MCのトークテーマは年末らしく「2023年の思い出」。時間たっぷりでおもしろい。そのさわりだけをメモしておくと…。
・水野結愛さん「ニンジャ」。4月リリースの「ニンジャリモーション!」は普段のあんじゅれとはまったくテイストが異なる曲。その分フレッシュな気分で取り組めた。
・原姫子さん「4人体制」。ありえる卒業後4人で活動した時期。4人グループ自体がはじめての経験で、誰かが休んで3人になった時のヤバさは半端なかった。少人数グループを尊敬するようになった。
・安藤笑さん「病気しなかった」。前年はコロナで2度も離脱してしまったが、2023年は1年間元気に過ごせた。そしてみんなに笑いを届けられた。
・佐々木璃花さん「タイ遠征」。久しぶりの海外公演。いつかまたみんなで海外に行きたい。
・松本みいなさん「シナモロールクジで1等」。普通なら絶対に「あんじゅれ加入」なのだが、最後なのでオチをつけないと…と必死に考えてこのヒネリに。ただし先輩メンバーから大不評。それでもまったくメゲないところがみーにゃさんらしい。賞品の両手で抱えきれないほど大きなぬいぐるみもわざわざ楽屋から持ってきて見せてくれる。

■曲では完全にグループに溶け込んだパフォーマンスを見せてくれるみーにゃ。でも、MCになった途端、別人のように波風立てまくるところがほんとうにすごい。空気読まなさMAX。でも、逆に考えるとアイドル歴もAJ歴もめっちゃ長い先輩が4人そろってる環境に1人でポンと入れられるのだから、彼女くらいの強メンタルでないと絶対無理だろう。その意味ではナイスな人選だったのではないだろうか。
■全6曲、約47分。

告知もいろいろ。クリスマス週間から年末まで休みなしでライブやイベントが続くみたい。個人的にはこの日が年内のあんじゅれ納めかな。といっても年明けすぐのAJ主催イベント（1/6 Zepp Haneda）はもうチケットを押さえている。そこが2024年の初あんじゅれになる予定だ。

開演19時→終演19時47分。

2023/12/16　武井麻里子、2＆、ミレディ♡チャーム、文坂なの、erewhon、スワンスワンズ、cherish your bubble、Piuuuu　下北沢 MOSAiC

「エレ日 vol.40」。おなじみのイベントだが、主催している武井麻里子さんがこの出演を最後にしばらく充電期間に入るという事前アナウンスもあり、節目のライブとなった。土曜の午前中（しかもまあまあ早い）スタートにもかかわらず、前売チケットはソールドアウト。ぎっしり満員というほど過密ではなかったけど、終始盛況だったね。基本的には真ん中から後方あたりで。

○「Piuuuu」　トップバッターは5人組アイドルグループ「ピウ」。予備知識なしでの初見。サウンドは「エレ日」に呼ばれるのにふさわしいエレクトロダンスポップ。衣装も未来感のあるメタリックシルバーで、楽曲とビジュアルのコンセプトがしっかり統一されている印象。メンバーの背格好がそろっていて、全員ならんだ時の絵柄がきれいなのもいいね。MCによると3カ月前にデビューしたばかりだそう。あとでプロフィールを見たら、ライブアイドル業界ではけっこう有名どころのグループが所属する事務所。プロデュースの手堅さが感じられた。全4曲、約20分。

○「cherish your bubble」　しらいさん＆椋本真叶さんによる2人組ユニット。ライブ初見だけでなく、楽曲もちゃんと聴いたのはこの日がはじめてとなった。おそろいの白い衣装にツインテールで双子のようなビジュアル。楽曲はエレクトロサウンドをベースにしつつ、儚げで幻想的な世界が広がるワルツなどのミディアムナンバーが主体となっている。ダンスサウンドといってもいいスピード感のある曲は1曲だけ。かなり振り切ったステージ構成という印象だったけど、それだけはっきりこのユニットの方向性が感じられるものだったと思う。スタンディングより着席の会場でじっくり聴きたい気がした。全5曲、約24分。

○「スワンスワンズ」　ロリィタ服を着た2人組ユニット。予備知識なしでの初見。楽曲は80年代風のデジタルビートを使ったシティポップだろうか。そのバリエーションのひとつに「Wink」リスペクトサウンドもあるようだ。MCのタイミングで突然流れる「Sugar Baby Love」のイントロ。少し前の生誕？でカバーしたWinkバージョンのオケが間違って出てしまったそう。「あら、Wink好きなのね！」と好感度が上がったところで、次にやったのがもろ「淋しい熱帯魚」のオマージュ曲。サウンドだけでなく2人の振り付けもばっちりWinkのイメージ。主に関西で活動していて、東京でのライブは今年初だったそう。レアなステージを見ることができた。全5曲、約22分。

