2023/12/24　ミライサガシ〜MIRAISAGASHI〜　新宿 ALTA KeyStudio（ワンマン）

「ミライサガシ〜MIRAISAGASHI〜マンスリー公演 『私たち、ミライサガシです』Vol.6 〜クリスマスイブ編〜」。この日ミラサガのライブがあることはかなり前からわかっていたのだが、告知に気づくのが遅すぎて予約できず、当日券で入場。フロア前半分は椅子席（S、A）、後半分がスタンディング。結果的に立ち最前に相当する位置を確保できたので、視界はまずまずだったかな。

メンバー5人でのステージ。セットリストは、「ときめきサマー♡」「未完成な僕達」「Gimme your smile」「純情Diary」「BuzzMaker」「カラフルデイズ」「ミライサガシ」「キミギミシンドローム」…の全8曲。

クリスマスイブの夜公演。衣装はもちろんサンタクロース。メンバーそれぞれがチョイスした衣装を着てるのだけど、どれも個性が出ててめっちゃかわいかったね〜。
赤ベースだったのは桜井ももさんと森本栞菜さん。赤黒でセクシーな小悪魔系（もも）と赤白チェックの清楚系（かんにゃ）。タイプがくっきりわかれている。他の3人は白ベース。白石凛さんと椎名音心さんはモコモコの動物モチーフ。たぶん猫かな。そして雨宮ういりさんは白地に褐色のチェックでちょっとトナカイっぽさもあるサンタ。この時期、メンバーのクリスマスコスプレはSNSでもいっぱい見ているが、この日は全員どストライクの衣装で、開演中ずっとどこを見たらいいのか迷うほど。クリスマスイブらしい華やかなビジュアルで最高だった。

■セトリはこの日も全曲披露。出し惜しみしないところがいいね。ちなみにサブスクで聴けるのはまだ4曲。こちらはなぜ出し惜しみしてるのかよくわからない。一気にお願いしたい。
■1回目のMCは衣装の紹介など。クリスマスコスプレ公演が毎年数回あるとして、同じのは着られないというのがアイドルの心意気。何種類も用意しないといけないからけっこう大変だと思う。その中でいちばん印象に残ったのは、全身白で大きめの被り物が超キュートだったネェコさん。この衣装での全身写真、あげてほしい〜。
■2回目のMCはクリスマスプレゼント抽選会。10人のファンにメンバーが選んだプレゼントが当たる。ういりんが選んだのは「私との匂わせができるグッズ」だそう。何なのか気になる。ちなみに当日券でも権利はあったようだが当たらず。
■そのういりん。前々回のライブで「ちょっと元気がない…」と書いたのだが、実は前回のライブではもういつもの彼女に戻っていた。この日もお得意の顔芸が飛び出すなど、明るく楽しそうにパフォーマンスするういりんを見ることができて一安心。
■全8曲、約43分。

クリスマスイブのアイドルパーティー。理屈抜きで楽しければそれで十分だろう。ビジュアルもかわいかったし、ステージもボリューム満点。ういりん卒業まであと何日…とついカウントダウンしてしまうのだが、見ている間はそれも忘れて楽しませていただいた。翌日のクリスマス当日もミラサガと一緒にすごす予定になっている。

開演19時→終演19時43分。

2023/12/24　文坂なの　渋谷 ULTRA SHIBUYA（インストア）

文坂なのさんの「クリスマスイベント」。会場が店舗なのでインストアという形だが、イベントの時間帯は貸切になって、参加者は入場料＋ドリンク代を払って入るシステム。予約せずに直接行ったのだが、開場時間の後だったのですぐに入場することができた。クリスマスイブのお昼でフロアにはわりと余裕が。2列目上手寄りの見やすい位置で。

バックトラックを使った1人でのステージ。セットリストは、「妄想ワンルームワンダーランド」「さよならクリエーター」「愛わずらい」「好印象な恋しよう」「だけど、わたし、アイドル」「ハイファイ・スタイル」「ため息さえも」…の全7曲。

2023年の東京でのラストステージ。前年、彼女のライブを見はじめた頃は上京するたびにほぼ行っていたのだが、最近ではもう全然不可能になっている。それくらい東京でも活動の幅が広がっているということだ。この日はそんなアクティブな1年を締めくくる節目のライブとなった。至近距離で聴けたのは、ファンにとっては最高のクリスマスプレゼントだったね。