○「erewhon」　「エレウォン」。予備知識なしでの初見。メンバー5人でのステージ（プロフィールは6人組になっているので1人休演だったのかな）。楽曲はアイドルらしい元気のいいエレポップ。自己紹介を聞いてると最年長でも18歳。メンバーはほぼ中高生のようだ。最近は20代のアイドルが多いので感覚がおかしくなっているが、もともとアイドルのメインストリームはこの年代だったのである。ファンも多かったね。たぶんこの日のイベントでいちばん集客していたのは彼女たちだったのではないだろうか。メンバーみんな爽やかでかわいいのだが、その中でも特に印象的だったは雨音じゅりさん。センター的な存在感が際立っていた。全4曲、約20分。

○「文坂なの」　この日のお目当て出演者。その時間帯だけはステージ前2列目あたりまで移動してみた。衣装はえんじ色のチェック柄サンタ（前週とは別バージョン）。セットリストは、「輝きin my love」「ため息さえも」「新都市遊泳シルエット」「アステリズム」…の全4曲。
2週連続での文坂なのさん。こうして東京で生のステージを見られるだけでも文句なしに素敵なことなのだが、やはり4曲とコンパクトなセトリだと、「え、もう終わり？ もっと聴きたい…」となってしまうのは仕方のないことだろう。では、この日のセトリにもう1曲追加するとしたらどの曲がいいだろうか。ここは超自己中になって考えてみた。答は「ロマンスを抜け出して」。この曲は今までにライブでは2回しか聴けてない。なので聴けただけでテンション爆上がり間違いなし！ 曲自体もマイナー＆アップテンポで最初から最後まで完璧。どうだろうか？
MCでは、しばらくお休みする武井麻里子さんとの関係について。「エレ日」に呼んでもらえるようになって東京でも頻繁にライブができるようになったこと、東京ではまだ一緒にご飯行ったことがないので今日は勇気を出して誘いたい…といった話など。もちろん翌週の主催ライブの告知も。「新○○と新○○のお披露目があります」。これは楽しみ〜。もちろんチケットは予約済みだ。約22分。

○「ミレディ♡チャーム」　赤城文さん＆はるきさんによる2人組ユニット。約1年前にエレクトリックリボンに加入した3人のうちの2人で、その約半年前から活動している。ただ、これまではご縁がなくライブはこの日が初見となった。サウンドはボカロとアイドルソングの融合…みたいなイメージだろうか。コンセプトは「ネオレトロなアイドル戦士」。昭和感のあるテレビアニメ主題歌などを意識しているところもありそうだ。2人とも声質がくっきりしていて、ボーカルにとても存在感がある。すでにエリボンからは卒業が決まっている2人だけど、今後こちらのユニットでエリボンとの対バンなどあってもおもしろいなという気もした。両グループのサウンドの相性はいいのではないだろうか。衣装は季節もののサンタとトナカイでかわいい。全5曲、約23分。

○「2＆」　ライブを見るのは約3カ月ぶりで2回目。前回はアゲアゲの邦ロック的なイメージだったのだが、この日はオープニングからデジタルっぽいビート感強めの楽曲を連発。もちろんアッパーなのだが、MCによると「エレ日」を意識して意図的にイベントの雰囲気にあうナンバーを選んできたそう。出番終了後、フロアを歩いているのを近くで見たらすごく小柄で驚いた。ステージでは実際よりも全然大きく見える。それだけパフォーマンスに自信を持って堂々としているからだろう。笑顔が爽やかでパキッとした佇まいがとてもいいと思った。全4曲、17分。

○「武井麻里子」　トリはイベント主催者のこの方。白い縁どりがついた黒のサンタ衣装。セットリストは、「STAR PLAYER」「Steppin'」「雨の海」「COTTON CANDY」「君に歌ううた」…の全5曲。（ファンツイート参照）
活動休止前のラストステージ。ただ、しばらく休む理由が「自分の歌にもう一度向きあう時間がほしい」というもので、期間も半年ほどのイメージだそう。そんなわけで湿っぽさはまったくなかったね。数年前にはライブの盛り上がりを優先するせいか、なんとなく"歌が雑になっている"印象があった彼女だったけど、直近ではその雑さがなくなって、とても丁寧に歌っているのがわかるように大きく変化していた。おそらく自分でも歌について考えなおす機会があり、その延長線上でもっとよくなるための充電を考えるようになったのかもしれない。早くも半年先のリリース予定の話まで飛び出すなど、どこまでも前向きないつもの武井さんでファンも一安心したのではないだろうか。約26分。

終演後なかなか客電がつかず、節目のライブだからアンコールありだな…と思ったファンが数分間にわたって手拍子。ただ、最終的には「アンコールありません」となり、お客さんも拍子抜けする結果に。当初は予定してたけど、時間が押してやっぱりやめた…みたいな感じだったのかも。とはいえ8組中5組が初見で新鮮に楽しく聴けたイベントだった。