■衣装はクリスマスらしくトナカイ。赤のサンタクロースなどと比べると茶色で若干地味なのだが、よく見ると肩出しで背中もけっこうあいている。かなり攻めてるトナカイとなっていた。

■セトリ1曲目は、前日にお披露目したばかりの新曲「妄想ワンルームワンダーランド」。2日連続で聴くことができた。メロディーの中にかなりの分量の言葉が詰め込まれてて、覚えるのも歌うのも大変そう…という第一印象だったのだが、2日目ともなるともうけっこう余裕で歌っている感じなのはさすが。この曲の先行配信はなさそうなので、音源で聴き込めるのはリリース後かな。
■2曲目「さよならクリエーター」は、東京のファンの間で特に人気が高い曲だそう。「この曲で文坂なのを知ってくれた人も多いみたいです」。たしかにとても印象的で、初期の彼女を代表する楽曲のひとつだろう。作詞・作曲はLASTorder。個人的には同じ作者の「ロマンスを抜け出して」もぜひ推したい。
■3曲目に歌った「愛わずらい」は、現在シングルCDがどこの店でも品切れ。文坂さん自身も持ってないくらいのレア盤になっているそう。「それが今日、ULTRA SHIBUYAさんに来たらあったんですよ。みなさん、買えますよ！」というMCに対して「もう買いました」と商品を見せるファンのみなさん。それもけっこうな人数。これはコンプリートする気で常に目を光らせてないとまず無理。すばらしいわ〜。
■この「さよなら…」から「愛わず…」は曲間なしでの演奏。テンポよかったね。7曲と聴きごたえもたっぷりのイベントになった。ただ、インストアということでPAの音量は全体に抑えめだったかも。せっかくのライブだし、やっぱり迫力のあるサウンドで聴きたいという気はした。

■MCでは2023年の東京での活動の振り返りなど。「下半期は（地元の関西よりも）東京の方がライブ多かったかも」。前日の主催イベントでの挨拶と同じく1stアルバムリリースに向けての意気込みも語ってくれた。さらに、ちらっと言ってた「来年は東京でもワンマンやりたい」という言葉、しっかり記憶してたりする。これはぜひ実現してほしい！
■全7曲、約34分。

ライブハウスとは違ってお客さんのいるフロアまで明るい昼間のインストアイベント。出演者もお客さんもお互いがはっきり見える環境でのライブは久々でちょっと新鮮だったね。前日に続いて2日連続でのなのたん。12月だけで4回も見ることができた。とても良い1年の締めくくりになった。

開演13時→終演13時34分。

2023/12/23　文坂なの、SAWA、いっぴきらびちゃん、平野友里（ゆり丸）　ときわ台 Cave

文坂なのさんの主催イベント「Psychic Night vol.16」。この会場での同イベントは2回目。前回（6月）も初披露曲が聴けたりと楽しいステージだったので、これははずせないよね…ということで。ゲスト3組の時は後方で、トリの文坂さんの時だけは前進して2列目（下手端）あたりで。音響はもう少し下がった方がいいのだけど、やっぱりお目当ては近くで見たい。

○「平野友里（ゆり丸）」　ライブを見るのは約1年4カ月ぶりで2回目。バックトラックを使った1人でのステージ（以下全員同じ）。エレポップ風味の親しみやすいナンバーが中心。中盤でやったピコピコ系サウンドの自己紹介ソング？がダンサーらしい振り付けもあって楽しい。赤チェックのサンタクロース衣装はこの季節ならではの華やかな雰囲気だったね。MCでは文坂なのさんのアルバム収録曲の振り付けを担当したよ…という話も。オープニングから盛り上げてくれた。全6曲、約26分。

○「いっぴきらびちゃん」　ライブを見るのは約5カ月ぶりで3回目。衣装は白が基調のモコモコサンタ。アンビエント風トラックにささやくようなラップを乗せたナンバー、渋谷系の現代的解釈といった趣きのエレポップ、ラップ＋アイドルポップスのハイブリッド曲…など楽曲は多彩。それでいながら彼女ならではのトータリティーが感じられるところがとてもいい。文坂なのさんとは2日前にもトークイベントで共演したばかり。どんな話で盛り上がったのか、さわりだけでも聞きたかった。全5曲、約26分。