開演10時20分→終演13時20分。

2023/12/13　ニコニコ♡STAGE、ニコニコ♡LOVERS、ニコニコ♡PRINCESS　上野広小路 異世界アイドルシアターニコニコ劇場

ニコステ、ニコラバ、ニコぷりの3グループが出演したニコ劇の水曜定期。この日のテーマは「地雷orギャル公演」。一種のコスプレ公演かな。Bチケットの遅めの番号ではあったが、無事2列目センターの座席を確保。前売りソールドアウトでお客さん多め。そのため2列目も柱より前でステージが近い。

○「ニコニコ♡PRINCESS」　メンバー5人でのステージ。セットリストは、「I AM♡PRINCESS」「真昼からシンデレラ」「Princess Prism」「焼き肉ロマンス」「弱気なビット」…の全5曲。
衣装は、からさきあみさんだけギャルであとの4人は地雷系。特に調整とかしないで、それぞれ自分が着たい服を着てみた…という感じみたい。地雷メンバーの中では、まるで双子コーデの天羽りんかさん＆宮澤葵さんがすごくよかった！ そのままユニットにできそう。たまたま同じブランドの服を選んでしまった…とのことだけど、ロリィタ好きという共通点もあるし、ファッションに対する感性が似ているのだろう。2人ともとてもきれいに着こなしてて、洋服が好きな感じもばっちり伝わってきた。
それとはちょっと違うところで凝ってたのは大天使るなさん。「より地雷らしくなるように…」と舌のピアスを直前に増設。めっちゃ痛そう〜。唯一のギャルだったあみごんは金髪のウィッグが似合ってたね。お客さんからも「かわいい」という声がたくさん飛んでいた。約25分。

○「ニコニコ♡LOVERS」　メンバー7人でのステージ。セットリストは、「かわいいのすゝめ」「Twinkle Merry X'mas」「私だけのストーリー」「Only mine!」「恋色サマーデイズ」…の全5曲。
ニコラバは全員地雷系ファッションで登場。普段から地雷っぽいメンバーも多いので、まあ手堅いというか、私服公演を見てるような印象。その中でやや地雷系になりきれてなかったのが鈴木優梨亜さん。どうしてもにじみ出てしまう清楚感。それはそれで個性だろう。
セトリでは「Twinkle Merry X'mas」をはじめて聴くことができた。前日サブスク公開になったばかりの新曲。ライブでのお披露目自体はもうすませていた感じかな。でも音源を聴いて数時間後、いきなりライブで見られたのはラッキーだったね。タイトル通り季節もの楽曲。歌詞にもクリスマスっぽいフレーズが散りばめられているけど、サウンド自体にはそこまでクリスマス色はなさそうだ。できればメンバーにサンタのコスプレとかしてもらって聴きたい…というのが第一印象だった。
おなじみの「私だけのストーリー」では、メンバーが最前列のお客さんにハイタッチしにくる演出が追加されている。最近からだろうか。また、この日は奏怜花さんの誕生日当日でもあった。ただ、生誕ライブは週末開催予定ということで、MCでも「おめでとう」の声かけだけ。約25分。

○「ニコニコ♡STAGE」　メンバー4人でのステージ。セットリストは、「さよならパラソル」「リバイバルガール」「ぱんぱかぱーん」「宇宙よりむちゅ〜」「カメレオキャッツ」…の全5曲。
衣装は、宇津木りおさん＆雷神サンダーレイガーさんがギャル、小鳥遊めるさん＆みなみゆきさんが地雷系…ときれいに半々にわかれた。ニコステにはそのものずばりの「地雷衣装」もあるのだが、それでお茶を濁したりしないところはさすが。
メンバー間でも特に意外性があったのがりおちゃんだったよう。もちろんファン目線でもギャルな彼女は超レア！ 貴重なだけでなく、ライブ中ずっと目が離せないくらいかわいいからすばらしい。一般的にギャルというと「コワそう」なイメージだが、この日の彼女はギャルメイクばっちりなのに、「こんなかわいいギャルいる？」といいたくなるレベル。「人生初つけまつげ」もキマってて目力があるところもよかったね。
一方の地雷チームは、専門家のめるめるがゆっきーに服を貸して、メイク指導もするなど全面サポートした模様。でも、やっぱり健康的な雰囲気に仕上がってるあたり、個性は隠せないということかな。この日は曲もよかったけど基本ビジュアル中心に楽しんだ感じ。約24分。

オープニングのニコぷりは上手からの登場。これは前回見た時もそうだった（約1カ月前）。ニコ劇ではそういうレギュレーションになったということなのだろうか。配信とかをよく見なおせばかわるのだろうが…。師走の平日にもかかわらずお客さんいっぱい、コールなどでも盛り上がった定期公演だった。

開演19時40分→終演20時55分。