○「SAWA」　ライブを見るのは約7年ぶりで6回目。銀色に輝くワンピース＆ミラーボールのようなマウス耳カチューシャ。クリスマスシーズンのパーティー感たっぷりのコスチュームがばっちり似合ってた。オープニングはごいちーさんへの提供曲「上の空モード」をセルフカバー。全体を通して印象的だったのは、やっぱりSAWAさん独自のボーカルスタイルかな。どんな曲でも一瞬で彼女の色の染めてしまう。年明けに「unraffine」としてのライブを見ているので、そこまでインターバルが空いた感覚はなかったのだが、あらためてしっかり聴くといろんな意味で新鮮だった。全5曲、約23分。

○「文坂なの」　イベントのラストはこの日の主催者にしてお目当ての文坂なのさん。セットリストは、「愛わずらい」「妄想ワンルームワンダーランド」「アステリズム」「新都市遊泳シルエット」「ため息さえも」「だけど、わたし、アイドル」「輝きin my love」…の全8曲。
3週連続で見るなのたん。前回のライブでは「来週の主催イベントで新○○と新○○のお披露目があります」と告知していた。それは…新衣装と新曲！ まあ大方のファンの予想が当たったと思う。でも主催ライブはこういうのがあるからはずせない。

■新衣装は、1月リリース予定の1stアルバムのジャケ写になっているもの。80年代アイドルを意識したというゴージャスなデザインとシックなモノトーンの配色とのコントラストが鮮やか。イメージは斉藤由貴の2ndアルバム「ガラスの鼓動」（1986）だろうか。メッシュのベールがついた帽子が印象的だが、ジャケ写は本家と同様に顔を中心としたアップになっていて、全体像は見えない。それだけに全身を見ることができたこの日のお披露目ステージはとても貴重だったね。
■ボリュームのあるスカートは「衣装でははじめて」という膝下丈。足元はパンプス。最近はブーツをあわせてることが多いのでこれもめっちゃ新鮮。グローブと肩の大きなリボンが光沢のあるパールホワイトの生地なのもリッチでいいわ〜。黒のドレス全体にもキラキラした飾りがたくさん散りばめられている。完全に冬物でこの時期にしか着られないのがもったいないくらい…。

■新曲は2曲目に歌ってくれた「妄想ワンルームワンダーランド」。どこかユーロビートな感覚もあるポップナンバー。早口言葉みたいな歌いまわしがポイントかな。MCでは新曲の解説も。「アルバムではオーバーチュアに続く1曲目。シティポップ的でシックな曲が多いアルバムになったので、最初は楽しいポップな曲にしたくて作ってもらいました」とのこと。
■振り付けは平野友里（ゆり丸）さん。たぶん初期のWinkなどのイメージで動きをつくっていったのではないだろうか。衣装とあわせてかわいさいっぱいで楽しい！ 「覚えやすい振り付けにしてもらったので、みんなも一緒に踊ってくれたらうれしいです」。さっそくフリコピしてるファンもけっこういたね。

■主催らしくセトリ自体も8曲と聴きごたえたっぷり。「アステリ…」から「新都市遊泳…」へのつなぎは曲間なしでテンポよく。新アルバムから「やさしいひと」も聴けたね。これで前回書いた「ロマンスを抜け出して」があったら最高だったのだが…。そうは甘くないのである。
■終演後の告知では、翌日のクリスマスイベント（＠ULTRA SHIBUYA）が東京での年内最後のライブになることなど。「2023年、東京でいっぱいライブができたのは待っててくれたファンのおかげです」と大きく広がった活動を振り返る。年明けにはアルバムリリースも控え、さらに忙しくなりそう。でもファンにとっては楽しみが続く2024年になりそうだ。
■全8曲、約41分。

クリスマスイブイブの土曜の昼帯。たくさんの催し物があった中からこの会場に集まっていたお客さんはやはりけっこうなソロアイドル好きということになるのだろうか。フロアもそれぞれのお目当ての時は前へ、そうでない時は後方へと自然に入れ替わっていて見やすかったね。

開演11時31分→終演13時33分。